ここでは、仮想L-ServerのXML定義について説明します。
階層指定を行う場合、<Resources>タグを<Folder>タグに変更してください。
「例 リソースフォルダーまたはテナント配下にL-Serverを作成」を参照してください。
仮想L-ServerのXML定義は以下のとおりです。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <Resources> <LServer name="L-Server名" label="ラベル"> <Comment>コメント</Comment> <TemplateLink name="L-Serverテンプレート名"/> <ServerImageLink name="イメージ名" version="イメージ世代" disk="イメージ指定時のディスク配付設定(all)" fit_disk_size="ディスク容量拡張(true|false)"/> <ServerType>サーバ種別</ServerType> <VMType>VM種別</VMType> <OSType>OS種別</OSType> <CPU> <CPUArch>CPUアーキテクチャー</CPUArch> <CPUPerf>CPU性能</CPUPerf> <NumOfCPU>CPU数</NumOfCPU> <CPUReserve>CPU予約性能</CPUReserve> <CPUShare>CPUシェア</CPUShare> <CPUWeight>CPU割当て優先度</CPUWeight> </CPU> <Memory> <MemorySize>メモリ容量</MemorySize> <MemoryReserve>メモリ予約容量</MemoryReserve> <MemoryShare>メモリシェア</MemoryShare> <DynamicMemory>動的メモリ設定</DynamicMemory> <StartupRAM>初期メモリ量</StartupRAM> <MemoryBuffer>メモリバッファー</MemoryBuffer> <MemoryWeight>メモリ割当て優先度</MemoryWeight> </Memory> <Disks> <Disk name="ディスク名"> <DiskIndex>ディスク番号</DiskIndex> <DiskLink name="事前に作成済みのディスク名"/> または <DiskCopy name="複写元のディスク名"/> <DiskSize>ディスク容量</DiskSize> <Exist>事前作成ディスク</Exist> <From auto="使用するストレージの自動選択"> <VirtualStorage name="仮想ストレージのリソース名"/> <Pool name="ストレージプール名"/> </From> </Disk> </Disks> <NICs> <NIC> <NICIndex>NIC番号</NICIndex> <NetworkLinks> <NetworkLink name="Network名" index="ネットワークのインデックス"> <IpAddress auto="IP自動設定" address="IPアドレス"/> </NetworkLink> </NetworkLinks> <MacAddress auto="MACアドレス自動選択" from="アドレスセットリソース(MACアドレス)" pool="アドレスプール"/> </NIC> </NICs> <Policy> <Redundancy>冗長性</Redundancy> <Positioning>運用位置</Positioning> <Exclusion>排他運用</Exclusion> <Priority>優先度</Priority> <Repurpose>サーバの自動解放(true|false)</Repurpose> <OverCommit>オーバーコミットの有効/無効</OverCommit> <AliveMonitoring>生存監視設定(true|false)</AliveMonitoring> </Policy> <From keep="使用するサーバの保持" auto="使用するサーバの自動選択"> <VmHost name="VMホストのリソース名"/> <Pool name="VMプール名"/> </From> <Allocation>リソースの割当て</Allocation> <OSSetting> <ComputerName>コンピュータ名、ホスト名</ComputerName> <FullName>フルネーム</FullName> <ProductKey>製品キー</ProductKey> <AdminPassword>管理者パスワード</AdminPassword> <RootRolePassword>Root役割パスワード</RootRolePassword> <CAL>ライセンスモード</CAL> <CALMaxConnection>最大接続数</CALMaxConnection> <OrganizationName>組織名</OrganizationName> <DomainName>ドメイン名</DomainName> <DNSSearchPaths> <DNSSearchPath>DNS検索パス</DNSSearchPath> <DNSSearchPath>DNS検索パス</DNSSearchPath> </DNSSearchPaths> <DNSServers> <DNSServer nic="NICのインデックス" ip="DNSのIPアドレス" /> <DNSServer nic="NICのインデックス" ip="DNSのIPアドレス" /> </DNSServers> <TimeZone>タイムゾーン</TimeZone> <HardwareClock>ハードウェア時計設定</HardwareClock> <SystemLocale>システムロケール</SystemLocale> <GUIRunOnce>GUIRunOnceコマンドファイル名</GUIRunOnce> <ActiveDirectory join="Active Directoryドメイン参加の有効/無効"/> <VDI use="VDI使用の有効/無効" server="VDI管理サーバ名" pool="VDIプール名" user="VDIユーザー名"/> </OSSetting> </LServer> </Resources> |
