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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.2.0 リファレンスガイド (コマンド/XML編)
FUJITSU Software

7.2 rcxadm usergroup

名前

【Windowsマネージャー】
インストールフォルダー\SVROR\Manager\bin\rcxadm usergroup - ユーザーグループの操作

【Linuxマネージャー】
/opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm usergroup - ユーザーグループの操作


形式

rcxadm usergroup create -file file.xml
rcxadm usergroup create -name usergroup [-label label] [-comment comment] [-role scope=role[,...]]
rcxadm usergroup list [-format {text|xml}]
rcxadm usergroup show -name usergroup
rcxadm usergroup modify -name usergroup -file file.xml
rcxadm usergroup modify -name usergroup {[-new_name usergroup] [-label label] [-comment comment] [-role scope=role[,...]]}
rcxadm usergroup delete -name usergroup

機能説明

rcxadm usergroupは、複数のユーザーの操作とアクセス範囲の制限をまとめて行うコマンドです。ユーザーグループに対して操作とアクセス範囲の制限を行うことで、ユーザーグループに登録されたすべてのユーザーに適用できます。ユーザーグループに対する設定と、ユーザーに対する設定とが異なる場合、ユーザーに対する設定が有効になります。


サブコマンド

create

ユーザーグループを作成します。
-fileオプションで指定するXMLファイルの定義については、「15.11 ユーザーグループ」を参照してください。

list

ユーザーグループの一覧情報をテキスト形式またはXML形式で表示します。

テキスト形式またはXML形式の場合、以下の情報が表示されます。

表7.5 ユーザーグループの情報

項目名

内容

NAME

ユーザーグループ名

LABEL

ユーザーグループのラベル

ROLE

ユーザーグループのアクセス範囲とロール

"アクセス範囲=ロール"で表示され、複数ある場合、カンマで区切って表示されます。

show

指定されたユーザーグループ情報をテキスト形式で表示します。

以下の情報が表示されます。

表7.6 ユーザーグループの詳細情報

項目名

内容

NAME

ユーザーグループ名

LABEL

ユーザーグループのラベル

COMMENT

ユーザーグループのコメント

USER[num]

所属するユーザーのユーザーID

numには0から始まる数値が表示されます。

ROLE[num]

ユーザーグループのアクセス範囲とロール

numには0から始まる数値が表示されます。

modify

指定されたユーザーグループの以下を変更します。

  • ユーザーグループ名

  • ラベル

  • コメント

  • 操作

  • アクセス範囲

テナントと同名のユーザーグループは変更できません。

-fileオプションで指定するXMLファイルの定義については、「15.11 ユーザーグループ」を参照してください。

delete

指定されたユーザーグループを削除します。ユーザーが含まれているユーザーグループは削除できません。
テナントと同名のユーザーグループは本コマンドで削除できません。テナント削除時にそのテナントと同名のユーザーグループも削除されます。


オプション

-file file.xml

file.xmlには、登録または変更する1つのユーザーグループの属性を定義したXMLファイルを指定します。
XMLファイルの定義については、「15.11 ユーザーグループ」を参照してください。

list -format xmlの出力結果を利用して、複数のユーザーグループを一括して登録または変更はできません。

-name usergroup

usergroupには、ユーザーグループ名を指定します。

-label label

labelには、ユーザーグループのラベルを指定します。

-comment comment

commentには、ユーザーグループのコメントを指定します。

-role scope=role,...

scopeには、アクセス範囲として、オーケストレーションツリー上のリソースフォルダー、リソースプール、またはリソースの名前を指定します。
リソースフォルダー内のリソースには、リソースフォルダー名のあとにスラッシュ("/")とリソース名を記述します。
アクセス範囲には、リソースフォルダー名またはリソース名を指定します。アクセス範囲を制限しない場合、アクセス範囲を省略するか、"all"を指定します。

roleには、標準で提供する最適なロールを指定します。

roleには以下のロールを指定します。

  • インフラ管理ロール

  • 兼任ロール

  • インフラ管理ロール、または兼任ロールを複製して作成したロール

アクセス範囲とロールはカンマ(",")で区切って複数を列挙できます。

-format text|xml

表示形式を指定します。textまたはxmlを指定できます。

-formatを省略するとテキスト形式で表示されます。

-new_name usergroup

usergroupには、変更後のユーザーグループ名を指定します。


使用例