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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.2.0 リファレンスガイド (コマンド/XML編)
FUJITSU Software

3.6 rcxadm lserver

名前

【Windowsマネージャー】
インストールフォルダ\SVROR\Manager\bin\rcxadm lserver - L-Serverの操作

【Linuxマネージャー】
/opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm lserver - L-Serverの操作


形式

rcxadm lserver create -file file.xml [-nowait]
rcxadm lserver delete -name name [-allow deldisk] [-nowait]
rcxadm lserver modify -name name -file file.xml [-nowait]
rcxadm lserver modify -name name -disk disk -size size [-nowait]
rcxadm lserver list
rcxadm lserver show -name name [-format {text|xml}]
rcxadm lserver start -name name [-nowait]
rcxadm lserver stop -name name [-force] [-nowait]
rcxadm lserver restart -name name [-force] [-nowait]
rcxadm lserver move -name name [-to folder] [-nowait]
rcxadm lserver attach -name name {-size size [-disk disk] [-from {pool|vstorage}]|-disk disk} [-exist] [-index index] [-nowait]
rcxadm lserver attach -name name [-define] -net network_name [-ip ipaddress] [-nowait]
rcxadm lserver detach -name name -disk disk [-online] [-force] [{-allow deldisk |-deny deldisk}] [-nowait]
rcxadm lserver detach -name name [-define] -nic nic_index [-nowait]
rcxadm lserver migrate -name name [-to vmhost] [-mode {live|cold}] [-force] [-nowait]
rcxadm lserver setup -name name -type network [-dryrun]
rcxadm lserver set -name name -attr attr[,attr[...]] [-net network_name]
rcxadm lserver convert [-name name] -with with [-label label] [-comment comment] [-to folder] [-nowait]
rcxadm lserver revert -name name [-force] [-nowait]

機能説明

rcxadm lserverは、L-Serverの管理と操作を行うためのコマンドです。

注意

VMゲストの操作を行った結果、VMゲストがほかのVMホストに移動してから実行した処理が、エラーになることがあります。
詳細は、「設計ガイド VE」の「9.2.2 利用する製品別の機能」を参照してください。


サブコマンド

create

L-Serverを作成します。

注意

  • 物理L-Serverの場合

    設定するハードウェア装置の制約により、物理L-Serverを作成するコマンドを同時に2つまで実行できます。2つ以上の物理L-Serverを作成する場合は、時間間隔をあけてコマンドを実行してください。

delete

L-Serverを削除します。L-Serverに割り当てられているリソースは自動的に解放され、L-Serverの定義も削除されます。

ポイント

【OVM for SPARC】
ほかのL-Serverとディスクを共有しているL-Serverは、削除できません。
ゲストドメインに対して、ほかのL-Server(ゲストドメイン)と共有しているディスクをVMホスト上から削除してください。そのあと、共有していたディスクが削除されたことをL-Serverの詳細情報で確認してからL-Serverを削除してください。

modify

L-Serverを構成するリソースを変更します。

【VMware】【Hyper-V】

  • L-Serverに割当て済みのディスクの容量を拡張します。

【VMware】

  • L-ServerのNICに接続されているネットワークの接続先、およびIPアドレスを変更します。

    XMLファイルには変更するNICを複数指定できます。

    • 本製品で作成したL-Serverの場合

      NIC定義、VMゲストのNICのIPアドレス、接続先ネットワークを変更します。

    • 構成定義だけ作成済みのL-Serverの場合

      NIC定義の接続先ネットワーク、IPアドレスを変更します。

    • 構築済みの仮想マシンと関連付けたL-Serverの場合

      - NICにネットワークリソースが接続されていない場合

      NIC定義にネットワークリソースを紐付け、IPアドレスを設定します。
      VMゲストのNICのIPアドレス、および、接続先ネットワークは変更しません。

      - NICにネットワークリソースが接続されている場合

      NIC定義、、VMゲストのNICのIPアドレス、接続先ネットワークを変更します。

    注意

    • IPアドレスを変更した場合、ゲストOSに対するIPアドレスの自動設定は行われません。

      IPアドレスを変更したあと、ゲストOSにログインし、L-Serverの詳細情報に表示されたIPアドレスを手動でゲストOSに設定してください。
      IPアドレスを設定したあと、変更したNICが外部機器と正しく通信できることを確認してください。

    • IPアドレス、および、接続先ネットワークの変更は、XMLファイルに指定されたMACアドレスに対応するNICに対して行われます。そのため、MACアドレスを必ず指定してください。

      XMLファイルに指定されたMACアドレスに対応するNICが存在しない、または、XMLファイルに指定されたMACアドレスに対応するNICが複数存在する場合、NICの変更処理は行われません。

    • NICにネットワークリソースが接続されている場合

      XMLファイルに指定されたMACアドレスに対応するVMゲストのNICが存在しない、または、XMLファイルに指定されたMACアドレスに対応するVMゲストのNICが複数存在する場合、VMゲストのNICの変更処理は行われません。
      NIC定義の、IPアドレスと接続先ネットワークの変更だけ行います。

    ポイント

    VM管理製品でネットワークの変更を実施した場合、L-ServerとVMゲストのネットワーク情報に差異が生じることがあります。この場合、以下のいずれかの方法でL-ServerとVMゲストのネットワーク情報の整合性をとることができます。

