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Interstage List Creator V10.5.0 COBOLアプリケーション連携機能編
FUJITSU Software

3.2.5 初期化ファイルに関する環境変数

COBOLアプリケーション連携機能を利用する場合に必要な帳票出力時の属性情報を定義する初期化ファイルを設定する環境変数です。

COBOLアプリケーション連携時は、プリンタ情報ファイル(ファイル識別名)を必ず指定してください。

また、指定できる初期化ファイルは、出力方法によって異なります。指定できない初期化ファイルを指定した場合、出力時の動作は保証されません。

ポイント

ファイル識別名(必須)

COBOLアプリケーション連携機能で使用するプリンタ情報ファイル名を指定する環境変数です。

COBOLアプリケーション連携機能を利用する場合は、必ずこの環境変数を指定してください。

ここで設定する環境変数名(ファイル識別名)は、COBOLアプリケーションのASSIGN句で指定したファイル識別名を指定し、アプリケーションサーバに配置したプリンタ情報ファイル名をフルパスで指定します。

ポイント

以下に、指定例を示します。

ここでは、環境変数名(ファイル識別名)として、COBOLアプリケーションのASSIGN句で「PRTFILE」というファイル識別名を指定したと想定した例となっています。

アプリケーションサーバがWindowsの場合

例:ファイル識別名に「PRTFILE」、プリンタ情報ファイルに「c:\tmp\envfile\prtinfo.txt」を指定する場合(コマンドプロンプトを使用)

SET PRTFILE=c:\tmp\envfile\prtinfo.txt

アプリケーションサーバがUNIX系OSの場合

例:ファイル識別名に「PRTFILE」、プリンタ情報ファイルに「/home/user1/envfile/prtinfo.txt」を指定する場合(Bourneシェルを使用)

PRTFILE=/home/user1/envfile/prtinfo.txt
export PRTFILE

LM_INFO_ATTRIBUTE_FILE

COBOLアプリケーション連携機能で使用する出力属性ファイル名を指定する環境変数です。

出力属性ファイル名をフルパス、またはファイル名で指定してください。

なお、ファイル名で指定した場合は、カレントディレクトリ直下にある出力属性ファイルを使用します。

以下に、指定例を示します。

アプリケーションサーバがWindowsの場合

例:出力属性ファイル名に「c:\tmp\envfile\lcinfo」を指定する場合(コマンドプロンプトを使用)

SET LM_INFO_ATTRIBUTE_FILE=c:\tmp\envfile\lcinfo

アプリケーションサーバがUNIX系OSの場合

例:出力属性ファイル名に「/home/user1/envfile/lcinfo」を指定する場合(Bourneシェルを使用)

LM_INFO_ATTRIBUTE_FILE=/home/user1/envfile/lcinfo
export LM_INFO_ATTRIBUTE_FILE

LM_PRT_ATTRIBUTE_FILE

COBOLアプリケーション連携機能利用時に、Print Managerと連携して帳票を印刷またはFAX送信する場合に使用する印刷属性ファイル名を指定する環境変数です。

アプリケーションサーバに配置した印刷属性ファイル名をフルパスで指定します。

なお、使用する印刷属性ファイル名の指定は、以下の優先順序で有効になります。

  1. この環境変数で指定した印刷属性ファイル名(アプリケーションサーバに配置されている印刷属性ファイル)

  2. 出力属性ファイルのPRT_ATTRIBUTE_FILEキーワードで指定した印刷属性ファイル名(アプリケーションサーバに配置されている印刷属性ファイル)

ポイント

以下に、指定例を示します。

アプリケーションサーバがWindowsの場合

例:印刷属性ファイル名に「c:\tmp\envfile\prtatrfile.txt」を指定する場合(コマンドプロンプトを使用)

SET LM_PRT_ATTRIBUTE_FILE=c:\tmp\envfile\prtatrfile.txt

アプリケーションサーバがUNIX系OSの場合

例:印刷属性ファイル名に「/home/user1/envfile/prtatrfile.txt」を指定する場合(Bourneシェルを使用)

LM_PRT_ATTRIBUTE_FILE=/home/user1/envfile/prtatrfile.txt
export LM_PRT_ATTRIBUTE_FILE

LM_LW_ATTRIBUTE_FILE

COBOLアプリケーション連携機能を利用して、帳票を電子保存する場合に使用する電子帳票情報ファイル名を指定する環境変数です。

アプリケーションサーバに配置した電子帳票情報ファイル名をフルパスで指定します。

なお、使用する電子帳票情報ファイル名の指定は、以下の優先順序で有効になります。

  1. この環境変数で指定した電子帳票情報ファイル名(アプリケーションサーバに配置されている電子帳票情報ファイル)

