COBOLアプリケーション連携機能を利用する場合に必要な帳票出力時の属性情報を定義する初期化ファイルを設定する環境変数です。
COBOLアプリケーション連携時は、プリンタ情報ファイル(ファイル識別名)を必ず指定してください。
また、指定できる初期化ファイルは、出力方法によって異なります。指定できない初期化ファイルを指定した場合、出力時の動作は保証されません。
ポイント
出力方法による初期化ファイルの指定可否については、以下を参照してください。
⇒“3.3.2 初期化ファイルのサポート範囲とファイル名の指定”
環境変数に指定できる文字については、以下を参照してください。
⇒“付録B 指定できる文字について”
COBOLアプリケーション連携機能で使用するプリンタ情報ファイル名を指定する環境変数です。
COBOLアプリケーション連携機能を利用する場合は、必ずこの環境変数を指定してください。
ここで設定する環境変数名(ファイル識別名)は、COBOLアプリケーションのASSIGN句で指定したファイル識別名を指定し、アプリケーションサーバに配置したプリンタ情報ファイル名をフルパスで指定します。
ポイント
プリンタ情報ファイルで指定できるキーワードについては、以下を参照してください。
⇒“3.1.1.2 プリンタ情報ファイルで指定できる情報”
以下に、指定例を示します。
ここでは、環境変数名(ファイル識別名)として、COBOLアプリケーションのASSIGN句で「PRTFILE」というファイル識別名を指定したと想定した例となっています。
例:ファイル識別名に「PRTFILE」、プリンタ情報ファイルに「c:\tmp\envfile\prtinfo.txt」を指定する場合(コマンドプロンプトを使用)
SET PRTFILE=c:\tmp\envfile\prtinfo.txt |
例:ファイル識別名に「PRTFILE」、プリンタ情報ファイルに「/home/user1/envfile/prtinfo.txt」を指定する場合(Bourneシェルを使用)
PRTFILE=/home/user1/envfile/prtinfo.txt |
COBOLアプリケーション連携機能で使用する出力属性ファイル名を指定する環境変数です。
出力属性ファイル名をフルパス、またはファイル名で指定してください。
なお、ファイル名で指定した場合は、カレントディレクトリ直下にある出力属性ファイルを使用します。
以下に、指定例を示します。
例:出力属性ファイル名に「c:\tmp\envfile\lcinfo」を指定する場合(コマンドプロンプトを使用)
SET LM_INFO_ATTRIBUTE_FILE=c:\tmp\envfile\lcinfo |
例:出力属性ファイル名に「/home/user1/envfile/lcinfo」を指定する場合(Bourneシェルを使用)
LM_INFO_ATTRIBUTE_FILE=/home/user1/envfile/lcinfo |
COBOLアプリケーション連携機能利用時に、Print Managerと連携して帳票を印刷またはFAX送信する場合に使用する印刷属性ファイル名を指定する環境変数です。
アプリケーションサーバに配置した印刷属性ファイル名をフルパスで指定します。
なお、使用する印刷属性ファイル名の指定は、以下の優先順序で有効になります。
この環境変数で指定した印刷属性ファイル名(アプリケーションサーバに配置されている印刷属性ファイル)
出力属性ファイルのPRT_ATTRIBUTE_FILEキーワードで指定した印刷属性ファイル名(アプリケーションサーバに配置されている印刷属性ファイル)
ポイント
帳票を印刷する場合に印刷属性ファイルで指定できるキーワードについては、以下を参照してください。
⇒“3.1.3 印刷情報”
帳票をFAX送信する場合に印刷属性ファイルで指定できるキーワードについては、以下を参照してください。
以下に、指定例を示します。
例:印刷属性ファイル名に「c:\tmp\envfile\prtatrfile.txt」を指定する場合(コマンドプロンプトを使用)
SET LM_PRT_ATTRIBUTE_FILE=c:\tmp\envfile\prtatrfile.txt |
例:印刷属性ファイル名に「/home/user1/envfile/prtatrfile.txt」を指定する場合(Bourneシェルを使用)
LM_PRT_ATTRIBUTE_FILE=/home/user1/envfile/prtatrfile.txt |
COBOLアプリケーション連携機能を利用して、帳票を電子保存する場合に使用する電子帳票情報ファイル名を指定する環境変数です。
アプリケーションサーバに配置した電子帳票情報ファイル名をフルパスで指定します。
