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Interstage List Creator V10.5.0 アプリケーション作成ガイド
FUJITSU Software

6.4.4 PrintPropertiesクラス

帳票の出力方法、および帳票出力時に指定するプロパティを保持するクラスです。

      System.Object
        ∟ fujitsu.listcreator.PrintProperties

public class PrintProperties : System.Object

6.4.4.1 フィールドの概要

PrintPropertiesクラスで指定するフィールドを以下に示します。

ユーザ資源情報

PrintPropertiesクラスのBarCodeDataプロパティで指定するフィールドを以下に示します。

表6.10 PrintPropertiesクラスのBarCodeDataプロパティで指定するフィールド

定数

説明

BARDATA_NONE

CODE128、EAN-128の入力データにエンコードしないデータを指定します。

BARDATA_BASE64

CODE128、EAN-128の入力データにBASE64エンコードしたデータを指定します。

動作情報

PrintPropertiesクラスのDirectMethodプロパティおよびOutputModeプロパティで指定するフィールドを以下に示します。

表6.11 PrintPropertiesクラスのDirectMethodプロパティおよびOutputModeプロパティで指定するフィールド

定数

説明

OUTPUTMODE_DEFAULT

帳票に定義されている出力方法で帳票を出力

OUTPUTMODE_PRINT

印刷

OUTPUTMODE_LIST

電子保存

OUTPUTMODE_FAX

FAX送信

OUTPUTMODE_PDF

ファイル

OUTPUTMODE_OWF

OWFファイル生成
(DirectMethodプロパティのみ指定できます)

OUTPUTMODE_EXCEL

Excelファイル出力

OUTPUTMODE_TIFF

TIFF出力

PrintPropertiesクラスのOutputScaleプロパティで指定するフィールドを以下に示します。

表6.12 PrintPropertiesクラスのOutputScaleプロパティで指定するフィールド

定数

説明

OUTPUTSCALE_NONE

帳票様式定義画面のプロパティ画面の[拡大/縮小印刷]タブの拡大/縮小指定にしたがいます。

OUTPUTSCALE_A3

A3用紙

OUTPUTSCALE_A4

A4用紙

OUTPUTSCALE_A5

A5用紙

OUTPUTSCALE_A6

A6用紙

OUTPUTSCALE_B4

B4用紙

OUTPUTSCALE_B5

B5用紙

OUTPUTSCALE_PS

はがき

OUTPUTSCALE_LT

Letter

OUTPUTSCALE_LG

Legal

OUTPUTSCALE_OT

任意

PrintPropertiesクラスのGridUnitプロパティで指定するフィールドを以下に示します。

表6.13 PrintPropertiesクラスのGridUnitプロパティで指定するフィールド

定数

説明

GRIDUNIT_INCH

インチ単位で指定します。

GRIDUNIT_MM

ミリ単位で指定します。

PrintPropertiesクラスのLFCodeプロパティで指定するフィールドを以下に示します。

表6.14 PrintPropertiesクラスのLFCodeプロパティで指定するフィールド

定数

説明

LFCODE_DO

改行コードのみの行は改行処理だけを行います。空の1行が出力されます

LFCODE_SKIP

改行コードのみの行は読み飛ばします(行に入力データがないものとして処理を行います)。

PrintPropertiesクラスのFFCodeプロパティで指定するフィールドを以下に示します。

表6.15 PrintPropertiesクラスのFFCodeプロパティで指定するフィールド

定数

説明

FFCODE_DO

改ページ処理を行います(次のレコードは改ページより出力します)。

FFCODE_SKIP

改ページ処理は行いません(改ページコードは読み飛ばします)。

FFCODE_NONE

改ページ処理は行いません(改ページコードの読み飛ばしも行いません)。

印刷情報

PrintPropertiesクラスのPrintBinプロパティで指定するフィールドを以下に示します。

表6.16 PrintPropertiesクラスのPrintBinプロパティで指定するフィールド

定数

説明

BIN_CF

カットシートフィーダ

BIN_H1

ホッパ1

BIN_H2

ホッパ2

BIN_H3

ホッパ3

BIN_H4

ホッパ4

BIN_MA

手差し

BIN_NO

指定なし

BIN_AT

自動

PrintPropertiesクラスのPrintSideプロパティで指定するフィールドを以下に示します。

表6.17 PrintPropertiesクラスのPrintSideプロパティで指定するフィールド

定数

説明

PRINTSIDE_SINGLEFOLLOW

片面印刷します。
マルチフォーム出力する場合は、帳票を切り替えたときに同じ用紙に続けて印刷します。

PRINTSIDE_BOTHFOLLOW

両面印刷します。
マルチフォーム出力する場合は、帳票を切り替えたときに同じ用紙に続けて印刷します。

PRINTSIDE_PRTFOLLOW

プリンタ装置(プリンタドライバ)の印刷面の設定にしたがって印刷します。

マルチフォーム出力する場合は、帳票を切り替えたときに同じ用紙に続けて印刷します。

PRINTSIDE_SINGLE

片面印刷します。
マルチフォーム出力する場合は、帳票を切り替えたときに新しい用紙に印刷します。

PRINTSIDE_BOTH

両面印刷します。
マルチフォーム出力する場合は、帳票を切り替えたときに新しい用紙に印刷します。

PRINTSIDE_PRT

プリンタ装置(プリンタドライバ)の印刷面の設定にしたがって印刷します。

マルチフォーム出力する場合は、帳票を切り替えたときに新しい用紙に印刷します。

電子保存情報

PrintPropertiesクラスのLwSearchプロパティで指定するフィールドを以下に示します。

表6.18 PrintPropertiesクラスのLwSearchプロパティで指定するフィールド

定数

説明

LISTSEARCH_FOLDER

リスト管理サーバの保管フォルダの設定にしたがいます。

LISTSEARCH_FALSE

抜き出し検索を有効にしません。

LISTSEARCH_TRUE

抜き出し検索を有効にします。

PrintPropertiesクラスのLwMailプロパティで指定するフィールドを以下に示します。

表6.19 PrintPropertiesクラスのLwMailプロパティで指定するフィールド

定数

説明

LISTMAIL_SERVER

リスト管理サーバの設定にしたがいます。

LISTMAIL_FALSE

帳票登録時にメールを送信しません。

LISTMAIL_ENTRY

帳票登録時にメールに帳票エントリファイルを添付して送信します。

LISTMAIL_FILE

帳票登録時にメールに帳票ファイルを添付して送信します。

PrintPropertiesクラスのLwPrintBinプロパティで指定するフィールドを以下に示します。

表6.20 PrintPropertiesクラスのLwPrintBinプロパティで指定するフィールド

定数

説明

LISTBIN_CF

カットシートフィーダ

LISTBIN_H1

ホッパ1

LISTBIN_H2

ホッパ2

LISTBIN_H3

ホッパ3

LISTBIN_H4

ホッパ4

LISTBIN_MA

手差し

LISTBIN_NO

指定なし

LISTBIN_AT

自動

PrintPropertiesクラスのLwCollateプロパティで指定するフィールドを以下に示します。

表6.21 PrintPropertiesクラスのLwCollateプロパティで指定するフィールド

定数

説明

LISTCOPY_DEFAULT

出力プリンタの設定にしたがいます。

LISTCOPY_TRUE

部単位で印刷します。

LISTCOPY_FALSE

ページ単位で印刷します。

PrintPropertiesクラスのLwPrintSideプロパティで指定するフィールドを以下に示します。

表6.22 PrintPropertiesクラスのLwPrintSideプロパティで指定するフィールド

定数

説明

LISTPRINTSIDE_SINGLEFOLLOW

片面印刷します。

マルチフォーム出力する場合は、帳票を切り替えたときに同じ用紙に続けて印刷します。

LISTPRINTSIDE_BOTHFOLLOW

両面印刷します。

マルチフォーム出力する場合は、帳票を切り替えたときに同じ用紙に続けて印刷します。

LISTPRINTSIDE_BOTH

両面印刷します。

マルチフォーム出力する場合は、帳票を切り替えたときに新しい用紙に印刷します。

PrintProperties クラスのLwDstMethodプロパティで指定するフィールドを以下に示します。

表6.23 PrintProperties クラスのLwDstMethodプロパティで指定するフィールド

定数

説明

DSTMETHOD_SPL

帳票印刷配信を行います。

DSTMETHOD_MAT

List Creator互換印刷を行います。

PDFファイル保存情報

PrintPropertiesクラスのPdfEmbedプロパティで指定するフィールドを以下に示します。

表6.24 PrintPropertiesクラスのPdfEmbedプロパティで指定するフィールド

定数

説明

PDFEMBED_ALL

すべての文字をPDFファイルに埋め込みます。

PDFEMBED_NONE

すべての文字をPDFファイルに埋め込みません。

PrintPropertiesクラスのPdfJpegQualityプロパティで指定するフィールドを以下に示します。

表6.25 PrintPropertiesクラスのPdfJpegQualityプロパティで指定するフィールド

定数

説明

PDFQUALITY_HIGH

高画質、低圧縮率でJPEG圧縮します。

PDFQUALITY_MID

PDFQUALITY_HIGHとPDFQUALITY_LOWの中間の画質/圧縮率でJPEG圧縮します。

PDFQUALITY_LOW

低画質、高圧縮率でJPEG圧縮します。

PDFQUALITY_NONE

JPEG圧縮されません。画質劣化のないflate圧縮が施されます。

PrintPropertiesクラスのPdfAutoPrintプロパティで指定するフィールドを以下に示します。

表6.26 PrintPropertiesクラスのPdfAutoPrintプロパティで指定するフィールド

定数

説明

PDFAUTOPRINT_OFF

PDFファイルを自動印刷しません。

PDFAUTOPRINT_OPN

PDFファイルを開くと、自動的に印刷ダイアログボックスを表示します。

PDFAUTOPRINT_OPN_CLS

PDFファイルを開くと、システムで設定されているデフォルトプリンタへ自動的に印刷されます。

印刷属性情報

PrintPropertiesクラスのPrtModeプロパティで指定するフィールドを以下に示します。

表6.27 PrintPropertiesクラスのPrtModeプロパティで指定するフィールド

定数

説明

PRTMODE_OUTPUT

すぐに帳票を出力します。

PRTMODE_HOLDSV

すぐに帳票を出力しないで、いったんサーバ側のスプールに保留します。サーバ側とは、Print Managerの印刷サーバが動作するコンピュータを指します。

PRTMODE_HOLDCL

すぐに帳票を出力しないで、いったんクライアント側のスプールに保留します。クライアント側とは、List Creatorの帳票出力サーバが動作するコンピュータを指します。

PRTMODE_ENV

装置の設定(Print Managerの環境設定(プリンタ)の保留印刷の設定)にしたがって出力します。

PrintPropertiesクラスのJobWaitプロパティで指定するフィールドを以下に示します。

表6.28 PrintPropertiesクラスのJobWaitプロパティで指定するフィールド

定数

説明

JOBWAIT_MODE1

スプール完了後も以下のいずれかの状態になるまでメソッドの終了を待ち合わせます。

  • 帳票の出力完了

  • スプールドキュメント削除

  • スプールドキュメント保留

  • エラー発生

JOBWAIT_MODE2

スプール完了後も以下のいずれかの状態になるまでメソッドの終了を待ち合わせます。

  • 帳票の出力完了

  • スプールドキュメント削除

  • スプールドキュメント保留

OWFファイル生成情報

PrintPropertiesクラスのDestinationプロパティで指定するフィールドを以下に示します。

表6.29 PrintPropertiesクラスのDestinationプロパティで指定するフィールド

定数

説明

DESTINATION_PREVIEW

プレビューします。

DESTINATION_PRINT

印刷します。

PrintPropertiesクラスのPrtPreventionExプロパティで指定するフィールドを以下に示します。

表6.30 PrintPropertiesクラスのPrtPreventionExプロパティで指定するフィールド

定数

説明

PRTPREVENTION_TWICE

2重印刷を抑止します。

PRTPREVENTION_TRUE

印刷を抑止します。

PRTPREVENTION_FALSE

印刷を抑止しません。

PrintPropertiesクラスのOwfEmbedプロパティで指定するフィールドを以下に示します。

表6.31 PrintPropertiesクラスのOwfEmbedプロパティで指定するフィールド

定数

説明

OWFEMBED_ALL

外字をエンベッド(貼り付け)します。

OWFEMBED_FALSE

外字をエンベッド(貼り付け)しません。

Excelファイル出力情報

PrintPropertiesクラスのXlsxOutputFormプロパティで指定するフィールドを以下に示します。

表6.32 PrintPropertiesクラスのXlsxOutputFormプロパティで指定するフィールド

定数

説明

XLSXOUTPUTFORM_PAGE

印刷範囲の縦幅でシートを変えて出力します。

XLSXOUTPUTFORM_CONT

印刷範囲の縦幅でシートを変えずに出力します。

コネクタ連携情報

PrintPropertiesクラスのCompressResourceプロパティで指定するフィールドを以下に示します。

表6.33 PrintPropertiesクラスのCompressResourceプロパティで指定するフィールド

定数

説明

RESOURCE_COMPRESS

圧縮して転送します。

RESOURCE_UNCOMPRESS

圧縮しないで転送します。

PrintPropertiesクラスのSendResourceプロパティで指定するフィールドを以下に示します。

表6.34 PrintPropertiesクラスのSendResourceプロパティで指定するフィールド

定数

説明

RESOURCE_SEND

帳票を転送します(アプリケーションサーバの帳票を転送して出力します)。

RESOURCE_NOSEND

帳票出力サーバに配置済みの帳票を使用します。

6.4.4.2 コンストラクタの概要

PrintPropertiesクラスのコンストラクタを以下に示します。

表6.35 PrintPropertiesクラスのコンストラクタ

コンストラクタの概要

PrintProperties()

空のPrintPropertiesオブジェクトを生成します。

6.4.4.3 プロパティの概要(プロパティ一覧)

PrintPropertiesクラスのプロパティを、以下の分類ごとに示します。

ユーザ資源情報に関するプロパティ

表6.36 PrintPropertiesクラスのプロパティ(ユーザ資源情報に関するプロパティ)

プロパティ名(プロパティの設定内容)

データ型

帳票出力サーバのオペレーティングシステム種別によるサポート状況
W:Windows
W64:Windows(x64)
S:Solaris
L64:Linux for Intel64
L:Linux for x86
LI:Linux for Itanium
○:サポート
△:サポート(OWFファイル生成時のみ)
-:未サポート

W

W64

S

L64

L

LI

BarCodeData(バーコードデータのBASE64エンコード指定)

int

VisualDir(メディアデータ格納ディレクトリ)(*1)

string

*1:
ファイル名、ファイルの格納先の指定に関する注意事項については、以下を参照してください。

⇒“3.8 ユーザアプリケーションの開発・実行に関する留意事項

識別情報に関するプロパティ

表6.37 PrintPropertiesクラスのプロパティ(識別情報に関するプロパティ)

プロパティ名(プロパティの設定内容)

データ型

帳票出力サーバのオペレーティングシステム種別によるサポート状況
W:Windows
W64:Windows(x64)
S:Solaris
L64:Linux for Intel64
L:Linux for x86
LI:Linux for Itanium
○:サポート
△:サポート(OWFファイル生成時のみ)
-:未サポート

W

W64

S

L64

L

LI

OutputName(タイトル)

string

TtlComment(コメント)

string

UserId(出力ユーザID)

string

動作情報に関するプロパティ

表6.38 PrintPropertiesクラスのプロパティ(動作情報に関するプロパティ)

プロパティ名(プロパティの設定内容)

データ型

帳票出力サーバのオペレーティングシステム種別によるサポート状況
W:Windows
W64:Windows(x64)
S:Solaris
L64:Linux for Intel64
L:Linux for x86
LI:Linux for Itanium
○:サポート
△:サポート(OWFファイル生成時のみ)
-:未サポート

W

W64

S

L64

L

LI

StartPage(開始ページ番号)

int

EndPage(終了ページ番号)

int

DirectMethod(出力方法)

int

OutputMode(出力方法)

int

ReplaceString(SET演算子の置換文字列)

string

OutputScale(用紙サイズに合わせた拡大/縮小)

int

GridUnit(原点位置指定時の単位)

int

StartPosX(原点指定位置(印刷時開始時の横方向位置))

float

StartPosY(原点指定位置(印刷時開始時の縦方向位置))

float

LFCode(改行コード制御指定)

int

FFCode(改ページコード制御指定)

int

NoData(入力データにデータがない場合の動作指定)

bool

LabelData(項目名ラベル付きデータファイル指定)

bool

PropertyReplace(項目属性切替え定義ファイル名)  (*1)

string

MapFontFile(置換フォント情報ファイル名)(*1)

string

BarcodeAdjust(バーコード補正情報ファイル名)(*1)

string

PrintEnvFile(帳票出力情報ファイル名)(*1)

string

*1:
ファイル名、ファイルの格納先の指定に関する注意事項については、以下を参照してください。

⇒“3.8 ユーザアプリケーションの開発・実行に関する留意事項

印刷情報に関するプロパティ

表6.39 PrintPropertiesクラスのプロパティ(印刷情報に関するプロパティ)

プロパティ名(プロパティの設定内容)

データ型

帳票出力サーバのオペレーティングシステム種別によるサポート状況
W:Windows
W64:Windows(x64)
S:Solaris
L64:Linux for Intel64
L:Linux for x86
LI:Linux for Itanium
○:サポート
△:サポート(OWFファイル生成時のみ)
-:未サポート

W

W64

S

L64

L

LI

PrtDevName(FM出力時のプリンタ機種名/FNP出力指定)

string

PrinterName(印刷プリンタ名)

string

PrintBin(給紙方法)

int

PrintBinName(給紙口名)

string

ItemPrintBin(給紙方法/給紙口名切り替え指定)

string

ItemPrintBinName(給紙口名の属性の指定)

string

CopyNumber(印刷部数)

int

CopyNumberPrt(プリンタ装置の設定にしたがった印刷部数)

bool

Collate(部単位で印刷)

bool

PrintSide(印刷面指定)

int

ItemPrintSide(印刷面切り替え指定)

string

PaperCode(用紙名)

string

電子保存情報に関するプロパティ

表6.40 PrintPropertiesクラスのプロパティ(電子保存情報に関するプロパティ)

プロパティ名(プロパティの設定内容)

データ型

帳票出力サーバのオペレーティングシステム種別によるサポート状況
W:Windows
W64:Windows(x64)
S:Solaris
L64:Linux for Intel64
L:Linux for x86
LI:Linux for Itanium
○:サポート
△:サポート(OWFファイル生成時のみ)
-:未サポート

W

W64

S

L64

L

LI

StreamDrvName(電子保存装置名)

string

LwMaker(電子保存時の作成者)

string

GenerateDay(電子保存時の作成日)

string

GenerateTime(電子保存時の作成時間)

string

LwKeepDir(電子保存時の保管フォルダパス名)

string

LwNote1(電子保存時の備考1)

string

LwNote2(電子保存時の備考2)

string

LwNote3(電子保存時の備考3)

string

LwNote4(電子保存時の備考4)

string

LwTermFlag(電子保存時の有効期限日数指定フラグ)

bool

LwTerm(電子保存時の有効期限日数)

int

LwDelType(電子保存時の有効期限経過後の自動削除指定)

int

LwSearch(電子保存時の抜き出し検索指定)

int

LwMail(電子保存時のメール送信指定)

int

LwMailRcv(電子保存時のメールの宛先)

string

LwPrintBin(電子保存後印刷の給紙方法)

int

LwPrintBinName(電子保存後印刷の給紙口名)

string

LwCopyNumber(電子保存後印刷の印刷部数)

int

LwCollate(電子保存後印刷の部単位印刷の指定)

int

LwPrintSide(電子保存後印刷の印刷面指定)

int

LwItemPrintSide(電子保存後印刷の印刷面切り替え指定)

string

LwFaxSend(電子保存時のFAX送信者情報)

string

LwFaxRcv(電子保存時のFAX受信者情報)

string

LwFaxRcvFile(電子保存時のFAX受信者情報ファイル名)(*1)

string

LwFaxSubject(電子保存時のFAX送付状の用件)

string

LwFaxComment(電子保存時のFAX送付状のコメント)

string

LwDstFolder(帳票印刷配信時の配信フォルダID)

string

LwDstMethod(帳票印刷配信指定)

int

StreamEnvFile(電子帳票情報ファイル名)(*1)

string

*1:
ファイル名、ファイルの格納先の指定に関する注意事項については、以下を参照してください。

⇒“3.8 ユーザアプリケーションの開発・実行に関する留意事項

FAX送信情報に関するプロパティ

表6.41 PrintPropertiesクラスのプロパティ(FAX送信情報に関するプロパティ)

プロパティ名(プロパティの設定内容)

データ型

帳票出力サーバのオペレーティングシステム種別によるサポート状況
W:Windows
W64:Windows(x64)
S:Solaris
L64:Linux for Intel64
L:Linux for x86
LI:Linux for Itanium
○:サポート
△:サポート(OWFファイル生成時のみ)
-:未サポート

W

W64

S

L64

L

LI

FaxDrvName(FAX装置名)

string

FaxSend(FAX送信時のFAX送信者情報)

string

FaxRcv(FAX送信時のFAX受信者情報)

string

FaxRcvFile(FAX送信時のFAX受信者情報ファイル名)(*1)

string

FaxSubject(FAX送信時のFAX送付状の用件)

string

FaxComment(FAX送信時のFAX送付状のコメント)

string

*1:
ファイル名、ファイルの格納先の指定に関する注意事項については、以下を参照してください。

⇒“3.8 ユーザアプリケーションの開発・実行に関する留意事項

PDFファイル保存情報に関するプロパティ

表6.42 PrintPropertiesクラスのプロパティ(PDFファイル保存情報に関するプロパティ)

プロパティ名(プロパティの設定内容)

データ型

帳票出力サーバのオペレーティングシステム種別によるサポート状況
W:Windows
W64:Windows(x64)
S:Solaris
L64:Linux for Intel64
L:Linux for x86
LI:Linux for Itanium
○:サポート
△:サポート(OWFファイル生成時のみ)
-:未サポート