要素名 | 説明 | 取り得る値、または例 |
---|---|---|
L-Server名 (注1、注2) (LServer name) | L-Serverの名前 | L-Serverの名前を入力します。 【VMware】 【Solarisゾーン(Solaris11)】 |
ラベル (注1、注2) (LServer label) | L-Serverのラベル (省略可) | 日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく32文字以内の文字列を指定します。 |
コメント (注1、注2) (Comment) | L-Serverのコメント (省略可) | 日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく256文字以内の文字列を指定します。 |
L-Serverテンプレート名 (注2、注3) (TemplateLink name) | L-Serverで使用するL-Serverテンプレート名 (省略可) | 作成済みのL-Serverテンプレートのリソース名を指定します。
|
イメージ名 (注2、注3) (ServerImageLink name) | L-Serverの起動ディスクに配付するクローニングイメージ名 (省略可) | 作成済みのクローニングイメージのリソース名を指定します。 リソースフォルダーを含む名前で指定してください。
【Solarisゾーン】 |
イメージ世代 (注2、注3) (ServerImageLink version) | L-Serverの起動ディスクに配付するクローニングイメージの世代 (省略可) | 整数を指定します。 省略した場合、最新の世代が使用されます。
|
イメージ指定時のディスク配付設定 (ServerImageLink disk) | イメージが持つディスク構成の配付設定 (省略可) | "all"を指定します。 イメージと同一のディスク構成でL-Serverを作成します。省略した場合は、イメージのシステムディスクのみが配付されます。 VM種別が"VMware"、"Hyper-V"の場合に有効です。 |
ディスク容量拡張 (fit_disk_size) | イメージのディスク容量に合わせる (省略可) |
|
サーバ種別 (注4) (ServerType) | L-Serverに割り当てるサーバの種別 | "Virtual"を指定します。 |
VM種別 (注2、注4) (VMType) | L-Serverに割り当てるVMの種別 |
省略時は、L-Server作成時に指定する必要があります。 |
OS種別 (注1、注2) (OSType) | L-ServerのOS種別 イメージを指定した場合、省略できます。 | 【VMware】 【Hyper-V】 【KVM】
電源ONの状態でも変更できます。 【Xen】 【Solarisゾーン】【OVM for SPARC】 【OVM for x86 2.2】【Solarisゾーン】【OVM for SPARC】【Citrix Xen】【OVM for x86 3.x】 |
CPUアーキテクチャー (注4) (CPUArch) | L-Serverに割り当てるサーバのCPUアーキテクチャー (省略可) | 【VMware】【Hyper-V】【KVM】【Xen】【OVM for x86 2.2】【Citrix Xen】【OVM for x86 3.x】 【Solarisゾーン】【OVM for SPARC】 省略時は、VM種別に応じて自動設定します。ただし、L-Serverテンプレートを指定した場合、L-Serverテンプレートの値が使用されます。 |
CPU性能 (注1、注2、注4、注6) (CPUPerf) | L-Serverに割り当てるサーバのCPU性能 | ギガヘルツを単位として、小数第一位までの数値を指定します。 指定できる範囲については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「16.3.2 [サーバ]タブ」を参照してください。 【VMware】【Hyper-V】【KVM】 【Xen】 【Solarisゾーン】 【Citrix Xen】 【OVM for SPARC】 |
CPU数 (注1、注2、注4、注6) (NumOfCPU) | L-Serverに割り当てるサーバのCPU数 | "1"以上の整数を指定します。 指定できる範囲については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「16.3.2 [サーバ]タブ」を参照してください。 【VMware】 【Xen】 【Solarisゾーン】 【Citrix Xen】【OVM for x86 3.x】 |
CPU予約性能 (注1、注2、注7、注8、注9、注10) (CPUReserve) | L-Serverに保証される最小割当てCPUリソース量 (省略可) | ギガヘルツを単位として、小数第一位までの数値を指定します。 "0"からCPU性能の範囲の値を設定します。
VM種別が"VMware"、"Hyper-V"の場合に有効です。 電源ONの状態でも変更できます。 本製品とサーバ仮想化ソフトウェアで、認識される物理CPU性能が異なる環境の場合、小さい方の値以下を指定してください。 |
