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Interstage List Creator V10.5.0 COBOLアプリケーション連携機能編
FUJITSU Software

3.3.7 FAX配信属性ファイル

FAX配信属性ファイルは、COBOLアプリケーション連携機能を利用してFAXを送信する場合に、FAX受信者情報や送付状を付加するかどうかなどのFAX送信情報を定義するファイルです。

FAX送信時には、必ずFAX配信属性ファイルを使用します。

FAX配信属性ファイルは、Print Managerがインストールされている帳票出力サーバでFAX送信する場合のみ有効となります。

FAX配信属性ファイルで指定できる情報には、環境変数で指定できる情報もあります。

FAX配信属性ファイルで指定できる情報、および有効となる優先順序については、以下を参照してください。

⇒“3.1.5 FAX送信情報

なお、MeFtまたはNetCOBOLでPrint Managerと連携していた場合、既存のFAX配信属性ファイルを利用することができます。

3.3.7.1 作成方法

FAX配信属性ファイルは、テキストエディタなどを使用して、記述形式にしたがって作成します。

作成するファイルの文字コード系は、COBOLアプリケーションを実行するサーバのオペレーティングシステムによって異なります。

ポイント

アプリケーションサーバがWindowsの場合

FAX配信属性ファイルは、必ずシフトJISの文字コードで作成してください。

アプリケーションサーバがUNIX系OSの場合

FAX配信属性ファイルは、環境変数LANGおよび環境変数ICONV_CONVERT_TYPEで指定した文字コード系で作成してください。

注意

  • FAX配信属性ファイルはシフトJIS の文字コード系の範囲で指定してください。シフトJIS以外の文字コード系で記述した場合は、帳票出力サーバ側でシフトJISに変換されます。

    そのため、シフトJIS に存在しない文字を指定すると、縮退が発生します。その場合、代替文字「_」または「_」で出力されます。

  • 文字コード系がUnicode(UTF-8)のFAX配信属性ファイルを作成した場合、使用するファイル作成ツール(テキストエディタなど)によっては、ファイルの先頭にBOM(Byte Order Mark)が付加される場合があります。このとき、ファイルの先頭行が正しく認識されず、エラーまたは意図しない出力結果となることがあります。そのような場合は、バイナリエディタなどを使用し、ファイルの先頭に付加された不要なBOMを削除するなどの対処を行ってください。

3.3.7.2 記述形式

FAX配信属性ファイルの記述形式、およびキーワードと値などの指定値については、Print Managerに添付のオンラインマニュアルを参照してください。