W

W64

S

L64

L

LI

KeepPdf(ファイル保存時の格納先ファイル名)(*1)

string

PdfSubtitle(PDFファイルのサブタイトル)

string

PdfAuthor(PDFファイルの作成者)

string

PdfPrint(PDFファイルの印刷許可指定)

int

PdfModify(PDFファイルの文書変更許可指定)

int

PdfSelect(PDFファイルのテキストとグラフィックスの選択許可指定)

int

PdfAnnotate(PDFファイルの注釈とフォームフィールドの追加と変更許可指定)

int

PdfPwd(PDFファイルを開くパスワード)

string

PdfSecuPwd(PDFファイルのセキュリティオプション変更パスワード)

string

PdfLimit(PDFファイルの閲覧期限/閲覧期間)

string

PdfEmbed(PDFファイルの文字の埋め込み指定)

int

PdfReference(PDFファイルの埋め込み文字検索指定)

bool

PdfJpegQuality(PDFファイルのJPEG圧縮時の品質指定)

int

PdfEmbedFile(PDFファイルに添付するファイル名)(*1)

string

PdfAutoPrint(PDFファイルの自動印刷指定)

int

PdfHideToolBar(PDFファイル表示時のアプリケーションのツールバー表示指定)

int

PdfHideMenuBar(PDFファイル表示時のアプリケーションのメニューバー表示指定)

int

PdfFullScreen(PDFファイル表示時のアプリケーションの全画面表示指定)

int

PdfBookmark(PDFファイルに帳票が切り替わったときにしおりを挿入する指定)

bool

PdfBookmarkItem(PDFファイルにデータが切り替わったときにしおりを挿入する指定)

string

PdfBookmarkItem2(PDFファイルにデータが切り替わったときにしおり(多階層)を挿入する指定)

string

PdfDocEnvFile(PDF文書情報ファイル名)(*1)

string

PdfOutInfoFile(ECM情報ファイル名)(*1)

string

*1:
ファイル名、ファイルの格納先の指定に関する注意事項については、以下を参照してください。

⇒“3.8 ユーザアプリケーションの開発・実行に関する留意事項

PDFファイル保存情報(メール配信)に関するプロパティ

表6.43 PrintPropertiesクラスのプロパティ(PDFファイル保存情報(メール配信)に関するプロパティ)

プロパティ名(プロパティの設定内容)

データ型

帳票出力サーバのオペレーティングシステム種別によるサポート状況
W:Windows
W64:Windows(x64)
S:Solaris
L64:Linux for Intel64
L:Linux for x86
LI:Linux for Itanium
○:サポート
△:サポート(OWFファイル生成時のみ)
-:未サポート

W

W64

S

L64

L

LI

PdfMailConfFile(PDFメール配信情報ファイル名)(*1)

string

PdfMailToAddr(PDFメール配信時の送信先メールアドレス)

string

PdfMailSmtpsv(PDFメール配信時のSMTPサーバ名)

string

PdfMailFromAddr(PDFメール配信時の送信元メールアドレス)

string

PdfMailFromName(PDFメール配信時の送信元名)

string

PdfMailDeleteFile(PDFメール配信時のPDFファイル削除指定)

int

*1:
ファイル名、ファイルの格納先の指定に関する注意事項については、以下を参照してください。

⇒“3.8 ユーザアプリケーションの開発・実行に関する留意事項

印刷属性情報に関するプロパティ

表6.44 PrintPropertiesクラスのプロパティ(印刷属性情報に関するプロパティ)

プロパティ名(プロパティの設定内容)

データ型

帳票出力サーバのオペレーティングシステム種別によるサポート状況
W:Windows
W64:Windows(x64)
S:Solaris
L64:Linux for Intel64
L:Linux for x86
LI:Linux for Itanium
○:サポート
△:サポート(OWFファイル生成時のみ)
-:未サポート

W

W64

S

L64

L

LI

PrtMode(出力開始時の動作モード)

int

JobHResume(保留解除日時)

string

JobPriority(出力時の優先順位)

int

InForm(メッセージ通知先(通知メッセージ))

string

JobRMsgHost(メッセージ通知先(返答メッセージ))

string

JobBanner(区切りページ出力指定)

bool

JobWait(出力完了待ち合わせ)

int

JobPaperCode(用紙交換メッセージ)

string

JobUserName(印刷ドキュメントの所有者名(ユーザ名)指定)

string

OWFファイル生成情報に関するプロパティ

表6.45 PrintPropertiesクラスのプロパティ(OWFファイル生成情報に関するプロパティ)

プロパティ名(プロパティの設定内容)

データ型

帳票出力サーバのオペレーティングシステム種別によるサポート状況
W:Windows
W64:Windows(x64)
S:Solaris
L64:Linux for Intel64
L:Linux for x86
LI:Linux for Itanium
○:サポート
△:サポート(OWFファイル生成時のみ)
-:未サポート

W

W64

S

L64

L

LI

CmVisualFile(メディアデータファイル名)(*1)

string

KeepOwf(OWFファイル名)(*1)

string

Destination(Webプラグイン起動時の動作モード)

int

OpenPrtDlg(印刷時の印刷画面の表示指定)

bool

PrtClose(印刷終了後にWebブラウザを閉じる指定)

bool

PreviewRate(プレビュー時のズーム率指定)

string

PrtPreventionEx(プレビュー時の印刷制御指定)

int

OwfEmbed(OWFファイルへの外字エンベッド指定)

int

OwfRegFont(外字フォントファイル登録) (*1)

string

*1:
ファイル名、ファイルの格納先の指定に関する注意事項については、以下を参照してください。

⇒“3.8 ユーザアプリケーションの開発・実行に関する留意事項

Excelファイル出力情報に関するプロパティ

表6.46 PrintPropertiesクラスのプロパティ(Excelファイル出力情報に関するプロパティ)

プロパティ名(プロパティの設定内容)

データ型

帳票出力サーバのオペレーティングシステム種別によるサポート状況
W:Windows
W64:Windows(x64)
S:Solaris
L64:Linux for Intel64
L:Linux for x86
LI:Linux for Itanium
○:サポート
△:サポート(OWFファイル生成時のみ)
-:未サポート

W

W64

S

L64

L

LI

KeepXlsx(Excelファイル出力時の格納先ファイル名)(*1)

string

XlsxDocEnvFile(Excel文書情報ファイル名)(*1)

string

XlsxOutputForm(Excelファイル出力時の明細の出力方法)

int

XlsxSheetName(出力するExcelファイルのシート名指定)

string

XlsxSheetNameItem(出力するExcel ファイルのシート名にする入力データの項目名指定)

string

XlsxOutInfoFile(ECM情報ファイル名)(*1)

string

*1:
ファイル名、ファイルの格納先の指定に関する注意事項については、以下を参照してください。

⇒“3.8 ユーザアプリケーションの開発・実行に関する留意事項

TIFF出力情報に関するプロパティ

表6.47 PrintPropertiesクラスのプロパティ(TIFF出力情報に関するプロパティ)

プロパティ名(プロパティの設定内容)

データ型

帳票出力サーバのオペレーティングシステム種別によるサポート状況
W:Windows
W64:Windows(x64)
S:Solaris
L64:Linux for Intel64
L:Linux for x86
LI:Linux for Itanium
○:サポート
△:サポート(OWFファイル生成時のみ)
-:未サポート

W

W64

S

L64

L

LI

KeepTiff(TIFF出力時の格納先ファイル名)(*1)

string

*1:
ファイル名、ファイルの格納先の指定に関する注意事項については、以下を参照してください。

⇒“3.8 ユーザアプリケーションの開発・実行に関する留意事項

コネクタ連携情報に関するプロパティ

表6.48 PrintPropertiesクラスのプロパティ(コネクタ連携情報に関するプロパティ)

プロパティ名(プロパティの設定内容)

データ型

アプリケーションサーバのオペレーティングシステム種別によるサポート状況
W:Windows
W64:Windows(x64)
S:Solaris
L64:Linux for Intel64
L:Linux for x86
LI:Linux for Itanium
○:サポート
△:サポート(OWFファイル生成時のみ)
-:未サポート

W

W64

S

L64

L

LI

Host(通信対象コンピュータ名)

string

CompressResource(転送データの圧縮指定)

int

SendResource(帳票の転送指定)

int

LcVisualFile(転送メディアデータファイル名)(*1)

string

RemoteDirectory(帳票出力時の帳票格納ディレクトリ)(*1)

string

LcLwFaxRcvFile(転送電子保存時のFAX受信者情報ファイル名)(*1)

string

LcFaxRcvFile(転送FAX送信時のFAX受信者情報ファイル名)(*1)

string

LcFile(転送ファイル名)(*1)

string

LcBinFile(バイナリ転送時の転送ファイル名)(*1)

string

ReturnPdfPath(生成するPDFファイル名)(*1)

string

ReturnOwfPath(生成するOWFファイル名)(*1)

string

ReturnXlsxPath(生成するExcelファイル名)(*1)

string

ReturnTiffPath(生成するTIFFファイル名)(*1)

string

*1:
ファイル名、ファイルの格納先の指定に関する注意事項については、以下を参照してください。

⇒“3.8 ユーザアプリケーションの開発・実行に関する留意事項

6.4.4.4 メソッドの概要

PrintPropertiesクラスのメソッドを以下に示します。

表6.49 PrintPropertiesクラスのメソッド

メソッドの概要

void

setExecBuffer(string param)

.NETインタフェースのプロパティやメソッドでサポートされていないprprintコマンドのオプションを指定します。

6.4.4.5 コンストラクタの詳細

public
PrintProperties()
用途

空のPrintPropertiesオブジェクトを生成します。

6.4.4.6 プロパティの詳細

6.4.4.6.1 ユーザ資源情報に関するプロパティ
BarCodeData(バーコードデータのBASE64エンコード指定)

バーコードCODE128、EAN-128の入力データのエンコード方法を指定します。

BARDATA_NONE:

CODE128、EAN-128の入力データにエンコードしないデータを指定します。

BARDATA_BASE64:

CODE128、EAN-128の入力データにBASE64エンコードしたデータを指定します。

このプロパティの呼び出しを省略すると、「BARDATA_NONE」が指定されたものとして動作します。

注意

  • このプロパティを指定する場合は、帳票設計時に対象となるバーコード項目(CODE128、EAN-128)に、以下の設定をしてください。

    • 対象となるバーコード項目のプロパティの[プロパティ]タブの項目長

      BASE64エンコードする前のバーコードデータの長さに+2した長さ

    • データ定義画面の[データ定義(レポート頭書き)]タブ、[データ定義]タブのデータ項目のバイト数(入力データ形式が「固定長」の場合)

      BASE64エンコードした後のバイト数

  • 以下の場合、このプロパティに「BARDATA_BASE64」を指定しないでください。

    • データ定義画面の[データ定義(レポート頭書き)]タブ、[データ定義]タブの該当するデータ項目にオペランドを指定した場合

    • データ定義画面の[データ定義(レポート頭書き)]タブ、[データ定義]タブのオペランドに該当するデータ項目名を指定した場合

    • データ定義画面の[拡張定義]タブに該当するデータ項目名を指定した場合


VisualDir(メディアデータ格納ディレクトリ)

帳票出力サーバのメディアデータ格納ディレクトリをフルパスで指定します。

複数のメディアデータ格納ディレクトリを指定する場合は、「セミコロン(;)」で区切って指定します。指定した複数のディレクトリ配下に同一名のメディアデータがある場合は、先に指定したディレクトリ配下のメディアデータが有効になります。

組込みメディア項目のデータがファイル名のみの場合、メディアデータ格納ディレクトリ配下を検索します。

このプロパティの呼び出しを省略すると、Formsクラス、またはFormsFileクラスのコンストラクタで指定した帳票格納ディレクトリが有効になります。

注意

ポイント

  • OWFファイルを生成する場合は、CmVisualFileプロパティで使用するメディアデータファイルを指定します。

  • コネクタ連携時に、アプリケーションサーバに配置されているメディアデータファイルを使用する場合はLcVisualFileプロパティで使用するメディアデータファイルを指定します。


6.4.4.6.2 識別情報に関するプロパティ
OutputName(タイトル)

帳票のタイトルを64バイト以内で指定します。

以下の文字は指定しないでください。指定した場合、該当する文字が「ハイフン(-)」に置き換えられます。

/」、「,」、「:」、「;」、「*」、「?」、「"」、「<」、「>」、「|」、「\

このプロパティの呼び出しを省略すると、帳票名(組合せフォーム出力時は、組合せフォーム名)が帳票のタイトルになります。

注意

  • PDFファイル保存する場合、タイトルは、日本語(JIS非漢字/第一水準漢字/第二水準漢字)または英数字で指定してください。その他の文字を指定した場合、PDFファイルの文書情報(一般)で正しく表示されないことがあります。


TtlComment(コメント)

帳票に関するコメントを64バイト以内で指定します。

以下の文字は指定しないでください。

;」、「"

このプロパティの呼び出しを省略すると、以下の優先順序で有効になります。

  1. 帳票業務情報のプロパティ画面の[全般]タブで指定したコメント

  2. 設定されない

なお、組合せフォーム出力する場合は、以下の優先順序で有効になります。

  1. 組合せフォーム定義で指定したコメント

  2. 設定されない

注意

  • 以下の場合、このプロパティは無効となります。

    • PDFファイル保存する場合

    • Excelファイル出力する場合


UserId(出力ユーザID)

帳票を出力したユーザを識別するために、帳票を出力するユーザの識別名(任意の文字列)を指定します。

このプロパティで指定したユーザの識別名は、データ定義画面の[データ定義(レポート頭書き)]タブ、または[データ定義]タブのオペランドでUSERID演算子を指定したデータ項目に対して出力されます。

指定するユーザの識別名は、識別名を出力する項目の項目長に収まるバイト数以内で指定してください。

このプロパティの呼び出しを省略すると、USERID演算子を指定した項目には何も出力されません。

注意

  • このプロパティで指定したユーザの識別名が、監査証跡ログのユーザ情報として出力されます。


6.4.4.6.3 動作情報に関するプロパティ

ポイント

  • 帳票出力時のList Creatorの動作(優先順序含む)や留意事項などについては、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”を参照してください。

    また、入力データなどに関する留意事項については、オンラインマニュアル“帳票設計編”を参照してください。


StartPage(開始ページ番号)

出力を開始するページ番号を指定します。

マルチフォーム出力する場合は、全帳票を通してのページ番号を指定します。

0:

1ページ目から出力を開始します。

1以上:

指定されたページから出力を開始します。

このプロパティの呼び出しを省略すると、1ページ目から出力を開始します。


EndPage(終了ページ番号)

出力を終了するページ番号を設定します。

マルチフォーム出力する場合は、全帳票を通してのページ番号を指定します。

0:

最終ページまで出力します。

1以上:

指定されたページまで出力します。

このプロパティの呼び出しを省略すると、最終ページまで出力します。


DirectMethod(出力方法)
OutputMode(出力方法)

帳票の出力方法を指定します。

DirectMethodプロパティは、帳票で指定されている出力方法に関係なく出力方法を指定したい場合に指定してください。

OutputModeプロパティは、帳票で指定されている出力方法のうち、特定の出力方法で出力したい場合に指定してください。

以下に、指定できる値を示します。

OUTPUTMODE_DEFAULT:

帳票に定義されているすべての出力方法で帳票を出力します。

OUTPUTMODE_PRINT:

印刷を指定します。

OUTPUTMODE_LIST:

電子保存を指定します。

OUTPUTMODE_PDF:

PDFファイル保存を指定します。

OUTPUTMODE_FAX:

FAX送信を指定します。

OUTPUTMODE_OWF:

OWFファイル生成を指定します。(DirectMethodプロパティでのみ指定できます)

OUTPUTMODE_EXCEL:

Excelファイル出力を指定します。

OUTPUTMODE_TIFF:

TIFF出力を指定します。

出力方法を複数指定する場合は、各出力方法の値の論理和を指定します。

例)1回の帳票出力で印刷と電子保存を行いたい場合(Visual Basic.NETの場合)

        prop.DirectMethod=PrintProperties.OUTPUTMODE_PRINT Or PrintProperties.OUTPUTMODE_LIST

なお、帳票の出力方法は、以下の優先順序で有効になります。

  1. DirectMethodプロパティで指定した出力方法(ただし、「OUTPUTMODE_DEFAULT」を指定した場合は、OutputModeプロパティで指定した値が有効となります)

  2. OutputModeプロパティで指定した出力方法

  3. 帳票で指定されているすべての出力方法

ポイント

  • 出力方法ごとの指定が必要な情報を帳票で指定していない場合は、必ずDirectMethodプロパティで指定してください。

  • OutputModeプロパティを指定する場合、帳票で指定されていない出力方法を指定すると、PrintFormクラスのPrintOutメソッド呼び出し時にエラーになります。

  • OutputModeプロパティを指定して、OWFファイルを生成することはできません。OWFファイルを生成する場合は、DirectMethodプロパティを指定してください。


ReplaceString(SET演算子の置換文字列)

SET演算子の置換文字列を指定します。

データ定義画面の[データ定義(レポート頭書き)]タブ、[データ定義]タブのデータ項目のオペランドでSET演算子に変数「%」を指定した場合に、「%」の置換文字列を指定します。[データ定義(レポート頭書き)]タブのデータ項目用の置換文字列に続けて[データ定義]タブのデータ項目用の置換文字列を指定します。

SET演算子に変数「%」を指定した場合は、このプロパティで置換文字列を必ず指定してください。置換文字列の指定形式については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”を参照してください。

ポイント

  • マルチフォーム出力/組合せフォーム出力する場合は、使用するすべての帳票に対してこのプロパティで指定した同じ置換文字列が有効になります。


OutputScale(用紙サイズに合わせた拡大/縮小)

指定した用紙サイズに合わせて帳票を拡大または縮小して出力したい場合に、出力したい用紙サイズを指定します。

指定された用紙サイズが定義された用紙サイズよりも大きい場合は、指定された用紙サイズに拡大されます。指定された用紙サイズが定義された用紙サイズよりも小さい場合は、指定された用紙サイズに縮小されます。なお、拡大または縮小を行った場合、横幅と縦幅の比率は保たれます。

OUTPUTSCALE_NONE:

帳票様式定義画面のプロパティ画面の[拡大/縮小印刷]タブの拡大/縮小指定にしたがいます。

OUTPUTSCALE_A3:

A3用紙

OUTPUTSCALE_A4:

A4用紙

OUTPUTSCALE_A5:

A5用紙

OUTPUTSCALE_A6:

A6用紙

OUTPUTSCALE_B4:

B4用紙

OUTPUTSCALE_B5:

B5用紙

OUTPUTSCALE_PS:

はがき

OUTPUTSCALE_LT:

Letter

OUTPUTSCALE_LG:

Legal

OUTPUTSCALE_OT:

任意(OWFファイル生成時または帳票出力サーバがWindowsの場合のみ指定可能)

このプロパティの呼び出しを省略すると、帳票様式定義画面のプロパティ画面の[拡大/縮小印刷]タブの拡大/縮小指定にしたがいます。

注意

  • このプロパティで「OUTPUTSCALE_OT(任意)」を指定した場合、PaperCodeプロパティで指定した用紙名に合わせて拡大/縮小が行われます。このプロパティの指定が有効な場合、帳票に定義された拡大/縮小の指定は無効となります。

  • このプロパティで「OUTPUTSCALE_OT(任意)」以外を指定してPaperCodeプロパティを指定した場合はエラーになります。また、このプロパティで「OUTPUTSCALE_OT(任意)」を指定して、PaperCodeプロパティを指定しない場合もエラーになります。

ポイント

  • このプロパティは、帳票様式定義に設定されている「印刷範囲」を、指定した用紙サイズから上下左右5mmの幅を除いた範囲に、等方性を守りながら拡大または縮小して出力します。

    そのため、帳票様式定義に設定されている用紙サイズと、このプロパティで指定する用紙サイズが同じ場合でも、拡大または縮小される場合があります。


GridUnit(原点位置指定時の単位)

帳票出力時の原点位置をインチ単位またはミリ単位で指定します。

GRIDUNIT_INCH:

インチ単位で指定します。

GRIDUNIT_MM:

ミリ単位で指定します。

このプロパティの呼び出しを省略すると、帳票様式定義画面のプロパティ画面の[余白]タブで指定した原点位置が有効になります。

注意

  • このプロパティは、出力方法が印刷、FAX送信、PDFファイル保存の場合、および電子保存した帳票を印刷する場合のみ有効になります。電子保存した帳票を表示する場合は無効になります。

  • StartPosXプロパティ、およびStartPosYプロパティを指定する場合、このプロパティで単位を必ず指定してください。このプロパティの設定を省略した場合、StartPosXプロパティ、およびStartPosYプロパティを指定しても無効になります。


StartPosX(原点指定位置(印刷時開始時の横方向位置))

印刷開始時の横方向の位置をインチ単位またはミリ単位で指定します。

0.00~22.50:

インチ単位指定の場合

0.0~571.5:

ミリ単位指定の場合

このプロパティの呼び出しを省略すると、「0」が指定されたものとして動作します。

注意

  • このプロパティは、出力方法が印刷、FAX送信、PDFファイル保存の場合、および電子保存した帳票を印刷する場合のみ有効になります。電子保存した帳票を表示する場合は無効になります。

  • このプロパティを指定する場合、GridUnitプロパティで単位を必ず指定してください。GridUnitプロパティの呼び出しを省略した場合、このプロパティを指定しても無効になります。

  • このプロパティを指定する場合、StartPosYプロパティで印刷開始時の縦方向位置を必ず指定してください。


StartPosY(原点指定位置(印刷時開始時の縦方向位置))

印刷開始時の縦方向の位置をインチ単位またはミリ単位で指定します。

0.00~22.50:

インチ単位指定の場合

0.0~571.5:

ミリ単位指定の場合

このプロパティの呼び出しを省略すると、「0」が指定されたものとして動作します。

注意

  • このプロパティは、出力方法が印刷、FAX送信、PDFファイル保存の場合、および電子保存した帳票を印刷する場合のみ有効になります。電子保存した帳票を表示する場合は無効になります。