CPUシェア (注1、注2、注7、注8、注9) (CPUShare) | L-ServerのCPUリソースの配分を決める相対的な配分比 (省略可) | "1"以上の整数を指定します。 (注11) 省略時は、L-Server作成時またはL-Server仕様変更時で設定値が異なります。
VM種別が"VMware"の場合に有効です。 電源ONの状態でも変更できます。 |
CPU割当て優先度 (注1、注2、注10) (CPUWeight) | CPUの割当て優先度 (省略可) | CPUの割当て優先度を指定します。 【Hyper-V】 省略時は、L-Server作成時またはL-Server仕様変更時で設定値が異なります。
電源ONの状態でも変更できます。 【Citrix Xen】 省略時は、L-Server作成時またはL-Server仕様変更時で設定値が異なります。
電源ONの状態では変更できません。 |
メモリ容量 (注1、注2、注4、注6) (MemorySize) | L-Serverに割り当てるサーバのメモリ容量 | ギガバイトを単位として、小数第一位までの数値を指定します。 指定できる範囲については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「16.3.2 [サーバ]タブ」を参照してください。 【VMware】 【KVM】 【Xen】 【Solarisゾーン】 【Citrix Xen】 【OVM for x86 3.x】 |
メモリ予約容量 (注1、注2、注7、注8、注9) (MemoryReserve) | L-Serverに保証される最小割当てメモリリソース量 (省略可) | ギガバイトを単位として、小数第一位までの数値を指定します。 "0"からメモリ容量の範囲の値を設定します。
VM種別が"VMware"または"Citrix-Xen"の場合に有効です。 【VMware】 【Citrix Xen】 |
メモリシェア (注1、注2、注7、注8、注9) (MemoryShare) | L-Serverのメモリリソースの配分を決める相対的な配分比 (省略可) | "0"以上の整数を指定します。 (注11) 省略時は、L-Server作成時またはL-Server仕様変更時で設定値が異なります。
VM種別が"VMware"の場合に有効です。 電源ONの状態でも変更できます。 |
動的メモリ設定 (注1、注2、注10) (DynamicMemory) | DynamicMemoryの設定 (省略可) | 動的メモリの有効/無効を設定します。
省略時は、L-Server作成時またはL-Server仕様変更時で設定値が異なります。
L-Serverの作成と変更時に動的メモリを無効にした場合、初期メモリ量とメモリバッファーに指定した値(既存の設定値も含む)は無視されます。 |
初期メモリ量 (注1、注2、注10) (StartupRAM) | 初期メモリ量 | 起動時に割り当てる初期メモリ量を指定します。 0.1~メモリ容量の範囲の値を指定します。
VM種別が"Hyper-V"の場合に有効です。 |
メモリバッファー (注1、注2、注10) (MemoryBuffer) | バッファーとして予約する空きメモリ容量(%) (省略可) | 仮想マシンに割り当てる空きメモリ量を指定します。 5~2000の整数を指定します。
VM種別が"Hyper-V"の場合に有効です。 電源ONの状態でも変更できます。 |
メモリ割当て優先度 (注1、注2、注10) (MemoryWeight) | メモリ割当て優先度 (省略可) | メモリ割当て優先度を指定します。 0~10000の整数を指定します。
VM種別が"Hyper-V"の場合に有効です。 電源ONの状態でも変更できます。 |
ディスク名 (注2、注13、注14) (Disk name) | L-Serverに割り当てるディスク名 (省略可) | 先頭半角英数字で、半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を指定します。省略時は、自動生成されます。 事前に作成済みのディスクまたは保存された自動作成のディスクを指定する場合、事前に作成済みのディスク名または保存された自動作成のディスク名と同じ名前は指定しないでください。 以下の場合、無視されます。
|
ディスク番号 (注2、注3、注13、注14) (DiskIndex) | L-Serverに割り当てるディスクの番号 | "0"から始まる整数を指定します。 0: ブートディスク 【VMware】 【Hyper-V】 【Xen】 【KVM】 【OVM for x86 2.2】 【OVM for SPARC】 【Solarisゾーン(Solaris10)】 【Solarisゾーン(Solaris11)】 【Citrix Xen】 【OVM for x86 3.x】 |
事前に作成済みのディスク名 (注2) (DiskLink name) | L-Serverに割り当てる事前に作成済みのディスクの名前 (省略可) | すでに存在するディスクの名前を指定します。 VM種別が"RHEL-Xen"、"RHEL-KVM"、"Hyper-V"、"Solaris Containers"、"OVM-SPARC"の場合に指定できます。
|
事前作成ディスク (注2) (Exist) | L-Serverに割り当てるディスクが、ストレージ管理製品で事前に作成された仮想ディスクであることを指定 (省略可) |
|
複写元のディスク名 (注4) (DiskCopy name) | 内容を複写する複写元のデータディスク名 (省略可) | データディスクの内容を複写する複写元のディスク名を指定します。 VM種別が"RHEL-Xen"の場合に指定できます。 |