    • VM管理製品に合わせる場合

      接続先ネットワークの変更で、L-Serverの接続先ネットワークをVMゲストに合わせてください。

    • L-Serverに合わせる場合

      VM管理製品から、変更対象のVMゲストのネットワークをL-Serverに合わせてください。

list

L-Serverの一覧情報を表示します。

以下の情報が表示されます。

  • 物理L-Serverの場合

    表3.14 物理L-Serverの情報

    項目名

    内容

    NAME

    L-Server名

    TYPE

    サーバ種別

    SPEC (注)

    CPU性能、CPU数、メモリ容量

    DISKS

    ディスク容量

    IPADDRESSES

    IPアドレス

    STATUS

    L-Serverの動作状態

    RESOURCES

    リソースの割当て状態

    注) ラックマウント型サーバでエージェントが未登録の場合、表示されません。

  • 仮想L-Serverの場合

    表3.15 仮想L-Serverの情報

    項目名

    内容

    NAME

    L-Server名

    TYPE

    サーバ種別

    SPEC

    CPU性能、CPU数、メモリ容量

    【Solarisゾーン】【Citrix Xen】
    表3.17 仮想L-Serverの詳細情報」の注5を参照してください。

    DISKS

    ディスク容量

    複数のディスクがある場合、カンマで区切って表示されます。
    ディスク容量が取得できない場合、ハイフン("-")が表示されます。

    IPADDRESSES

    IPアドレス

    複数ある場合、カンマで区切って表示されます。

    STATUS

    L-Serverの動作状態

    RESOURCES

    リソースの割当て状態

show

L-Serverの詳細情報を表示します。

以下の情報が表示されます。

注意

本製品のエンハンスにより、出力される項目の追加、または項目の出力順序が変更される場合があります。

  • 物理L-Serverの場合

    表3.16 物理L-Serverの詳細情報

    項目名

    内容

    Name

    L-Server名

    Label

    ラベル

    Comment

    コメント

    ServerType

    サーバ種別

    OSType

    OS種別

    CPUArch

    CPUアーキテクチャー

    CPUPerf(SPEC) (注)

    指定したCPU性能(現在割り当てられている物理サーバのCPU性能値)

    NumOfCPU(SPEC) (注)

    指定したCPU数(現在割り当てられている物理サーバのCPU数(Core数))

    MemorySize(SPEC) (注)

    指定したメモリ容量(現在割り当てられている物理サーバのメモリ容量)

    Model

    L-Serverに割り当てるサーバのモデル名

    L-Serverが以下の場合に表示されます。

    • リソース割当て済みの状態(allocated)

    PhysicalServer

    物理サーバ名

    L-Serverが以下の場合に表示されます。

    • リソース割当て済みの状態(allocated)

    OriginalServer

    L-Serverに割り当てる物理サーバ、またはリソースプール

    LastServer

    最後にL-Serverを起動した物理サーバ

    物理L-Serverが以下の場合に表示されます。

    • サーバが解放された状態(preserved)

    ServerPool

    L-Serverに割り当てられた物理サーバが登録されているプール名

    L-Serverが以下の場合に表示されます。

    • リソース割当て済みの状態(allocated)

    Status

    L-Serverの動作状態

    PowerStatus

    L-Serverの電源状態

    Resources

    リソースの割当て状態

    ControlledResources

    制御対象リソースの範囲
    構築済み物理サーバと関連付けられたL-Serverに対して表示されます。

    NumOfDisk

    ディスク数

    Disk[num]

    L-Serverに割り当てるディスク名

    numには、ディスク要素のインデックス番号が設定されます。番号は、"0"以上の数値です。

    L-Serverにディスクが割り当てられている、または、使用するディスクが指定されている場合に表示されます。

    DiskType[num]

    L-Serverに割り当てるディスクの接続形態

    numには、ディスク要素のインデックス番号が設定されます。番号は、"0"以上の数値です。

    DiskSize[num]

    L-Serverに割り当てるディスクの容量

    numには、ディスク要素のインデックス番号が設定されます。番号は、"0"以上の数値です。

    Shared[num]

    ディスクの共有状態

    numには、ディスク要素のインデックス番号が設定されます。番号は、"1"以上の数値です。

    複数のL-Serverから使用している場合、"Yes"が表示されます。

    複数のL-Serverから使用していない場合、"No"が表示されます。

    L-Serverが以下の場合に表示されます。

    • リソース割当て済みの状態(allocated)

    • サーバが解放された状態(preserved)

    OriginalStorage[num]

    L-Serverに割り当てるディスクを切り出す仮想ストレージ、またはリソースプール

    numには、ディスク要素のインデックス番号が設定されます。番号は、"0"以上の数値です。

    StoragePool[num]

    割り当てられたストレージプール名

    numには、ディスク要素のインデックス番号が設定されます。番号は、"0"以上の数値です。

    L-Serverが以下の場合に表示されます。

    • リソース割当て済みの状態(allocated)

    • サーバが解放された状態(preserved)

    NumOfNIC

    NIC数

    NIC[num]

    L-Serverに割り当てるネットワークリソース名

    numには、ネットワーク要素のインデックス番号が設定されます。番号は、"0"以上の数値です。

    NIC[num][MACAddress]

    NICのMACアドレス

    NIC[num][PhysicalNum]

    L-ServerのNICに対する物理NICの番号

    番号は、"0"以上の数値です。

    NIC[num][IPAddress]

    L-Serverに割り当てるIPアドレス

    numには、ネットワーク要素のインデックス番号が設定されます。番号は、"0"以上の数値です。

    NIC[num][netlinknum][IpAddress]