  • このプロパティを指定する場合、GridUnitプロパティで単位を必ず指定してください。GridUnitプロパティの呼び出しを省略した場合、このプロパティを指定しても無効になります。

  • このプロパティを指定する場合、StartPosXプロパティで印刷開始時の横方向位置を必ず指定してください。


LFCode(改行コード制御指定)

入力データ形式が「可変長」、「固定長」、または「CSV形式」の入力データ中の改行コード(0x0D0Aまたは0x0A)のみの行の制御方法を指定します。

LFCODE_SKIP:

改行コードのみの行は読み飛ばします。改行コードがなかったものとして動作します。

LFCODE_DO:

改行コードのみの行は改行処理だけを行います。空の1行が出力されます。

このプロパティの呼び出しを省略すると、「LFCODE_SKIP」が指定されたものとして動作します。

注意

  • このプロパティは、入力データ形式が「可変長」、「固定長」、および「CSV形式」の場合に有効です。「XML形式」の場合はエラーになります。

  • このプロパティは、以下の帳票形式を使用する際のプロパティです。

    • フリーフレーム形式

    • 集計表形式

    • 伝票形式

    • 矩形繰返し形式

    • タックシール形式

    カード形式の場合、このプロパティで「LFCODE_DO」(改行コードのみの行は改行処理だけを行う指定)を指定しないでください。指定した場合、入力データが出力されない空ページが出力されることになります。

  • このプロパティで「LFCODE_DO」(改行コードのみの行は改行処理だけを行う指定)を指定した場合、データ定義画面の[データ定義]タブのデータ項目のオペランドに「BREAK」を指定すると、意図しない動作(データのある行と改行コードのみの行でBREAKが発生したことになる)となります。


FFCode(改ページコード制御指定)

入力データ形式が「可変長」、「固定長」、または「CSV形式」の入力データ中の改ページコード(0x0D0Cまたは0x0C)の制御方法を指定します。

FFCODE_SKIP:

改ページ処理を行わず、改ページコードは読み飛ばします。改ページコードがなかったものとして動作します。

FFCODE_DO:

改ページ処理を行います(次のレコードは次ページより出力します)。

FFCODE_NONE:

改ページ処理および改ページコードの読み飛ばしを行いません。改ページコードを意識せずに入力データの読み込みを行うため、改ページコードが含まれると、不当な文字が出力されることがあります。

このプロパティの呼び出しを省略すると、「FFCODE_NONE」が指定されたものとして動作します。

注意

  • このプロパティは、入力データ形式が「可変長」、「固定長」、および「CSV形式」の場合に有効です。「XML形式」の場合はエラーになります。

  • このプロパティは、以下の帳票形式を使用する際のプロパティです。

    • フリーフレーム形式

    • 集計表形式

    • 伝票形式

    • 矩形繰返し形式

    • タックシール形式

    カード形式の場合、このプロパティで「FFCODE_DO」(改ページ処理を行う指定)を指定しないでください。指定した場合、入力データが出力されない空ページが出力されることになります。カード形式で改ページコードを含んだ入力データを使用する場合は、このプロパティで「FFCODE_SKIP」を指定してください。

ポイント

  • 改ページコード(0x0D0Cまたは0x0C)の前には、改行コード(0x0D0Aまたは0x0A)は、あってもなくても構いません。


NoData(入力データにデータがない場合の動作指定)

入力データが0バイトの場合に、エラーとなるかどうかを指定します。

false:

エラーとします。

true:

エラーとせず出力します。

「true」を指定した場合、入力データが0バイトの場合もエラーになりません。

その場合、0バイトの項目は、以下のように出力されます。

  • テキスト項目:
    出力されません(空白となります)。

  • 数字項目:
    0が出力されます。

  • OCR-B項目:
    出力されません(空白となります)。

  • ラジオボタン項目:
    選択されません。

  • チェックボックス項目:
    選択されません。

  • バーコード項目:
    出力されません(空白となります)。

  • 組込みメディア項目:
    出力されません(空白となります)。

  • 郵便番号項目:
    出力されません(空白となります)。

  • 矩形テキスト項目:
    出力されません(空白となります)。

このプロパティの呼び出しを省略すると、「false」が指定されたものとして動作します。

注意

  • 入力データ形式が「XML形式」の場合、このプロパティは指定しないでください。

ポイント

  • 入力データが0バイトでない場合の動作は、以下のとおりです。

    • 「false」を指定した場合

      数字項目以外は、このプロパティで「true」を指定した場合と同じ出力動作となります。数字項目は、空白となります。

    • 「true」を指定した場合

      このプロパティの出力と同じ出力動作になります。

  • マルチフォーム出力/組合せフォーム出力時、入力データファイルにレコードが存在しない状態とは、以下の条件をすべて満たす状態を指します。

    • 帳票名およびマルチフォーム/組合せフォーム用帳票名データ区切り文字が記述されている

    • レコードには帳票名に続くデータが存在しない

    • 同一の帳票名に対してレコードが連続していない

      レコードが連続している場合は、入力データにレコードが存在すると判断するため、このプロパティの動作指定は1レコード目にのみ有効となりますが、以降のレコードは通常の帳票出力時の印刷動作となります。


LabelData(項目名ラベル付きデータファイル指定)

入力データを「項目名ラベル付きデータファイル」として扱うかどうかを指定します。

false:

入力データを項目名ラベル付きデータファイルとして扱いません。

true:

入力データを項目名ラベル付きデータファイルとして扱います。

このプロパティの呼び出しを省略すると、「false」が指定されたものとして動作します。

注意

  • 入力データ形式が「固定長」または「XML形式」の場合、このプロパティは無効になります。


PropertyReplace(項目属性切替え定義ファイル名)

帳票出力時に使用する項目属性切替え定義ファイルをフルパス名で指定します。

帳票定義情報で定義されている項目のプロパティを、項目属性切替え定義ファイルで指定したプロパティに置き換えて出力できます。

このプロパティの呼び出しを省略すると、帳票定義情報で定義されている項目のプロパティで出力されます。

項目属性切替え定義ファイルは2つまで指定することができます。2つ指定する場合は、「セミコロン( ; )」で区切って1024バイト以内で指定します。1つ目の定義ファイルと
2つ目の定義ファイルに、同じ項目属性に対して異なる指定がある場合、2つ目の定義ファイル内の指定が有効となります。

以下に、項目属性切替え定義ファイルの指定例を示します。

例) prop.PropertyReplace="C:\temp\propfile1.csv;C:\temp\propfile2.csv";

注意

  • 項目属性切替え定義ファイルの文字コード系については、オンラインマニュアル“帳票設計編”を参照してください。

  • コネクタ連携時にアプリケーションサーバから項目属性切替え定義ファイルを転送した場合、項目属性切替え定義ファイルは、このプロパティとLcBinFile プロパティの両方で指定してください。その場合、このプロパティにはファイル名のみ指定してください。

ポイント

  • 項目属性切替え定義ファイルの運用パターンにあわせて指定します。

    例えば、すべての帳票で共通となる定義と、出力単位固有の定義を別ファイルに分けて定義した場合は、帳票出力時に2つのファイルを指定します。


MapFontFile(置換フォント情報ファイル名)

帳票出力時に使用する置換フォント情報ファイル名をフルパスで指定します。

置換フォント情報ファイルとは、帳票定義情報に定義されているフォントを帳票出力時に別のフォントに置き換えて出力する場合に、その置き換え情報を指定するファイルです。

注意

  • 情報ファイルの文字コード系については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”の情報ファイルの文字コード系についての記載を参照してください。

  • コネクタ連携時に、アプリケーションサーバから置換フォント情報ファイルを転送した場合、置換フォント情報ファイルは、このプロパティとLcFileプロパティの両方で指定してください。その場合、このプロパティには、ファイル名のみ指定してください。


BarcodeAdjust(バーコード補正情報ファイル名)

帳票出力時に使用するバーコード補正情報ファイル名をフルパスで指定します。

バーコード補正情報ファイルとは、帳票にバーコードを出力する場合に、出力先の環境に合わせてバーコードの出力結果を補正する情報を指定するファイルです。

このプロパティの呼び出しを省略すると、以下の優先順序で有効になります。

  1. 帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]/[ファイル]/[ファイル(Excel)]タブのバーコード補正情報の指定

  2. 設定されない

注意

  • 情報ファイルの文字コード系については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”の情報ファイルの文字コード系についての記載を参照してください。

  • コネクタ連携時に、アプリケーションサーバからバーコード補正情報ファイルを転送した場合、バーコード補正情報ファイルは、このプロパティとLcFileプロパティの両方で指定してください。その場合、このプロパティには、ファイル名のみ指定してください。


PrintEnvFile(帳票出力情報ファイル名)

帳票出力時に使用する帳票出力情報ファイル名をフルパスで指定します。

帳票出力情報ファイルとは、帳票出力に関する各種情報を定義するファイルです。

このプロパティの呼び出しを省略すると、帳票出力環境設定ファイルの指定にしたがいます。

注意

  • 情報ファイルの文字コード系については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”の情報ファイルの文字コード系についての記載を参照してください。

  • コネクタ連携時に、アプリケーションサーバから帳票出力情報ファイルを転送した場合、帳票出力情報ファイルは、このプロパティとLcFileプロパティの両方で指定してください。その場合、このプロパティには、ファイル名のみ指定してください。

ポイント

  • 帳票出力情報ファイルの詳細については、オンラインマニュアル“ 環境設定・帳票運用編” を参照してください。


6.4.4.6.4 印刷情報に関するプロパティ

ポイント

  • 帳票出力サーバがUNIX 系OS の場合、プリンタ装置により使用できる機能が異なります。詳細については、帳票出力サーバ側のList Creator に添付のオンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”を参照してください。


PrtDevName(FM出力時のプリンタ機種名/FNP出力指定)

コネクタ連携時、帳票出力サーバがUNIX系OSの場合で、プリンタにFM出力またはFNP出力する場合に、使用する印刷機種名を指定します。

帳票出力サーバがSolarisの場合
  • FM出力する場合

    出力するプリンタ装置の種別に合わせ、以下のいずれかを指定します。

    VSP4610A:

    VSP4620Aプリンタ装置の場合に指定します。

    VSP4701:

    VSP4720、またはVSP4730Bプリンタ装置の場合に指定します。

    VSP4900:

    VSP4902プリンタ装置の場合に指定します。

    VSP4950:

    VSP4971、またはVSP4980プリンタ装置の場合に指定します。

    VSPSP:

    VSP2740、VSP2740B、VSP3601A、VSP3710A、VSP3710B、VSP3802A、またはVSP3802Bプリンタ装置の場合に指定します。

  • FNP出力する場合

    FNP:

    FNP出力を行う場合に指定します。

帳票出力サーバがLinuxの場合
FNP:

FNP出力を行う場合に指定します。

このプロパティの呼び出しを省略すると、PostScript出力されます。

注意

  • 以下の場合は、このプロパティを呼び出さないでください。

    • 帳票出力サーバがWindowsの場合

    • プリンタにPostScript出力する場合

  • このプロパティは、OWFファイルを生成する場合は無効になります。

  • FNP出力する場合、ここでの指定とは別に、必ずPrinterNameプロパティで実際に印刷するプリンタ名を指定する必要があります。List Creatorでは、以下のプリンタ装置で出力できることを確認しています。

    • 帳票出力サーバがSolarisの場合

      VSP4902、VSP4971、VSP4720

    • 帳票出力サーバがLinuxの場合

      VSP4720


PrinterName(印刷プリンタ名)

使用するプリンタ名を指定します。

指定できる印刷プリンタには、以下のものがあります。

  • ローカルプリンタ

  • Print Managerの高信頼プリンタ

また、ローカル出力およびOWFファイル生成時は、以下のリモートプリンタも指定できます(コネクタ連携時は指定できません)。

  • リモートプリンタ

  • Print Managerの高信頼リモートプリンタ

OWFファイル生成時または帳票出力サーバがWindowsの場合、印刷プリンタ名はシステムのプリンタフォルダで表示されるプリンタ名を指定します。ただし、Windowsでリモートプリンタを使用する場合は、「\\サーバ名\プリンタ名」の形式で指定します。

なお、このプロパティの呼び出しを省略すると、以下の優先順序で有効になります。

【Windows版】の場合
  1. 帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]タブで指定した印刷プリンタ名

  2. 通常使うプリンタ

【UNIX 系OS 版】の場合
  1. 帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]タブで指定した印刷プリンタ名

  2. システムのLP 印刷サービス、またはプリンタ設定で設定したデフォルトプリンタ

注意

  • このプロパティは、OWF ファイル生成時または帳票出力サーバがWindowsの場合のみ有効になります。

  • 印刷用プリンタ以外のプリンタを指定した場合、または通常使うプリンタ・デフォルトプリンタが印刷用プリンタになっていない場合、帳票の出力は正しく行われません。


PrintBin(給紙方法)

用紙種別が「単票」の場合に、印刷プリンタの給紙方法を指定します。

BIN_CF:

カットシートフィーダ

BIN_H1:

ホッパ1

BIN_H2:

ホッパ2

BIN_H3:

ホッパ3

BIN_H4:

ホッパ4

BIN_MA:

手差し

BIN_NO:

指定なし(OWFファイル生成時または帳票出力サーバがWindowsの場合、プリンタドライバのプロパティの設定にしたがいます。帳票出力サーバがUNIX系OSの場合、プリンタ装置の設定にしたがいます)

BIN_AT:

自動

なお、給紙方法は、以下の優先順序で有効になります。

  1. ItemPrintBinプロパティの指定にしたがった給紙方法/給紙口名

  2. PrintBinNameプロパティで指定した給紙口名

  3. このプロパティで指定した給紙方法

  4. 帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]タブで指定した給紙方法/給紙口名

注意

  • このプロパティは、以下の場合に有効となります。

    • 帳票出力サーバがWindowsの場合

    • 帳票出力サーバがSolarisでFM出力またはFNP出力する場合

    • 帳票出力サーバがLinuxでFNP出力する場合

  • 以下の場合は、給紙口名をPrintBinNameプロパティで指定してください。

    • 帳票出力サーバがWindowsで、その他の給紙方法を指定する場合

    • OWFファイル生成時または帳票出力サーバがWindowsで、指定した方法で給紙されない場合

  • このプロパティで給紙方法を切り替えた場合、帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]タブで指定した給紙口名は無効になります。必要に応じて、給紙口名をPrintBinNameプロパティで指定してください。

  • OWFファイル生成時または帳票出力サーバがWindowsで、給紙方法に「BIN_NO(指定なし)」を指定した場合、給紙口名をPrintBinNameプロパティで指定しても無効になります。給紙口名を指定する場合は、「BIN_NO(指定なし)」以外を指定してください。

  • OWFファイル生成時または帳票出力サーバがWindowsで、給紙方法に「BIN_AT(自動)」を指定しても自動給紙が正しく動作しない場合は、プリンタドライバのプロパティで自動給紙を指定し、給紙方法に「BIN_NO(指定なし)」を指定してください。


PrintBinName(給紙口名)

以下の場合に、印刷プリンタの給紙口名を256バイト以内で指定します。

  • 用紙種別が「単票」で、給紙方法が指定した給紙口に切り替わらない場合

  • 用紙種別が「連帳」で、給紙口が正常に切り替わらない場合

指定できる給紙口名は、プリンタドライバのプロパティで確認してください。

また、給紙口名は、以下の優先順序で有効になります。

  1. ItemPrintBinプロパティの指定にしたがった給紙方法/給紙口名

  2. このプロパティ指定した給紙口名

  3. PrintBinプロパティで指定した給紙方法

  4. 帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]タブで指定した給紙方法/給紙口名

注意

  • このプロパティは、OWFファイル生成時または帳票出力サーバがWindowsの場合のみ有効になります。

  • 給紙口名は、プリンタドライバによって異なります。プリンタドライバのプロパティで確認し、文字および空白の全角・半角の違い、空白の有無などに注意して、正確に指定してください。

  • 給紙口名の前後に半角空白は指定しないでください。指定した場合、前後の半角空白を削除した給紙口名で動作します。

  • PrintBinプロパティに「BIN_NO(指定なし)」を指定した場合、または帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]タブで給紙方法に「指定なし」を指定した場合、給紙口名をPrintBinNameプロパティで指定しても無効になります。給紙口名を指定する場合は、給紙方法に「指定なし」以外を指定してください。


ItemPrintBin(給紙方法/給紙口名切り替え指定)

マルチフォーム出力で帳票を切り替えるときに、給紙方法/ 給紙口名も切り替える(各帳票で指定した給紙方法/ 給紙口名を有効にする)場合に指定します。このプロパティは、用紙種別が単票のときのみ有効となります。

なお、マルチフォーム出力しない場合に指定すると、帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]タブで指定した給紙方法/ 給紙口名が有効になります。

!REPORT:

各帳票で指定した給紙方法/給紙口名を有効にします。

このプロパティの呼び出しを省略すると、以下の優先順序で有効になります。

  1. PrintBinNameプロパティで指定した給紙口名

  2. PrintBinプロパティで指定した給紙方法

  3. 帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]タブで指定した給紙方法/給紙口名

注意

  • 帳票出力サーバがWindowsの場合、List Creatorの段組み印刷が指定されていると、給紙口名の切り替え指定は無効になります。指定しても、一番目に出力する帳票に定義されている給紙口名の指定にしたがって印刷されます。

  • 帳票出力サーバがUNIX系OSの場合、給紙方法を指定しても、VSPシリーズのプリンタにPostScript出力する場合は無効となります。

  • 指定した給紙方法で給紙されない場合は、給紙口を帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]タブで指定し、このプロパティを指定してください。

  • プリンタによっては、帳票ごとに給紙方法/給紙口を切り替えられないものもあります。必ず、実際に使用するプリンタで動作確認してください。

  • プリンタの段組み印刷機能を使用する場合、このプロパティを指定しないでください。指定した場合、正しく動作しません。


ItemPrintBinName(給紙口名の属性の指定)

用紙種別が単票で、マルチフォーム出力する場合、帳票を切り替えたときに給紙方法/給紙口名も切り替える(各帳票で指定した給紙方法/給紙口名を有効にする)かどうかを指定します。

!REPORT:

各帳票で指定した給紙口名の属性を有効にします。

このプロパティの呼び出しを省略すると、以下の優先順序で有効になります。

  1. PrintBinNameプロパティで指定した給紙口名

  2. PrintBinプロパティで指定した給紙方法

  3. 帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]タブで指定した給紙方法/給紙口名

注意

  • 帳票出力サーバがWindowsの場合、List Creatorの段組み印刷が指定されていると、給紙口名の切り替え指定は無効になります。指定しても、一番目に出力する帳票に定義されている給紙口名の指定にしたがって印刷されます。

  • 帳票出力サーバがUNIX系OSの場合、給紙方法を指定しても、VSPシリーズのプリンタにPostScript出力する場合は無効となります。

  • 指定した給紙方法で給紙されない場合は、給紙口を帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]タブで指定し、このプロパティを指定してください。

  • プリンタによっては、帳票ごとに給紙方法/給紙口を切り替えられないものもあります。必ず、実際に使用するプリンタで動作確認してください。

  • プリンタの段組み印刷機能を使用する場合、このプロパティを指定しないでください。指定した場合、正しく動作しません。


CopyNumber(印刷部数)

帳票の印刷部数を指定します。

0:

帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]タブの印刷部数の指定にしたがいます。

1~999:

印刷部数を指定します。

このプロパティの呼び出しを省略すると、「0」が指定されたものとして動作します。

注意

  • 帳票出力サーバがWindowsで、部単位で印刷する指定をせずに、プリンタドライバのプロパティで印刷部数が指定できないプリンタに出力した場合、印刷部数の指定は無効となります(1部だけ印刷されます)。

  • このプロパティと同時にCopyNumberPrtプロパティで「true」を指定した場合、このプロパティの指定は無効となります。


CopyNumberPrt(プリンタ装置の設定にしたがった印刷部数)

印刷部数の指定を、プリンタ装置(プリンタドライバ)の設定にしたがうかどうかを指定します。

true:

プリンタ装置(プリンタドライバ)の印刷部数の設定にしたがいます(CopyNumberプロパティの指定、およびCollateプロパティの指定は無効になります)。

false:

CopyNumberプロパティ、およびCollateプロパティの指定にしたがいます。

このプロパティの呼び出しを省略すると、「false」が指定されたものとして動作します。

注意

  • 帳票出力サーバがUNIX系OSの場合は、OWFファイル生成時のみ有効になります。


Collate(部単位で印刷)

CopyNumberプロパティを指定した場合、部単位で指定するかどうかを指定します。

true:

部単位で印刷します。

false:

部単位で印刷しません。

CopyNumberプロパティを指定し、このプロパティの呼び出しを省略すると、「false」が指定されたものとして動作します。

注意

  • このプロパティは、印刷プリンタ名にPrint Managerで定義したプリンタを指定し、CopyNumberプロパティに印刷部数(1~999)を指定した場合にのみ有効になります。また、【Linux版】の場合、OWFファイル生成時のみ有効になります。

  • このプロパティと同時にCopyNumberPrtプロパティで「true」を指定した場合、このプロパティの指定は無効になります。

  • 帳票出力サーバがWindowsで、「false」を指定しても、プリンタドライバのプロパティで部単位で印刷する指定ができるプリンタに出力する場合は、プリンタの指定が有効になります。

  • プリンタドライバのプロパティで印刷部数が指定できないプリンタに出力する場合、以下のように動作します。

    • 部単位で印刷する指定をしないとき、印刷部数を指定していても無効になります(1 部だけ印刷されます)。

    • 部単位で印刷する指定をしたとき、印刷部数の指定は有効になります。


PrintSide(印刷面指定)

以下について指定します。

  • 両面印刷するかどうか、またはプリンタ装置(プリンタドライバ)の印刷面の設定にしたがうか

  • マルチフォーム出力する場合に、帳票を切り替えたときに同じ用紙に続けて印刷するか、新しい用紙に印刷するか

PRINTSIDE_SINGLEFOLLOW:

片面印刷します。
マルチフォーム出力をする場合は、帳票を切り替えたときに同じ用紙に続けて印刷します。

PRINTSIDE_BOTHFOLLOW:

両面印刷します。
マルチフォーム出力をする場合は、帳票を切り替えたときに同じ用紙に続けて印刷します。

PRINTSIDE_PRTFOLLOW:

プリンタ装置(プリンタドライバ)の印刷面の設定にしたがって印刷します。
マルチフォーム出力をする場合は、帳票を切り替えたときに同じ用紙に続けて印刷します。

PRINTSIDE_SINGLE:

片面印刷します。
マルチフォーム出力をする場合は、帳票を切り替えたときに新しい用紙に印刷します。

PRINTSIDE_BOTH:

両面印刷します。
マルチフォーム出力をする場合は、帳票を切り替えたときに新しい用紙に印刷します。

PRINTSIDE_PRT:

プリンタ装置(プリンタドライバ)の印刷面の設定にしたがって印刷します。
マルチフォーム出力をする場合は、帳票を切り替えたときに新しい用紙に印刷します。

なお、印刷面指定は、以下の優先順序で有効になります。

  1. ItemPrintSideプロパティの両面印刷と、マルチフォーム出力時に帳票を切り替えたときに新しい用紙に印刷する指定

  2. このプロパティで指定した印刷面指定

  3. 帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]タブで指定した両面印刷と、マルチフォーム出力時の動作の帳票を切り替えたときに新しい用紙に印刷する指定

注意

  • 使用する印刷プリンタに両面印刷機能がない場合、または両面印刷機能が無効になっている場合、両面印刷の指定は無効となります(片面で印刷されたり、白紙が出力されたりする場合があります)。

  • 以下の場合、このプロパティに「PRINTSIDE_SINGLE」、「PRINTSIDE_BOTH」、または「PRINTSIDE_PRT」を指定しないでください。指定した場合、正しく動作しません。

    • プリンタの段組み印刷機能を使用する場合(List Creator の段組みを使用した場合は、正しく動作します)

    • プリンタの白紙の出力を抑止する機能を使用する場合

  • 帳票出力サーバが【UNIX系OS】の場合、以下の注意事項があります。

    • VSPシリーズのプリンタにPostScript出力する場合は無効となります。

    • 「PRINTSIDE_PRT」の指定はOWFファイル生成時にのみ有効となります。印刷時に指定すると、「PRINTSIDE_BOTH」を指定したものとして動作します。

    • 「PRINTSIDE_PRTFOLLOW」の指定はOWFファイル生成時にのみ有効となります。印刷時に指定すると、「PRINTSIDE_BOTHFOLLOW」を指定したものとして動作します。

ポイント

  • データ定義画面の[データ定義(レポート頭書き)]タブ、[データ定義]タブのデータ項目にPAGE 、TPAGE 、PAGE-ALL 、TPAGE-ALL 、BPAGE、またはBTPAGE のいずれかを指定した項目が存在する帳票で、このプロパティに「PRINTSIDE_SINGLE」、「PRINTSIDE_BOTH」、または「PRINTSIDE_PRT」を指定する場合、印刷せずにページ送りされた分はカウントされません。


ItemPrintSide(印刷面切り替え指定)

マルチフォーム出力で帳票を切り替えるときに、印刷面も切り替える(各帳票で指定した印刷面指定を有効にする)場合に指定します。

なお、マルチフォーム出力しない場合に指定すると、帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]タブで指定した印刷面が有効になります。

!REPORT:

各帳票で指定した印刷面指定を有効にします。

このプロパティの呼び出しを省略すると、以下の優先順序で有効になります。

  1. PrintSideプロパティで指定した印刷面指定

  2. 帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]タブで指定した両面印刷と、マルチフォーム出力時の動作の帳票を切り替えたときに新しい用紙に印刷する指定

注意

  • 帳票出力サーバがSolarisの場合、両面印刷を指定してもVSPシリーズのプリンタにPostScript出力する場合は無効となります。

  • List Creator の段組み印刷が指定されている場合は、両面印刷の指定は切り替えられません。指定を行っても、一番目に出力する帳票に定義されている両面印刷の指定にしたがって印刷されます。

  • 使用する印刷プリンタに両面印刷機能がない場合、または両面印刷機能が無効になっている場合、両面印刷の指定は無効となります(片面で印刷されたり、白紙が出力されたりする場合があります)。

  • プリンタの段組み印刷機能を使用する場合、このプロパティを指定しないでください。指定した場合、正しく動作しません。

  • プリンタによっては、帳票ごとに印刷面を切り替えられないものもあります。必ず実際に使用するプリンタで動作確認してください。


PaperCode(用紙名)

印刷する用紙名を64 バイト以内で指定します。

このプロパティの呼び出しを省略すると、帳票様式定義画面のプロパティ画面の[帳票定義体]タブで指定した用紙サイズ、または用紙名にしたがいます。

注意

  • このプロパティは、OWFファイル生成時または帳票出力サーバがWindowsの場合のみ有効になります。

  • このプロパティと同時にOutputScaleプロパティを指定する場合、OutputScaleプロパティで「OUTPUTSCALE_OT(任意)」以外を指定した場合はエラーとなります。

  • プリンタで利用できない用紙名を指定した場合は、A4の用紙サイズで印刷されます。

  • プリンタで利用できない用紙名を指定し、OutputScaleプロパティで「OUTPUTSCALE_OT(任意)」を指定してプレビューした場合は白紙ページが表示されます。同様の指定で印刷した場合は白紙ページが印刷されます。

ポイント

  • 指定した用紙名に合わせて拡大/縮小を行う場合は、OutputScaleプロパティに「OUTPUTSCALE_OT(任意)」を指定してください。


6.4.4.6.5 電子保存情報に関するプロパティ

ポイント

  • 電子保存時のサポート範囲や留意事項については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”およびList Worksに添付のオンラインマニュアルを参照してください。


StreamDrvName(電子保存装置名)

使用する電子保存装置名を指定します。電子保存装置名は必ず指定してください。

電子保存装置には、List Worksで定義した電子保存装置名を指定します。

このプロパティの呼び出しを省略すると、帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブで指定した電子保存装置名が有効になります。

注意

  • List Worksで定義した電子保存装置以外を指定した場合、帳票の出力は正しく行われません。

ポイント

  • 帳票出力サーバがWindowsの場合、電子保存装置名は、List Worksで定義したプリンタ名またはデータ転送コネクタ名を指定します。


LwMaker(電子保存時の作成者)

帳票の作成者を64バイト以内で指定します。

このプロパティの呼び出しを省略すると、以下の優先順序で有効になります。

  1. 帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブで指定した作成者

  2. 設定されない


GenerateDay(電子保存時の作成日)

電子帳票の作成日付を指定します。

作成日付はYYYYMMDDの形式(YYYY:西暦、MM:月(01~12)、DD:日(01~31))で指定してください。


GenerateTime(電子保存時の作成時間)

電子帳票の作成時間を指定します。

作成時間はHHmmの形式(HH:時(00~23)、mm:分(00~59))で指定してください。


LwKeepDir(電子保存時の保管フォルダパス名)

帳票を電子保存するリスト管理サーバ上の保管フォルダのディレクトリ名を185バイト以内のフルパスで指定します。保管フォルダ名ではなく、ディレクトリ名で指定します。

以下の文字は指定しないでください。

/」、「,」、「;」、「*」、「?」、「"」、「<」、「>」、「|

このプロパティの呼び出しを省略すると、以下の優先順序で有効になります。

  1. 帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの詳細設定画面で指定した保管フォルダパス名

  2. リスト管理サーバの受信フォルダで指定されている保管フォルダまたは印刷フォルダ

注意

  • 保管フォルダパス名の末尾には、帳票出力サーバがWindowsの場合は「円マーク(\)」を指定しないでください。帳票出力サーバがUNIX系OS の場合は「スラッシュ(/)」を指定しないでください。

ポイント

  • 保管フォルダパス名を省略した場合は、リスト管理サーバ上であらかじめ指定しておいた振り分け条件にしたがって、保管フォルダまたは印刷フォルダに振り分けられます(印刷フォルダに振り分けられるのはWindowsの場合のみ)。

    振り分け条件には、タイトル(帳票の出力時にタイトルを省略した場合は帳票名)、コメント、作成者、備考が使用できます。


LwNote1(電子保存時の備考1)
LwNote2(電子保存時の備考2)
LwNote3(電子保存時の備考3)
LwNote4(電子保存時の備考4)

帳票の備考1~4を64バイト以内で指定します。

このプロパティの呼び出しを省略すると、以下の優先順序で有効になります。

  1. 帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの詳細設定画面で指定した備考1~4

  2. 設定されない


LwTermFlag(電子保存時の有効期限日数指定フラグ)

帳票をリスト管理サーバに登録した日からの有効期限日数を指定するかどうかを指定します。

false:

帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの詳細設定画面の有効期限日数の指定にしたがいます。

true:

有効期限日数を指定します。

このプロパティに「true」を指定した場合は、有効期限日数をLwTermプロパティで指定してください。

このプロパティの呼び出しを省略すると、「false」が指定されたものとして動作します。


LwTerm(電子保存時の有効期限日数)

帳票をリスト管理サーバに登録した日からの有効期限日数を0~9999の範囲で指定します。

0:

リスト管理サーバの保管フォルダの設定にしたがいます。

1~9999:

有効期限日数を指定します。

このプロパティの呼び出しを省略すると、帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの詳細設定画面で指定した有効期限日数が有効になります。

注意

  • このプロパティを指定する場合は、LwTermFlagプロパティで「true」を指定しておく必要があります。


LwDelType(電子保存時の有効期限経過後の自動削除指定)

帳票をリスト管理サーバに登録した日から有効期限を過ぎた場合に、リストクリーナの削除対象とするかどうかを指定します。

0:

帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの詳細設定画面の有効期限の「有効期限を過ぎたら自動削除する」の指定にしたがいます。

1:

削除対象としません。

2:

削除対象とします。

このプロパティの呼び出しを省略すると、「0」が指定されたものとして動作します。

また、このプロパティに「0」、「1」、または「2」以外の値を指定した場合、例外(エラーコード「DNIF_PROPERTY_DATAERROR」)が通知されます。

注意

  • このプロパティを指定する場合は、以下のいずれかで有効期限日数を指定しておく必要があります。

    • 帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの詳細設定画面の有効期限の日数

    • LwTermFlagプロパティ(「true」を指定する)とLwTermプロパティ(「1」~「9999」の範囲で指定する)


LwSearch(電子保存時の抜き出し検索指定)

電子保存時に帳票の抜き出し検索を有効にするかどうかを指定します。

LISTSEARCH_FOLDER:

リスト管理サーバの保管フォルダの設定にしたがいます。

LISTSEARCH_FALSE:

抜き出し検索を有効にしません。

LISTSEARCH_TRUE:

抜き出し検索を有効にします。

このプロパティの呼び出しを省略すると、帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの詳細設定画面で指定した抜き出し検索の指定が有効になります。

注意

  • 抜き出し検索を有効にする場合は、あらかじめリスト管理サーバに登録されている帳票で抜き出し検索範囲を指定しておく必要があります。

  • リスト管理サーバがSolarisで、データベース検索を行う場合、以下のいずれかで「抜き出し検索を有効にする」設定にしておく必要があります。

    • 帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの詳細設定画面の抜き出し検索の指定

    • このプロパティで「LISTSEARCH_TRUE」を指定


LwMail(電子保存時のメール送信指定)

帳票がリスト管理サーバに登録されたことをメールで通知するかどうかを指定します。

LISTMAIL_SERVER:

リスト管理サーバの設定にしたがいます。

LISTMAIL_FALSE:

帳票登録時にメールを送信しません。

LISTMAIL_ENTRY:

帳票登録時にメールに帳票エントリファイルを添付して送信します。

LISTMAIL_FILE:

帳票登録時にメールに帳票ファイルを添付して送信します。

このプロパティの呼び出しを省略すると、帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの詳細設定画面で指定したメール送信の指定が有効になります。

ポイント

  • 帳票エントリファイルを指定すると、電子保存時に帳票の管理情報だけがメール送信されます。したがって、送信されるメールのサイズは帳票ファイルの場合よりも小さくなります。ただし、このファイルをList Worksクライアントで受信した場合、実際に帳票を表示するためには、リスト管理サーバに接続する必要があります。

  • 帳票ファイルを指定すると、電子保存時に帳票そのものが送信されます。このファイルをList Worksクライアントで受信した場合、帳票をそのまま表示できますが、送信されるデータ量は大きくなります。


LwMailRcv(電子保存時のメールの宛先)

電子保存時に帳票がリスト管理サーバに登録されたことを通知するメールの宛先を64バイト以内で指定します。

宛先は、リスト管理サーバで設定されているメール環境にしたがって指定してください。

このプロパティの呼び出しを省略すると、以下の優先順序で有効になります。

  1. 帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの詳細設定画面で指定した宛先

  2. リスト管理サーバで設定されている宛先

注意

  • このプロパティを指定する場合は、以下のいずれかでメール送信する指定にしておく必要があります。

    • 帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの詳細設定画面のメール送信

    • LwMailプロパティの値に「LISTMAIL_ENTRY」または「LISTMAIL_FILE」を指定


LwPrintBin(電子保存後印刷の給紙方法)

電子保存後の印刷で、用紙種別が単票の場合に、印刷プリンタの給紙方法を指定します。

LISTBIN_CF:

カットシートフィーダ

LISTBIN_H1:

ホッパ1

LISTBIN_H2:

ホッパ2

LISTBIN_H3:

ホッパ3

LISTBIN_H4:

ホッパ4

LISTBIN_MA:

手差し

LISTBIN_NO:

指定なし(帳票出力サーバがWindowsの場合、プリンタドライバのプロパティの設定にしたがいます。帳票出力サーバがUNIX系OSの場合、プリンタ装置の設定にしたがいます)

LISTBIN_AT:

自動

なお、給紙方法は、以下の優先順序で有効になります。

  1. LwPrintBinNameプロパティで指定した給紙口名

  2. このプロパティで指定した給紙方法

  3. 帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの電子保存後の印刷設定画面で指定した給紙方法/給紙口名

注意

  • 指定した方法で給紙されない場合は、給紙口名をLwPrintBinNameプロパティで指定してください。

  • このプロパティで給紙方法を切り替えた場合、帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの電子保存の印刷設定画面で指定した給紙口名は無効になります。必要に応じて、給紙口名をLwPrintBinNameプロパティで指定してください。

  • 帳票出力サーバがWindowsで、給紙方法に「LISTBIN_NO(指定なし)」を指定した場合、給紙口名をLwPrintBinNameプロパティで指定しても無効になります。

    給紙口名を指定する場合は、「LISTBIN_NO(指定なし)」以外を指定してください。

  • 帳票出力サーバがWindowsで、給紙方法に「LISTBIN_AT(自動)」を指定しても自動給紙が正しく動作しない場合は、プリンタドライバのプロパティで自動給紙を指定し、給紙方法に「LISTBIN_NO(指定なし)」を指定してください。

  • 帳票出力サーバがUNIX系OSの場合、給紙方法に「LISTBIN_NO(指定なし)」を指定しても、LwPrintBinNameプロパティで指定した値が有効になります。


LwPrintBinName(電子保存後印刷の給紙口名)

電子保存後の印刷で、以下の場合に出力先のプリンタの給紙口名を32バイト以内で指定します。

  • 用紙種別が「単票」で給紙方法が指定した給紙口に切り替わらない場合

  • 用紙種別が「連帳」で給紙口が正常に切り替わらない場合

指定できる給紙口名は、プリンタドライバのプロパティで確認してください。

このプロパティの呼び出しを省略すると、以下の優先順序で有効になります。

  1. LwPrintBinプロパティで指定した給紙方法

  2. 帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの電子保存後の印刷設定画面で指定した給紙方法/給紙口名

注意

  • 給紙口名は、プリンタドライバによって異なります。プリンタドライバのプロパティで確認し、文字および空白の全角・半角の違い、空白の有無などに注意して、正確に指定してください。

  • 給紙口名の前後に半角空白は指定しないでください。指定した場合、前後の半角空白を削除した給紙口名で動作します。

  • 給紙方法をLwPrintBinプロパティで指定せずに給紙口名を指定した場合、給紙口名の指定は無効になります。

  • LwPrintBinプロパティに「LISTBIN_NO(指定なし)」を指定した場合、または帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの電子保存後の印刷設定画面で給紙方法に「指定なし」を指定した場合、給紙口名をLwPrintBinNameプロパティで指定しても無効になります。給紙口名を指定する場合は、給紙方法に「指定なし」以外を指定してください。


LwCopyNumber(電子保存後印刷の印刷部数)

電子保存後の印刷で、帳票の印刷部数を指定します。

0:

帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの電子保存後の印刷設定画面の印刷部数の指定にしたがいます。

1~999:

印刷部数を指定します。

このプロパティの呼び出しを省略すると、「0」が指定されたものとして動作します。

注意

  • 部単位で印刷する指定をせずに、プリンタドライバのプロパティで印刷部数が指定できないプリンタに出力した場合、印刷部数の指定は無効となります(1部だけ印刷されます)。


LwCollate(電子保存後印刷の部単位印刷の指定)

電子保存後の印刷を部単位で印刷するかどうかを指定します。

LISTCOPY_TRUE:

部単位で印刷します。

LISTCOPY_FALSE:

ページ単位で印刷します。

LISTCOPY_DEFAULT:

部単位で印刷するかどうかは装置の設定にしたがいます。

このプロパティの呼び出しを省略すると、「LISTCOPY_DEFAULT」が指定されたものとして動作します。

注意

  • 部単位で印刷する指定をせずに、プリンタドライバのプロパティで印刷部数が指定できないプリンタに出力した場合、印刷部数の指定は無効となります(1部だけ印刷されます)。


LwPrintSide(電子保存後印刷の印刷面指定)

電子保存後の印刷で、以下について指定します。

  • 両面印刷するかどうか

  • マルチフォーム出力する場合に、帳票を切り替えたときに同じ用紙に続けて印刷するか、新しい用紙に印刷するか

LISTPRINTSIDE_SINGLEFOLLOW:

片面印刷します。
マルチフォーム出力する場合は、帳票を切り替えたときに同じ用紙に続けて印刷します。

LISTPRINTSIDE_BOTHFOLLOW:

両面印刷します。
マルチフォーム出力する場合は、帳票を切り替えたときに同じ用紙に続けて印刷します。

LISTPRINTSIDE_BOTH:

両面印刷します。
マルチフォーム出力する場合は、帳票を切り替えたときに新しい用紙に印刷します。

印刷面指定は、以下の優先順序で有効になります。

  1. LwItemPrintSideプロパティの指定にしたがった両面印刷と、マルチフォーム出力時に帳票を切り替えたときに新しい用紙に印刷する指定

  2. このプロパティで指定した印刷面指定

  3. 帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの電子保存後の印刷設定画面で指定した両面印刷と、マルチフォーム出力時の動作の帳票を切り替えたときに新しい用紙に印刷する指定

注意

  • 使用する印刷プリンタに両面印刷機能がない場合、または両面印刷機能が無効になっている場合、両面印刷の指定は無効となります(片面で印刷されたり、白紙が出力されたりする場合があります)。

  • 以下の場合、このプロパティに「LISTPRINTSIDE_BOTH」を指定しないでください。指定した場合、正しく動作しません。

    • プリンタの段組み印刷機能を使用する場合

    • プリンタの白紙の出力を抑止する機能を使用する場合

ポイント

  • データ定義画面の[データ定義(レポート頭書き)]タブ、[データ定義]タブのデータ項目にPAGE 、TPAGE 、PAGE-ALL 、TPAGE-ALL 、BPAGE、またはBTPAGE のいずれかを指定した項目が存在する帳票で、このプロパティに「LISTPRINTSIDE_BOTH」を指定した場合、印刷せずにページ送りされた分はカウントされません。


LwItemPrintSide(電子保存後印刷の印刷面切り替え指定)

電子保存後の印刷で、マルチフォーム出力し、帳票を切り替えたときに新しい用紙に印刷する指定も切り替える(各帳票で指定した帳票を切り替えたときに新しい用紙に印刷する指定を有効にする)場合に指定します。

!REPORT:

電子保存後の印刷でマルチフォーム出力する場合に、帳票を切り替えたときに新しい用紙に印刷する指定を有効にします。

このプロパティの呼び出しを省略すると、以下の優先順序で有効になります。

  1. LwPrintSideプロパティで指定した印刷面指定

  2. 帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの電子保存後の印刷設定画面で指定した両面印刷と、マルチフォーム出力時の動作の帳票を切り替えたときに新しい用紙に印刷する指定

注意

  • 使用する印刷プリンタに両面印刷機能がない場合、または両面印刷機能が無効になっている場合、両面印刷の指定は無効となります(片面で印刷されたり、白紙が出力されたりする場合があります)。

  • プリンタの段組み印刷機能を使用する場合、このプロパティを指定しないでください。指定した場合、正しく動作しません。

  • 帳票が切り替わったときに、両面印刷の指定を切り替えることはできません。先頭の帳票で指定した両面印刷の指定が有効になります。

  • List Creatorの段組み印刷が指定されている場合は、両面印刷の指定は切り替えられません。指定を行っても、一番目に出力する帳票に定義されている両面印刷の指定にしたがって印刷されます。


LwFaxSend(電子保存時のFAX送信者情報)

電子保存した帳票をFAX送信する場合に、FAXの送信者情報を以下の形式で指定します。[  ]は、省略できることを示します。

FAX番号[,名前[,所属[,住所[,電話番号]]]]

このプロパティの呼び出しを省略すると、以下の優先順序で有効になります。

  1. 帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの電子保存のFAX属性設定画面で指定した送信者情報

  2. 設定されない

ポイント

  • 電子保存後にFAX送信する場合は、FAX送信時にFAX送信者情報を変更することもできます。


LwFaxRcv(電子保存時のFAX受信者情報)

電子保存した帳票をFAX送信する場合に、FAXの受信者情報を以下の形式で指定します。[  ]は、省略できることを示します。FAX受信者情報は、1件だけ指定できます。

FAX番号[,名前[,所属[,住所[,電話番号]]]]

