名前
【Windowsマネージャー】
インストールフォルダー\SVROR\Manager\bin\rcxadm folder - リソースフォルダーの操作
【Linuxマネージャー】
/opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm folder - リソースフォルダーの操作
形式
rcxadm folder create -file file.xml [-nowait]
rcxadm folder create -name name [-type type] [-label label] [-comment comment] [-nowait]
rcxadm folder list [-name name] [-type type] [-detail]
rcxadm folder show -name name [-type type]
rcxadm folder modify -name name [-type type] {[-new_name name] [-label label] [-comment comment]} [-nowait]
rcxadm folder move -name name [-type type] [-to folder] [-nowait]
rcxadm folder delete -name name [-type type] [-nowait]
rcxadm folder start -name name [-nowait]
rcxadm folder stop -name name
rcxadm folder restart -name name [-nowait]
機能説明
rcxadm folderは、リソースフォルダー管理を行うためのコマンドです。本製品で管理するリソースが多くなり、業務単位にリソースをまとめて管理したい場合などに、リソースフォルダー管理を用いてリソースのグループ化を行います。リソースフォルダーは階層化できるため、リソースを詳細に分類できます。
リソースフォルダー管理機能により、リソースがグループ化できます。グループ化されたリソースは、まとめて操作できるようになり、操作性が向上します。
また、ユーザー、ロール管理と併用することで、リソースフォルダー単位でのセキュリティを確保できます。
リソースフォルダーは登録対象とするリソースによって、以下の2つに分類されます。
オーケストレーション
L-Server、ネットワークリソース、ディスクリソース、リソースプールを登録します。
サーバ
サーバツリーのブレードシャーシ、およびラックマウント型サーバを登録します。
サブコマンド
新規にリソースフォルダーを作成します。-fileオプションを用いることで指定したリソースフォルダーと、リソースフォルダー配下のリソースをまとめて作成します。XMLファイルで指定したリソースフォルダーが既存の場合、指定されたリソースだけをまとめて作成します。
リソースフォルダーまたはリソースフォルダーに含まれるリソース、およびサブフォルダーの一覧を表示します。
"フォルダー操作"の定義ファイルの設定で、登録中のリソースを除外して表示することができます。デフォルトでは、登録中のリソースも表示されます。"フォルダー操作"の定義ファイルについては、以下の「フォルダー操作定義ファイル」を参照してください。
オプションに-nameを指定した場合
指定されたリソースフォルダーに含まれるリソース、およびサブフォルダーの一覧を表示します。
オプションに-nameを指定しない場合
トップ階層のリソースフォルダーの一覧を表示します。
以下の情報が表示されます。
項目名 | 内容 |
---|---|
TYPE | リソースフォルダー、リソースプール、または各リソースの種別 |
NAME | リソースフォルダー、リソースプール、または各リソースの名前 |
FOLDER_TYPE (注) | フォルダーのタイプ 以下のどれかが表示されます。
|
LABEL | リソースフォルダー、リソースプール、または各リソースのラベル |
注) オプションに-detailを指定した場合に表示されます。
リソースフォルダーの詳細情報を表示します。
以下の情報が表示されます。
項目名 | 内容 |
---|---|
NAME | リソースフォルダー名 |
LABEL | リソースフォルダーのラベル |
COMMENT | リソースフォルダーのコメント |
FOLDER_TYPE | フォルダーのタイプ 以下のどれかが表示されます。
|
指定したリソースフォルダーの以下を変更します。
リソースフォルダー名
ラベル
コメント
優先順位
リソースフォルダーを指定したリソースフォルダーへ移動します。移動先のリソースフォルダーが指定されなかった場合、ホームフォルダーへ移動します。
リソースフォルダーを削除します。
リソースフォルダー内のL-Serverを起動します。
リソースフォルダー内のL-Serverを停止します。
リソースフォルダー内のL-Serverを再起動します。
オプション
file.xmlには、作成するリソースフォルダー、およびリソースフォルダー配下のリソースを指定したXMLファイルを指定します。XMLファイルの定義については、「15.8 リソースフォルダー」を参照してください。
参照したいリソースフォルダーの詳細情報を表示します。
サブコマンドで指定したリソースフォルダーの操作が完了するのを待たずに、コマンドを復帰させる場合に指定します。
また、リソースが割り当てられていないL-Serverに対して、リソースの割当てを待たずに、次の操作を実行します。
nameには、リソースフォルダー名を指定します。階層化されたリソースフォルダーの場合、リソースフォルダー名をスラッシュ("/")でつないで指定してください。
例
TopFolder直下のSecondFolderを指定する場合
/TopFolder/SecondFolder
typeには、指定したリソースフォルダーのリソースフォルダー種別を指定します。リソースフォルダー種別には、以下のどちらかを指定します。
"server"
"lserver"
省略時は、"lserver"が指定されます。
labelには、リソースフォルダーのラベルを指定します。
commentには、リソースフォルダーのコメントを指定します。
nameには、操作対象リソースフォルダーの新しいリソースフォルダー名を指定します。
folderには、移動先リソースフォルダーを指定します。階層化されたリソースフォルダーの場合、リソースフォルダー名をスラッシュ("/")でつないで指定してください。省略した場合はホームフォルダーへ移動します。
なお、複数のアクセス範囲を指定したユーザーで実行する場合、省略できません。リソースフォルダーを指定してください。
フォルダー操作定義ファイル
フォルダー一覧、および、テナント一覧を実施する際に、登録中のリソースを除外する場合は、以下のファイルで"登録中のリソースを表示しない"ように定義を設定してください。デフォルトでは、登録中のリソースも表示されます。
【Windowsマネージャー】
インストールフォルダー\SVROR\Manager\etc\customize_data
【Linuxマネージャー】
/etc/opt/FJSVrcvmr/customize_data
folder.rcxprop
定義ファイルでは、1行ごとに以下の形式で記述します。
キー = 値 |
キー | 説明 | 取り得る値、または例 |
---|---|---|
list_registering | コマンドのフォルダー一覧、およびテナント一覧で、登録中のリソースを表示する。 (省略可) |
|
使用例
リソースフォルダーまたはリソースフォルダーに含まれるリソース、およびサブフォルダーの一覧を表示する場合
>rcxadm folder list <RETURN>
TYPE NAME LABEL
---- ---- -----
Folder TenantA -
Folder TenantB -
Pool ImagePool -
Pool ImgPool -
Pool NetworkPool -
Pool StoragePool -
Pool VMHostPool - |
リソースフォルダーまたはリソースフォルダーに含まれるリソース、およびサブフォルダーの一覧を表示する場合(-detailオプションを指定した場合)
>rcxadm folder list -detail <RETURN> TYPE NAME FOLDER_TYPE LABEL ---- ---- ----------- ----- Folder TenantA TENANT - Folder TenantB TENANT - Pool ImagePool - - Pool NetworkPool - - Pool StoragePool - - Pool VMHostPool - - |
指定されたリソースフォルダーに含まれるリソース、およびサブフォルダーの一覧を表示する場合
>rcxadm folder list -name TenantA <RETURN>
TYPE NAME LABEL
---- ---- -----
Folder testA -
LServer test4 - |
リソースフォルダーの詳細情報を表示する場合
>rcxadm folder show -name TenantA <RETURN>
name : TenantA
label :
comment :
folder_type: TENANT |