ディスク容量 (注2、注4) (DiskSize) | 切り出すディスクの容量 | ギガバイトを単位として、小数第一位までの数値を指定します。 指定できる範囲については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「16.3.3 [ディスク]タブ」を参照してください。 【Xen】 |
使用するストレージの自動選択 (注2) (From auto) | L-Serverで使用するストレージの選択先を自動選択する (省略可) |
省略時に、"仮想ストレージリソース名"または"ストレージプール名"の指定がない場合、リソースが自動選択されます。 |
仮想ストレージのリソース名 (注2、注3) (VirtualStorage name) | L-Serverに割り当てるディスクを切り出す仮想ストレージ (省略可) | 作成済みの仮想ストレージのリソース名を指定します。
【Hyper-V】 |
ストレージプール名 (注2、注3) (Pool name) | L-Serverに割り当てるディスクを作成する仮想ストレージを抽出するリソースプール (省略可) | 作成済みのストレージプールのリソース名を指定します。 異なる階層で、同じ名前のストレージプールが存在する環境では、名前が特定できるように、階層を指定する必要があります。
【Hyper-V】 |
NIC番号 (注2) (NICIndex) | L-Serverに割り当てるNIC定義を識別する番号 | "0"から始まる整数を指定します。 NIC番号(NICIndex) + 1は、[L-Serverの作成]ダイアログの[基本情報]タブのネットワーク(NIC)番号に対応しています。 【VMware】 【Hyper-V】 【KVM】 【Xen】 【KVM】 【OVM for x86 2.2】 【Solarisゾーン】 【Citrix Xen】 【OVM for x86 3.x】 【OVM for SPARC】 |
Network名 (注2、注15) (NetworkLink name) | L-Serverが接続するネットワーク名 | 作成済みのネットワークリソース名を指定します。
|
ネットワークのインデックス (NetworkLink index) | ネットワークのインデックス | ネットワークのインデックスとして"0"を指定します。 L-Server作成時、本属性は省略できます。L-Serverの仕様変更時は本属性を必ず指定してください。 |
MACアドレス (MacAddress) | L-ServerのNICに割り当てるMACアドレス | 以下の方法で指定できます。 <MacAddress auto="true" from="アドレスセットリソース(MACアドレス)"/>
|
IPアドレス (注2、注15) (IpAddress) | L-Serverに割り当てるIPアドレス (省略可) | 以下の方法で指定できます。 <IpAddress auto="false" address="xxx.xxx.xxx.xxx"/> <IpAddress auto="true"/>
|
冗長性 (注1、注2、注4、注16) (Redundancy) | L-Serverに割り当てるサーバの冗長性 (省略可) |
省略時は、"None"が設定されます。 |
運用位置 (注1、注2、注4) (Positioning) | L-Serverに割り当てるサーバの物理的な位置 (省略可) |
省略時は、"Fixed"が設定されます。 【Solarisゾーン(Solaris11)】 |
排他運用 (注1、注2) (Exclusion) | 物理サーバ上でほかの仮想マシンとの排他運用 (省略可) | L-Server名またはリソースフォルダー名を指定します。 階層化されているL-Server名やリソースフォルダー名を指定する場合、階層を指定する必要があります。 /フォルダー1/フォルダー2 アクセス範囲に含まれるリソースを指定してください。
|
優先度 (注1、注2) (Priority) | リソース割当て、またはL-Server作成の優先順位 (省略可) | L-Serverを一括電源操作の対象にする場合またはリソースフォルダーのXMLを使用して、複数のL-Serverを一度に作成する場合の優先順位を1~256の範囲で指定します。 値が小さいほど、優先度が高くなります。 |
サーバの自動解放 (注1、注2) (Repurpose) | 電源OFF時のサーバの自動解放 (省略可) | L-Serverに割り当てるサーバを電源OFF時に自動的に解放するかを指定します。
本属性とL-Serverテンプレートの"サーバの自動解放"の値が省略された場合、定義ファイルに設定された値が使用されます。 本属性の詳細は、「導入ガイド CE」の「8.11 仮想L-Server利用時の注意点」を参照してください。 |
オーバーコミットの有効/無効 (注1、注2) (OverCommit) | オーバーコミットの設定 (省略可) | オーバーコミットの有効/無効を設定します。 省略時は、"false"が設定されます。
|
生存監視設定 (注1、注2、注4、注16) (AliveMonitoring) | 生存監視設定 (省略可) |
省略時は、L-Server作成時に指定しなかった場合、"false"が設定されます。 |
使用するサーバの保持 (注2) (From keep) | L-Serverで使用するサーバの選択先を保持 (省略可) |
指定がない場合、"true"が設定されます。 |
使用するサーバの自動選択 (注2) (From auto) | L-Serverで使用するサーバの選択先を自動選択 (省略可) |
省略時に、"VMホスト"または"VMプール名"が指定された場合、"VMホスト"または"VMプール名"が優先されます。 "VMホスト"または"VMプール名"の指定がない場合、リソースが自動選択されます。 |