FAX受信者情報は、以下の優先順序で有効になります。

  1. LwFaxRcvFileプロパティで指定したFAX受信者情報(ファイル)

  2. このプロパティで指定したFAX受信者情報

  3. 帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの電子保存のFAX属性設定画面で指定した受信者情報

  4. 設定されない

注意

  • 以下の場合、このプロパティの指定は無効となります。

    • LwFaxRcvFileプロパティを指定した場合

    • LcLwFaxRcvFileプロパティを指定した場合

  • このプロパティを指定する場合は、FAX番号を必ず指定してください。

ポイント

  • FAX受信者情報を複数件指定したい場合は、複数件のFAX受信者情報を記述したFAX受信者情報ファイルを作成し、LwFaxRcvFileプロパティで指定してください。

  • 電子保存後にFAX送信する場合は、FAX送信時にFAX受信者情報を変更することもできます。


LwFaxRcvFile(電子保存時のFAX受信者情報ファイル名)

電子保存した帳票をFAX送信する場合に、FAXの受信者情報を記述したFAX受信者情報ファイル名をフルパスで指定します。

このプロパティの呼び出しを省略すると、以下の優先順序で有効になります。

  1. LwFaxRcvプロパティで指定したFAX受信者情報

  2. 帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの電子保存のFAX属性設定画面で指定した受信者情報

  3. 設定されない

注意

  • LcLwFaxRcvFileプロパティを指定してコネクタ連携を行う場合、このプロパティを指定しても無効となります。

  • このプロパティを指定する場合、FAX 番号を必ず指定してください。

  • 情報ファイルの文字コード系については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”の情報ファイルの文字コード系についての記載を参照してください。

  • コネクタ連携時、LcLwFaxRcvFileプロパティを指定せずにこのプロパティを指定した場合は、電子保存時のFAX受信者情報ファイルを帳票出力サーバ上に配置してください。

ポイント

  • 電子保存後にFAX送信する場合は、FAX送信時にFAX受信者情報を変更することもできます。


LwFaxSubject(電子保存時のFAX送付状の用件)

電子保存した帳票をFAX送信する場合に、送信するFAXの用件を127バイト以内で指定します。

このプロパティの呼び出しを省略すると、以下の優先順序で有効になります。

  1. 帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブのFAXの詳細設定画面で指定した用件

  2. 設定されない

ポイント

  • このプロパティを指定した場合は、帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブのFAX の詳細設定画面の「送付状を付加する」の指定にかかわらず、FAX の先頭(1 ページ目)に送付状が付加されます。

  • 電子保存後にFAX送信する場合は、FAX送信時にFAX送付状の用件を変更することもできます。


LwFaxComment(電子保存時のFAX送付状のコメント)

電子保存した帳票をFAX送信する場合に、FAXの受信者への連絡事項などのコメントを511バイト以内で指定します。

このプロパティの呼び出しを省略すると、以下の優先順序で有効になります。

  1. 帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブのFAXの詳細設定画面で指定したコメント

  2. 設定されない

ポイント

  • このプロパティを指定した場合は、帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブのFAX の詳細設定画面の「送付状を付加する」の指定にかかわらず、FAX の先頭(1 ページ目)に送付状が付加されます。

  • 電子保存後にFAX送信する場合は、FAX送信時にFAX送付状のコメントを変更することもできます。


LwDstFolder(帳票印刷配信時の配信フォルダID)

帳票印刷配信を行う場合のList Worksの配信フォルダIDを80バイト以内で指定します。

List Worksと連携し、帳票印刷配信を行う場合は必ず指定してください。

ポイント

  • 帳票印刷配信に関する指定は、電子帳票情報ファイルで指定します。

    帳票印刷配信の詳細については、List Workのオンラインマニュアルを参照してください。


LwDstMethod(帳票印刷配信指定)

List Worksと連携し、帳票印刷配信またはList Creator互換印刷を行う場合に指定します。

DSTMETHOD_SPL:

帳票印刷配信を行う場合に指定します。
帳票印刷配信機能の詳細は、List Worksのマニュアルを参照してください。

DSTMETHOD_MAT:

List Creator互換印刷を行う場合に指定します。
List Creator互換印刷機能の詳細については、以下を参照してください。

⇒“付録C List Creator互換印刷機能

このプロパティの呼び出しを省略すると、「DSTMETHOD_SPL」が指定されたものとして動作します。


StreamEnvFile(電子帳票情報ファイル名)

帳票出力時に指定する電子帳票情報ファイル名をフルパスで指定します。

電子帳票情報ファイルとは、電子保存情報(電子保存時の動作、および属性情報など)をまとめて指定できるファイルです。

帳票のプロパティ、および.NETインタフェースの各プロパティでサポートしていない電子保存情報を指定する場合に使用します。

注意

  • 電子帳票情報ファイルには、帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブ、または他のプロパティでサポートされている電子帳票情報は指定しないでください。

  • 情報ファイルの文字コード系については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”の情報ファイルの文字コード系についての記載を参照してください。

  • コネクタ連携時に、アプリケーションサーバに配置した電子帳票情報ファイルを転送する場合、電子帳票情報ファイルは、このプロパティとLcFileプロパティの両方で指定してください。その場合、このプロパティにはファイル名のみ指定してください。


6.4.4.6.6 FAX送信情報に関するプロパティ

ポイント

  • FAX送信の留意事項については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”およびPrint Managerのオンラインマニュアルを参照してください。


FaxDrvName(FAX装置名)

使用するFAX装置名を指定します。

指定できるFAX装置には、以下のものがあります。

  • Print ManagerのFAX連携プリンタ

  • Print Managerのリモートプリンタ(FAX連携プリンタ)

このプロパティの呼び出しを省略すると、以下の優先順序で有効になります。

  1. 帳票業務情報のプロパティ画面の[FAX]タブで指定したFAX装置名

  2. 通常使うプリンタ

注意

  • FAX装置以外のプリンタを指定した場合、または通常使うプリンタがFAX装置になっていない場合、帳票の出力は正しく行われません。

  • コネクタ連携時、このプロパティにPrint Managerの高信頼リモートプリンタは指定しないでください。指定した場合、帳票の出力時にエラーになります。

ポイント

  • FAX装置名は、プリンタフォルダで表示されるプリンタ名を指定します。


FaxSend(FAX送信時のFAX送信者情報)

FAXの送信者情報を以下の形式で指定します。[  ]は、省略できることを示します。

FAX番号[,名前[,所属[,住所[,電話番号]]]]

このプロパティの呼び出しを省略すると、以下の優先順序で有効になります。

  1. 帳票業務情報のプロパティ画面の[FAX]タブで指定した送信者情報

  2. 設定されない


FaxRcv(FAX送信時のFAX受信者情報)

FAXの受信者情報を以下の形式で指定します。

FAX受信者情報は、1件だけ指定できます。[  ]は省略できることを示します。

FAX番号[,名前[,所属[,住所[,電話番号]]]]

FAX受信者情報は、以下の優先順序で有効になります。

  1. FaxRcvFileプロパティで指定したFAX受信者情報(ファイル)

  2. このプロパティで指定したFAX受信者情報

  3. 帳票業務情報のプロパティ画面の[FAX]タブで指定した受信者情報

FAX受信者情報は、いずれかで必ず指定してください。

注意

  • このプロパティを指定する場合、FAX 番号を必ず指定してください。

  • コネクタ連携時、LcFaxRcvFileプロパティを指定した場合、このプロパティの指定は無効になります。

ポイント

  • FAX受信者情報を複数件指定したい場合は、複数件のFAX受信者情報を記述したFAX受信者情報ファイルを作成し、FaxRcvFileプロパティで指定してください。


FaxRcvFile(FAX送信時のFAX受信者情報ファイル名)

FAXの受信者情報を記述したFAX受信者情報ファイル名をフルパスで指定します。

このプロパティの呼び出しを省略すると、以下の優先順序で有効になります。

  1. FaxRcvプロパティで指定したFAX受信者情報

  2. 帳票業務情報のプロパティ画面の[FAX]タブで指定したFAX受信者情報

FAX受信者情報は、いずれかで必ず指定してください。

注意

  • 情報ファイルの文字コード系については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”の情報ファイルの文字コード系についての記載を参照してください。

  • このプロパティを指定する場合は、FAX 番号を必ず指定してください。

  • コネクタ連携時、LcFaxRcvFileプロパティを指定した場合、このプロパティの指定は無効になります。


FaxSubject(FAX送信時のFAX送付状の用件)

送信するFAXの用件を127バイト以内で指定します

このプロパティの呼び出しを省略すると、以下の優先順序で有効になります。

  1. 帳票業務情報のプロパティ画面の[FAX]タブの詳細設定画面で指定した用件

  2. 設定されない

注意

  • このプロパティを指定した場合は、帳票業務情報のプロパティ画面の[FAX]タブのFAX の詳細設定画面の「送付状を付加する」の指定にかかわらず、FAX の先頭(1 ページ目)に送付状が付加されます。


FaxComment(FAX送信時のFAX送付状のコメント)

FAXの受信者への連絡事項などのコメントを511バイト以内で指定します。

このプロパティの呼び出しを省略すると、以下の優先順序で有効になります。

  1. 帳票業務情報のプロパティ画面の[FAX]タブの詳細設定画面で指定したコメント

  2. 設定されない

注意

  • このプロパティを指定した場合は、帳票業務情報のプロパティ画面の[FAX]タブのFAX の詳細設定画面の「送付状を付加する」の指定にかかわらず、FAX の先頭(1 ページ目)に送付状が付加されます。


6.4.4.6.7 PDFファイル保存情報に関するプロパティ

注意

  • PDF変換機能のサポート範囲、使用する資源、および留意事項については、オンラインマニュアル“PDF変換機能編”を参照してください。


KeepPdf(ファイル保存時の格納先ファイル名)

帳票出力サーバに生成する格納先ファイル名(PDFファイル名)を259文字以内かつ512バイト以内のフルパスで指定します。

このプロパティの呼び出しを省略すると、帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブで指定した格納先ファイル名が有効になります。

格納先ファイル名は、いずれかで必ず指定してください。

注意

  • フォルダ名のみの指定はできません。

  • 同一名ファイルがすでに存在するときにPDFファイル保存に失敗した場合は、元のPDFファイルも削除されることがあります。

ポイント

  • 生成されるPDFファイルには、帳票を出力したユーザのアクセス権が設定されます。

  • 指定されたフォルダが存在しない場合、フォルダが自動生成されます。

    フォルダには、親フォルダと同じアクセス権が設定されます。自動生成されたフォルダに対し、帳票を出力するユーザがアクセス権を持たない場合は、PrintFormクラスのPrintOutメソッド呼び出し時にエラーになります。

  • 同一名ファイルがすでに存在する場合は、ファイルを上書きする権限があれば新しいファイルに置き換えられます。ファイルを上書きする権限がない場合は、PrintFormクラスのPrintOutメソッド呼び出し時にエラーになります。

  • コネクタ連携時に、アプリケーションサーバにPDFファイルを配置する場合は、ReturnPdfPathプロパティで、生成するPDFファイルのパスを指定します。


PdfSubtitle(PDFファイルのサブタイトル)

PDFファイルのサブタイトルを254バイト以内で指定します。

このプロパティの呼び出しを省略すると、以下の優先順序で有効になります。

  1. 帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面で指定した概要のサブタイトル

  2. 設定されない

注意

  • サブタイトルは、日本語(JIS非漢字/第一水準漢字/第二水準漢字)または英数字で指定してください。その他の文字を指定した場合、PDFファイルの文書情報(一般)で正しく表示されないことがあります。


PdfAuthor(PDFファイルの作成者)

PDFファイルの作成者を254バイト以内で指定します。

このプロパティの呼び出しを省略すると、以下の優先順序で有効になります。

  1. 帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面で指定した概要の作成者

  2. 設定されない

注意

  • 作成者は、日本語(JIS非漢字/第一水準漢字/第二水準漢字)または英数字で指定してください。その他の文字を指定した場合、PDFファイルの文書情報(一般)で正しく表示されないことがあります。


PdfPrint(PDFファイルの印刷許可指定)

PDFファイルの印刷を許可するかどうかを指定します。

0:

帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面のセキュリティの権限の「印刷の許可」の指定にしたがいます。

1:

印刷を許可しません。

2:

印刷を許可します。

このプロパティの呼び出しを省略すると、「0」が指定されたものとして動作します。

また、このプロパティに「0」、「1」、または「2」以外を指定した場合、例外(エラーコード「DNIF_PROPERTY_DATAERROR」)が通知されます。

注意

  • このプロパティを指定する場合は、PdfSecuPwdプロパティに必ずパスワードを指定してください。パスワードを指定しない場合、PDFファイルのセキュリティの指定が有効にならないことがあります。


PdfModify(PDFファイルの文書変更許可指定)

PDFファイルの変更を許可するかどうかを指定します。

0:

帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面のセキュリティの権限の「文書変更の許可」の指定にしたがいます。

1:

変更を許可しません。

2:

変更を許可します。

このプロパティの呼び出しを省略すると、「0」が指定されたものとして動作します。

また、このプロパティに「0」、「1」、または「2」以外を指定した場合、例外(エラーコード「DNIF_PROPERTY_DATAERROR」)が通知されます。

注意

  • PDFファイルの変更を許可する指定をしても、PDFファイルの文書情報(セキュリティ)では「許可しない」となる場合があります。

  • PDFファイルの変更を許可しない指定とする場合は、PdfSecuPwdプロパティに必ずパスワードを指定してください。パスワードを指定しない場合、PDFファイルのセキュリティの指定が有効にならないことがあります。


PdfSelect(PDFファイルのテキストとグラフィックスの選択許可指定)

PDFファイルのテキストとグラフィックスの選択を許可するかどうかを指定します。

0:

帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面のセキュリティの権限の「テキストとグラフィックスの選択の許可」の指定にしたがいます。

1:

テキストとグラフィックスの選択を許可しません。

2:

テキストとグラフィックスの選択を許可します。

このプロパティの呼び出しを省略すると、「0」が指定されたものとして動作します。

また、このプロパティに「0」、「1」、または「2」以外を指定した場合、例外(エラーコード「DNIF_PROPERTY_DATAERROR」)が通知されます。

注意

  • このプロパティを指定する場合は、PdfSecuPwdプロパティに必ずパスワードを指定してください。パスワードを指定しない場合、PDFファイルのセキュリティの指定が有効にならないことがあります。


PdfAnnotate(PDFファイルの注釈とフォームフィールドの追加と変更許可指定)

PDFファイルの注釈とフォームフィールドの追加と変更を許可するかどうかを指定します。

0:

帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面のセキュリティの権限の「注釈とフォームフィールドの追加と変更の許可」の指定にしたがいます。

1:

注釈とフォームフィールドの追加と変更を許可しません。

2:

注釈とフォームフィールドの追加と変更を許可します。

このプロパティの呼び出しを省略すると、「0」が指定されたものとして動作します。

また、このプロパティに「0」、「1」、または「2」以外を指定した場合、例外(エラーコード「DNIF_PROPERTY_DATAERROR」)が通知されます。

注意

  • PDFファイルの注釈とフォームフィールドの追加と変更を許可する指定をしても、PDFファイルの文書情報(セキュリティ)では「許可しない」となる場合があります。

  • このプロパティを指定する場合は、PdfSecuPwdプロパティに必ずパスワードを指定してください。パスワードを指定しない場合、PDFファイルのセキュリティの指定が有効にならないことがあります。


PdfPwd(PDFファイルを開くパスワード)

PDFファイルを開くときのパスワードを32バイト以内で指定します。

以下の文字は指定しないでください。

"

このプロパティの呼び出しを省略すると、開くパスワードは設定されません。

注意

  • パスワードは、半角の英数字または記号(ASCIIコードの文字範囲)で指定してください。その他の文字を指定した場合、PDFファイルを表示できない場合があります。

  • このプロパティとPdfSecuPwdプロパティに同じパスワードを指定しないでください。同じパスワードを指定するとセキュリティオプションの設定が変更される場合があります。


PdfSecuPwd(PDFファイルのセキュリティオプション変更パスワード)

PDFファイルのセキュリティオプションを変更するときのパスワードを32バイト以内で指定します。

以下の文字は指定しないでください。

"

このプロパティの呼び出しを省略すると、セキュリティオプション変更パスワードは設定されません。

注意

  • パスワードは、半角の英数字または記号(ASCIIコードの文字範囲)で指定してください。その他の文字を指定した場合、PDFファイルを表示できない場合があります。

  • このプロパティとPdfPwdプロパティに同じパスワードを指定しないでください。同じパスワードを指定するとセキュリティオプションの設定が変更される場合があります。


PdfLimit(PDFファイルの閲覧期限/閲覧期間)

PDFファイルの閲覧期限(閲覧開始日時または閲覧終了日時)、または閲覧期間のいずれかを指定します。

閲覧開始日時:

閲覧開始日時を「YYYYMMDDhhmmss」の形式で指定します。
指定した日時以前は、PDFファイルの閲覧が制限されます。

閲覧終了日時:

閲覧終了日時を「YYYYMMDDhhmmss」の形式で指定します。
指定した日時以降は、PDFファイルの閲覧が制限されます。

閲覧期間:

閲覧期間を日単位で指定します。
PDFファイルの作成日から指定した期間(日数)を過ぎると閲覧が制限されます。

閲覧開始日時/閲覧終了日時「YYYYMMDDhhmmss」を指定する場合は、以下のように指定します。

YYYY:

年を西暦で指定します。

MM:

01~12(月)の範囲で指定します。

DD:

01~31(日)の範囲で指定します。

hh:

00~23(時)の範囲で指定します。

mm:

00~59(分)の範囲で指定します。

ss:

00~59(秒)の範囲で指定します。

閲覧期間を指定する場合は、「1」以上の値を指定します。

閲覧期限および閲覧期間を指定する場合、以下の順にそれぞれの値を「カンマ(,)」で区切って指定します。

  1. 閲覧開始日時

  2. 閲覧終了日時

  3. 閲覧期間

閲覧期限と閲覧期間を同時に指定した場合、閲覧期限の指定が有効になります。

閲覧期限と閲覧期間のどちらも指定されていない場合、帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面で指定した閲覧制限の「期間による閲覧制限を行う」の指定は無効となり、閲覧制限は行われません。

このプロパティの呼び出しを省略すると、帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面で指定した閲覧制限の「期間による閲覧制限を行う」の指定が有効になります。

以下に、開発ツールとしてVisual C#.NETを利用した場合の指定例を示します。

  • 閲覧期限を指定する場合

    閲覧開始日時に「2006年3月1日0時0分0秒」、閲覧終了日時に「2006年12月31日0時0分0秒」を指定する場合、以下のように指定します。

    prop.PdfLimit = "20060301000000,20061231000000," ;
  • 閲覧期間を指定する場合

    閲覧期間に100日を指定する場合、以下のように指定します。

    prop.PdfLimit = " ,,100" ;

注意

  • 帳票定義情報で指定されている値とこのプロパティで指定されている値が異なる場合、このプロパティで指定されている値が有効となります。

  • 以下の場合は、エラーとなります。

    • 帳票定義情報で「期間による閲覧制限を行う」が指定されていない場合

      ただし、このプロパティで閲覧期限と閲覧期間のどちらも指定されていない場合はエラーとなりません。

    • 指定可能な値以外が指定された場合

  • Javaスクリプトが実行不能な場合など、このプロパティを指定してもPDFファイルのビューアアプリケーションによっては無効となる場合があります。


PdfEmbed(PDFファイルの文字の埋め込み指定)

PDFファイルに文字を埋め込むかどうかを指定します。

PDFEMBED_ALL:

すべての文字をPDFファイルに埋め込みます。

PDFEMBED_NONE:

すべての文字をPDFファイルに埋め込みません。

このプロパティの呼び出しを省略すると、帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面で指定した文書管理の文字の埋め込み指定が有効になります。

注意

  • 利用者定義文字やJEF拡張文字を使用する場合は、文字をPDFファイルに埋め込んでください。PDFファイルに埋め込まない場合、PDFファイルを表示するシステムの環境によっては、見え方が異なる、または正しく表示されないことがあります。

ポイント

  • PDFファイルに埋め込んだ文字を検索できるようにする場合、「PDFEMBED_ALL」 を指定する必要があります。

  • PDFファイルに埋め込んだ文字を検索しない場合は、PdfReferenceプロパティで「false」を指定してください。


PdfReference(PDFファイルの埋め込み文字検索指定)

PDFファイルに埋め込んだ文字を検索できるようにするかどうかを指定します。

true:

検索できるようにします。

false:

検索できるようにしません。

PDF ファイルにフォントを埋め込むかどうかの指定は、PdfEmbedプロパティで行ってください。

このプロパティの呼び出しを省略すると、「true」が指定されたものとして動作します。

注意

  • このプロパティを指定する場合は、以下のいずれかでPDFファイルに文字を埋め込む指定にしておく必要があります。

    • 帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面の文書管理の文字の埋め込み指定

    • PdfEmbedプロパティ(「PDFEMBED_ALL」を指定)

  • 利用者定義文字やJEF拡張文字を使用する場合は、文字をPDFファイルに埋め込んでください。PDFファイルに埋め込まない場合、PDFファイルを表示するシステムの環境によっては、見え方が異なる、または正しく表示されないことがあります。

  • PDFファイルに埋め込んだ文字を検索できるようにする場合、PDFファイルサイズが大きくなります。

ポイント

  • PDFファイルにフォントを埋め込んだ場合、PDFファイルを参照するシステムにフォントがインストールされていなくても参照できます。ただし、埋め込んだ文字列を検索するには、「true」を指定する必要があります。

  • PdfEmbedプロパティに「PDFEMBED_NONE」を指定した場合、このプロパティでの指定は無効になり、「false」が指定されたものとして動作します。


PdfJpegQuality(PDFファイルのJPEG圧縮時の品質指定)

PDF ファイルの JPEG 圧縮時の品質を指定します。

PDFQUALITY_HIGH:

高画質、低圧縮率でJPEG圧縮します。

PDFQUALITY_MID:

PDFQUALITY_HIGHとPDFQUALITY_LOWの中間の画質/圧縮率でJPEG圧縮します。

PDFQUALITY_LOW:

低画質、高圧縮率でJPEG圧縮します。

PDFQUALITY_NONE:

JPEG圧縮されません。画質劣化のないflate圧縮が施されます。

このプロパティの呼び出しを省略すると、帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面で指定した文書管理のJPEG圧縮時の品質の指定が有効になります。


PdfEmbedFile(PDFファイルに添付するファイル名)

PDFファイルに添付する任意のファイルのファイル名をフルパスで指定します。

ファイルは最大で99個まで指定できます。複数指定する場合は、「セミコロン(;)」で区切って指定します。同一ファイルを複数指定すると、エラーとならずに指定したとおり重複して添付されます。指定されたファイルが存在しない場合は、エラーになります。

このプロパティの呼び出しを省略すると、以下の優先順序で有効になります。

  1. 帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面で指定した文書管理のPDFファイルに添付するファイル名

  2. ファイルは添付されない

注意

  • コネクタ連携時に、アプリケーションサーバに配置したPDFファイルに添付するファイルを転送する場合、このプロパティとLcBinFileプロパティの両方で指定します。その場合、このプロパティには、添付するファイルのファイル名のみ指定してください。

    コネクタ連携時に、PDFファイルに添付するファイル名は、以下の優先順序で有効になります。

    1. このプロパティで指定したファイル名(ファイル名のみ)とLcBinFileプロパティで指定したPDFファイルに添付するファイル名(アプリケーションサーバ側のフルパス)

    2. このプロパティで指定したPDFファイルに添付するファイル名(帳票出力サーバ側のフルパス)

    3. 帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面で指定した文書管理のPDFファイルに添付するファイル名(帳票出力サーバ側のフルパス)

  • ファイル添付機能を使用するPDFファイルには、セキュリティの付加や暗号化を行わないでください。セキュリティの付加や暗号化を行うと、添付したファイルがAcrobatで抽出できない可能性があります。


PdfAutoPrint(PDFファイルの自動印刷指定)

PDFファイルの自動印刷、および印刷実行のタイミングを指定します。

PDFAUTOPRINT_OFF:

自動印刷しません。

PDFAUTOPRINT_OPN:

自動印刷します。PDFファイルを開くと、自動的に印刷ダイアログボックスを表示します。

PDFAUTOPRINT_OPN_CLS:

PDFファイルを開くと、システムで設定されているデフォルトプリンタへ自動的に印刷されます。

このプロパティの呼び出しを省略すると、帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面の動作の「PDFファイルの自動印刷を行う」の指定にしたがいます。

注意

  • Javaスクリプトが実行不能な場合など、このプロパティを指定しても、PDFのビューアであるアプリケーションによっては無効となる場合があります。


PdfHideToolBar(PDFファイル表示時のアプリケーションのツールバー表示指定)

PDFファイルを表示する場合、PDFのビューアのツールバーを表示するかどうかを指定します。

0:

帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面の動作のPDFファイル表示時のアプリケーションの設定の「ツールバーを表示する」の指定にしたがいます。

1:

PDFファイルを表示する場合、ツールバーを表示します。

2:

PDFファイルを表示する場合、ツールバーを表示しません。

このプロパティの呼び出しを省略すると、「0」が指定されたものとして動作します。

また、このプロパティに「0」、「1」、または「2」以外を指定した場合、例外(エラーコード「DNIF_PROPERTY_DATAERROR」)が通知されます。

注意

  • このプロパティを指定しても、PDFのビューアであるアプリケーションによっては無効となる場合があります。

  • Adobe Acrobat DC、またはAdobe Acrobat Reader DCがインストールされた環境では、このプロパティの指定は無効となります。


PdfHideMenuBar(PDFファイル表示時のアプリケーションのメニューバー表示指定)

PDFファイルを表示する場合、PDFのビューアのメニューバーを表示するかどうかを指定します。

0:

帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面の動作のPDFファイル表示時のアプリケーションの設定の「メニューバーを表示する」の指定にしたがいます。

1:

PDFファイルを表示する場合、メニューバーを表示します。

2:

PDFファイルを表示する場合、メニューバーを表示しません。

このプロパティの呼び出しを省略すると、「0」が指定されたものとして動作します。

また、このプロパティに「0」、「1」、または「2」以外を指定した場合、例外(エラーコード「DNIF_PROPERTY_DATAERROR」)が通知されます。

注意

  • このプロパティを指定しても、PDFのビューアであるアプリケーションによっては無効となる場合があります。


PdfFullScreen(PDFファイル表示時のアプリケーションの全画面表示指定)

PDFファイルを表示する場合、PDFのビューアを全画面で表示するかどうかを指定します。

0:

帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面の動作のPDFファイル表示時のアプリケーションの設定の「全画面で表示する」の指定にしたがいます。

1:

PDFファイルを表示する場合、PDFのビューアを全画面で表示しません。

2:

PDFファイルを表示する場合、PDFのビューアを全画面で表示します。

このプロパティの呼び出しを省略すると、「0」が指定されたものとして動作します。

また、このプロパティに「0」、「1」、または「2」以外を指定した場合、例外(エラーコード「DNIF_PROPERTY_DATAERROR」)が通知されます。

注意

  • このプロパティを指定しても、PDFのビューアであるアプリケーションによっては無効となる場合があります。


PdfBookmark(PDFファイルに帳票が切り替わったときにしおりを挿入する指定)

PDFファイルに、帳票名をしおりとして挿入するかどうかを指定します。帳票が切り替わるタイミングで、帳票名がしおり文字列として挿入されます。

true:

帳票が切り替わったときにしおりを挿入します。

false:

帳票が切り替わったときにしおりを挿入しません。

このプロパティの呼び出しを省略すると、「false」が指定されたものとして動作します。

注意

  • マルチフォーム出力の場合、帳票が切り替わるタイミングでしおりが挿入されます。

  • 組合せフォーム出力の場合、しおりとして挿入される名前は、組合せフォーム名となります。組合せフォーム名が切り替わったタイミングで、しおりが挿入されます。

  • このプロパティで設定されるしおりは1階層です。

  • 挿入したしおりを表示した状態でPDFファイルを作成する場合は、PDF文書情報ファイルのPDF-PAGEMODEキーワードに、「OUTLINES」を指定してください。


PdfBookmarkItem(PDFファイルにデータが切り替わったときにしおりを挿入する指定)

PDF ファイルに、帳票の項目データの値をしおりとして挿入する場合に、対象となる項目名を指定します。指定した項目の入力データの値が切り替わるタイミングで、その項目の値がしおり文字列として挿入されます。

項目名には、「テキスト項目」、および「非出力項目」で項目形式がテキスト項目である項目が1つ指定できます。

また、指定した項目に対し、それぞれ以下の出力のタイミングでしおりが挿入されます。

  • テキスト項目の場合

    ページ内の最初の項目を出力するタイミングでしおりが挿入されます。

  • 非出力項目

    ページ内の最初のレコードを出力するタイミングでしおりが挿入されます。

また、上記の出力のタイミングで、しおりを挿入するタイミングを任意で複数指定することができます。複数指定する場合は、項目名の先頭に「!」を付けて「カンマ(,)」で区切って指定します。「!」を付けて指定した項目の入力データが切り替わるタイミングで、しおりを挿入する項目のその時点の「データ値」がしおりとして挿入されます。

このプロパティの呼び出しを省略すると、帳票の項目データが切り替わるタイミングでしおりは挿入されません。

このプロパティと同時にPdfBookmarkItem2プロパティは指定できません。指定した場合、帳票出力時にエラーとなります。

このプロパティと同時にPdfBookmarkプロパティを指定した場合、PdfBookmarkプロパティによって帳票名で挿入されたしおりの階層がもっとも高く、その階層下に、このプロパティの指定にしたがって、以下の形式でしおりが挿入されます。

[帳票名]-[データ値]

データ値は、このプロパティによって挿入される最初のデータ値となります。この場合、このしおりが最上位のしおりとなり、その下の階層にこのプロパティで指定した項目の値がしおりとして挿入されます。

以下に指定例を示します。

この例では、[部門]、[所属]、および[名前]の入力データが切り替わったタイミングで、[名前]のデータ値をしおり文字列としてしおりが挿入されます。

PdfBookmarkItem = !部門, !所属, 名前”;

注意

  • PdfBookmarkItem2プロパティと同時に指定しないでください。

  • 指定した項目に対する入力データ値がない場合、しおりは挿入されません。

  • 集団項目およびデータ定義画面の[環境定義]タブで、集団項目の扱いに「集団項目名を使用」を選択した場合の集団項目の構成項目は指定できません。

  • しおりを挿入する項目のデータは、必ずページの先頭でデータを切り替えてください。ページの先頭でデータを切り替えなかった場合、帳票出力時にエラーとなります。

  • このプロパティで設定されるしおりは1階層です。マルチフォーム出力/組合せフォーム出力時にPdfBookmarkプロパティと合わせて指定した場合、設定されるしおりは2階層となります。

  • 集計表形式、およびフリーフレーム形式の帳票の場合、テキスト項目はページの最初に出力するパーティションに定義した項目を指定してください。

  • しおり文字列が128文字を超えた場合、129文字目以降は切り捨てられます。

  • 挿入したしおりを表示した状態でPDFファイルを作成する場合は、PDF文書情報ファイルのPDF-PAGEMODEキーワードに、「OUTLINES」を指定してください。


PdfBookmarkItem2(PDFファイルにデータが切り替わったときにしおり(多階層)を挿入する指定)

PDFファイルに、帳票の項目データの値をしおりとして挿入する場合に、対象となる項目名を指定します。指定した項目の入力データの値が切り替わるタイミングで、その項目の値がしおり文字列として挿入されます。

項目名には「テキスト項目」、および「非出力項目」で項目形式がテキスト項目である項目が指定できます。項目は「カンマ(,)」で区切って最大10個まで指定できます。項目を複数指定した場合は、指定した順番で階層化されたしおりが挿入されます。

このプロパティを省略すると、帳票の項目データが切り替わるタイミングでしおりは挿入されません。

このプロパティと同時にPdfBookmarkItemプロパティは指定できません。指定した場合、帳票出力時にエラーとなります。

このオプションと同時にPdfBookmarkプロパティを指定した場合、PdfBookmarkプロパティによって帳票名で挿入されたしおりの階層がもっとも高く、その階層下に、このプロパティの指定にしたがってしおりが挿入されます。

注意

  • PdfBookmarkItemプロパティと同時に指定しないでください。

  • 指定した項目に対する入力データ値がない場合、しおりは挿入されません。

  • 集団項目およびデータ定義画面の[環境定義]タブで、集団項目の扱いに「集団項目名を使用」を選択した場合の集団項目の構成項目は指定できません。

  • 集計表形式、およびフリーフレーム形式の帳票の場合、しおりは、このプロパティに指定したテキスト項目が挿入されたパーティションが出力されるタイミングで挿入されます。このため、このプロパティで下位の階層に指定したテキスト項目が挿入されたパーティションが、上位の階層に指定したテキスト項目が挿入されたパーティションよりも先に出力されると、正しくしおりが挿入されません。しおりを挿入する際は、このプロパティで指定した階層の順に、テキスト項目が挿入されたパーティションが出力されるよう考慮してください。

  • しおり文字列が128文字を超えた場合、129文字目以降は切り捨てられます。

  • 挿入したしおりを表示した状態でPDFファイルを作成する場合は、PDF文書情報ファイルのPDF-PAGEMODEキーワードで、PDFを開いた場合の表示方法を「OUTLINES」と設定してください。

以下に指定例を示します。

この例では、[部門]、[所属]、および[名前]の入力データが切り替わったタイミングで、しおりが3階層で挿入されます。 このとき、[部門]の階層がもっとも高く、その階層下に[所属]、[名前]と3階層となります。

PdfBookmarkItem2 = “部門, 所属, 名前”;


PdfDocEnvFile(PDF文書情報ファイル名)

PDFファイルの文書情報ファイル名をフルパスで指定します。

PDF文書情報ファイルとは、帳票をPDFファイル保存する場合のPDFファイル保存情報(PDFファイル保存時の属性情報やプロパティ情報など)をまとめて指定できるファイルです。

帳票のプロパティ、および.NETインタフェースの各プロパティでサポートしていないPDFファイル保存時のPDFファイル保存情報などを指定する場合に使用します。

注意

  • 帳票のプロパティまたは.NETインタフェースの各プロパティでサポートされているPDFファイル保存情報は指定しないでください。

  • コネクタ連携時に、アプリケーションサーバに配置したPDF文書情報ファイルを転送した場合、PDF文書情報ファイルはこのプロパティとLcFileプロパティの両方で指定してください。その場合、このプロパティにはファイル名のみ指定してください。

  • 情報ファイルの文字コード系については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”の情報ファイルの文字コード系についての記載を参照してください。

  • PDF文書情報ファイルで、PDF-LIMITURIキーワードを指定する場合は、帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面の閲覧制限で「URIによる閲覧制限を行う」が指定されている必要があります。指定されていない場合はエラーとなります。

  • PDF文書情報ファイルで、PDF-LIMITURIキーワードを指定した場合、帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面の閲覧制限で設定した「閲覧可能なサイト」は無効となります。

ポイント

  • PDF文書情報ファイルは、.NETインタフェースのプロパティやメソッドで指定できないPDFファイル保存情報を使用する場合に指定します。


PdfOutInfoFile(ECM情報ファイル名)

出力するPDFファイルに対するECM情報ファイル名を、259文字以内(512バイト以内)のフルパスで指定します。

出力するPDFファイルを、ECM製品との連携フォルダへ配置する場合は、必ず指定してください。

注意

  • 情報ファイルの文字コード系については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”の情報ファイルの文字コード系についての記載を参照してください。

  • 以下の場合、このプロパティにファイル名のみ指定してください。

    • コネクタ連携時にECM情報ファイルを転送した場合

    • XBRLデータ対応機能/Navigator連携機能で、ECM情報ファイルを転送して、帳票出力サーバで帳票を出力した場合


6.4.4.6.8 PDFファイル保存情報(メール配信)に関するプロパティ

ポイント

  • メールを暗号化して送信、またはテンプレートを使用したメール送信機能を利用する場合は、PDF文書情報ファイルを利用してください。

  • PDFメール配信機能、および以下のファイルの記述形式については、オンラインマニュアル“PDF 変換機能編”を参照してください。

    • PDF メール配信情報ファイル

    • PDF メール環境設定ファイル


PdfMailConfFile(PDFメール配信情報ファイル名)

PDFファイルのメール配信時に必要な情報を記述したPDFメール配信情報ファイル名をフルパスで指定します。

PDFメール配信情報ファイルには、文書情報ファイルのPDFメール配信に関する[MLF_Mail]および[MLF_Message]セクションを指定します。

PDFメール配信情報は、以下の優先順序で有効になります。

  1. .NETインタフェースのPDFファイル保存情報(メール配信)に関する各プロパティ

  2. このプロパティで指定したPDFメール配信情報ファイル

  3. PDFメール環境設定ファイル

注意

  • コネクタ連携時にPDFメール配信情報ファイルを転送した場合、PDFメール配信情報ファイルにはこのプロパティとLcFileプロパティの両方で指定してください。その場合、このプロパティにはファイル名のみ指定してください。

  • 情報ファイルの文字コード系については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”の情報ファイルの文字コード系についての記載を参照してください。


PdfMailToAddr(PDFメール配信時の送信先メールアドレス)

PDFメール配信時の送信先のメールアドレスを、4000バイト以内の以下の形式で指定します。

複数件指定する場合は、各メールアドレスを「カンマ(,)」で区切って指定します。

ただし、ニックネームを指定する場合は、メールアドレスを複数件指定できません。

間違って同一アドレスに対して複数指定しても、宛先の重複が発生しないように送信されます。

メールアドレス[<ニックネーム>]
  • メールアドレス(必須)

    メールアドレスを“メールボックス名@ドメイン名”の形式で指定します。

    以下の文字が使用できます。

    半角英数字、「.」、「_」、「-

  • ニックネーム(任意)

    ニックネームを80バイト以内で指定します。

    以下の文字が使用できます。

    半角英数字

ニックネームを指定すると、より安全に確実にメール配信できます。

このプロパティの呼び出しを省略すると、PdfMailConfFileプロパティで指定したPDFメール配信情報ファイルで指定した送信先メールアドレスが有効になります。

送信先のメールアドレスは、このプロパティか、PDFメール配信情報ファイルのいずれかで必ず指定してください。

注意

  • 帳票出力サーバがLinuxの場合は、ニックネームを利用したメール送信は未サポートです。


PdfMailSmtpsv(PDFメール配信時のSMTPサーバ名)

PDFメール配信時のSMTPサーバ名を指定します。

以下の文字が使用できます。

半角英数字、「.」、「_」、「-

このプロパティの呼び出しを省略すると、以下の優先順序で有効になります。

  1. PdfMailConfFileプロパティで指定したPDFメール配信情報ファイル内の[MLF_Mail]セクション配下にあるMLF_SMTPServerキーワード

  2. PDFメール環境設定ファイルに定義されたSMTPサーバ

  3. 設定されない


PdfMailFromAddr(PDFメール配信時の送信元メールアドレス)

PDFメール配信時の送信元のメールアドレスを指定します。

指定されたアドレスは、配信されるメールのFromヘッダに設定されます。

以下の文字が使用できます。

半角英数字、「.」、「_」、「-

このプロパティの呼び出しを省略すると、以下の優先順序で有効になります。

  1. PdfMailConfFileプロパティで指定したPDFメール配信情報ファイルの[MLF_Mail]セクション配下にあるMLF_FromAddressキーワード

  2. PdfMailConfFileプロパティで指定したPDFメール配信情報ファイルの[MLF_Mail]セクション配下にあるMLF_EnvelopeFromAddressキーワード

  3. PDFメール環境設定ファイル内の[MLF_Default]セクション配下にあるMLF_FromAddressキーワード

  4. PDFメール環境設定ファイル内の[MLF_Default]セクション配下にあるMLF_EnvelopeFromAddressキーワード

  5. 設定されない


PdfMailFromName(PDFメール配信時の送信元名)

PDFメール配信時の送信元名を指定します。

指定された名前は、配信されるメールのFromヘッダに設定されます。

以下の文字が使用できます。

全角日本語、半角英数字、「.」、「_」、「-

このプロパティの呼び出しを省略すると、以下の優先順序で有効になります。

  1. PdfMailConfFileプロパティで指定したPDFメール配信情報ファイルの[MLF_Mail]セクション配下にあるMLF_FromFullNameキーワード

  2. PDFメール環境設定ファイル内の[MLF_Default]セクション配下にあるMLF_FromFullNameキーワード

  3. 設定されない


PdfMailDeleteFile(PDFメール配信時のPDFファイル削除指定)

PDFメール配信後にPDFファイルを削除するかどうかを指定します。

0:

PDFメール配信情報ファイル、またはPDFメール環境設定ファイルの指定にしたがいます。

1:

メール配信後、PDFファイルを削除しません。

2:

メール配信後、PDFファイルを削除します。

このプロパティの呼び出しを省略すると、以下の優先順序で有効になります。

  1. PdfMailConfFileプロパティで指定したPDFメール配信情報ファイルの[MLF_Mail]セクション配下にあるMLF_DeleteFileキーワード

  2. PDFメール環境設定ファイル内の[MLF_Default]セクション配下にあるMLF_DeleteFileキーワード

  3. 設定されない

また、このプロパティに「0」、「1」、または「2」以外を指定した場合、例外(エラーコード「DNIF_PROPERTY_DATAERROR」)が通知されます。


6.4.4.6.9 印刷属性情報に関するプロパティ

ポイント

  • 印刷属性情報に関するプロパティは、出力装置にPrint Manager で定義したプリンタを利用する場合にのみ有効です。

  • Print Managerと連携した機能や留意事項については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”およびPrint Managerのオンラインマニュアルを参照してください。

出力装置にPrint Managerで定義したプリンタを指定した場合に有効になる印刷属性に関するプロパティについて説明します。

PDFファイル保存する場合、Excelファイル出力する場合、および、TIFF出力する場合は、この分類のプロパティを指定する必要はありません。


PrtMode(出力開始時の動作モード)

帳票の出力開始時の動作モードを指定します。

PRTMODE_OUTPUT:

すぐに帳票を出力します。

PRTMODE_HOLDSV:

すぐに帳票を出力しないで、いったんサーバ側のスプールに保留します。サーバ側とは、Print Managerの印刷サーバが動作するコンピュータを指します。

PRTMODE_HOLDCL:

すぐに帳票を出力しないで、いったんクライアント側のスプールに保留します。クライアント側とは、List Creatorの帳票出力サーバが動作するコンピュータを指します。

PRTMODE_ENV:

装置の設定(Print Managerの環境設定(プリンタ)の保留印刷の設定)にしたがって出力します。

このプロパティの呼び出しを省略すると、帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]/[FAX]タブの印刷属性設定画面で指定した出力開始時の動作モードが有効になります。

注意

  • このプロパティは、以下の条件を満たした場合にのみ有効になります。

    • 帳票出力サーバがWindows、またはSolarisで印刷/FAX送信する場合

    • 出力装置にPrint Managerで定義したプリンタを指定した場合

  • 帳票出力サーバがLinuxの場合、OWFファイル生成時のみ有効になります。

  • 「PRTMODE_ENV」の指定が有効になるのは、Print Manager(Windows版)の場合のみです。

  • サーバ側で保留する場合は、自動での保留解除はできないため、手動で保留解除する必要があります。

  • Print Managerの印刷サーバとList Creatorの帳票出力サーバが同一コンピュータ上で動作する環境で運用しているときに帳票の出力を保留する場合は、以下のいずれかで出力開始時の動作モードをクライアント側で保留する設定にしておく必要があります。

    • 帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]/[FAX]タブの印刷属性設定画面の出力開始時の動作モード

    • このプロパティの値に「PRTMODE_HOLDCL」を指定

ポイント

  • 電子保存する場合、このプロパティの指定は無効になります。

    (印刷と電子保存を同時に行う場合は、このプロパティの指定は印刷時には有効になりますが、電子保存時には無効になり、すぐに電子保存されます)。


JobHResume(保留解除日時)

スプールしたドキュメントの保留状態をいつ解除するかを「HHmmDDD」の形式で指定します。

HH:

