パケットトレースの採取は以下の手順で行います。
以下のコマンドによりパケットトレース採取を開始します。
trace-network if-name packet-size 1600 [host ip-address] [port port_num]
採取するインターフェース名を指定します。
簡単設定モードで自動設定を行う場合、「設計ガイド CE」の「付録I 簡単設定モードが行うネットワークデバイスへの自動設定および運用操作」を参照し、採取したい通信対象のインターフェース名(lan0.x)を指定します。
NSアプライアンスに対して、ユーザーカスタマイズモードにてサンプルスクリプトを使用して自動設定を行う場合、「設計ガイド CE」の「付録G ネットワークデバイスへの自動設定および運用操作を行うためのサンプルスクリプト」を参照し、採取したい通信対象のインターフェース名(lan0.x)を指定します。
NSアプライアンスに対して、ユーザーカスタマイズモードにて作成したスクリプトを使用して自動設定を行う場合、作成したスクリプトの使用にあわせ、採取したい通信対象のインターフェース名(lan0.x)を指定します。
特定のサーバあての通信の情報を採取したい場合に、サーバのIPアドレスを指定します。
特定のサービスポートあての通信の情報を採取したい場合に、サービスポートの番号を指定します。
調査している現象(トラブル)が発生したあと、速やかに、以下のコマンドを入力して採取したパケットトレース情報をNSアプライアンス内に保存します。
save trace-network if-name
コマンド実行時にパケットトレース情報の保存先ファイル名が表示されます。
net-if-name-yyyy.mm.dd-HH.MM.SS.tgz
実行時の"年"、"月"、"日"、"時"、"分"、"秒"がファイル名になります。
手順1.で指定したインターフェース名を指定します。
以下のコマンドによりトレースの停止を実施します。
no trace-network if-name
手順1.で指定したインターフェース名を指定します。
手順2.で保存したパケットトレース情報をFTPサーバに取り出します。
ログ情報の取り出し方法については、「5.5.3 FTPサーバへの情報の取り出し」を参照してください。
FTPサーバに取り出したあと、保存しているパケットトレース情報を削除します。
rm filename
手順2.のコマンド実行時に表示されるファイル名を指定します。