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Interstage List Creator V10.5.0 COBOLアプリケーション連携機能編
FUJITSU Software

3.3.8 PDF文書情報ファイル

PDF文書情報ファイルは、COBOLアプリケーション連携機能を利用して帳票をPDFファイル保存する場合に、PDFファイルの仕様や動作などの情報、および作成したPDFファイルをメール配信するときの情報を定義するファイルです。

PDF文書情報ファイルで指定できる情報には、環境変数で指定できる情報もあります。

PDF文書情報ファイルで指定できる情報、および有効となる優先順序については、以下を参照してください。

⇒“3.1.6 PDFファイル保存情報

MeFtまたはNetCOBOLでList Creatorと連携していた場合、既存の文書情報ファイルをPDF文書情報ファイルとして利用できます。

ただし、既存の文書情報ファイルを利用する場合、一部のキーワードで注意が必要です。

詳細については、以下を参照してください。

⇒“3.3.8.3 指定に注意が必要なキーワード

3.3.8.1 作成方法

PDF文書情報ファイルは、テキストエディタなどを使用して、記述形式にしたがって作成します。

作成するファイルの文字コード系は、COBOLアプリケーションを実行するサーバのオペレーティングシステムによって異なります。

ポイント

3.3.8.2 記述形式

PDF文書情報ファイルの記述形式については、オンラインマニュアル“PDF変換機能編”を参照してください。

3.3.8.3 指定に注意が必要なキーワード

ここでは、PDF文書情報ファイルのキーワードのうち、指定時に注意が必要なキーワードについて説明します。

ここで記載していないキーワードについては、オンラインマニュアル“PDF変換機能編”を参照してください。

[MF-PDF]セクションのキーワード

PDF-DIRCREATE(ディレクトリ生成)

このキーワードは、指定しても無効になります。

List Creatorで自動的に「@ON(PDFファイルの保存先のディレクトリ生成を行う)」が設定されます。


PDF-LIMITURI(PDFファイルの閲覧を許可するURI)

このキーワードは、指定しても無効になります。


PDF-LIMITURICANCEL(PDFファイルの閲覧制限URIの無効化)

このキーワードは、指定しても無効になります。


PDF-DATADIR(PDFファイルにファイルを埋め込むディレクトリ)

このキーワードは、指定しても無効になります。


PDF-DATAFILE(PDFファイルにファイルを埋め込むファイル名)

このキーワードは、指定しても無効になります。


[MLF_Mail]セクションのキーワード

MLF_Attachments(メールに添付するファイル名指定)

このキーワードは、COBOLアプリケーションの動作を保証できないため指定しないでください。

ポイント

  • メールに添付するファイル名は、以下の環境変数で指定します。

    • 環境変数LM_MLF_ATTACHMENTS_TEXT

      (メールにテキストファイルを添付する場合)

    • 環境変数LM_MLF_ATTACHMENTS_BINARY

      (メールにバイナリファイルを添付する場合)

    環境変数の詳細については、以下を参照してください。

    ⇒“3.2 環境変数を設定する


MLF_TextTemplate(メールのテンプレートファイル名)

このキーワードは、COBOLアプリケーションの動作を保証できないため指定しないでください。

ポイント

  • メールのテンプレートファイル名は、環境変数LM_MLF_TEXTTEMPLATEで指定します。

    環境変数の詳細については、以下を参照してください。

    ⇒“3.2 環境変数を設定する