    IPアドレス

    NIC[num][netlinknum][VlanMode]

    VLANモード

    NIC[num][netlinknum][DNSServer]

    DNSサーバアドレス

    NIC[num][netlinknum][DefaultGateway]

    デフォルトゲートウェイアドレス

    NICGroup[num][netlinknum][IpAddress]

    IPアドレス

    NICGroup[num][netlinknum][VlanMode]

    VLANモード

    NICGroup[num][netlinknum][DNSServer]

    DNSサーバアドレス

    NICGroup[num][netlinknum][DefaultGateway]

    デフォルトゲートウェイアドレス

    NICGroup[num][netlinknum][NicLinks]

    束ねるNICの番号

    Redundancy

    L-Serverに割り当てるサーバの冗長化

    Positioning

    L-Serverに割り当てるサーバの物理的な位置

    WWNN[num]

    L-Serverに割り当てるWWNN

    numには、ディスク要素のインデックス番号が設定されます。番号は、"0"以上の数値です。

    WWPN[num]

    L-Serverに割り当てるWWPN

    numには、ディスク要素のインデックス番号が設定されます。番号は、"0"以上の数値です。

    FCConnectionPattern

    FC接続パターンファイル

    AliveMonitoring

    生存監視の設定状態

    以下のどちらかが表示されます。

    • on

      生存監視が有効の場合に表示されます。

    • off

      生存監視が無効の場合に表示されます。

    Priority

    L-Serverの作成、起動優先順位

    ReserveResources

    サーバリソースの保持

    iSCSI

    L-Serverに割り当てるディスクリソース名

    iSCSI DISK Index

    L-Serverに割り当てるディスクのインデックス番号

    iSCSI IQN[num][IQN]

    L-ServerにiSCSI接続するディスク装置のIQN名

    numには、ディスク要素のインデックス番号が設定されます。番号は、"1"以上の数値です。

    iSCSI IpAddress

    L-ServerにiSCSI接続するディスク装置のIPアドレス

    iSCSI port

    L-ServerのiSCSI接続で利用するiSCSI通信ポート番号

    FCSinglePath

    SANのパスの状態

    シングルパスの場合、"true"が表示されます。

    UseInfraUser

    インフラ管理者での操作が許可されたL-Server(インフラ管理者用L-Server)

    "allow"が表示されます。

    SpareServerForceOFF

    予備サーバプールのリソース枯渇時に、強制OFFが許可されているサーバを強制OFFして利用

    本設定を利用している場合、"yes"が表示されます。

    AllowForceOFF

    予備サーバプールのリソース枯渇時に、ほかのサーバからの強制OFFを許可

    本設定を許可している場合、"yes"が表示されます。

    CNA[NumOfFunctions]

    オンボードCNAのファンクション数の拡大を使用している場合、以下のどちらかが表示されます。CNAの設定がない場合や仮想L-Serverの場合、表示されません。

    • 2または4

      [ポートあたりのファンクション数]で指定した数値が表示されます。

    注) ラックマウント型サーバでエージェントが未登録の場合、表示されません。

  • 仮想L-Serverの場合

    表3.17 仮想L-Serverの詳細情報

    項目名

    内容

    Name

    L-Server名

    Label

    ラベル

    Comment

    コメント

    Template

    L-Serverテンプレート名

    ServerImage

    イメージ名と世代

    世代が判別できない場合、世代は表示されません。

    Deploy Disk(注1)

    イメージのデータディスクの配付設定

    • イメージと同一の構成で作成する場合

      "all"が表示されます。

    ServerType

    サーバ種別

    VMType

    VM種別

    OSType

    OS種別

    CPUArch

    CPUアーキテクチャー

    CPUPerf (注5)

    CPU性能

    制限なし、または不明の場合、ハイフン("-")が表示されます。

    CPUReserve (注2)

    保証される最小割当てCPUリソース量

    CPUShare (注2)

    CPUリソースの相対的な配分比

    CPUWeight (注3)

    CPUリソースを割り当てる優先度

    NumOfCPU (注5)

    CPU数

    MemorySize (注6)

    メモリ容量

    MemoryReserve (注2)

    保証される最小割当てメモリリソース量

    MemoryShare (注2)

    メモリリソースの相対的な配分比

    StartupRAM (注3)

    起動時に割り当てる初期メモリ量

    MemoryBuffer (注3)

    バッファーとして予約する空きメモリ容量

    MemoryWeight (注3)

    メモリリソースを割り当てる優先度

    DynamicMemory (注3)

    動的メモリ設定

    以下のどちらかが表示されます。

    • on

      動的メモリ設定が有効な場合に表示されます。

    • off

      動的メモリ設定が無効な場合に表示されます。

    MaxDefinableMemory (注4)

    最大メモリ容量

    VmHost

    VMホスト名

    L-Serverが以下の場合に表示されます。

    • リソース割当て済みの状態(allocated)

    VmGuest

    L-Serverに対応するVM名

    L-Serverが以下の場合に表示されます。

    • リソース割当て済みの状態(allocated)

    OriginalServer

    L-Serverに割り当てる仮想マシンを作成するVMホスト、またはリソースプール

    LastServer

    最後にL-Serverの仮想マシンを起動したVMホスト

    L-Serverが以下の場合に表示されます。

    • サーバが解放された状態(preserved)

    VMHostPool

    L-Serverに割り当てられた仮想マシンが存在するVMホストが登録されているプール名

    L-Serverが以下の場合に表示されます。

    • リソース割当て済みの状態(allocated)