  2. 出力属性ファイルのLW_ATTRIBUTE_FILEキーワードで指定した電子帳票情報ファイル名(アプリケーションサーバに配置されている電子帳票情報ファイル)

  3. 出力属性ファイルのSTREAMENVキーワードで指定した電子帳票情報ファイル名(アプリケーションサーバに配置されている電子帳票情報ファイル)

  4. 環境変数(ファイル識別名)で指定したプリンタ情報ファイルのSTREAMENVキーワードで指定した電子帳票情報ファイル名(アプリケーションサーバに配置されている電子帳票情報ファイル)

ポイント

以下に、指定例を示します。

アプリケーションサーバがWindowsの場合

例:電子帳票情報ファイル名に「c:\tmp\envfile\lwatrfile.txt」を指定する場合(コマンドプロンプトを使用)

SET LM_LW_ATTRIBUTE_FILE=c:\tmp\envfile\lwatrfile.txt

アプリケーションサーバがUNIX系OSの場合

例:電子帳票情報ファイル名に「/home/user1/envfile/lwatrfile.txt」を指定する場合(Bourneシェルを使用)

LM_LW_ATTRIBUTE_FILE=/home/user1/envfile/lwatrfile.txt
export LM_LW_ATTRIBUTE_FILE

LM_FAX_ATTRIBUTE_FILE

COBOLアプリケーション連携機能を利用して、帳票をFAX送信する場合に使用するFAX配信属性ファイル名を指定する環境変数です。

アプリケーションサーバに配置したFAX配信属性ファイル名をフルパスで指定します。

なお、使用するFAX配信属性ファイル名の指定は、以下の優先順序で有効になります。

  1. この環境変数で指定したFAX配信属性ファイル名(アプリケーションサーバに配置されているFAX配信属性ファイル)

  2. 出力属性ファイルのFAX_ATTRIBUTE_FILEキーワードで指定したFAX配信属性ファイル名(アプリケーションサーバに配置されているFAX配信属性ファイル)

帳票をFAX送信する場合、上記のいずれかで、必ずFAX配信属性ファイルを指定してください。

ポイント

以下に、指定例を示します。

アプリケーションサーバがWindowsの場合

例:FAX配信属性ファイル名に「c:\tmp\envfile\faxatrfile.txt」を指定する場合(コマンドプロンプトを使用)

SET LM_FAX_ATTRIBUTE_FILE=c:\tmp\envfile\faxatrfile.txt

アプリケーションサーバがUNIX系OSの場合

例:FAX配信属性ファイル名に「/home/user1/envfile/faxatrfile.txt」を指定する場合(Bourneシェルを使用)

LM_FAX_ATTRIBUTE_FILE=/home/user1/envfile/faxatrfile.txt
export LM_FAX_ATTRIBUTE_FILE

LM_PDF_ATTRIBUTE_FILE

COBOLアプリケーション連携機能を利用して、帳票をPDFファイル保存する場合に使用するPDF文書情報ファイル名を指定する環境変数です。

アプリケーションサーバに配置したPDF文書情報ファイル名をフルパスで指定します。

なお、使用するPDF文書情報ファイル名の指定は、以下の優先順序で有効になります。

  1. この環境変数で指定したPDF文書情報ファイル名(アプリケーションサーバに配置されているPDF文書情報ファイル)

  2. 出力属性ファイルのPDF_ATTRIBUTE_FILEキーワードで指定したPDF文書情報ファイル名(アプリケーションサーバに配置されているPDF文書情報ファイル)

  3. 出力属性ファイルのSTREAMENVキーワードで指定したPDF文書情報ファイル名(アプリケーションサーバに配置されているPDF文書情報ファイル)

  4. 環境変数(ファイル識別名)で指定したプリンタ情報ファイルのSTREAMENVキーワードで指定したPDF文書情報ファイル名(アプリケーションサーバに配置されているPDF文書情報ファイル)

ポイント

以下に、指定例を示します。

アプリケーションサーバがWindowsの場合

例:PDF文書情報ファイル名に「c:\tmp\envfile\pdfatrfile.txt」を指定する場合(コマンドプロンプトを使用)

SET LM_PDF_ATTRIBUTE_FILE=c:\tmp\envfile\pdfatrfile.txt

アプリケーションサーバがUNIX系OSの場合

例:PDF文書情報ファイル名に「/home/user1/envfile/pdfatrfile.txt」を指定する場合(Bourneシェルを使用)

LM_PDF_ATTRIBUTE_FILE=/home/user1/envfile/pdfatrfile.txt
export LM_PDF_ATTRIBUTE_FILE