名前
【Windowsマネージャー】
インストールフォルダー\SVROR\Manager\bin\rcxadm user - ユーザーの操作
【Linuxマネージャー】
/opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm user - ユーザーの操作
形式
rcxadm user create -file file.xml rcxadm user list [-format text|xml|ldif] [-outfile outfile]
rcxadm user show -name name [-format text|xml] [-outfile outfile]
rcxadm user modify -file file.xml
rcxadm user delete -name name
機能説明
rcxadm userは、以下を行うコマンドです。
ユーザーの登録
パスワードの変更
ユーザーの削除
ユーザーのロール変更とアクセス範囲の制限
サブコマンド
ユーザーを作成します。
-fileオプションで、登録する1つ以上のユーザーの属性を定義したXMLファイルを指定します。XMLファイルの定義については、「15.10 ユーザー」を参照してください。
シングルサインオン認証では、ディレクトリサービス操作定義ファイルでディレクトリサービスへユーザーを登録する設定にしている場合、ディレクトリサービスにユーザーが登録されます。
ディレクトリサービスのユーザーは以下の位置に登録されます。
ServerView Operations Manager 同梱ディレクトリサービスの場合
cn=ユーザーID,ou=users,ベースDN
Active Directoryの場合
cn=ユーザーID,cn=users,ベースDN
ディレクトリサービス操作定義ファイルの詳細は、「運用ガイド CE」の「8.6.1 テナント管理・アカウント管理の設定」を参照してください。
ユーザーの一覧情報をテキスト形式、XML形式またはLDIFで表示します。
テキスト形式の場合、以下の情報を表示します。
項目名 | 内容 |
---|---|
NAME | ユーザーID |
USERGROUP | ユーザーが所属するユーザーグループ名 |
LABEL | ユーザーのラベル |
ROLE | ユーザーのアクセス範囲とロール "アクセス範囲=ロール"で表示され、複数ある場合、カンマで区切って表示されます。 |
XML形式で、テナント管理ロールおよびテナント利用者ロールの場合、以下の情報を表示します。
項目名 | 内容 |
---|---|
User name | ユーザーID |
Comment | ユーザーの説明 |
Role name | ユーザーのロール |
Scope | ユーザーが所属するテナント |
MailAddress | ユーザーのメールアドレス |
ContractName | 会社名または組織名 |
EmergencyMailAddress | ユーザーの緊急連絡先メールアドレス |
TelephoneNumber | ユーザーの電話番号 |
FirstName | ユーザーの氏名(名) |
LastName | ユーザーの氏名(姓) |
FirstNameKana | ユーザーのフリガナ(名) |
LastNameKana | ユーザーのフリガナ(姓) |
XML形式で、インフラ管理ロールおよび兼任ロールの場合、以下の情報を表示します。
項目名 | 内容 |
---|---|
User name | ユーザーID |
User label | ユーザーのラベル |
Comment | ユーザーの説明 |
UserGroup | ユーザーが所属するユーザーグループ名 |
Role name | ユーザーのロール |
Scope | 指定したロールのアクセス範囲 |
MailAddress | ユーザーのメールアドレス |
LDIFを指定した場合、ユーザーIDが出力されます。
指定されたユーザーの詳細情報をテキスト形式またはXML形式で表示します。
テキスト形式の場合、以下の情報が表示されます。
項目名 | 内容 |
---|---|
NAME | ユーザーID |
USERGROUP | ユーザーが所属するユーザーグループ名 |
LABEL | ユーザーのラベル |
COMMENT | ユーザーのコメント |
ROLE[num] | ユーザーのアクセス範囲とロール numには、"0"から始まる数値が表示されます。 |
XML形式の場合、listサブコマンドの表示情報と同じ情報が表示されます。
ユーザーの情報を変更します。
-fileオプションで、変更する1つ以上のユーザーの属性を定義したXMLファイルを指定します。XMLファイルの定義については、「15.10 ユーザー」を参照してください。
指定されたユーザーを削除します。
シングルサインオン認証では、ディレクトリサービス操作定義ファイルでディレクトリサービスへユーザーを登録する設定にしている場合、ディレクトリサービスからユーザーが削除されます。
オプション
file.xmlには、登録または変更する1つ以上のユーザーの属性を定義したXMLファイルを指定します。
XMLファイルの定義については、「15.10 ユーザー」を参照してください。
list -format xmlの出力結果を利用して、複数のユーザーを一括して登録または変更できます。
複数のユーザーの登録または変更でエラーが発生した場合は処理を中断します。エラー要因を取りのぞき、ファイルを編集してエラーが発生したユーザー以降の操作を再度実行してください。
nameには、ユーザーIDを指定します。
表示形式を指定します。text、xml、またはldifを指定できます。ldifはlistサブコマンドだけに指定できます。
-formatを省略するとテキスト形式で表示します。
outfileには、出力された情報を格納するファイルを指定します。情報は、UTF-8形式で格納されます。マルチバイト文字があるXML形式の出力結果を利用して、ユーザー情報を変更する場合に設定してください。
指定したファイルが存在する場合はエラーになります。
使用例
ユーザーを作成する場合
>rcxadm user create -file myusers.xml <RETURN> |
ユーザーの一覧情報をテキスト形式で表示する場合
>rcxadm user list <RETURN>
NAME USERGROUP LABEL ROLE
---- --------- ----- ----
aaa - - all=administrator
admin_user administrator - -
bbb - - /folder001=administrator
folder_user folder_group - -
manage - - - |
指定されたユーザーの詳細情報をテキスト形式で表示する場合
>rcxadm user show -name aaa <RETURN>
Name : aaa
UserGroup :
Label :
Comment :
Role[0] : all=administrator |