00~23(時)の範囲で指定します。

mm:

00~59(分)の範囲で指定します。

DDD:

000~999(日後)の範囲で指定します。

このプロパティの呼び出しを省略すると、以下の優先順序で有効になります。

  1. 帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]/[FAX]タブの印刷属性設定画面で指定した保留解除日時

  2. 自動保留解除しない

注意

  • このプロパティは、以下の条件を満たした場合にのみ有効になります。

    • 帳票出力サーバがWindows、またはSolarisで印刷/FAX送信する場合

    • 出力装置にPrint Managerで定義したプリンタを指定した場合

  • 帳票出力サーバがLinuxの場合、OWFファイル生成時のみ有効になります。

  • このプロパティを指定する場合は、以下のいずれかで出力開始時の動作モードをクライアント側で保留する設定にしておく必要があります。

    • 帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]/[FAX]タブの印刷属性設定画面の出力開始時の動作モード

    • PrtModeプロパティで「PRTMODE_HOLDCL」を指定する

  • 保留状態のドキュメントを保留解除する日時は、最大20分の誤差が生じる場合があります。

ポイント

  • 電子保存する場合、このプロパティの指定は無効になります。

    (印刷と電子保存を同時に行う場合は、このプロパティの指定は印刷時には有効になりますが、電子保存時には無効になり、すぐに電子保存されます)。


JobPriority(出力時の優先順位)

帳票の出力処理の優先順位を指定します。

0:

印刷/FAX送信時は、帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]/[FAX]タブの印刷属性設定画面の出力時の優先順位の指定にしたがいます。
電子保存時は、「1」が指定されたものとして動作します。

1~99:

出力時の優先順位を1~99の範囲で指定します。数字が大きいほど優先順位は高くなります。

印刷/FAX送信時にこのプロパティの呼び出しを省略すると、帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]/[FAX]タブの印刷属性設定画面で指定した出力時の優先順位が有効になります。

電子保存時にこのプロパティの呼び出しを省略すると、「1」が指定されたものとして動作します。

注意

  • このプロパティは、以下の条件を満たした場合にのみ有効になります。

    • 帳票出力サーバがWindowsで印刷/FAX送信する場合

    • 出力装置にPrint Managerで定義したプリンタを指定した場合

  • 帳票出力サーバがUNIX系OSの場合、このオプションはOWFファイル生成時のみ有効になります。


InForm(メッセージ通知先(通知メッセージ))

帳票の出力中に出力装置にエラーが発生した場合や出力経過の通知メッセージの通知先を、255バイト以内のTCP/IPのホスト名またはIPアドレスで指定します。

印刷/FAX送信時にこのプロパティの呼び出しを省略すると、帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]/[FAX]タブの印刷属性設定画面で指定したメッセージの通知先が有効になります。電子保存時にこのプロパティの呼び出しを省略すると、装置の設定(Print Managerのプリンタの設定)にしたがって通知メッセージが通知されます。

注意

  • このプロパティは、以下の条件を満たした場合にのみ有効になります。

    • 帳票出力サーバがWindows、またはSolarisで印刷/FAX送信する場合

    • 出力装置にPrint Managerで定義したプリンタを指定した場合

  • 帳票出力サーバがLinuxの場合、OWFファイル生成時のみ有効になります。

  • 帳票出力サーバがWindowsの場合、コンピュータ名とTCP/IPのホスト名は同一となるようネットワークの設定を行ってください。コンピュータ名とTCP/IPのホスト名が異なる場合は、IPアドレスで指定してください。

ポイント

  • メッセージの通知先に指定したコンピュータで、Print Manager の「到着通知パネル」を起動しておいてください。


JobRMsgHost(メッセージ通知先(返答メッセージ))

帳票の出力中に出力装置にエラーが発生した場合や出力経過の返答メッセージの通知先を、255バイト以内のTCP/IPのホスト名またはIPアドレスで指定します。

このプロパティの呼び出しを省略すると、装置の設定(Print Managerのプリンタの設定)にしたがって返答メッセージが通知されます。

注意

  • このプロパティは、以下の条件を満たした場合にのみ有効になります。

    • 帳票出力サーバがWindows、またはSolarisで印刷/FAX送信する場合

    • 出力装置にPrint Managerで定義したプリンタを指定した場合

  • 帳票出力サーバがLinux for Intel64/Linux for Itaniumの場合、OWFファイル生成時のみ有効になります。

  • 帳票出力サーバがWindowsの場合、コンピュータ名とTCP/IPのホスト名は同一となるようネットワークの設定を行ってください。コンピュータ名とTCP/IPのホスト名が異なる場合は、IPアドレスで指定してください。

ポイント

  • メッセージの通知先に指定したコンピュータで、Print Manager の「到着通知パネル」を起動しておいてください。


JobBanner(区切りページ出力指定)

区切りページを出力するかどうかを指定します。

このプロパティは、区切りページを出力しない場合にだけ指定してください。

true:

帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]タブの区切りページ出力設定画面の指定にしたがいます。

false:

区切りページを出力しません。

このプロパティの呼び出しを省略すると、帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]タブの区切りページ出力設定画面の指定が有効になります。

注意

  • このプロパティは、以下の条件を満たした場合にのみ有効になります。

    • 帳票出力サーバがWindowsで印刷/FAX送信する場合

    • 出力装置にPrint Managerで定義したプリンタを指定した場合

  • 帳票出力サーバがUNIX系OSの場合、このオプションはOWFファイル生成時のみ有効になります。

ポイント

  • 電子保存する場合、このプロパティの指定は無効になります。


JobWait(出力完了待ち合わせ)

出力完了の待ち合わせモードを指定します。

JOBWAIT_MODE1:

スプールの完了後も、以下のいずれかの状態になるまでPrintOutメソッドの終了を待ち合わせます。

  • 帳票の出力完了

  • スプールドキュメント削除

  • スプールドキュメント保留

  • エラー発生

JOBWAIT_MODE2:

スプールの完了後も、以下のいずれかの状態になるまでPrintOutメソッドの終了を待ち合わせます。エラー発生時には復帰しません。

  • 帳票の出力完了

  • スプールドキュメント削除

  • スプールドキュメント保留

注意

  • このプロパティは、以下の条件を満たした場合にのみ有効になります。

    • 帳票出力サーバがWindowsで印刷/FAX送信する場合

    • 出力装置にPrint Managerで定義したプリンタを指定した場合

  • 帳票出力サーバがUNIX系OSの場合、このオプションはOWFファイル生成時のみ有効になります。

  • 印刷/FAX送信時に、このプロパティを指定する場合は、以下のいずれかで出力開始時の動作モードをすぐに帳票を出力する指定にしておく必要があります。

    • 帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]/[FAX]タブの印刷属性設定画面の出力開始時の動作モード

    • PrtModeプロパティの値に「PRTMODE_OUTPUT 」を指定する

  • 印刷時、以下に示すプリンタ装置以外では、実際の出力完了のタイミングがずれる場合や、エラーが正しく通知されない場合があります。

    • VSP/VS/PS5000シリーズ

    • PrintiaLASER シリーズ(Printianavi 搭載機のみ)

    • Print Manager のLAN プリンタ連携機能を使用して接続したネットワークプリンタ

  • 印刷/FAX送信時に帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]/[FAX]タブの印刷属性設定画面で出力開始メッセージおよび用紙交換メッセージを通知する指定を行っている場合、「JOBWAIT_MODE2」を指定してください。

    「JOBWAIT_MODE1」を指定すると、出力開始メッセージおよび用紙交換メッセージの通知時に例外PrintException(エラーコード「PRPT_ERROR_SPLWAIT」)が発生します。

  • 帳票の出力完了待ち合わせ中にスプールドキュメントを他の出力装置に移動した場合、移動先の出力装置での出力完了を待ち合わせます。


JobPaperCode(用紙交換メッセージ)

以下の情報を「セミコロン(;)」で区切って指定します。

  • 用紙交換メッセージを通知する用紙名

  • 常に用紙交換メッセージを通知するかどうかの指定

このプロパティを指定した場合は、必ず「用紙交換メッセージを通知する用紙名」を指定してください。指定しない場合はエラーとなります。

用紙交換メッセージを通知する用紙名

用紙交換メッセージを通知する用紙名を40 バイト以内で指定します。40バイトを超えた部分は切り捨てられます。用紙名には「セミコロン(;)」は指定できません。

常に用紙交換メッセージを通知するかどうかの指定

常に、用紙交換メッセージを通知するかどうかを指定します。

Y:

常に用紙交換メッセージを通知します。
このプロパティで指定した用紙コードが前回の印刷時と同じでも、用紙交換メッセージを通知します。

N:

用紙の変更時にのみ用紙交換メッセージを通知します。
このプロパティで指定した用紙コードが前回の印刷時から変更されている場合、用紙交換メッセージを通知します。

「常に用紙交換メッセージを通知するかどうかの指定」を省略した場合は、「N」が指定されたものとして動作します。

このプロパティの呼び出しを省略すると、帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]タブの印刷属性設定画面の「常に用紙交換メッセージを通知する」、または「以下の用紙名で通知する」の指定が有効になります。

注意

  • 帳票出力サーバがUNIX系OSの場合、このオプションはOWFファイル生成時のみ有効になります。

  • 出力開始メッセージも通知する場合、出力開始メッセージと用紙交換メッセージが二重で通知される場合があります。

  • 「常に用紙交換メッセージを通知するかどうかの指定」に「N」を指定した場合、帳票の用紙情報とプリンタにセットされている用紙が同じでも、「用紙交換メッセージを通知する用紙名」で指定した用紙名が異なれば、用紙交換メッセージが通知されます。

  • VSP/VS/PS5000シリーズのプリンタに印刷する場合、用紙交換メッセージを通知する指定を行うと、用紙交換メッセージが二重に通知される場合があります。


JobUserName(印刷ドキュメントの所有者名(ユーザ名)指定)

印刷ドキュメントの所有者名を変更する場合に、ユーザ名を指定します。

このプロパティの呼び出しを省略すると、所有者は帳票出力プロセスのユーザとなります。

注意

  • このプロパティは、以下の条件を満たした場合にのみ有効になります。

    • 帳票出力サーバがWindowsで印刷/FAX送信する場合

    • 出力装置にPrint Managerで定義したプリンタを指定した場合

    • 帳票出力時のユーザが「Administrator」アカウント、または「SYSTEM」アカウントの場合

  • このプロパティでユーザ名を指定しても、List Creatorの監査証跡ログのユーザ情報には「UserId(出力ユーザID)」で指定したユーザ名、またはプロセスのユーザ名が出力されます。


6.4.4.6.10 OWFファイル生成情報に関するプロパティ

ポイント

  • OWFファイル生成(Webアプリケーション連携機能)に関するサポート範囲や留意事項、外字エンベッドやフォントの登録などについては、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”を参照してください。


CmVisualFile(メディアデータファイル名)

OWFファイル生成時に使用する帳票出力サーバのメディアデータファイル名をフルパスで指定します。

複数のファイルを使用する場合は、以下のように「セミコロン(;)」で区切って、帳票を出力する順に指定します。

ファイル名1;ファイル名2;ファイル名3

注意

  • 組込みメディア項目に対するデータファイル中のメディアデータファイル名は、ファイル名のみ指定してください。

  • グラフ出力機能を利用する場合、グラフ属性ファイルとグラフデータファイルの両方を「;」(セミコロン)で区切って、フルパスで指定してください。
    複数のグラフ属性ファイルとグラフデータファイルを使用する場合も「;」(セミコロン)で区切ってください。

    例:

    "C:\ListCREATOR\Samples\LineChart.grh;C:\ListCREATOR\Samples\LineChart.grd;
    C:\ListCREATOR\Samples\RadarChart.grh;C:\ListCREATOR\Samples\RadarChart.grd"


KeepOwf(OWFファイル名)

帳票出力サーバが生成するOWFファイルのフルパスを指定します。フォルダ名のみの指定はできません。

また、すでに同一のファイルが存在する場合はエラーとなります。

OWFファイルのファイル名には、全角文字、半角空白文字、および以下の文字は指定しないでください。

(」、「)」、「|」、「\」、「^」、「~」、「[」、「]」、「`」、「<」、「>」、「#」、「%」、「"」、「;」、「/」、「?」、「:」、「@」、「&」、「=」、「,」、「*

注意

  • OWFファイル名の拡張子は必ず「.owf」(半角小文字)を指定してください。「.owf」以外の拡張子を指定した場合、Webプラグインが起動されません。

  • フォルダ名のみの指定はできません。

  • 同一名ファイルがすでに存在する場合は、エラーとなり、元のOWFファイルも削除されることがあります。

ポイント

  • コネクタ連携時に、アプリケーションサーバに生成したOWFファイルを配置する場合は、ReturnOwfPathプロパティでアプリケーションサーバのOWFファイルのパスを指定します。


Destination(Webプラグイン起動時の動作モード)

Webプラグイン起動時(Webブラウザ起動時)の動作モードを指定します。

DESTINATION_PREVIEW:

プレビューします。

DESTINATION_PRINT:

印刷します。

このプロパティの呼び出しを省略すると、「DESTINATION_PREVIEW」が指定されたものとして動作します。


OpenPrtDlg(印刷時の印刷画面の表示指定)

印刷時(Destinationプロパティに「DESTINATION_PRINT」を指定した場合)に印刷画面を表示するかどうかを指定します。

false:

印刷時に印刷画面を表示しません。

true:

印刷時に印刷画面を表示します。

印刷画面を表示する場合は、印刷出力時の情報を指定することができます。

このプロパティの呼び出しを省略すると、「false」が指定されたものとして動作します。

ポイント

  • このプロパティに「true」を指定した場合、StartPageプロパティ(開始ページ番号)およびEndPageプロパティ(終了ページ番号)で指定した印刷範囲は有効になりません。表示される印刷画面で印刷範囲を指定してください。


PrtClose(印刷終了後にWebブラウザを閉じる指定)

印刷完了後、Webブラウザを閉じるかどうかを指定します。

false:

印刷完了後に、Webブラウザを閉じません。

true:

印刷完了後に、Webブラウザを閉じます。

このプロパティの呼び出しを省略すると、「false」が指定されたものとして動作します。

注意

  • このプロパティは、Destinationプロパティに「DESTINATION_PRINT」を指定して印刷した場合のみ有効となります。

  • HTMLのフレーム機能使用時には設定しないでください。


PreviewRate(プレビュー時のズーム率指定)

プレビュー時のズーム率を指定します。

0:

ページ全体を表示する場合に指定します。

W:

ページの横幅に合わせて表示する場合に指定します。

30~200:

指定した倍率(%)で表示されます。30~200の範囲の文字列で指定します。

このプロパティの呼び出しを省略すると、「0」が指定されたものとして動作します。


PrtPreventionEx(プレビュー時の印刷制御指定)

プレビュー時の印刷制御方法を指定します。

PRTPREVENTION_FALSE:

印刷を抑止しません。

PRTPREVENTION_TWICE:

2重印刷を抑止します。

PRTPREVENTION_TRUE:

印刷を抑止します。

このプロパティの呼び出しを省略すると、「PRTPREVENTION_FALSE」が指定されたものとして動作します。


OwfEmbed(OWFファイルへの外字エンベッド指定)

OWFファイルに外字をエンベッド(貼り付け)するかどうかを指定します。

OWFEMBED_FALSE:

外字をエンベッドしません。

OWFEMBED_ALL:

外字をエンベッドします。

このプロパティの呼び出しを省略すると、「OWFEMBED_FALSE」が指定されたものとして動作します。

注意

  • エンベッドする外字は、以下の方法であらかじめList Creatorに登録する必要があります(登録されていない外字はエンベッドされません)。

    • 環境設定によるフォントの登録

    • OwfRegFontプロパティによるフォントの登録

  • 以下の場合、外字エンベッド機能は未サポートです。

    • 英語環境でOWF ファイルを生成する場合

    • 英語環境でWeb プラグインを使用する場合

    • 組合せフォーム出力する場合


OwfRegFont(外字フォントファイル登録)

任意のフォルダに格納されている外字フォントファイルを登録します。

TTFファイルを指定する場合は、「ttfpath, ttepath」の形式で、「カンマ(,)」で区切って指定します。TTCファイルを指定する場合は、「ttcpath, ttepath, order」の形式で、「カンマ(,)」で区切って指定します。

複数ファイルの登録を行う場合は、「セミコロン(;)」で区切って指定します。ただし、同じフォントファイルに対して複数回指定した場合は、最後に指定した外字フォントファイルが有効になります。

ttfpath/ttcpath:

フォントファイル(TTFファイルまたはTTCファイル)へのフルパスを指定します。

ttepath:

リンクする外字フォントファイル(TTEファイル)へのフルパスを指定します。

order:

TTCファイルを指定するときは、TTCファイル内の何番目の書体を登録するかを指定します。
先頭の書体を登録する場合は、「1」を指定します。

このプロパティによる外字フォントファイルの登録は、以下のような場合に使用します。

  • 環境設定で登録されていないフォントの外字をエンベッドしたい場合

  • 環境設定で登録されているフォントの外字を一時的に異なる外字に変更し、変更した外字をエンベッドしたい場合

このプロパティの設定を省略する、またはこのプロパティで指定されなかったフォントについては、環境設定で登録したフォントが有効となります。

注意

  • 環境設定で登録されているフォントに対して、このプロパティで外字フォントファイルを登録した場合、このプロパティで指定した外字フォントファイルが有効になります。

  • このプロパティを指定する場合、ttfpathパラメータにTTCファイルを指定することはできません。指定した場合、例外が発生します。

    また、ttcpathパラメータにTTFファイルを指定することはできません。

  • 外字フォントファイル名が同一で格納先が異なる指定は行わないでください。

  • 以下の場合、外字エンベッド機能は未サポートです。

    • 英語環境でOWF ファイルを生成する場合

    • 英語環境でWeb プラグインを使用する場合

    • 組合せフォーム出力する場合


6.4.4.6.11 Excelファイル出力情報に関するプロパティ

注意

  • Excelファイル出力に関するサポート範囲や留意事項については、オンラインマニュアル“Excelファイル出力機能編”を参照してください。


KeepXlsx(Excelファイル出力時の格納先ファイル名)

帳票出力サーバに生成する格納先ファイル名(Excelファイル名)を259文字以内かつ512バイト以内のフルパスで指定します。

このプロパティの呼び出しを省略すると、帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル(Excel)]タブで指定した格納先ファイル名が有効となります。

格納先ファイル名は、必ずいずれかで指定してください。

注意

  • Excelファイル名の拡張子には、必ず「.xlsx」を指定してください。

  • フォルダ名のみの指定はできません。

  • 同一名ファイルがすでに存在するときにExcelファイル出力に失敗した場合は、元のExcelファイルも削除されることがあります。

ポイント

  • 生成されるExcelファイルには、帳票を出力したユーザのアクセス権が設定されます。

  • 指定されたフォルダが存在しない場合、フォルダが自動生成されます。

  • フォルダには、親フォルダと同じアクセス権が設定されます。自動生成されたフォルダに対し、帳票を出力するユーザがアクセス権を持たない場合は、PrintFormクラスのPrintOutメソッド呼び出し時にエラーになります。

  • 同一名ファイルがすでに存在する場合は、ファイルを上書きする権限があれば新しいファイルに置き換えられます。ファイルを上書きする権限がない場合は、PrintFormクラスのPrintOutメソッド呼び出し時にエラーになります。

  • コネクタ連携時に、アプリケーションサーバにExcelファイルを配置する場合は、ReturnXlsxPathプロパティで、生成するExcelファイルのパスを指定します。


XlsxDocEnvFile(Excel文書情報ファイル名)

Excelファイルの文書情報ファイル名をフルパスで指定します。

Excel文書情報ファイルとは、帳票をExcelファイル出力する場合のExcelファイル出力情報(Excelファイル出力時の属性情報やプロパティ情報など)をまとめて指定できるファイルです。

帳票のプロパティ、および.NETインタフェースの各プロパティでサポートしていないExcelファイル出力時のExcelファイル出力情報などを指定する場合に使用します。

注意

  • 帳票のプロパティまたは.NETインタフェースの各プロパティでサポートされているExcelファイル出力情報は指定しないでください。

  • 情報ファイルの文字コード系については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”の情報ファイルの文字コード系についての記載を参照してください。

  • 以下の場合、Excel文書情報ファイルはこのプロパティとLcFileプロパティの両方で指定してください。その場合、このプロパティにはファイル名のみ指定してください。

    • コネクタ連携時にExcel文書情報ファイルを転送した場合

    • XBRLデータ対応機能/Navigator連携機能で、Excel文書情報ファイルを転送して帳票出力サーバで帳票を出力した場合


XlsxOutputForm(Excelファイル出力時の明細の出力方法)

集計表形式の帳票出力時に明細データが印刷範囲の縦幅を超えた場合の動作を指定します。

XLSXOUTPUTFORM_PAGE:

印刷範囲の縦幅でシートを変えて出力します。

XLSXOUTPUTFORM_CONT:

印刷範囲の縦幅でシートを変えずに出力します。

このプロパティの呼び出しを省略すると、帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル(Excel)]タブで指定した明細の出力方法が有効となります。

注意

  • 帳票形式が集計表形式以外の場合、このプロパティの指定は無効になります。


XlsxSheetName(出力するExcelファイルのシート名指定)

出力するExcelファイルのシート名の設定方法(命名方法)を指定します。

FORM:

帳票名をシート名として出力する場合に指定します。
帳票名をシート名とする場合、マルチフォーム出力を行うと、帳票が切り替わる際にシート名も切り替わります。
また、組合せフォーム出力を行う場合、組合せフォーム名がシート名に設定されます。組合せフォーム名が切り替わる際にシート名も切り替わります。

FIXED:

固定文字列をシート名として出力する場合に指定します。固定文字列をシート名とする場合、「FIXED=」に続けてシート名とする文字列を31文字以内で指定します。以下に、指定例を示します。