なお、使用する電子帳票情報ファイル名の指定は、以下の優先順序で有効になります。
この環境変数で指定した電子帳票情報ファイル名(アプリケーションサーバに配置されている電子帳票情報ファイル)
出力属性ファイルのLW_ATTRIBUTE_FILEキーワードで指定した電子帳票情報ファイル名(アプリケーションサーバに配置されている電子帳票情報ファイル)
出力属性ファイルのSTREAMENVキーワードで指定した電子帳票情報ファイル名(アプリケーションサーバに配置されている電子帳票情報ファイル)
環境変数(ファイル識別名)で指定したプリンタ情報ファイルのSTREAMENVキーワードで指定した電子帳票情報ファイル名(アプリケーションサーバに配置されている電子帳票情報ファイル)
ポイント
電子帳票情報ファイルについては、以下を参照してください。
以下に、指定例を示します。
例:電子帳票情報ファイル名に「c:\tmp\envfile\lwatrfile.txt」を指定する場合(コマンドプロンプトを使用)
SET LM_LW_ATTRIBUTE_FILE=c:\tmp\envfile\lwatrfile.txt |
例:電子帳票情報ファイル名に「/home/user1/envfile/lwatrfile.txt」を指定する場合(Bourneシェルを使用)
LM_LW_ATTRIBUTE_FILE=/home/user1/envfile/lwatrfile.txt |
COBOLアプリケーション連携機能を利用して、帳票をFAX送信する場合に使用するFAX配信属性ファイル名を指定する環境変数です。
アプリケーションサーバに配置したFAX配信属性ファイル名をフルパスで指定します。
なお、使用するFAX配信属性ファイル名の指定は、以下の優先順序で有効になります。
この環境変数で指定したFAX配信属性ファイル名(アプリケーションサーバに配置されているFAX配信属性ファイル)
出力属性ファイルのFAX_ATTRIBUTE_FILEキーワードで指定したFAX配信属性ファイル名(アプリケーションサーバに配置されているFAX配信属性ファイル)
帳票をFAX送信する場合、上記のいずれかで、必ずFAX配信属性ファイルを指定してください。
ポイント
FAX配信属性ファイルで指定できるキーワードについては、以下を参照してください。
⇒“3.1.5.1 FAX送信情報(FAX配信属性ファイル)の場合”
以下に、指定例を示します。
例:FAX配信属性ファイル名に「c:\tmp\envfile\faxatrfile.txt」を指定する場合(コマンドプロンプトを使用)
SET LM_FAX_ATTRIBUTE_FILE=c:\tmp\envfile\faxatrfile.txt |
例:FAX配信属性ファイル名に「/home/user1/envfile/faxatrfile.txt」を指定する場合(Bourneシェルを使用)
LM_FAX_ATTRIBUTE_FILE=/home/user1/envfile/faxatrfile.txt |
COBOLアプリケーション連携機能を利用して、帳票をPDFファイル保存する場合に使用するPDF文書情報ファイル名を指定する環境変数です。
アプリケーションサーバに配置したPDF文書情報ファイル名をフルパスで指定します。
なお、使用するPDF文書情報ファイル名の指定は、以下の優先順序で有効になります。
この環境変数で指定したPDF文書情報ファイル名(アプリケーションサーバに配置されているPDF文書情報ファイル)
出力属性ファイルのPDF_ATTRIBUTE_FILEキーワードで指定したPDF文書情報ファイル名(アプリケーションサーバに配置されているPDF文書情報ファイル)
出力属性ファイルのSTREAMENVキーワードで指定したPDF文書情報ファイル名(アプリケーションサーバに配置されているPDF文書情報ファイル)
環境変数(ファイル識別名)で指定したプリンタ情報ファイルのSTREAMENVキーワードで指定したPDF文書情報ファイル名(アプリケーションサーバに配置されているPDF文書情報ファイル)
ポイント
PDF文書情報ファイルで指定できるキーワードについては、以下を参照してください。
以下に、指定例を示します。
例:PDF文書情報ファイル名に「c:\tmp\envfile\pdfatrfile.txt」を指定する場合(コマンドプロンプトを使用)
SET LM_PDF_ATTRIBUTE_FILE=c:\tmp\envfile\pdfatrfile.txt |
例:PDF文書情報ファイル名に「/home/user1/envfile/pdfatrfile.txt」を指定する場合(Bourneシェルを使用)
LM_PDF_ATTRIBUTE_FILE=/home/user1/envfile/pdfatrfile.txt |