NSアプライアンス専用サーバ上で動作させるNSアプライアンスの最大数およびFCパス構成によって必要な作業が異なります。
1台のNSアプライアンス専用サーバ上で動作させるNSアプライアンスの最大数を10個までにする場合
FCパス構成がシングルパス構成の場合
以下の作業を行います。
FCパス構成がマルチパス構成の場合
以下の作業を行います。
1台のNSアプライアンス専用サーバ上で動作させるNSアプライアンスの最大数を20個までにする場合
FCパス構成がシングルパス構成の場合
以下の作業を行います。
FCパス構成がマルチパス構成の場合
以下の作業を行います。
SANストレージを使用してNSアプライアンス専用サーバを作成する場合、以下のどちらかの方法で作成します。
GUIの場合
RORコンソールから作成します。
オーケストレーションツリーで対象のリソースフォルダーを右クリックします。
表示されたメニューで[作成]-[L-Server]を選択します。
[L-Serverの作成]ダイアログが表示されます。
各タブでそれぞれの項目を設定します。
[OK]ボタンをクリックします。
L-Serverが作成されます。
NSアプライアンス用の物理L-Server作成時に指定する値を説明します。
なお、説明していない項目については、任意の値を指定します。
項目 | 指定値 |
---|---|
テンプレート | "指定なし"を指定します。 |
サーバ種別 | "物理"を指定します。 |
イメージ | "NSオプション用クローニングイメージ"を指定します。 利用するサーバモデルに対応するクローニングイメージを指定してください。 |
構成定義作成 | チェックを外します。 |
ネットワーク(NIC) | 管理LANだけを選択します。 「2.1.2 ネットワーク環境の設計」で設計した、管理LANに利用するNICで冗長化します。 |
項目 | 指定値 |
---|---|
サーバ指定方法 | モデル名指定を選択し、利用するサーバモデルを指定します。 NSオプションがサポートしているサーバモデルを指定してください。 |
電源切断時のサーバ解放 | チェックを外します。 |
FCパス | "シングルパスモード"を指定します。 |
ブートモード | "通常"を指定します。 |
項目 | 指定値 |
---|---|
ディスク種別 | "SAN"を指定します。 |
ディスク |
|
項目 | 指定値 |
---|---|
NIC/ネットワーク | 管理LANだけを選択します。 「2.1.2 ネットワーク環境の設計」で設計した、管理LANに利用するNICで冗長化します。 |
IPアドレス(省略可) | 管理LAN用のIPアドレスを指定します。 |
指定項目の詳細および作成手順については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「16.2 個々のパラメーターを指定した物理L-Serverの作成」を参照してください。
コマンドの場合
rcxnetworkservice lserverコマンドでNSアプライアンス用の物理L-Serverを作成します。
以下に示す条件を全て満たす場合にコマンドで作成できます。
条件を満たさない場合、GUIから作成してください。
SANストレージを使用してNSアプライアンス専用サーバを作成する場合
管理LANをNIC1とNIC2で冗長化する構成の場合
コマンドの詳細については、「A.1 rcxnetworkservice」を参照してください。
NSアプライアンス用の物理L-Serverは、最大で10個までのNSアプライアンスが動作する構成で作成されます。
NSアプライアンスを最大20個まで動作させる場合、rcxnetworkservice appextコマンドでNSアプライアンス用の物理L-Serverの構成を変更する必要があります。
コマンドの詳細については、「A.1 rcxnetworkservice」を参照してください。
NSアプライアンス用の物理L-ServerはFCシングルパス構成で作成されます。
NSアプライアンス用の物理L-ServerをFCマルチパス構成に変更する場合、以下の手順で変更します。
NSアプライアンス用の物理L-Serverを停止します。
物理L-Serverの停止については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「17.1.2 停止」を参照してください。
オーケストレーションツリーで変更対象の物理L-Serverを右クリックします。
表示されたメニューで[設定変更]-[仕様]を選択します。
表示されたメニューで[サーバ起動時の設定]-[FCパス]を選択し、シングルパスモードのチェックを外します。
<OK>ボタンをクリックします。
NSアプライアンス用の物理L-Serverを起動します。
物理L-Serverの起動については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「17.1.1 起動」を参照してください。
rcxnetworkservice fcctlコマンドを実行します。
rcxnetworkservice fcctlコマンド実行により、NSアプライアンス用の物理L-Serverの再起動が行われます。
コマンドの詳細については、「A.1 rcxnetworkservice」を参照してください。