VMホストのリソース名 (注1、注2) (VmHost name) | L-Serverに割り当てるVMを作成するVMホスト (省略可) | 登録済みのVMホストのリソース名を指定します。 使用するサーバを保持しない場合、初回に割り当てたときだけ有効です。
|
VMプール名 (注1、注2) (Pool name) | L-Serverに割り当てるVMを作成するVMホストを抽出するリソースプール (省略可) | 作成済みのVMプールのリソース名を指定します。 異なる階層で、同じ名前のVMプールが存在する環境では、名前が特定できるように、階層を指定する必要があります。
|
リソースの割当て (Allocation) | L-Serverに割り当てられたリソースの状態 (省略可) |
本属性が省略された場合、定義ファイルに設定した値が使用されます。 |
コンピュータ名、ホスト名 (注2、注17) (ComputerName) | コンピュータ名、ホスト名 | 【VMware】 【Hyper-V】 【Xen】 【Solarisゾーン】 【OVM for SPARC】 |
フルネーム (注2、注17) (FullName) | Windowsの業務OSで使用するフルネーム | 【VMware】 【Hyper-V】 【Solarisゾーン】 【OVM for SPARC】 |
製品キー (注2、注17) (ProductKey) | Windowsの製品キー | |
管理者パスワード (注2、注17) (AdminPassword) | 業務OSで使用するadministratorのパスワード | |
Root役割パスワード (注2、注17) (RootRolePassword) | 業務OSで使用するRoot役割パスワード | |
ライセンスモード (注2、注17) (CAL) | Windowsに設定するクライアントアクセスライセンス | |
最大接続数 (注2、注17) (CALMaxConnection) | Windowsに設定する接続クライアント数 | |
組織名 (注2、注17) (OrganizationName) | Windowsの業務OSに設定する組織名 | |
ドメイン名 (注2、注17) (DomainName) | 業務OSで使用するドメイン名 | |
DNS検索パス (注2、注17) (DNSSearchPath) | Linuxの業務OSで使用するDNSの検索パス | 複数指定する場合、タグを複数記載します。 <DNSSearchPaths> 【VMware】 【Hyper-V】 |
NICのインデックス (注2、注17) (DNSServer nic) | DNSを設定するNICのインデックス | DNSのIPアドレスを設定するNICのインデックスを指定します。
0~9の範囲で指定してください。 |
DNSのIPアドレス (注2、注17) (DNSServer ip) | DNSのIPアドレス |
|
タイムゾーン (注2、注17) (TimeZone) | 業務OSのタイムゾーン |
|
ハードウェア時計設定 (注2、注17) (HardwareClock) | Linuxの業務OSで使用する時計設定 | 【VMware】 【Hyper-V】 |
システムロケール (注2、注17) (SystemLocale) | 業務OSで使用するシステムロケール | Solaris業務OSで、指定できるシステムロケールの例は、以下の通りです。
|
GUIRunOnceコマンドファイル名 (注2、注4、注9、注17) (GUIRunOnce) | GUIRunOnceコマンド定義ファイルのファイル名 (省略可) | GUIRunOnceコマンド定義ファイルのファイル名を指定します。指定は、フルパスではなく拡張子(.rcxprop)を除いたファイル名のみを指定します。 省略時は、GUIRunOnceコマンドは設定されません。 |
Active Directoryドメイン参加の有効/無効 (注2、注4、注9、注17) (ActiveDirectory join) | WindowsのActive Directoryドメインへの参加設定 (省略可) |
省略時は、ドメインに参加しません。ただし、VDIの使用を有効に指定している場合は、ドメインに参加します。 |
VDI使用の有効/無効 (注1、注9、注17) (VDI use) | VDI使用の有効/無効を設定 (省略可) |
省略時は、VDIの使用を無効にします。 なお、VDIの使用を有効にするには、Active Directoryドメイン参加が必須になりますので、Active Directoryドメイン参加を有効にしてください。 |
VDI管理サーバ名 (注3、注9、注17) (VDI server) | VDI管理サーバ名 (省略可) | L-Serverに設定するVDI管理サーバ名を指定します。 構成変更時に指定できる属性です。作成時は、無視されます。 本製品に登録したVDI管理サーバの名前を指定します。 |
VDIプール名 (注1、注9、注17) (VDI pool) | VDIプール名 (省略可) | L-Serverに設定するVDIプール名を指定します。 半角英数字(大文字/小文字)、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された64文字以内の文字列を入力します。 |
VDIユーザー名 (注1、注9、注17) (VDI user) | VDIユーザー名 (省略可) | L-Serverに設定するVDIユーザー名を以下の形式で指定します。 ドメイン名\ユーザー名 ユーザー名は256文字以内(半角の場合)の文字列を指定します。 |
