ここでは、V3.1.2とV3.1.1/V3.1.1A(T007664LP-05/T007676WP-07)の非互換情報について説明します。
変更内容
以下のアクセス権限カスタマイズコマンドは利用できません。
ctac_getauthority
ctac_updauthority
対処方法
以下のロール操作コマンドを利用してください。
rcxadm role
アクセス権限カスタマイズコマンドを実行した場合、以下のメッセージが出力され、処理は実行されません。
This command is no longer available. Use the "rcxadm role" command instead.
変更内容
RORコンソールの[申請一覧]タブ、[テナント]タブ、および[利用料金]タブの表示について、以下のとおり変更します。
V3.1.1/V3.1.1A(T007664LP-05/T007676WP-07)の場合
以下の定義ファイルの設定により、タブの表示/非表示を設定します。
タブ | 定義ファイル | 設定項目 | 設定値 |
---|---|---|---|
申請一覧 | custom_config.xml | workflow-mode | "1":タブを表示します "0":タグを表示しません |
テナント | portal.properties | allowUpdate | "on":タブを表示します "off":タブを表示しません (注) |
利用料金 | accounting.properties | accounting.use | "yes":タブを表示します "no":タブを表示しません |
注) テナント管理者に対する設定です。兼任管理者とインフラ管理者では常にタブを表示します。
V3.1.2の場合
ログインユーザーのロールに応じて、各タブの表示/非表示が設定できます。
従来の定義ファイルの設定の意味は、以下のとおりです。
タブ | 定義ファイル | 設定項目 | 設定値 |
---|---|---|---|
申請一覧 | custom_config.xml | workflow-mode | "1":申請プロセス機能を利用する "0":申請プロセス機能を利用しない |
テナント | portal.properties | allowUpdate | 設定値は無効になります |
利用料金 | accounting.properties | accounting.use | "yes":利用料金計算を実施する "no":利用料金計算を実施しない |
対処方法
タブの表示/非表示の設定は、ロールのカスタマイズで変更してください。ロールのカスタマイズについては、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「第3章 ユーザーアカウントの設定とロールのカスタマイズ」を参照してください。
"申請プロセス機能を利用する/利用しない"、"テナント管理者によるユーザー管理を実施する/実施しない"、または、"利用料金計算を実施する/実施しない"の設定を変更する場合、RORコンソールのセットアップウィザードから設定してください。セットアップウィザードから設定を変更すると、対応する基本ロールのそれぞれのタブの表示/非表示の設定も同時に変更されます。セットアップウィザードの詳細は、「操作ガイド インフラ管理者編 CE」の「3.1 セットアップウィザード」を参照してください。
定義ファイルを編集して"申請プロセス機能を利用する/利用しない"または"利用料金計算を実施する/実施しない"の設定を変更する場合は、必要に応じて、ロールのカスタマイズでタブの表示/非表示の設定を変更してください。
変更内容
以下の操作で、すでにイメージプールに存在するクローニングイメージ(以降、イメージ)と同じ名前のイメージを登録できないように変更しました。
イメージプールへのイメージの登録
L-Serverからのイメージの採取
イメージ種別(注1)が異なる同じ名前のイメージを、一つのイメージプールに登録しないように、マニュアルでの運用指導としていました。
注1) イメージ種別には、以下の3種類が存在します。
物理L-Serverのイメージ
VMware、Hyper-V、OVM for x86 2.2、OVM for x86 3.x、Citrix Xen、Solarisゾーン、OVM for SPARCのイメージ
KVM、Xenのイメージ
そのため、その運用指導を守らずに、イメージ種別が異なる同じ名前のイメージを一つのイメージプールに登録した場合、以下の事象が発生していました。
リソースタブのリソース一覧で、異なるイメージ種別のイメージが、一つのイメージとして表示されます。
たとえば、VMwareとKVMのイメージが一つのイメージとして表示されます。
コマンドでイメージを削除または移動した場合、ユーザーが意図したものと異なるイメージが削除または移動される場合があります。
イメージ種別が異なる同じ名前のイメージが、すでにイメージプールに存在していた場合、イメージ種別が異なる同じ名前のイメージを、新たにイメージプールへ登録できません。
対処方法
1つのイメージプールに、イメージ種別の異なる同じ名前のイメージが存在しないようにイメージプールの構成を変更してください。
RORコンソールを使用して、イメージプールを作成したあと、イメージを移動してください。
変更内容
ネットワークデバイスの保守モードの切り替えについて、以下のように、ネットワーク構成情報を用いた変更はできません。
保守モードの切り替え操作による保守モードの切り替えができます。
ネットワーク構成情報を用いたネットワークデバイスの変更による保守モードの切り替えができます。
保守モードの切り替え操作による保守モードの切り替えができます。
ネットワーク構成情報を用いたネットワークデバイスの変更による保守モードの切り替えができません。
対処方法
保守モードに切り替える場合は、保守モードの切り替え操作を行ってください。
保守モードの切り替え操作については「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「22.1 保守モードの切替え」を参照してください。
変更内容
[ソフトウェア詳細]ボタンをクリックした際、OS以外のソフトウェア情報が登録されていない場合、以前はソフトウェア情報が存在しない旨のメッセージが表示されていましたが、OSの情報が表示されるように変更しました。
対処方法
以前の動作に戻す場合には、以下の手順を実施してください。
設定ファイルをエディタで開きます。
設定ファイルは、以下に格納されています。
【Windowsマネージャー】
インストールフォルダー\RCXCTMG\MyPortal\config\managerview_config.xml
【Linuxマネージャー】
/etc/opt/FJSVctmyp/config/managerview_config.xml
以下のキーと値を追加してください。
キー名 | 内容 |
---|---|
software-details-button-mode compatible | 互換モード |
ファイルを保存します。
マネージャーを再起動します。
マネージャーの再起動方法については、「運用ガイド CE」の「2.1 マネージャーの起動と停止」を参照してください。
変更内容
L-Platformテンプレートのキーワード検索の検索結果を変更しました。
V3.1.1/V3.1.1A(T007664LP-05/T007676WP-07)の場合
大文字小文字が区別されて表示されていました。
V3.1.2の場合
大文字小文字が区別されずに表示されるようになりました。
また、英数字については全角半角も区別されなくなりました。
対処方法
L-Platformテンプレートの検索結果を区別したい場合は、大文字小文字の区別なしで一致しない検索キーワードを指定して、L-Platformテンプレートを登録してください。
また、英数字については全角半角の区別なしで一致しない検索キーワードを指定してください。