クライアント(CT)で持出しユーティリティを使用してファイルやフォルダを持出したときのログです。ログと同時に、持出したファイルの原本を保管することもできます。
注意
使用している環境によって、機能が制限される場合があります
ポリシーを設定した場合、使用している環境によって、機能が制限されることがあります。
詳細は、“1.2.21 ファイル持出しログ”を参照してください。
採取するために設定するポリシー
[端末初期設定]画面、[ユーザーポリシー設定]画面、または管理コンソール起動直後の画面(CTポリシー設定画面)で設定します。
[Windows]の[ログを採取する操作]で、[ファイル持出しログ]に[する]を設定します。
[Windows]の[ログを採取する操作]で、[原本を保管する]にチェックを付けた場合、持出したファイルの原本を保管できます。
[ファイル持出しログ]に[する]が設定されている場合に、設定できます。
設定値の詳細は、“2.4.1.9 ファイル持出し・読み込み”を参照してください。
表示内容
参照できるログの内容は以下のとおりです。
[名称]:クライアント(CT)の名称
[発生日時]:クライアント(CT)におけるログ採取日時
[ユーザー名]:クライアント(CT)のログオンユーザー名
[ドメイン名]:ドメインにログオン時はクライアント(CT)のドメイン名、ローカルコンピュータにログオン時はクライアント(CT)のコンピュータ名
[種別]:[ファイル持出し] (固定値)
[区分]:正規
[付帯]:付帯(原本)データがある場合は、“1”
[内容]:以下の内容が表示されます。
持出し元のファイル名(注)
持出し先のファイル名(注)
持出し方法
平文
暗号化(自己復号型暗号化の場合)
暗号化,ZIP
暗号化,ZIP(AES-256)
持出し先のドライブレター
持出し先のドライブの種別
持出し理由(注)
内容の表示例:
自己復号型暗号化持出しの場合
[C:\Documents and Settings\Administrator\デスクトップ\顧客情報一覧.xls]を[G:\顧客情報一覧.exe]として[暗号化]で[G:]へ持出ししました。ドライブ種別:[リムーバブル]
平文持出しの場合
[D:\製品顧客2013年10月度.XLS]を[E:\製品顧客2013年10月度.XLS]として[平文]で[E:]へ持出ししました。ドライブ種別:[CD/DVD]
ファイルの持出し先をUNC(先頭が“\\”で始まるアドレス)指定した場合
[D:\Documents and Settings\Administrator\デスクトップ\新規文書.txt]を [\\Server1\UserDocument\新規文書.txt]として[暗号化]で[リモート]へ持出ししました。ドライブ種別:[リモート]
持出し理由を入力するポリシー設定の場合
[C:\Documents and Settings\Administrator\デスクトップ\A社様重要顧客情報.xls]を[E:\顧客情報.ex_]として[暗号化]で[E:]へ持出ししました。ドライブ種別:[リムーバブル]、持出し理由:[××業務で○○委託先に□□情報を持出すため]
注) ログビューアでのキーワード検索時、キーワードとして指定できます。
[備考]:以下の内容が表示されます。
ボリューム(注1)(注4)
サイズ(注1)(注2)(注4)(注6)
デバイス名(注3)(注4)
内部シリアル番号(注3)(注4)
USB装置名(注3)(注4)(注5)
注1) V13.2.0以前に採取されたファイル持出しログの場合は、[ ]は空欄で表示されます。
注2) フォルダを持出した場合は、[ ]は空欄で表示されます。
注3) 持出し先がUSB接続の媒体の場合に表示されます。
注4) ログビューアでのキーワード検索時、キーワードとして指定できます。
注5) 管理コンソールの[USB/PCカード登録]画面でUSBデバイスを登録し、以下のポリシー設定を行った場合だけ、表示されます。USBデバイス登録時に[装置名]に設定された情報です。
注6) ファイルサイズが2,147,483,647バイトを超える場合は、「サイズ(バイト):[2,147,483,647]」と表示されます。
ログビューアでのキーワード検索時、カンマを除いた数字をキーワードとして指定します。
0 から 2147483647 までを指定できます。
[端末初期設定]画面、[ユーザーポリシー設定]画面、またはCTポリシー設定画面の[Windows]の[ログを採取する操作]で、[デバイス構成変更ログ]に[する]が設定されているとき。
[端末初期設定]画面またはポリシー設定画面の[ファイル持出し・読み込み]で、[ファイル持出しユーティリティを使用しての持出し]を[可]と選択したとき。
[ファイル持出しユーティリティ機能設定]画面の [USBデバイス個体識別機能]で、[利用する]を選択したとき。
[備考]の表示例:
V13.2.0以前に採取されたファイル持出しログの場合
ボリューム:[ ]、サイズ(バイト):[ ]
USB接続の媒体以外へ持出した場合
フォルダを持出したとき
ボリューム:[USERVOL]、サイズ(バイト):[ ]
ファイルを持出したとき
ボリューム:[USERVOL]、サイズ(バイト):[123,456]
USBデバイスの個体識別を実施していない場合に、USBデバイスの媒体へ持出した場合
フォルダを持出したとき
ボリューム:[USERVOL]、サイズ(バイト):[ ]、デバイス名:[デバイス名の文字列]、内部シリアル番号:[0E40986050226896]
ファイルを持出したとき
ボリューム:[USERVOL]、サイズ(バイト):[123,456]、デバイス名:[デバイス名の文字列]、内部シリアル番号:[0E40986050226896]
USBデバイスの個体識別を実施している場合に、USBデバイスの媒体へ持出した場合
フォルダを持出したとき
ボリューム:[USERVOL]、サイズ(バイト):[ ]、デバイス名:[デバイス名の文字列]、内部シリアル番号:[0E40986050226896]、USB装置名:[I-O xxyyzz社 ED-123型]
ファイルを持出したとき
ボリューム:[USERVOL]、サイズ(バイト):[123,456]、デバイス名:[デバイス名の文字列]、内部シリアル番号:[0E40986050226896]、USB装置名:[I-O xxyyzz社 ED-123型]