注1) L-Serverの変更により、値を変更できます。L-Serverテンプレート名の変更や、指定したL-Serverテンプレートの内容を変更しても、L-Serverの構成は変更されません。OS種別は、OSをインストールしていない状態でだけ変更するようにしてください。
注2) 構成定義だけ作成済み(defined)のL-Serverの変更により、値を変更できます。なお、構成定義だけ作成済みのL-Serverを変更する場合、変更しない情報もすべて記載する必要があります。
注3) 仮想マシンに関連付けられたL-Serverの場合、値を変更できます。
注4) L-Serverテンプレートを使用しない、またはL-Serverテンプレートで指定した値を使用しない場合に指定します。
注5) 設定できる値については、以下のヴイエムウェア社のWebサイトで確認してください。
ヴイエムウェア社のWebサイト
URL: |
注6) 電源ONの状態で変更した場合、ゲストOSによっては、動作に問題が発生する場合や、変更が認識されない場合があります。
注7) rcxadm lserver modifyコマンドで変更します。rcxadm lserver modifyコマンドについては、「3.6 rcxadm lserver」を参照してください。
注8) VMwareの場合、変更できます。
注9) L-ServerのVM種別がVMwareの場合、指定された値が反映されます。
注10) L-ServerのVM種別がHyper-Vの場合、指定された値が反映されます。
注11) 指定できる値については、ヴイエムウェア社の「vSphere リソース管理ガイド」の記述を参照してください。
以下のURLから該当するバージョンのドキュメントを参照してください。
URL: http://www.vmware.com/jp/support/support-resources/pubs/ |
注12) 省略した場合、メモリ予約容量はメモリ容量と同じ値となり、メモリのオーバーコミットを使用しない設定になります。メモリのオーバーコミットを使用する場合は値を指定してください。
注13) イメージ指定時のディスク配付設定を"all"で指定する場合、ディスク番号が"0"以外のディスク指定は省略することを推奨します。指定する場合は、イメージのディスク構成を確認し、適切なディスク番号を指定してください。
注14) イメージ指定時のディスク配付設定を"all"で指定する場合、すべてのディスクがブートディスクと同じ格納先に作成されます。ディスクの格納先を指定する場合は、ディスク番号が"0"のディスクだけを定義してください。
注15) 以下の条件を満たす場合に限り、値を変更できます。
L-ServerのVM種別がVMwareの場合
構築済みの仮想マシンと関連付けたL-Server、または、本製品で作成したL-Serverの場合
L-ServerのVM種別がHyper-Vの場合
構築済みの仮想マシンと関連付けたL-Serverで、かつ、L-ServerのNICにネットワークリソースが接続されていない場合
注16) L-Platformから配備されたL-Serverに対して、構成変更で値を変更できます。その場合、生存監視設定と冗長性の要素だけが記載されたXMLファイルを使用してください。
注17) イメージ配付後に行う個別情報です。OSプロパティ定義ファイルが存在しない場合や、記載済みの値を変更する場合だけ指定します。OVM for x86 2.2、OVM for x86 3.xでは、個別に指定できません。指定されても無視されます。
注18) 以下のMicrosoft社のWebサイトを参照してください。
Microsoft社のWebサイト
URL: http://support.microsoft.com/kb/973627/en-us/ |
例
L-Serverテンプレートを使用し、クローニングイメージを配付しないL-Serverを作成
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <Resources> <LServer name="first_server"> <TemplateLink name="small"/> <ServerType>Virtual</ServerType> <OSType>Red Hat Enterprise Linux 5 (32-bit)</OSType> <NICs> <NIC> <NICIndex>0</NICIndex> <NetworkLinks> <NetworkLink name="net01"/> </NetworkLinks> </NIC> </NICs> </LServer> </Resources> |
L-Serverテンプレートを使用し、クローニングイメージを配付するL-Serverを作成(OSプロパティ定義ファイルを設定済み)
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <Resources> <LServer name="second_server"> <TemplateLink name="small"/> <ServerType>Virtual</ServerType> <ServerImageLink name="/ImagePool/master_image"/> <NICs> <NIC> <NICIndex>0</NICIndex> <NetworkLinks> <NetworkLink name="net01"/> </NetworkLinks> </NIC> </NICs> <OSSetting> <ComputerName>host2</ComputerName> </OSSetting> </LServer> </Resources> |
L-Serverテンプレートを使用し、クローニングイメージと同一のディスク構成でL-Serverを作成(OSプロパティ定義ファイルを設定済み)