    Status

    L-Serverの動作状態

    PowerStatus

    L-Serverの電源状態

    Resources

    リソースの割当て状態

    ControlledResources

    制御対象リソースの範囲
    Server、Storage、Networkの組合せが表示されます。

    構築済み仮想マシンと関連付けられたL-Serverに対して表示されます。

    NumOfDisk

    ディスク数

    Disk[num]

    L-Serverに割り当てるディスク名

    numには、ディスク要素のインデックス番号が設定されます。番号は、"0"以上の数値です。

    L-Serverにディスクが割り当てられている、または、使用するディスクが指定されている場合に表示されます。

    DiskSize[num]

    L-Serverに割り当てるディスクの容量

    numには、ディスク要素のインデックス番号が設定されます。番号は、"0"以上の数値です。
    ディスク容量が不明な場合、ハイフン("-")が表示されます。

    Shared[num]

    ディスクの共有状態

    numには、ディスク要素のインデックス番号が設定されます。番号は、"1"以上の数値です。

    複数のL-Serverから使用している場合に表示されます。

    L-Serverが以下の場合に表示されます。

    • リソース割当て済みの状態(allocated)

    • サーバが解放された状態(preserved)

    DiskType[num]

    L-Serverに割り当てられているディスクの仮想ディスク種別

    numには、ディスク要素のインデックス番号が設定されます。番号は、"0"以上の数値です。

    L-Serverが以下の場合に表示されます。

    • リソース割当て済みの状態(allocated)

    • サーバが解放された状態(preserved)

    DevicePath[num]

    L-Serverに割り当てられているディスクのデバイスパス

    numには、ディスク要素のインデックス番号が設定されます。番号は、"0"以上の数値です。

    L-Serverが以下の場合に表示されます。

    • リソース割当て済みの状態(allocated)

    • サーバが解放された状態(preserved)

    OriginalStorage[num]

    L-Serverに割り当てるディスクを切り出す仮想ストレージ、またはリソースプール

    numには、ディスク要素のインデックス番号が設定されます。番号は、"0"以上の数値です。

    StoragePool[num]

    割り当てられたストレージプール名

    numには、ディスク要素のインデックス番号が設定されます。番号は、"0"以上の数値です。

    L-Serverが以下の場合に表示されます。

    • リソース割当て済みの状態(allocated)

    • サーバが解放された状態(preserved)

    NumOfNIC

    NIC数

    NIC[num]

    L-Serverに割り当てるネットワークリソース名

    numには、ネットワーク要素のインデックス番号が設定されます。番号は、"0"以上の数値です。

    NIC[num][IPAddress]

    L-Serverに割り当てるIPアドレス

    numには、ネットワーク要素のインデックス番号が設定されます。番号は、"0"以上の数値です。

    NIC[num][MACAddress]

    L-Serverに割り当てるMACアドレス

    numには、ネットワーク要素のインデックス番号が設定されます。番号は、"0"以上の数値です。

    Redundancy

    L-Serverに割り当てるサーバの冗長化

    以下のどれかが表示されます。

    • HA

    • None

    • VMware FT

    SecondaryServer

    VMware FTのセカンダリ仮想マシンが動作するVMホスト名

    VMホストにアクセスできなかった場合、ハイフン("-")が表示されます。

    Positioning

    L-Serverに割り当てるサーバの物理的な位置

    AliveMonitoring

    生存監視の設定状態

    以下のどちらかが表示されます。

    • on

      生存監視が有効の場合に表示されます。

    • off

      生存監視が無効の場合に表示されます。

    • ハイフン("-")

      本製品からの生存監視設定を行っていない場合に表示されます。

    Exclusion

    排他運用

    排他運用に設定したリソースが、ユーザーのアクセス範囲外になるような操作を行った場合、リソース名だけ表示されます。

    Priority

    L-Serverの作成、起動優先順位

    OverCommit

    オーバーコミットの設定

    オーバーコミットの設定が有効な場合だけ表示されます。

    ReserveResources

    サーバリソースの保持

    UseInfraUser

    インフラ管理者での操作が許可されたL-Server(インフラ管理者用L-Server)

    "allow"が表示されます。

    Snapshot[num]

    L-Serverで採取したスナップショット

    世代、採取日時、コメントが表示されます。

    ContainerPoolManaged(注7)

    コンテナ資源プールの管理状態

    以下のどちらかが表示されます。

    • true

      コンテナが使用している資源プールが本製品の管理対象の場合に表示されます。

    • false

      コンテナが使用している資源プールが本製品の管理対象でない場合に表示されます。

    VDI (注8)

    L-Serverに設定されているVDI使用の有効/無効が表示されます。

    以下のどちらかが表示されます。

    • true

      VDI使用が有効な場合に表示されます。

    • false

      VDI使用が無効な場合に表示されます。

    Linuxマネージャーの場合は必ずfalseが表示されます。

    VDIServer (注8)

    L-Serverに設定されているVDI管理サーバ名が表示されます。

    VDI管理サーバ名が設定されていない場合は、本項目は表示されません。

    VDIPool (注8)

    L-Serverに設定されているVDIプール名が表示されます。

    VDIプール名が設定されていない場合は、本項目は表示されません。

    VDIUser (注8)

    L-Serverに設定されているVDIユーザー名が表示されます。

    VDIユーザー名が設定されていない場合は、本項目は表示されません。

    VDIServerConnectInfo[num]

