仮想L-Server切替え(VMゲスト)の場合、切替え先サイトでレプリケーションされたデータストア、またはボリュームをVMホストにマウントします。
【VMware】
L-Server、イメージの配置先となっているストレージ情報をファイルに出力します。以下の例ではoutfile.csvに結果が出力されます。
サイト切替えの場合
【Windowsマネージャー】
>インストールフォルダー\SVROR\Manager\bin\rcxadm config vsfilter -outfile outfile.csv <RETURN> |
【Linuxマネージャー】
# /opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm config vsfilter -outfile outfile.csv <RETURN> |
テナント切替えで、テナント(tenant1)を切り替える場合
【Windowsマネージャー】
>インストールフォルダー\SVROR\Manager\bin\rcxadm config vsfilter -tenant tenant1 -outfile outfile.csv <RETURN> |
【Linuxマネージャー】
# /opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm config vsfilter -tenant tenant1 -outfile outfile.csv <RETURN> |
テナント切替えで、テナント(tenant2,tenant3)を切り替える場合
【Windowsマネージャー】
>インストールフォルダー\SVROR\Manager\bin\rcxadm config vsfilter -tenant tenant2,tenant3 -outfile outfile.csv <RETURN> |
【Linuxマネージャー】
# /opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm config vsfilter -tenant tenant2,tenant3 -outfile outfile.csv <RETURN> |
注意
vsfilterを複数のテナントに指定する、または-globalと同時に指定する場合、それ以降の-tenantおよび-globalの指定内容を同じ内容にしてください。
rcxadm config vsfilterコマンドの詳細は、「B.3 rcxadm config 」を参照してください。
データストアにクローニングイメージだけが格納されている場合、dsmount.plコマンド(後述)は、その切替えで使用するすべてのVMホストに対して当該データストアのマウントを試みます。クローニングイメージだけが格納されたデータストアを特定のVMホストにマウントしたい場合、出力されたファイル(outfile.csv)を以下の内容に沿ってvmhosts列の値が空白になっている行を編集してください。
RCXVSFILTER_v1.0 |
vmhost列に、そのデータストアをマウントするVMホストのIPアドレスまたはVMware vCenter Server上でVMホストを指定する名前を設定します。複数のVMホストを設定する場合、コロン(":")で区切って複数のVMホストを記述します。
1.の出力ファイルを入力として、データストアのマウントを実施します。
本コマンドは、vCLIコマンドを実行できるコマンドプロンプト上で実行してください。
Windowsの場合、vCLIをインストールしたOSのスタートメニューからvCLIのコマンドプロンプトを選択できます。詳細は、vCLIのマニュアルを参照してください。
必要に応じてdsmount.pl、output.csvはvCLIがインストールされたサーバにコピーして実行してください。
FC接続またはiSCSI接続のデータストア(vmfs)が存在する場合
以下のコマンドを実行してデータストアをVMホストにマウントしてください。
>perl dsmount.pl -input outfile.csv -server 管理製品IPアドレス -username ユーザー名 -type vmfs <RETURN> |
NAS接続のデータストア(nfs)が存在する場合
以下のコマンドを実行してデータストアをVMホストにマウントしてください。
>perl dsmount.pl -input outfile.csv -server 管理製品IPアドレス -username ユーザー名 -type nfs -listfile file <RETURN> |
NFS接続情報ファイルは「3.4 管理対象リソースの設定」で準備したファイルを指定します。
dsmount.plコマンドの詳細は、「B.4 dsmount.pl」を参照してください。
dsmount.plコマンドの処理状況は、出力されるメッセージ、または、dsmount実行ログで確認してください。
dsmount実行ログについては、「D.3 dsmountコマンドに関するログ」を参照してください。
1.の出力ファイルを入力として、データストアマウント後の更新処理を実施します。
本コマンドは、vCLIコマンドを実行できるコマンドプロンプト上で実行してください。
Windowsの場合、vCLIをインストールしたOSのスタートメニューからvCLIのコマンドプロンプトを選択できます。詳細は、vCLIのマニュアルを参照してください。
必要に応じてvmfile_update.pl、output.csvはvCLIがインストールされたサーバにコピーして実行してください。
>perl vmfile_update.pl -input outfile.csv -server 管理製品IPアドレス -username ユーザー名 <RETURN> |
注意
上記コマンドの実行中にデータストアに対する読み書きは実施しないでください。
vmfile_update.plコマンドの詳細は、「B.5 vmfile_update.pl」を参照してください。
VMware vCenter Serverからデータストアを再スキャンしてください。
【OVM for SPARC】
切替え先のSPARCサーバに対して、レプリケーションされたボリュームをマウントしてください。
マウント方法については、オラクル社の「Oracle VM Server for SPARC管理ガイド」を参照してください。