NSアプライアンスを運用中に何らかのトラブルが発生したときに、原因を究明するためにNSアプライアンスの保守情報が必要になる場合があります。
NSアプライアンスでは、以下に示す保守情報を採取することができます。
ログ情報
パケットトレース
メンテナンス情報
環境定義情報
ダンプ情報
当社技術員に調査を依頼する場合、保守情報を採取し、依頼してください。なお、再現性のある通信系のトラブルの場合は、現象を再現させた状態でパケットトレースを採取してください。
保守情報の採取は、TelnetまたはSSHv2クライアントから、操作を行いたいNSアプライアンスの"管理LANのIPアドレス"に接続し、コマンドラインインターフェース(CLI)を使用して操作を行います。このとき使用するアカウントは、「2.2.3.3 ネットワーク構成情報ファイル」で作成したネットワーク構成情報ファイルに指定したアカウント(User)およびパスワード(Password)です。
なお、本作業時には、NSアプライアンスの保守資料を取り出すために、FTPサーバが必要です。
ポイント
二重化構成で使用しているNSアプライアンスの保守情報を採取し、当社技術員に調査依頼を行う場合、以下の点に留意願います。
パケットトレースを除き、現用状態と待機状態の両方のNSアプライアンスの情報を採取します。
状態の確認方法については、「5.5.1 二重化構成の状態確認」を参照してください。
パケットトレースは、現用状態のNSアプライアンスで採取します。