FIXED=部門別売上

固定文字列をシート名とする場合にマルチフォーム出力を行うと、すべての帳票のシート名が指定した固定文字列になります。

このプロパティの呼び出しを省略すると、XlsxSheetNameItemプロパティで指定したシート名が有効になります。このプロパティとXlsxSheetNameItemプロパティの両方が省略された場合は、帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル(Excel)]タブで指定したシート名が有効となります。

注意

  • 以下の文字はシート名に指定しないでください。

    「\」、「/」、「?」、「*」、「[」、「]」、「:」

    また、文字列前後の「’」(シングルクォーテーション)も指定できません(文字列間では使用できます)。

  • FIXEDとイコール(=)の間に空白が含まれる場合(FIXED =XXXX)は、エラーになります。

  • 「FIXED=」に続けて固定文字列を指定しなかった場合は、このプロパティが指定されなかった(省略した)とみなされます。

ポイント

  • シート名は、全角・半角およびアルファベットの大文字・小文字は区別されず、同じ文字として扱われます。

  • 32文字以上のシート名を指定した場合は、31文字で収まるように文字が切り詰められます(32文字以降の文字は切り捨てられます)。

  • 組合せフォーム出力を行う場合、最初に出力された帳票定義情報の項目名にしたがって、シート名が設定されます。

  • Excelシート名の指定と出力結果の対応、および指定に関する留意事項など、Excelシート名の指定に関する詳細は、オンラインマニュアル“Excelファイル出力機能編”を参照してください。


XlsxSheetNameItem(出力するExcel ファイルのシート名にする入力データの項目名指定)

Excelファイル出力時に、項目のデータ値をシート名として出力する項目名を1つ指定します。

このプロパティを指定すると、出力されるExcelファイルの各シートで、ここで指定した項目に出力される最初のデータ値がシート名となります。

指定できる項目は、「テキスト項目」または「非出力項目」(項目形式がテキスト項目のみ)です。

注意

  • このプロパティで指定した項目名が集団項目の構成項目の場合、データ定義画面の[環境定義]タブで「構成項目名を使用」を選択する必要があります。なお、伝票形式、タックシール形式および、矩形繰返し形式のボディ部集団項目の場合は、「集団項目名を使用」になっていても指定できます。

  • このプロパティで指定した項目が帳票に存在しない場合は、シート名の指定が無効となります。

ポイント

  • XlsxSheetNameプロパティ、または帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル(Excel)]タブで指定したシート名と同時に指定した場合は、指定値がハイフン(-)で連結されたシート名となります。

    • 帳票名を指定した場合:帳票名-データ値

    • 固定文字列を指定した場合:固定文字列-データ値

  • シート名は、全角・半角およびアルファベットの大文字・小文字は区別されず、同じ文字として扱われます。

  • 該当項目のデータ値が32文字以上の場合、31文字で収まるように文字が切り詰められます(32文字以降の文字は切り捨てられます)。

  • Excelシート名の指定と出力結果の対応、および指定に関する留意事項など、Excelシート名の指定に関する詳細は、オンラインマニュアル“Excelファイル出力機能編”を参照してください。


XlsxOutInfoFile(ECM情報ファイル名)

出力するExcelファイルに対するECM情報ファイル名を、259文字以内(512バイト以内)のフルパスで指定します。

出力するExcelファイルを、ECM製品との連携フォルダへ配置する場合は、必ず指定してください。

注意

  • 情報ファイルの文字コード系については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”の情報ファイルの文字コード系についての記載を参照してください。

  • 以下の場合、このプロパティにファイル名のみ指定してください。

    • コネクタ連携時にECM情報ファイルを転送した場合

    • XBRLデータ対応機能/Navigator連携機能で、ECM情報ファイルを転送して、帳票出力サーバで帳票を出力した場合


6.4.4.6.12 TIFF出力情報に関するプロパティ

注意

  • TIFF出力に関するサポート範囲や留意事項については、オンラインマニュアル“TIFF出力機能編”を参照してください。


KeepTiff(TIFF出力時の格納先ファイル名)

帳票出力サーバに生成する格納先ファイル名(TIFFファイル名)を以下の範囲で指定してください。

  • 【Windows版】の場合

    259文字以内かつ512バイト以内のフルパスで指定します。

  • 【UNIX 系OS 版】の場合

    512バイト以内のフルパスで指定します。このプロパティは必ず指定してください。

このプロパティの呼び出しを省略すると、帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル(TIFF)]タブで指定した格納先ファイル名が有効となります。

格納先ファイル名は、必ずいずれかで指定してください。

注意

  • TIFFファイル名の拡張子には、必ず「.tif」を指定してください。

  • フォルダ名のみの指定はできません。

  • 同一名ファイルがすでに存在するときにTIFF出力に失敗した場合は、元のTIFFファイルも削除されることがあります。

ポイント

  • 生成されるTIFFファイルには、帳票を出力したユーザのアクセス権が設定されます。

  • 指定されたフォルダが存在しない場合、フォルダが自動生成されます。

    フォルダには、親フォルダと同じアクセス権が設定されます。自動生成されたフォルダに対し、帳票を出力するユーザがアクセス権を持たない場合は、PrintFormクラスのPrintOutメソッド呼び出し時にエラーになります。

  • 同一名ファイルがすでに存在する場合は、ファイルを上書きする権限があれば新しいファイルに置き換えられます。ファイルを上書きする権限がない場合は、PrintFormクラスのPrintOutメソッド呼び出し時にエラーになります。

  • コネクタ連携時に、アプリケーションサーバにTIFFファイルを配置する場合は、ReturnTiffPathプロパティで、生成するTIFFファイルのパスを指定します。


6.4.4.6.13 コネクタ連携情報に関するプロパティ

ポイント

  • コネクタ連携時、使用する帳票資源や出力ファイルの指定可能なファイルパス長について留意が必要です。

  • コネクタ連携機能のサポート範囲や留意事項については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”を参照してください。


Host(通信対象コンピュータ名)

通信対象の帳票出力サーバのコンピュータ名を、TCP/IPのホスト名またはIP アドレスで指定します。

コネクタ連携する場合は、このプロパティを必ず指定してください。

注意

  • 帳票出力サーバがWindowsの場合、コンピュータ名とTCP/IPのホスト名は同一となるようネットワークの設定を行ってください。コンピュータ名とTCP/IPのホスト名が異なる場合は、IPアドレスで指定してください。


CompressResource(転送データの圧縮指定)

アプリケーションサーバの帳票やデータファイル、メディアデータファイルなどの転送データを圧縮して転送する場合に指定します。

RESOURCE_UNCOMPRESS:

圧縮しないで転送します。

RESOURCE_COMPRESS:

圧縮して転送します。

このプロパティの呼び出しを省略すると、「RESOURCE_UNCOMPRESS」が指定されたものとして動作します。


SendResource(帳票の転送指定)

アプリケーションサーバに配置した帳票を帳票出力サーバに転送するかどうかを指定します。

RESOURCE_SEND:

帳票を転送します。

RESOURCE_NOSEND:

帳票を転送しません。帳票出力サーバに配置済みの帳票を使用します。

このプロパティの呼び出しを省略すると、「RESOURCE_SEND」が指定されたものとして動作します。

マルチフォーム出力/組合せフォーム出力する場合は以下のいずれかを必ず指定してください。

  • SendResourceプロパティに「RESOURCE_NOSEND」を指定する。

  • FormsFileクラスのLcFormメソッドを指定する。

注意

  • 帳票出力サーバがUNIX系OSで、プリンタにFM出力またはFNP出力する場合、必ず帳票出力サーバに帳票を配置し、SendResourceプロパティに「RESOURCE_NOSEND」を指定してください。

    このプロパティを省略した場合、または「RESOURCE_SEND」を指定した場合、オーバレイが正しく印刷されません。


LcVisualFile(転送メディアデータファイル名)

アプリケーションサーバのメディアデータファイル名をフルパスで指定します。複数のファイルを指定する場合は、「セミコロン(;)」で区切って指定します。

このプロパティを指定すると、アプリケーションサーバに配置したメディアデータファイルが帳票出力サーバに転送され、そのメディアデータファイルを使用して帳票が出力されます。

なお、帳票出力サーバに転送されたメディアデータファイルは、帳票出力後に削除されます。

このプロパティの呼び出しを省略すると、帳票出力サーバに配置済みのメディアデータファイルを使用して帳票を出力します(メディアデータファイルは転送されません)。

注意

  • このプロパティで指定したメディアデータファイルは、アプリケーションサーバ上に配置してください。

  • グラフ出力機能を利用する場合、グラフ属性ファイルとグラフデータファイルの両方を「;」(セミコロン)で区切って、フルパスで指定してください。
    複数のグラフ属性ファイルとグラフデータファイルを使用する場合も「;」(セミコロン)で区切ってください。

    例:

    "C:\ListCREATOR\Samples\LineChart.grh;C:\ListCREATOR\Samples\LineChart.grd;
    C:\ListCREATOR\Samples\RadarChart.grh;C:\ListCREATOR\Samples\RadarChart.grd"

ポイント

  • 帳票出力サーバに配置済みのメディアデータファイルを使用して帳票を出力する場合、OWFファイルを生成する場合とそれ以外の場合でメディアデータファイルの指定の優先順序が異なります。

    帳票出力サーバのメディアデータファイルの指定は、以下の優先順序で有効になります。

    • OWFファイルを生成する場合

      以下のメディアデータファイルの指定が有効になります。

      1.CmVisualFileプロパティで指定したメディアデータファイル名

      2.VisualDirプロパティで指定したメディアデータ格納ディレクトリ配下のメディアデータファイル

    • OWFファイルを生成しない場合

      以下のディレクト配下のメディアデータファイルが有効になります。

      1.VisualDirプロパティで指定したメディアデータ格納ディレクトリ

      2.RemoteDirectoryプロパティで指定した帳票出力サーバの帳票格納ディレクトリ


RemoteDirectory(帳票出力時の帳票格納ディレクトリ)

帳票出力サーバの帳票格納ディレクトリをフルパスで指定します。

このプロパティは、アプリケーションサーバの帳票を帳票出力サーバに転送せず、帳票出力サーバ上に配置済みの帳票を使用して帳票を出力する場合(SendResourceプロパティに「RESOURCE_NOSEND」を指定する場合)にのみ有効です。

このプロパティの呼び出しを省略すると、List Creatorの環境設定で指定した帳票出力サーバの帳票格納ディレクトリが有効になります。

注意

  • 帳票格納ディレクトリのパスの区切りは、帳票出力サーバ側の指定方法に合わせて以下のように指定してください。

    • 帳票出力サーバがWindowsの場合:\

    • 帳票出力サーバがUNIX系OSの場合:/

  • 帳票格納ディレクトリ名を指定する場合、以下の注意事項があります。

    ⇒“3.8 ユーザアプリケーションの開発・実行に関する留意事項

  • 帳票出力サーバがWindowsの場合、パスの区切り「円マーク(\)」を2 つ指定してください。

    例:prop.RemoteDirectory = "C:\\ListCREATOR\\Assets";

ポイント

  • List Creatorデザイナをインストールしている場合は、帳票格納ディレクトリを帳票定義一覧画面のオプション画面からも切り替えることができます。


LcLwFaxRcvFile(転送電子保存時のFAX受信者情報ファイル名)

電子保存した帳票をFAX送信する場合に使用するFAX受信者情報ファイルを、アプリケーションサーバから帳票出力サーバに転送する場合に、アプリケーションサーバのFAX受信者情報ファイル名をフルパスで指定します。

帳票出力サーバに転送されたFAX受信者情報ファイルは、帳票出力後に削除されます。

このプロパティの呼び出しを省略すると、FAX受信者情報ファイルを転送しません。その場合、FAX受信者情報は、以下の優先順序で有効になります。

  1. LwFaxRcvFileプロパティで指定したFAX受信者情報(ファイル)

  2. LwFaxRcvプロパティで指定したFAX受信者情報

  3. 帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの電子保存のFAX属性設定画面で指定した受信者情報

  4. 設定されない

注意

  • このプロパティは、帳票出力サーバが電子保存、およびFAX送信をサポートしている場合のみ有効です。

  • 情報ファイルの文字コード系については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”の情報ファイルの文字コード系についての記載を参照してください。

  • このプロパティを指定する場合は、FAX番号を必ず指定してください。

ポイント

  • 電子保存後にFAX送信する場合は、FAX送信時にFAX受信者情報を変更することもできます。


LcFaxRcvFile(転送FAX送信時のFAX受信者情報ファイル名)

FAX送信する場合に使用するFAX受信者情報ファイルを、アプリケーションサーバから帳票出力サーバに転送する場合に、アプリケーションサーバのFAX受信者情報ファイル名をフルパスで指定します。

帳票出力サーバに転送されたFAX受信者情報ファイルは、帳票出力後に削除されます。

このプロパティの呼び出しを省略すると、FAX受信者情報ファイルを転送しません。その場合、FAX受信者情報は、以下の優先順序で有効になります。

  1. FaxRcvFileプロパティで指定したFAX受信者情報(ファイル)

  2. FaxRcvプロパティで指定したFAX受信者情報

  3. 帳票業務情報のプロパティ画面の[FAX]タブで指定した受信者情報

FAX送信する場合は、FAX受信者情報をいずれかで必ず指定してください。

注意

  • このプロパティは、帳票出力サーバがFAX送信をサポートしている場合のみ有効です。

  • 情報ファイルの文字コード系については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”の情報ファイルの文字コード系についての記載を参照してください。

  • このプロパティを指定する場合は、FAX番号を必ず指定してください。


LcFile(転送ファイル名)

アプリケーションサーバに配置した以下の情報ファイルを帳票出力サーバに転送する場合に、アプリケーションサーバの転送するファイル名をフルパスで指定します。

  • 置換フォント情報ファイル

  • バーコード補正情報ファイル

  • 帳票出力情報ファイル

  • 電子帳票情報ファイル

  • PDF文書情報ファイル

  • PDFメール配信情報ファイル

  • Excel文書情報ファイル

  • ECM情報ファイル

複数のファイルを指定する場合は、「セミコロン(;)」で区切って指定します。

このプロパティは、転送するファイルの文字コード変換を行う場合に指定します。

帳票出力サーバに転送されたファイルは、帳票出力後に削除されます。

情報ファイルを転送する場合の指定方法について説明します。

  • 置換フォント情報ファイルを転送する場合

    このプロパティとMapFontFileプロパティの両方で指定します。MapFontFileプロパティにはファイル名のみ指定してください。

  • バーコード補正情報ファイルを転送する場合
    このプロパティとBarcodeAdjustプロパティの両方で指定します。BarcodeAdjustプロパティにはファイル名のみ指定してください。

  • 帳票出力情報ファイルを転送する場合
    このプロパティとPrintEnvFileプロパティの両方で指定します。PrintEnvFileプロパティにはファイル名のみ指定してください。

  • 電子帳票情報ファイルを転送する場合
    このプロパティとStreamEnvFileプロパティの両方で指定します。StreamEnvFileプロパティにはファイル名のみ指定してください。

  • PDF文書情報ファイルを転送する場合
    このプロパティとPdfDocEnvFileプロパティの両方で指定します。PdfDocEnvFileプロパティにはファイル名のみ指定してください。

  • PDFメール配信でPDFメール配信情報ファイルを転送する場合
    このプロパティとPdfMailConfFileプロパティの両方で指定します。PdfMailConfFileプロパティにはファイル名のみ指定してください。

  • Excel文書情報ファイルを転送する場合
    このプロパティとXlsxDocEnvFileプロパティの両方で指定します。XlsxDocEnvFileプロパティにはファイル名のみ指定してください。

  • ECM情報ファイルを転送する場合
    PDFファイルの場合、このプロパティとPdfOutInfoFileプロパティの両方で指定します。PdfOutInfoFileプロパティにはファイル名のみ指定してください。
    Excelファイルの場合、このプロパティとXlsxOutInfoFileプロパティの両方で指定します。XlsxOutInfoFileプロパティにはファイル名のみ指定してください。

注意

  • PDFファイルにテキストファイルを添付する場合は、アプリケーションサーバのユーザアプリケーションの実行環境の文字コード系に合わせてファイルを作成してください。

  • 情報ファイルの文字コード系については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”の情報ファイルの文字コード系についての記載を参照してください。


LcBinFile(バイナリ転送時の転送ファイル名)

アプリケーションサーバに配置したPDFファイルに添付する任意のファイル、ECM連携ファイル、または項目属性切替え定義ファイルを帳票出力サーバに転送する場合に、アプリケーションサーバの転送するファイル名をフルパスで指定します。

複数のファイルを指定する場合は、「セミコロン(;)」で区切って指定します。

このプロパティは、PDFファイルに添付する任意のファイルをバイナリモードで転送する場合に指定します。

帳票出力サーバに転送されたファイルは、帳票出力後に削除されます。

  • PDFファイルに添付する任意のファイルをバイナリ転送する場合
    このプロパティとPdfEmbedFileプロパティの両方で指定します。PdfEmbedFileプロパティには添付するファイルのファイル名のみ指定してください。
    PDFファイルに添付する任意のファイルをバイナリ転送する場合の指定は、以下の優先順序で有効になります。

    1. このプロパティとPdfEmbedFileプロパティで指定したPDFファイルに添付するファイル(ファイル名のみ)

    2. PdfEmbedFileプロパティで指定したPDFファイルに添付するファイル(帳票出力サーバ側のフルパス)

    3. このプロパティと帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面の文書管理で指定したPDFファイルに添付するファイル(ファイル名のみ)

    4. 帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面の文書管理で指定したPDFファイルに添付するファイル(帳票出力サーバ側のフルパス)

  • ECM連携ファイルを転送する場合
    このプロパティと、ECM情報ファイル内の「ATTRFILE_TMPL」キーワードで指定します。ECM情報ファイル内の「ATTRFILE_TMPL」キーワードには、ファル名のみ指定してください。
    ECM情報ファイル名の指定は、以下の優先順序で有効になります。

    1. このプロパティ(アプリケーションサーバ側のフルパス)とECM情報ファイル内の「ATTRFILE_TMPL」キーワードで指定したECM連携ファイル(ファイル名のみ)

    2. ECM情報ファイル内の「ATTRFILE_TMPL」キーワードで指定したECM連携ファイル(帳票出力サーバ側のフルパス)

  • 項目属性切替え定義ファイルを転送する場合
    このプロパティとPropertyReplaceプロパティの両方で指定します。

    PropertyReplaceプロパティには項目属性切替え定義ファイルのファイル名のみ指定してください。

    項目属性切替え定義ファイルをバイナリ転送する場合の指定は、以下の優先順序で有効になります。

    1. このプロパティとPropertyReplaceプロパティで指定した項目属性切替え定義ファイル(ファイル名のみ)

    2. PropertyReplaceプロパティで指定した項目属性切替え定義ファイル(帳票出力サーバ側のフルパス)


ReturnPdfPath(生成するPDFファイル名)

アプリケーションサーバに配置するPDFファイル名をフルパスで指定します。

なお、ファイルパスには、全角文字、半角カナ文字は指定しないでください。

注意

  • このプロパティで指定したファイル名と同一のファイル名がすでに存在する場合はエラーとなります。

  • ReturnOwfPathプロパティ、ReturnXlsxPathプロパティ、またはReturnTiffPathプロパティと同時に指定しないでください。

ポイント

  • 帳票出力サーバでPDFファイルを生成する場合には、KeepPdfプロパティで生成するPDFファイルのパスを指定します。


ReturnOwfPath(生成するOWFファイル名)

アプリケーションサーバに配置するOWFファイル名をフルパスで指定します。

なお、OWFファイルのファイル名には、全角文字、半角空白文字、および以下の文字は指定しないでください。

(」、「)」、「|」、「\」、「^」、「~」、「[」、「]」、「`」、「<」、「>」、「#」、「%」、「"」、「;」、「/」、「?」、「:」、「@」、「&」、「=」、「,」、「*

注意

  • OWFファイル名の拡張子は必ず「.owf」(半角小文字)を指定してください。

    「.owf」以外の拡張子を指定した場合、Webプラグインが起動されません。

  • このプロパティで指定したファイル名と同一のファイル名がすでに存在する場合はエラーとなります。

  • ReturnPdfPathプロパティ、ReturnXlsxPathプロパティ、またはReturnTiffPathプロパティと同時に指定しないでください。

ポイント

  • 帳票出力サーバでOWFファイルを生成する場合には、KeepOwfプロパティで生成するOWFファイルのパスを指定します。


ReturnXlsxPath(生成するExcelファイル名)

アプリケーションサーバに配置するExcelファイル名をフルパスで指定します。

なお、フルパスには、全角文字、半角カナ文字は指定しないでください。

注意

  • Excelファイル名の拡張子は、必ず「.xlsx」を指定してください。

  • このプロパティで指定したファイル名と同一のファイル名がすでに存在する場合はエラーとなります。

  • ReturnPdfPathプロパティ、ReturnOwfPathプロパティ、またはReturnTiffPathプロパティと同時に指定しないでください。

ポイント

  • 帳票出力サーバでExcelファイルを生成する場合には、KeepXlsxプロパティで生成するExcelファイルのパス名を指定します。


ReturnTiffPath(生成するTIFFファイル名)

アプリケーションサバに配置するTIFFファイル名をフルパスで指定します。なお、フルパスには、全角文字、半角カナ文字は指定しないでください。

注意

  • このプロパティで指定したファイル名と同一のファイル名がすでに存在する場合はエラーとなります。

  • ReturnPdfPathプロパティ、ReturnOwfPathまたはReturnXlsxPathプロパティと同時に指定しないでください。

ポイント

  • 帳票出力サーバでTIFFファイルを生成する場合には、KeepTiffプロパティで生成するTIFFファイルのパス名を指定します。

6.4.4.7 メソッドの詳細

public void
setExecBuffer(string param)
throws PrintException
用途

prprintコマンドのオプションを指定します。

prprintコマンドのオプションは、以下の優先順序で有効になります。

  1. PrintPropertiesクラスの各プロパティで指定した値

  2. このメソッドで指定した値

パラメータ
param:

prprintコマンドのオプションを指定します。

prprintコマンドのオプションについては、以下を参照してください。

⇒“4.1.2 prprintコマンド

例外

PrintException

注意
  • 以下のコマンドオプションを指定しないでください。

    • -atdirect