    (注8)

    VDI管理サーバへの接続情報が表示されます。

    numには、接続情報の識別番号が表示されます。

    番号は、"0"以上の数値です。

    注1) クローニングイメージの配付を伴うL-Serverの作成時に"イメージ指定時のディスク配付設定"でallを指定していた場合だけ、表示されます。
    注2) VMwareに値が設定されている場合に表示されます。
    注3) Hyper-Vに値が設定されている場合に表示されます。
    注4) RHEL-KVMでリソースの割当て状態が以下の場合に表示されます。
    - リソース割当て済みの状態(allocated)
    - サーバが解放された状態(preserved)
    注5) 【Solarisゾーン】

    以下のどれかの条件を満たす場合、L-ServerのCPU数とCPU性能値はハイフン("-")が表示されます。

    - 非大域ゾーンに、CPUのcap値が設定されていない

    - 非大域ゾーンを管理対象のリソースプールで管理していない

    条件を満たさない場合、L-ServerのCPU数とCPU性能値は、以下の計算式で求めた値が表示されます。

    - CPU数 = CPUのcap値 / 100 (小数点以下切上げ)

    - CPU性能 = (CPUのcap値 / (CPU数 × 100)) × 物理CPUの性能(GHz)

    ただし、L-ServerのCPU性能とCPU数から算出したcap値が、非大域ゾーンに設定されたcap値と同じ値の場合、L-ServerのCPU性能とCPU数は更新されず、元の値のままになります。

    CPUのcap値が720、物理CPUの性能が3.0GHzの場合

    - CPU数

    720 / 100 (切上げ) = 8 (個)

    - CPU性能

    (720 / (8 × 100)) × 3.0 = 2.7 (GHz)

    CPU数とCPU性能値がハイフン("-")の場合、L-Serverが使用するリソース量は0で計算します。
    CPU数とCPU性能値に値が入っている場合、その値を基に計算します。

    【Citrix Xen】
    以下の場合、L-ServerのCPU性能値にはハイフン("-")が表示されます。

    - XenCenterで作成された仮想マシンとL-Serverの関連付けを行い、L-Serverを作成した場合

    CPU性能値がハイフン("-")の場合、L-Serverが使用するリソース量は0で計算します。

    注6) 【Solarisゾーン】

    非大域ゾーンに、メモリのcap値が設定されていない場合、L-Serverのメモリサイズはハイフン("-")が表示されます。cap値が設定されている場合、L-Serverのメモリサイズはcap値の値が表示されます。

    注7) Solaris Containersでリソースの割当て状態が以下の場合に表示されます。

    - リソース割当て済みの状態(allocated)

    - サーバが解放された状態(preserved)

    注8) 【VMware】

    L-ServerのVM種別がVMwareの場合に表示されます。

start

L-Serverの電源をONにします。

stop

L-Serverの電源をOFFにします。

【OVM for SPARC】
ゲストドメイン上にSolarisゾーンを構築した仮想L-Serverの電源OFFを行った場合、Solarisゾーン上に構築した非大域ゾーンにも影響するため、影響範囲を確認したうえで操作してください。

restart

L-Serverを再起動します。

【OVM for SPARC】
ゲストドメイン上にSolarisゾーンを構築した仮想L-Serverの再起動を行った場合、Solarisゾーン上に構築した非大域ゾーンにも影響するため、影響範囲を確認したうえで操作してください

move

L-Serverを指定したリソースフォルダーに移動します。

attach

L-Serverにディスクリソースを接続し、アクセスできる状態にします。

【VMware】【Hyper-V】【KVM】【Solarisゾーン】【OVM for SPARC】【OVM for x86 3.x】【Citrix Xen】
L-ServerにNICを追加します。

参考

  • NICを追加した場合、NICのインデックス番号は、0以上の空いている番号から順に設定されます。

注意

  • L-Serverの電源がONの場合、各OSの手順に従って、増設したディスクを認識させてください。

  • 物理L-Serverの場合、iSCSIブートしているL-Serverに対して、ディスクの増設はできません。

  • NICを追加した場合、ゲストOSへのIPアドレスの自動設定は行われません。

    NICを追加したあと、ゲストOSにログインし、L-Serverの詳細情報に表示されたIPアドレスを手動でゲストOSに設定してください。
    IPアドレスを設定したあと、追加したNICが外部機器と正しく通信できることを確認してください。
    複数のNICを追加する場合は、1つずつ追加してください。

【Solarisゾーン】

  • NICの追加は、Solarisゾーンの非大域ゾーンに関連付けを行ったL-Serverに対して実行できます。

  • サポートされるNICの数は8までです。

【OVM for SPARC】【OVM for x86 3.x】

  • NICの追加は、構成定義だけ作成済みのL-Serverに対して実行できません。

  • サポートされるNICの数は8までです。

  • OVM for SPARCのゲストドメインをVMホストとして登録し、かつL-Serverとしても登録している場合、VMホストの管理IPアドレスを指定して、L-ServerにNICの追加を実行できません。VMホスト側でIPアドレスが使用されているためです。

【VMware】【Hyper-V】

  • このコマンドによってNICを追加したあとで、仮想サーバのスナップショットからの復元を行うと、仮想サーバのNICとL-ServerのNICに不整合が発生します。NICを追加したあとで、必ずスナップショットを採取しなおしてください。

