仮想環境から物理環境または物理環境から仮想環境へクリップボードを経由して情報をコピーしたときのログです。ログは、両方の環境で採取されます。
注意
使用している環境によって、機能が制限される場合があります
ポリシーを設定した場合、使用している環境によって、機能が制限されることがあります。
詳細は、“1.2.31 クリップボード操作ログ”を参照してください。
採取するために設定するポリシー
[端末初期設定]画面、[ユーザーポリシー設定]画面、または管理コンソール起動直後の画面(CTポリシー設定画面)で設定します。
[Windows]の[ログを採取する操作]で、[クリップボード操作(仮想環境)]に[する]を設定します。
表示内容
参照できるログの内容は以下のとおりです。
[名称]:クライアント(CT)の名称
[発生日時]:クライアント(CT)におけるログ採取日時
[ユーザー名]:クライアント(CT)のログオンユーザー名
[ドメイン名]:ドメインにログオン時はクライアント(CT)のドメイン名、ローカルコンピュータにログオン時は、クライアント(CT)のコンピュータ名
[種別]:[クリップボード操作](固定値)
[区分]:正規
[付帯]:付帯(原本)データがある場合は、“1”
[内容]:以下の内容が表示されます。
方向
操作元PC
操作先PC
アプリ名
形式:以下の内容が表示されます。
テキスト:テキストデータ
画像:画像データ
ファイル:ファイルパス
META:拡張メタファイルデータ
SYLK:シンボリックリンク形式のデータ
DIF:データ交換形式のデータ
TIFF:TIFF形式の画像データ
PALETE:カラーパレットのハンドル
PEN:ペン拡張機能のためのデータ
RIFF:RIFF形式の音声データ
WAVE:WAVE 形式の音声データ
LOCALE:テキストデータのロケールIDハンドル
WIN_VERSION:Windowsのバージョン
DSPTEXT:プライベートな形式のテキストデータ
DSPBITMAP:プライベートな形式のビットマップデータ
PICT:画像表示形式のデータ
EXTRA(0x0080):アプリケーションが独自に定義したデータ
EXTRA(英字または、0x9999):アプリケーションが独自に定義したデータ
英字は、データの形式です。
内容
[内容]の表示例:
形式がテキストの場合
異なる環境間でクリップボード操作が行われました。方向:[仮想側→物理側]、操作元PC[PC001]、操作先PC[PC002]、アプリ名:[Notepad.exe]、形式:[テキスト]、内容:[クリップボードコピー]
形式が画像の場合
異なる環境間でクリップボード操作が行われました。方向:[仮想側→物理側]、操作元PC[PC001]、操作先PC[PC002]、アプリ名:[Notepad.exe]、形式:[画像]、内容:[クリップボードコピー]
形式がファイルの場合
異なる環境間でクリップボード操作が行われました。方向:[仮想側→物理側]、操作元PC[PC001]、操作先PC[PC002]、アプリ名:[Notepad.exe]、形式:[ファイル]、内容:[クリップボードコピー]
[備考]:(表示されません)