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <Resources> <LServer name="L-Server_with_datadisk"> <TemplateLink name="small_with_datadisk"/> <ServerType>Virtual</ServerType> <ServerImageLink name="/ImagePool/master_image_with_datadisk" disk="all"/> <NICs> <NIC> <NICIndex>0</NICIndex> <NetworkLinks> <NetworkLink name="net01"/> </NetworkLinks> </NIC> </NICs> <OSSetting> <ComputerName>host2</ComputerName> </OSSetting> </LServer> </Resources> |
L-Serverテンプレートを使用せず、Linuxのクローニングイメージを配付するL-Serverを作成(OSプロパティ定義ファイルを設定済み)
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <Resources> <LServer name="L-Server"> <ServerImageLink name="/ImagePool/RHEL5"/> <ServerType>Virtual</ServerType> <CPU> <CPUPerf>1.0</CPUPerf> <NumOfCPU>1</NumOfCPU> </CPU> <Memory> <MemorySize>2</MemorySize> </Memory> <Disks> <Disk> <DiskIndex>0</DiskIndex> <DiskSize>20.0</DiskSize> </Disk> <Disk> <DiskIndex>1</DiskIndex> <DiskSize>30.0</DiskSize> </Disk> </Disks> <NICs> <NIC> <NICIndex>0</NICIndex> <NetworkLinks> <NetworkLink name="net01"/> </NetworkLinks> </NIC> </NICs> <Policy> <Redundancy>None</Redundancy> <Positioning>Fixed</Positioning> </Policy> <OSSetting> <ComputerName>host1</ComputerName> <DomainName>xx.zz.yy</DomainName> <DNSSearchPaths> <DNSSearchPath>10.20.30.40</DNSSearchPath> </DNSSearchPaths> </OSSetting> </LServer> </Resources> |
L-Serverテンプレートを使用せず、クローニングイメージと同一のディスク構成でL-Serverを作成(ディスク格納先指定、OSプロパティ定義ファイルを設定済み)
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <Resources> <LServer name="L-Server"> <ServerImageLink name="/ImagePool/master_image_with_datadisk" disk="all"/> <ServerType>Virtual</ServerType> <CPU> <CPUPerf>1.0</CPUPerf> <NumOfCPU>1</NumOfCPU> </CPU> <Memory> <MemorySize>2</MemorySize> </Memory> <Disks> <Disk> <DiskIndex>0</DiskIndex> <From> <VirtualStorage name="/StoragePool/SAN001"/> </From> </Disk> </Disks> <NICs> <NIC> <NICIndex>0</NICIndex> <NetworkLinks> <NetworkLink name="net01"/> </NetworkLinks> </NIC> </NICs> <Policy> <Redundancy>None</Redundancy> <Positioning>Fixed</Positioning> </Policy> <OSSetting> <ComputerName>host1</ComputerName> <DomainName>xx.zz.yy</DomainName> <DNSSearchPaths> <DNSSearchPath>10.20.30.40</DNSSearchPath> </DNSSearchPaths> </OSSetting> </LServer> </Resources> |
リソースフォルダーまたはテナント配下にL-Serverを作成
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <Folder name="リソースフォルダー名またはテナント名"> <LServer name="L-Server名" label="ラベル"> ... </LServer> </Folder> |
要素名 | 説明 | 取り得る値、または例 |
---|---|---|
リソースフォルダー名またはテナント名 (注) (Folder name) | L-Serverを配置するリソースフォルダーまたはテナントの名前 (省略可) | 階層指定を行う場合、以下のように記載します。 リソースフォルダー名/リソースフォルダー名 |