  • VMホストが保守モードになっている場合、L-Serverに対するNIC追加操作が失敗する場合があります。保守モードを解除してから実行してください。

【KVM】

MACアドレスは、rcxadmコマンドを実行したユーザーがアクセス可能なアドレスリソースから自動的に選択されます。特定のテナントに含まれるアドレスセットリソースを選択したい場合は、テナント管理者の権限でログインしたうえで、このコマンドを実行してください。

【Citrix Xen】

  • NICの追加は、構成定義だけ作成済みのL-Serverに対して実行できません。

  • サポートされるNICの数は7までです。

detach

L-Serverからディスクリソースを解放し、アクセスできない状態にします。

ポイント

【OVM for SPARC】
ほかのL-Serverと共有しているディスクは、削除できません。
ゲストドメインに対して、ほかのL-Server(ゲストドメイン)と共有しているディスクをVMホスト上から削除してください。

【VMware】【Hyper-V】【KVM】【Solarisゾーン】【OVM for SPARC】【OVM for x86 3.x】【Citrix Xen】
L-ServerのNICを削除します。

注意

  • 物理L-Serverの電源がONのときにディスクを削減する場合、事前に削減するディスクを未使用にする必要があります。

  • ゲストOSがWindowsの場合、NICを削除する前にWindowsのローカルエリア接続のIPアドレスを削除してください。

    IPアドレスが設定された状態でNICを削除すると、IPアドレスが割り当てられたローカルエリア接続の設定がWindowsに保持される場合があります。
    その状態でNICを追加した場合、Windowsが追加されたNICに対して保持していた設定を流用し、ほかのゲストOSで使用されている古いIPアドレスが設定されたローカルエリア接続を生成する可能性があります。

【Solarisゾーン】

  • NICの削除は、Solarisゾーンの非大域ゾーンに関連付けを行ったL-Serverに対して実行できます。

【OVM for SPARC】【OVM for x86 3.x】

  • NICの削除は、構成定義だけ作成済みのL-Serverに対して実行できません。

【VMware】
VMゲストの電源がONの場合にNICを削除する場合は、事前にVMゲストにVMware Toolsをインストールしてください。VMware Toolsがインストールされていない場合にdetachコマンドを実行すると、L-ServerからNICが削除されますが、VMゲストのNICは削除されません。この場合はインフラ管理者に依頼し、VM管理製品からVMゲストのNICを削除してください。

【Hyper-V】【KVM】
NICを削除する場合、L-Serverの電源がOFFであることを確認してください。L-Serverの電源がONの場合、NICの削除は失敗します。

【VMware】【Hyper-V】
このコマンドによってNICを削除したあとで、仮想サーバのスナップショットからの復元を行うと、仮想サーバのNICとL-ServerのNICに不整合が発生します。NICを削除したあとで、必ずスナップショットを採取しなおしてください。

【Citrix Xen】

  • NICの削除は、構成定義だけ作成済みのL-Serverに対して実行できません。

  • NICの追加により追加されたNICのみ削除できます。

migrate

L-Serverの配置を指定したホストに変更します。

L-Serverを停止せずに配置を変更するライブマイグレーションと、L-Serverを一度停止して配置を変更するコールドマイグレーションのどちらかを指定します。
物理L-Serverの場合、指定できません。

【Solarisゾーン(Solaris10)】

  • コールドマイグレーションだけ実施できます。

  • VMホストに予備サーバが設定されている場合は指定できません。

【OVM for SPARC】
ゲストドメイン上にSolarisゾーンを構築した仮想L-Serverのマイグレーションを行った場合、Solarisゾーン上に構築した非大域ゾーンにも影響するため、影響範囲を確認したうえで操作してください。
-toオプションを省略した場合、L-Serverに割り当てられているディスクを共有しているL-Server(ゲストドメイン)が存在するVMホストへは、移動しません。

注意

インフラ管理者が、電源ONの仮想L-Serverに対してコールドマイグレーションを実行することはできません。ライブマイグレーションを実行するか、兼任管理者がコールドマイグレーションを実行してください。

setup

物理L-Serverの場合、指定したL-Serverにネットワーク情報を送信します。

情報は送信先のサーバにファイルとして格納されます。
ファイル名とファイルの格納先は以下のとおりです。

  • ファイル名

    net_info.conf

  • ファイルの格納先

    【Windows】
    エージェントのインストールフォルダー\Agent\etc\net

    【Linux】
    /etc/opt/FJSVrcxat/net

set

物理L-Serverに対して、特定のパラメーターを設定します。

-attrオプションを指定すると、ブートモードが設定できます。

convert

構築済みの仮想マシンや物理サーバとL-Serverを関連付けます。

revert

構築済みの物理サーバや仮想マシンと関連付けられたL-Serverに対して、物理サーバまたは仮想マシンとL-Serverとの関連付けを解除します。

注意

  • ディスクリソースが事前に作成されたLUN、iSCSIブートのLUN、または仮想L-Server用のディスクリソースの場合、ディスク内のデータは削除されません。
    deleteまたはdetachで、ディスクを解放する場合、ディスク内のデータを削除することをお勧めします。
    ディスク内のデータを削除する方法については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「14.5 ストレージリソース」の注意事項を参照してください。

  • ディスク削減時に仮想ストレージから切り出され保存されたディスクが意図しないL-Serverで再利用されることを防止するため、当該ディスクは、ディスクの自動選択またはプール指定によるcreateまたはattachでは選択されません。
    ディスク削減時に仮想ストレージから切り出され保存されたディスクをcreateまたはattachでL-Serverに接続する場合は、ディスクを明示的に指定してください。


