ページの先頭行へ戻る
ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.2.0 DRオプション 説明書
FUJITSU Software

2.6.2 切替え元サイトと切替え先サイトで一致させる項目

以下の項目について、切替え元サイトと切替え先サイトで内容を一致させてください。


切替え方式共通

表2.15 切替え方式共通の項目

項目

備考

FUJITSU Software ServerView Resource Orchestrator Cloud Editionのマネージャーのバージョンレベル

一方のサイトのマネージャーにパッチを適用した場合、もう一方のサイトのマネージャーにもパッチを適用してください。

FUJITSU Software ServerView Resource Orchestrator Cloud Editionのマネージャーのインストールフォルダー

管理サーバのOS

バージョンレベルと、OSの修正パッケージを一致させてください。

管理対象サーバのサーバ構成

サーバツリーに登録するサーバとシャーシを両サイトで同じ名前にしてください。
サイト間で同じ名前のサーバとシャーシを同一機種および同一構成にしてください。

サーバツリー上のサーバ名についてはサイト間で変更できます。
3.6 切替え時に使用するファイルの作成」を参照してください。

仮想L-Server切替え(VMゲスト)の場合、VMプール定義ファイルによりVMホストのサーバ数を削減できます。
VMプール定義ファイルについては、「3.6 切替え時に使用するファイルの作成」を参照してください。

切替え先サイトのサーバツリー上のブレードシャーシの台数、または、ブレードシャーシに搭載されるLANスイッチブレードの台数を、削減した構成に変更できます。

詳細は、「2.5 ブレードシャーシ縮退」を参照してください。

管理対象サーバに接続されたネットワークデバイス

ネットワークツリーに登録するネットワークデバイス(L2スイッチ、ファイアーウォール、イーサネット・ファブリック)を両サイトで同じ名前にしてください。
サイト間で同じ名前のネットワークデバイスを同一機種および同一構成にしてください。

自動設定対象のネットワークデバイス(L2スイッチ、ファイアーウォール、イーサネット・ファブリック)について、ネットワーク構成情報の設定内容、およびネットワークデバイスの事前設定内容を同じ内容にしてください。

ネットワーク構成情報の設定内容については、「設計ガイド CE」の「9.4.8 ネットワーク機器をリソースとして管理する場合」を参照してください。

ネットワークデバイスの事前設定内容については、「設計ガイド CE」の「9.2.3 管理対象のネットワーク機器への設定情報」を参照してください。

ネットワーク機器(ブレード構成:CB、ラックマウント構成:L2スイッチ)の構成

機種、結線、ファーム、アカウント設定を同じ内容にしてください。
自動設定対象のL2スイッチについては、本表の「項目」の列にある「管理対象サーバに接続されたネットワークデバイス」を参照してください。

LANスイッチブレードの構成

サーバツリーに登録するLANスイッチブレードを両サイトで同じ名前にしてください。 (注)
サイト間で同じ名前のLANスイッチブレードを同一機種および同一構成にしてください。

切替え元サイトのサーバツリーに登録するLANスイッチブレードのうち、縮退対象のLANスイッチブレードについては、切替え先サイトのサーバツリーに同じ名前のLANスイッチブレードを登録する必要はありません。

詳細は、「2.5 ブレードシャーシ縮退」を参照してください。

ネットワークの設定(CBアップリンク/ダウンリンクポート、または外部スイッチのVLAN設定)

事前にネットワークの手動設定(L2,L3)を行う場合、同じ設定にしてください。

切替え先サイトを検証目的で使用するなどの理由により、事前に両サイトの設定を一致させることができない場合、切替え手順の中で一致させてください。

SANスイッチの設定(ゾーニング)

両サイトにおいて、対応する物理サーバが、対応するLUN(レプリケーション関係にあるLUN)にアクセスできるように設定してください。

  • 切替え方式として物理L-Server切替え(物理OS)または物理/仮想L-Server切替え(VMホスト/VMゲスト)を使用し、かつ、ETERNUSストレージを使用しない場合

    切替え先サイトのSANスイッチは、切替え元サイトのHBAポートのWWPN、および切替え先サイトのストレージポートのWWPNを使用して設定してください。

  • 切替え方式が物理L-Server切替え(物理OS)または物理/仮想L-Server切替え(VMホスト/VMゲスト)であり、かつ、ETERNUSを使用している場合

    切替え時にSANスイッチが自動設定されるため、本設定は必要ありません。

管理サーバの管理LANのIPアドレス

仮想L-Server切替え(VMゲスト)だけを実行する場合、かつ、管理LANのネットワークリソースが存在しない場合、同じにする必要はありません。

NSアプライアンス用の物理L-Serverに指定する物理サーバ名

ロールのカスタマイズによる権限の変更

両方のサイトに同名のロールが存在する場合、同じカスタマイズを両方のロールに行ってください。

ロールのカスタマイズについては、「設計ガイド CE」の「5.1.3 ロールのカスタマイズ」を参照してください。

ServerView Operations Managerのシングルサインオン機能で利用するActive Directoryの構成

Active Directoryを冗長構成で運用する場合、両サイトでActive directoryを冗長構成にしてください。

ユーザー名が"svuser"のユーザーパスワード(シングルサインオン認証時)

ServerView Operations Managerに同梱されているディレクトリサービスを使用する場合、ユーザー名が"svuser"のユーザーパスワードをサイト間で統一してください。

管理LANサブネット

切替え対象となっているネットワークリソースに関連付いた管理LANサブネットは、同じサブネット名、同じサブネット範囲を事前に切替え先サイトへ登録してください。

注) 外部接続ポートを設定するネットワークリソースが存在しない場合、サーバツリー上のLANスイッチブレードの名前をサイト間で一致させる必要はありません。


物理/仮想L-Server切替え(VMホスト/VMゲスト)

表2.16 物理/仮想L-Server切替え(VMホスト/VMゲスト)の項目

項目

備考

FUJITSU Software ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition上のVM管理製品名

VM管理製品をサイトごとに構築する(切替え対象の物理L-Server上に構築しない)場合、一致させてください。

マッピング定義を作成することにより、サイトごとに異なる名前をつけることができます。

マッピング定義については、「3.6 切替え時に使用するファイルの作成」を参照してください。


仮想L-Server切替え(VMゲスト)

表2.17 仮想L-Server切替え(VMゲスト)の項目【VMware】

項目

備考

ポートグループ(名前、VLAN設定)

事前にネットワークの手動設定を行う場合、同じ設定にしてください。ネットワークの手動設定については、「導入ガイド CE」の「8.2.5 ネットワークの手動設定」を参照してください。

FUJITSU Software ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition上のVM管理製品名

マッピング定義を作成することにより、サイトごとに異なる名前をつけることができます。

マッピング定義については「3.6 切替え時に使用するファイルの作成」を参照してください。

VM管理製品の構成(クラスタのL-Server配備ポリシー)

VMプール定義ファイルに記載したVMホストが所属するクラスタは、切替え元のクラスタと同じL-Server配備ポリシー(VMware HA有効など)の設定としてください。

VMプール定義ファイルについては「3.6 切替え時に使用するファイルの作成」を参照してください。

L-Server配備ポリシーの設定については「設計ガイド CE」の「E.1.2 サーバの事前準備」を参照してください。

注意

VMware vCenter ServerのvCenterインスタンスIDはサイト間で重複しないように設定してください。