切替え元サイトにおいて、下記のファイルを作成します。
なお、切戻しを行う場合は、切替え先サイトにおいても下記のファイルを作成する必要があります。
物理サーバのマッピング定義の作成【物理L-Server切替え(物理OS)、物理/仮想L-Server切替え(VMホスト/VMゲスト)】
本製品のサーバツリー上に登録された物理サーバ名が、切替え元サイトと切替え先サイトで異なる場合、マッピング定義を作成することにより、サイト間で対応するサーバの関係を定義できます。
切替え情報格納フォルダー配下に作成したMAPファイル格納域に、以下の内容のcsvファイルを作成してください。
ファイル名は任意です。
本定義ファイル内にコメントを設定できません。
本定義ファイル内の空行は、意味のない行として読み飛ばされます。
物理サーバのマッピング定義は1つのファイルに記述してください。
物理サーバのマッピング定義を行う場合、本定義ファイルに1行で"#PhysicalServer"と記述します。その次の行以降に物理サーバのマッピングを記述してください。
物理サーバのマッピングは、対応する2つの物理サーバ名をカンマ(",")区切りで1行に記載してください。
#PhysicalServer |
Server1-1,Server1-2は、切替え元サイトのサーバ名を指定します。
Server2-1,Server2-2は、切替え先サイトのサーバ名を指定します。
物理サーバのマッピング定義の詳細は、「B.2 rcxrecovery」を参照してください。
参考
MAPファイル格納域に、以下のどちらかのファイル構成で物理サーバのマッピング定義とVM管理製品のマッピング定義を記述することが出来ます。
1つのファイルに記述
別々(2つ)のファイルに記述
物理サーバのマッピング定義と、VM管理製品のマッピング定義を1つのファイルに記述する場合、以下のように記述しないでください。
"#VMManagementSoftware"が記載された行以降、かつ、"#PhysicalServer"が記載された行の前に物理サーバのマッピング定義を記述すること
"#PhysicalServer"が記載された行以降、かつ、"#VMManagementSoftware"が記載された行の前にVM管理製品のマッピング定義を記述すること
VM管理製品のマッピング定義の作成【物理/仮想L-Server切替え(VMホスト/VMゲスト)、仮想L-Server切替え(VMゲスト)の場合】
本製品の管理製品ツリー上に登録されたVM管理製品名が、切替え元サイトと切替え先サイトで異なる場合、マッピング定義を作成することにより、サイト間で対応するVM管理製品の関係を定義できます。
切替え情報格納フォルダー配下に作成したMAPファイル格納域に、以下の内容のcsvファイルを作成してください。
ファイル名は任意です。
本定義ファイル内にコメントを設定できません。
本定義ファイル内の空行は、意味のない行として読み飛ばされます。
VM管理製品のマッピング定義は1つのファイルに記述してください。
VM管理製品のマッピング定義を行う場合、本定義ファイルに1行で"#VMManagementSoftware"と記述します。その次の行以降にVM管理製品のマッピングを記述してください。
VM管理製品のマッピングは、対応する2つのVM管理製品名をカンマ(",")区切りで1行に記載してください。
#VMManagementSoftware VMM1-1,VMM2-1 |
VMM1-1,VMM1-2は、切替え元サイトのVM管理製品名を指定します。
VMM2-1,VMM2-2は、切替え先サイトのVM管理製品名を指定します。
VM管理製品名のマッピング定義の詳細は、「B.2 rcxrecovery」を参照してください。
参考
MAPファイル格納域に、以下のどちらかのファイル構成で物理サーバのマッピング定義とVM管理製品のマッピング定義を記述することが出来ます。
1つのファイルに記述
別々(2つ)のファイルに記述
物理サーバのマッピング定義と、VM管理製品のマッピング定義を1つのファイルに記述する場合、以下のように記述しないでください。
"#VMManagementSoftware"が記載された行以降、かつ、"#PhysicalServer"が記載された行の前に物理サーバのマッピング定義を記述すること
"#PhysicalServer"が記載された行以降、かつ、"#VMManagementSoftware"が記載された行の前にVM管理製品のマッピング定義を記述すること
VM管理製品の定義ファイルの作成【物理/仮想L-Server切替え(VMホスト/VMゲスト)の場合】
切替え先サイトで本製品のVM管理製品を登録するための情報を、切替え情報格納フォルダー配下に以下のように作成します。
ファイル名はvmmgr_file.txtで作成してください。
本定義ファイルでは、行の先頭にシャープ("#")を記述するとコメントになります。
本定義ファイル内の空行は、意味のない行として読み飛ばされます。
本定義ファイルの書式は、以下の例に示すとおりです。
VM管理製品の定義ファイルの詳細は、「B.2 rcxrecovery」を参照してください。
#name soft name ip user name password physical-lserver vcenter, vmware-vc, 192.168.1.24, admin, admin, no scvmm, ms-scvmm, 192.168.100.77, root, root, yes |
切戻し操作のあと、切替え先サイトを切替え操作前の状態に戻す場合、切戻しのための定義ファイルとは別に、切替え先サイトで本定義ファイルを作成してください。また、定義ファイルには切替え先サイトの情報を記載してください。
作成したVM管理製品の定義ファイルは、「4.2.1 業務の停止とリソースの解放【切替え先サイト】」で使用します。
注意
仮想L-Server切替え(VMゲスト)を使用する場合、本ファイルは作成しないでください。
VMプール定義ファイルの作成【仮想L-Server切替え(VMゲスト)の場合】
切替え対象の仮想L-Serverが動作するVMホストを定義するファイルを、切替え情報格納フォルダー配下に以下のように作成します。
ファイル名はvm_pool.csvで作成してください。
本定義ファイルでは、行の先頭にシャープ("#")を記述するとコメントになります。
本定義ファイル内の空行は、意味のない行として読み飛ばされます。
本定義ファイルの書式は、以下の例に示すとおりです。
VMプール定義ファイルの詳細は、「B.2 rcxrecovery」を参照してください。
#vmpool_name,vmhost_name,vmhost_type |
vmpool_nameには切替え元サイトのVMプール名を指定してください。
vmhost_nameには切替え先サイトでvmpool_nameに登録する切替え先サイトのVMホスト名(切替え先サイトのRORコンソールのサーバツリーに表示されている名前)を指定してください。
vmhost_typeにはVMホスト種別を指定してください。
vmhost_typeは"VMware"と"OVM-SPARC"を指定できます。省略した場合、"VMware"が設定されます。
1つのVMプールに対して複数のVMホストを登録する場合、複数行記述してください。
切戻し操作のあと、切替え先サイトを切替え操作前の状態に戻す場合、切戻しのための定義ファイルとは別に、切替え先サイトで本定義ファイルを作成してください。また、定義ファイルには切替え先サイトの情報を記載してください。
作成したVMプール定義ファイルは、「4.2.1 業務の停止とリソースの解放【切替え先サイト】」で使用します。
注意
物理/仮想L-Server切替え(VMホスト/VMゲスト)を使用する場合、本ファイルは作成しないでください。
参考
上記ファイルでVMプールに指定するVMホスト数を切替え元サイトよりも小さくすることにより、切替え先サイトでVMホスト数を縮退できます。