オプション

-file file.xml

file.xmlには、L-Serverを構成するリソースを定義したXMLファイルを指定します。

L-Serverの基本情報や仕様を変更する場合、XMLファイルには変更するタグだけを指定できます。
構成定義だけ作成済みのL-Serverを変更する場合、変更しない情報もすべて記載する必要があります。

XMLファイルの定義については、「15.3 L-Server」を参照してください。

【Xen】
VM種別が"RHEL-Xen"の場合、イメージ名は指定できません。

-format text|xml

表示形式を指定します。text、xmlを指定できます。

-formatを省略するとテキスト形式で表示されます。

以下のような作業を行う場合、XMLを指定し、情報を取得します。

XMLについては、「15.2 L-Serverテンプレート」または「15.3 L-Server」を参照してください。

  • コマンドを使用し、L-Serverの変更を行う場合

  • 既存のL-ServerからL-Serverテンプレートを作成する場合

  • コマンドを使用し、既存のL-Serverと同一構成のL-Serverを作成する場合

  • 本製品から作成した仮想L-Serverと仮想マシンの関連付けを強制的に解除したあと、再度取り込む際に備えて、既存の構成を退避する場合

-nowait

サブコマンドで指定したL-Serverの操作が完了するのを待たずに、コマンドを復帰させる場合に指定します。

-name name

nameには、操作対象のL-Server名を指定します。
テナントまたはリソースフォルダーの中に配置されたL-Serverの場合、テナント名またはリソースフォルダー名をスラッシュ("/")でつないで指定する必要があります。

convertサブコマンドを指定した場合、L-Serverに設定する名前を指定します。L-Server名に使用できる文字については、「15.3.1 物理L-Server向け定義情報(XML)」と「15.3.2 仮想L-Server向け定義情報(XML)」のXML指定項目一覧を参照してください。

convertサブコマンドを指定して、-nameオプションを省略した場合、L-Server名は以下のように設定されます。

-to vmhost

仮想L-Serverの場合、vmhostには、配置先のVMホストの名前を指定します。VMホストはVMプールに登録されている必要があります。
省略時は、VMプールからVMホストを自動的に選択します。

移動先のVMホストは、CPUとメモリの空き容量が存在するものを指定してください。空き容量が不足していると、サーバ間の移動やL-Serverの起動に失敗する場合があります。

【OVM for SPARC】
電源がONのL-Serverに対して、マイグレーション先に以下のVMホストを指定したライブマイグレーションを実行した場合の動作は、OVM for SPARCの仕様に依存します。

  • 操作対象のL-Serverとディスクを共有している、電源がONのL-Server(ゲストドメイン)が存在するVMホスト

電源がONのL-Serverに対して、マイグレーション先に以下のVMホストを指定したコールドマイグレーションを実行した場合、ゲストドメインはマイグレーション先のVMホストへ移動したあと、起動に失敗します。

  • 操作対象のL-Serverとディスクを共有している、電源がONのL-Server(ゲストドメイン)が存在するVMホスト

-mode live|cold

仮想L-Serverの場合、マイグレーションの方式を指定します。

  • ライブマイグレーションの場合

    "live"を指定します。

  • コールドマイグレーションの場合

    "cold"を指定します。

VMゲストの電源の状態によって、指定できない場合があります。
省略時は、移動先でも同じ電源の状態になるように最適な方式で移動します。

【KVM】
電源ON状態からのマイグレーションにおいて、-mode coldを指定した場合、マイグレーションが失敗する場合があります。
電源OFF後、マイグレーションを実施し、しばらく待ってから電源ONを行ってください。

-force

stop/restartで、L-Serverで動作しているOSのシャットダウン処理を行わず、サーバを強制的に停止または再起動させる場合に指定します。

detachで、物理L-Serverのディスクリソースの解放時に発生するエラーを無視してディスクリソースの解放を行う場合に指定します。物理L-Serverの場合だけ指定してください。

migrateで、移動元VMホストと通信できない場合に発生するエラーを無視して、移動先VMホストへ移動する場合に指定します。L-ServerのVM種別が"Solaris Containers"、"RHEL-KVM"の場合だけ指定できます。

revertで、本製品から作成した仮想L-Serverと仮想マシンの関連付けを強制的に解除する場合に指定します。
VMwareの仮想L-Serverの場合だけ指定してください。

注意

migrateでは、移動元のVMホストが停止していることを必ず確認してください。移動元のVMホストが動作している場合に指定すると、二重マウントの状態となりL-Serverのディスクのデータが破損する可能性があります。

-to folder

folderには、L-Serverを配置するリソースフォルダーを指定します。階層化されたリソースフォルダーの場合、リソースフォルダー名をスラッシュ("/")でつないで指定してください。省略時は、ホームフォルダーへ配置されます。

なお、複数のアクセス範囲を指定したユーザーで実行する場合、省略できません。リソースフォルダーを指定してください。

-size size

sizeには、ディスク容量をギガバイト単位で指定します。小数第一位まで指定できます。

ディスク容量を拡張する場合は、既存のディスク容量より大きい値を指定してください。なお、既存のディスク容量と同一の値を指定してもエラーにはなりません。

【Hyper-V】
拡張するディスクの容量として、小数点を含む値を指定した場合、SCVMMで自動的に切り上げられます。そのため、ディスク容量を拡張する際は、整数値を指定することを推奨します。

