ターゲットの種別が実行ファイルの場合、COBOLプロジェクトのビルドを行う前にプロジェクトに登録したソースファイルの中から1つを主プログラムとして指定する必要があります。主プログラムを指定しない場合、リンクエラーが発生します。
主プログラムには作成するアプリケーションのタイプにより、以下の2種類があります。主プログラムの種別は、COBOLプロジェクト生成時にウィザードで指定します。
COBOLのコンソールを使用するアプリケーション
ACCEPT文、DISPLAY文の入出力先にCOBOLが作成したコンソールウィンドウが使用されます。また、実行時エラーメッセージはメッセージボックスに出力されます。
システムのコンソールを使用するアプリケーション
ACCEPT文、DISPLAY文および実行時エラーメッセージの入出力先にシステムのコンソール(コマンドプロンプトウィンドウ)が使用されます。
ポイント
主プログラムの種別を[システムのコンソールを使用するアプリケーション]として、NetCOBOL Studioから実行した場合、システムのコンソールではなく[コンソール]ビューが使用されます。なお、NetCOBOL Studioからデバッグを開始した場合は、システムのコンソール(コマンドプロンプトウィンドウ) が使用されます。
主プログラムを指定する
以下の手順で主プログラムを設定します。
[依存]または[構造]ビューから主プログラムとするソースファイルを選択し、コンテキストメニューから[主プログラム(M)]を選択します。
→ 選択したCOBOLソースファイルが主プログラムとして設定され、ファイルのアイコンが変更されます。
主プログラムの種別を変更する
以下の手順で主プログラムの種別を変更します。
[依存]または[構造]ビューからプロジェクトを選択します。
メニューバーから[ファイル(F)] > [プロパティ(R)]を選択するか、コンテキストメニューから[プロパティ(H)]を選択します。
→ [プロパティ]ダイアログボックスが表示されます。
左のペインで[ターゲット]を選択します。
→ [ターゲット]ページが表示されます。
[作成するアプリケーションの形式]から[COBOLのコンソールを使用するアプリケーション]または[システムのコンソールを使用するアプリケーション]を選択して、[OK]ボタンをクリックします。