注) L-Serverをリソースフォルダーまたはテナント階層下に作成する場合に指定します。
L-Serverテンプレート(RHEL-Xen用)を使用し、クローニングイメージを配付せず、特定のホスト上でL-Serverを作成(NICは1つ)
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <Resources> <LServer name="first_server"> <TemplateLink name="template1"/> <ServerType>Virtual</ServerType> <OSType>Linux</OSType> <NICs> <NIC> <NICIndex>0</NICIndex> <NetworkLinks> <NetworkLink name="net01"/> </NetworkLinks> <MacAddress auto="true" from="mac_address_set"/> </NIC> </NICs> <From> <VmHost name="vmhost1"/> </From> </LServer> </Resources> |
L-Serverの詳細情報から別のL-Serverを作成
以下の情報を変更します。
LServerタグのnameを変更する
DiskLink、MacAddress、およびDiskタグのnameを削除する
IpAddressタグを削除し、NetworkLinkタグを空要素タグに変更する
OSSettingタグを追加する
NetworkLinkタグのnameに何も記載されていない場合、適切なネットワークリソース名を記載する。
以下は、Linuxのクローニングイメージを配付して作成したL-Serverの詳細情報から、同一構成のL-Serverを作成する際の例です。
Windowsのクローニングイメージを配付する場合、上記のXML定義を参考に変更してください。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <Resources> <LServer name="L-Server2" id="rctest_1220" label=""> <Comment></Comment> <TemplateLink name="sample_small" id="rctest_23" /> <ServerType>Virtual</ServerType> <VMType>VMware</VMType> <OSType>Red Hat Enterprise Linux 5 (32-bit)</OSType> <CPU> <CPUArch>IA</CPUArch> <CPUPerf>1.0</CPUPerf> <NumOfCPU>1</NumOfCPU> </CPU> <Memory> <MemorySize>1.0</MemorySize> </Memory> <Disks> <Disk> <DiskIndex>0</DiskIndex> <DiskSize>10.0</DiskSize> </Disk> </Disks> <NICs> <NIC> <NICIndex>0</NICIndex> <MacAddress>00:50:56:8c:0b:2e</MacAddress> <NetworkLinks> <NetworkLink name="vnet30" index="0" vlan_mode="tagged" id="rctest_1123" > <IpAddress auto="true" address=""/> </NetworkLink> </NetworkLinks> </NIC> </NICs> <ExternalIdentifier>42114bec-d26d-0c3d-c9aa-080a0c40d020</ExternalIdentifier> <Current> <VmHost name="gekkou-pri" id="rctest_62" /> <VmGuest name="L-Server1-75" id="rctest_1224" /> </Current> <ExternalProfile/> <ServerImageLink name="/ImagePool/pool" version="1" id="rctest_132" /> <Policy> <Redundancy>None</Redundancy> <Positioning>Fixed</Positioning> <Exclusion></Exclusion> <Priority>128</Priority> <Repurpose>false</Repurpose> </Policy> <Status> <ResourceStatus>stop</ResourceStatus> <PowerStatus>off</PowerStatus> <AllocationStatus>attached</AllocationStatus> <MaintenanceMode>active</MaintenanceMode> <Resources>allocated</Resources> <ServerAllocationStatus>true</ServerAllocationStatus> <DiskAllocationStatus>true</DiskAllocationStatus> <AddressAllocationStatus>true</AddressAllocationStatus> </Status> <OSSetting> <DNSSearchPaths> <DNSSearchPath>10.20.30.40</DNSSearchPath> </DNSSearchPaths> </OSSetting> </LServer> </Resources> |