-from pool|vstorage

L-Serverに割り当てるディスク容量を切り出すリソースプール名、または仮想ストレージリソース名を指定します。

リソースフォルダーの中に配置されたリソースプールまたは仮想ストレージリソースの場合、リソースフォルダー名をスラッシュ("/")でつないで指定してください。

省略時は、ストレージプールが優先的に調べられ、自動的に選択されます。

-disk disk

L-Serverに割り当てる、L-Serverから解放する、または変更するディスクリソースの名前を指定します。

-index index

ディスクリソースのディスク番号を指定します。デフォルトでは、割当て済みの最後のディスク番号に1を加えた番号になります。最大値は、サーバ種別によって異なります。

-online

L-Serverの電源を入れた状態で、ディスクをサーバから外す場合だけ指定します。使用中のディスクを電源が入っている状態で外すと、データや、OSの管理情報に不整合が発生する場合があります。OSやアプリケーションの状態を確認してから利用してください。

【OVM for x86 2.2】
L-Serverの電源を入れた状態で、ディスクを外すことはできません。

-exist

作成済みのLUNまたは仮想ストレージから切り出され保存されたディスクリソースを接続する場合に指定します。

物理L-Server、RHEL-KVMおよびHyper-Vの仮想L-Serverの場合だけ指定してください。

なお、Hyper-Vの仮想L-Serverに対して本オプションを指定する場合、-sizeオプションを同時に指定できません。

-dryrun

ネットワーク情報ファイルが出力されます。

NIC0_MacAddress="xx:xx:xx:xx:xx:xx"

# Single NIC Information
SingleNics="0"
NIC0_NetworkLinks="0"

NIC0_0_VlanMode="untagged"
NIC0_0_IpAddress="192.168.24.124"
NIC0_0_Vlanid=1
NIC0_0_Netmask="255.255.255.0"
NIC0_0_DefaultGateway="192.168.24.254"
-attr attr

物理L-Serverの場合、ブートモードとSANのパス状態を設定します。

  • ブートモードは、"-attr boot={default|pxe}"を指定します。

    • ブートモードをPXEに設定する場合

      "pxe"を指定します。

    • 元のブートモードに戻す場合

      "default"を指定します。

  • SANのパス状態の設定は、"-attr fcsinglepath={true|false}"を指定します。

    • 物理L-ServerのSANのパス状態をシングルパスに設定する場合

      "true"を指定します。

    • 物理L-ServerのSANのパス状態をマルチパスに設定する場合

      "false"を指定します。

    • 物理L-ServerのSANのパス状態と、オプション指定値が同じ場合

      そのまま終了します。

    • 物理L-Serverの電源がONの場合

      本オプションを指定するとエラーになります。

bootとfcsinglepathは同時に指定できます。

-net network_name

network_nameには、PXEブートするネットワークリソース名、または追加するNICを接続するネットワークリソース名を指定します。

ブートモードにPXEが設定されている場合、指定されたネットワークリソース名のネットワークからPXEブートを行います。

-allow deldisk

本オプションはdeldiskだけ指定できます。

以下の操作によって、ディスクの内容が消去されても問題ない場合に本オプションを指定します。ディスクの内容が消去される可能性がある場合に本オプションを省略すると、操作に失敗します。

  • L-Serverの削除

  • L-Serverのディスクリソースの解放

-deny deldisk

本オプションはdeldiskだけ指定できます。

以下の操作によって、仮想ストレージリソースからディスクリソースを削除せずディスクの内容を保存したい場合に本オプションを指定します。

  • L-Serverのディスクリソースの解放

物理L-Server、またはHyper-Vの仮想L-Serverの場合だけ指定してください。本オプションと-allow deldiskオプションを同時に指定できません。
ディスクリソースが事前作成LUN以外の場合は、-allow deldisk、-deny deldiskのどちらかを指定する必要があります。

本オプションは、ディスク削減時の場合だけ有効です。本オプションでディスクリソースを永続的に保存できません。
本オプションにより仮想ストレージリソースからディスクリソースを削除せずにディスクの内容を保存した場合、ディスクリソースは、ディスクリソースの切り出し元となっている仮想ストレージリソースが登録されているストレージプールに自動登録されます。

-type network

物理L-Serverで、-nameオプションに指定したL-Serverにネットワーク情報を送信する場合に指定します。

-label label

labelには、L-Serverのラベルを指定します。

-comment comment

commentには、L-Serverのコメントを指定します。

-with with

withには、L-Serverと関連付ける、仮想マシンまたは物理サーバを指定します。

リソースフォルダー名とリソースプール名をスラッシュ("/")でつないで指定してください。

/リソースフォルダー名/リソースプール名/VMホスト名/仮想マシン名
/リソースフォルダー名/リソースプール名/物理サーバ名
/リソースプール名/VMホスト名/仮想マシン名
/リソースプール名/物理サーバ名
-define

NIC定義を操作する場合に指定します。

【Solarisゾーン】【OVM for SPARC】【Citrix Xen】【OVM for x86 3.x】
このオプションは常に指定します。

注意

NIC定義を追加したNICの場合、L-Serverの詳細情報にNICのMACアドレスは表示されません。

【VMware】【Hyper-V】【KVM】
このオプションは指定できません。

-nic nic_index

削除するNICのインデックスを指定します。

-ip ipaddress

NICに割り当てるIPアドレスを指定します。このオプションを省略すると自動的にアドレスが割り当てられます。


使用例