ページの先頭行へ戻る
ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.2.0 リファレンスガイド (コマンド/XML編)
FUJITSU Software

7.3 rcxadm user 【Basicモードの場合】

名前

【Windowsマネージャー】
インストールフォルダー\SVROR\Manager\bin\rcxadm user - ユーザーの操作

【Linuxマネージャー】
/opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm user - ユーザーの操作


形式

rcxadm user create -file file.xml
rcxadm user create -name name [{-passwd password|-passwd_file password_file}] [-label label] [-comment comment] [-usergroup usergroup] [-role scope=role[,scope=role,...]]
rcxadm user list [-format text|xml
|ldif]
rcxadm user show -name name rcxadm user modify -name name -file file.xml rcxadm user modify -name name {[-new_name newname] [-label label] [-comment comment] [-usergroup usergroup] {-passwd password |-passwd_file password_file} [-role scope=role[,scope=role,...]]}
rcxadm user delete -name name

機能説明

rcxadm userは、以下を行うコマンドです。

サブコマンド

create

ユーザーを作成します。
ディレクトリサービス認証では、事前にディレクトリサービスにユーザー情報を登録しておく必要があります。

list

ユーザーの一覧情報をテキスト形式、XML形式またはLDIFで表示します。
テキスト形式またはXML形式の場合、以下の情報を表示します。ディレクトリサービス認証の場合も、表示されます。

表7.7 ユーザーの情報

項目名

内容

NAME

ユーザーID

USERGROUP

ユーザーが所属するユーザーグループ名

LABEL

ユーザーのラベル

ROLE

ユーザーのアクセス範囲とロール

"アクセス範囲=ロール"が表示されます。

LDIFは、内部認証機構からディレクトリサービスへ、ユーザー情報を移行する場合に必要です。LDIFを指定した場合、ユーザーIDが出力されます。

show

指定されたユーザーの詳細情報をテキスト形式で表示します。

以下の情報が表示されます。

表7.8 ユーザーの詳細情報

項目名

内容

NAME

ユーザーID

USERGROUP

ユーザーが所属するユーザーグループ名

LABEL

ユーザーのラベル

COMMENT

ユーザーのコメント

ROLE[num]

ユーザーのアクセス範囲とロール

numには、"0"から始まる数値が表示されます。

ディレクトリサービスによるユーザー管理では、本製品の管理情報に登録したユーザーの情報だけが表示されます。

modify

指定されたユーザーの以下を変更します。

  • ユーザーID

  • ラベル

  • コメント

  • ユーザーグループ

  • パスワード

  • 操作

  • アクセス範囲

delete

指定されたユーザーを削除します。
ディレクトリサービス認証では、ディレクトリサービス上のユーザー情報は削除できません。


オプション

-file file.xml

file.xmlには、登録または変更する1つのユーザーの属性を定義したXMLファイルを指定します。
list -format xmlの出力結果を利用して、複数のユーザーを一括して登録または変更できません。
XMLファイルの定義については、「15.18 ユーザー (Basicモードの場合)」を参照してください。

-name name

nameには、ユーザーIDを指定します。

-label label

labelには、ユーザーのラベルを指定します。

-comment comment

commentには、ユーザーのコメントを指定します。

-usergroup usergroup

usergroupには、ユーザーをまとめて設定するためのユーザーグループを指定します。

-passwd password

passwordには、ユーザーのパスワードを指定します。
外部認証機構にシングルサインオンまたはディレクトリサービスを使用する場合、createサブコマンドに対して指定できません。

-passwd_file password_file

password_fileには、ユーザーのパスワードファイルを指定します。管理サーバを管理者以外のユーザーが利用できる場合、ほかのユーザーの発行したコマンドの引数が参照できるため、-passwdコマンドのように引数でパスワードを指定するのは危険です。-passwd_fileを利用してください。
パスワードを定義したファイルには、1行ごとにユーザーIDとパスワードをカンマ(",")で区切って並べてください。-nameで指定したユーザーIDの行に書かれているパスワードを登録します。
外部認証機構にシングルサインオンまたはディレクトリサービスを使用する場合、createサブコマンドに対して指定できません。

-role scope=role,...

scopeには、アクセス範囲として、オーケストレーションツリー上のリソースフォルダー、リソースプール、リソースの名前を指定します。
リソースフォルダー内のリソースには、リソースフォルダー名のあとにスラッシュ("/")とリソース名を記述します。
アクセス範囲には、リソースフォルダー名またはリソース名を指定します。アクセス範囲の制限を行わない場合、アクセス範囲を省略するか、"all"を指定します。

roleには、標準で提供する最も適切なロールを指定します。アクセス範囲とロールはカンマ(",")で区切って複数を列挙できます。

  • administrator(管理者)

  • operator(オペレーター)

  • monitor(インフラ監視者、監視者)

  • tenant_admin(テナント管理者)

  • tenant_operator(テナントオペレーター)

  • tenant_monitor(テナント監視者)

  • tenant_user(テナント利用者)

  • infra_admin(インフラ管理者)

  • infra_operator(インフラオペレーター)

-format text|xml|ldif

表示形式を指定します。text、xml、またはldifを指定できます。

-formatを省略するとテキスト形式で表示されます。

-new_name newname

newnameには、変更後のユーザーIDを指定します。


使用例