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Interstage Service Integrator V9.6.1 リファレンス
FUJITSU Software

1.5.6 esigendef_jmsrenv

esigendef_jmsrenvコマンドについて説明します。

機能説明

JMS-R環境セットアップ定義を作成します。本コマンドは、非同期メッセージング(メッセージ保証あり)構成で運用する場合に使用します。

本コマンドでは、JMS-R環境セットアップ定義ファイルを以下のファイル名で作成します。

<INSDIR>\etc\esijmsrsetup.conf

/opt/FJSVesi/etc/esijmsrsetup.conf

形式

esigendef_jmsrenv -m モデルケース

オプション

表1.135 オプションの一覧

オプション

説明

-m モデルケース

モデルケースを指定します。

  • small

  • moderate

  • large

  • super

復帰値

表1.136 コマンドの復帰値と対処方法

復帰値

意味と対処

0

正常終了。

1以上

異常終了。エラーメッセージから原因を特定し、再度実行してください。

注意事項

使用例

esigendef_jmsrenvコマンドの使用例を示します。この例では、モデルケース「small」でJMS-R環境セットアップ定義ファイルを作成します。

esigendef_jmsrenv -m small

■JMS-R環境セットアップ定義ファイル

JMS-R環境セットアップ定義ファイルについて説明します。

◆ファイルの内容

定義ファイルは以下のように定義します。

定義名

意味

指定例

Model

モデルケースです。
-mオプションで指定したモデルケースが設定されます。

  • small

  • moderate

  • large

  • super

moderate

DBName

データベース名です。
ローカルDBとのトランザクション機能を利用する場合、ローカルトランザクションを組むDBのデータベース名を指定してください。

ESIMESSAGEDB

DBPort

データベースで使用するポート番号です。

2050

DataSourceNSHost

Symfoware ServerのJDBCドライバのデータソースを登録するJDBCネーミングサービスのホスト名です。

server01

DataSourceNSPort

Symfoware ServerのJDBCドライバのデータソースを登録するJDBCネーミングサービスのポート番号です。

10326

CorbaNSHost

Corbaのネーミングサービスのホスト名です。データベースを構築するマシンとISIサーバを構築するマシンを分離する場合、ISIを構築するアプリケーションサーバのホスト名を指定します。

server01

CorbaNSPort

CorbaNSHostで指定したホストでのCorbaのネーミングサービスのポート番号です。

8002

MessageMax

JMS-Rキューに蓄積可能なメッセージ数です。指定可能な範囲は50~20000000です。

本定義は、esisetup_dbenvコマンド実行時のオプションに-wを指定した場合、本定義は無視されます。

200

MessageLength

扱うメッセージの平均長(Kバイト単位)です。

本定義は、esisetup_dbenvコマンド実行時のオプションに-wを指定した場合、本定義は無視されます。

64

JMSRQueueMax

JMS-Rキューの最大個数です。

本定義は、esisetup_dbenvコマンド実行時のオプションに-wを指定した場合、本定義は無視されます。

30

JMSRDBSchemaName

JMS-Rのメッセージ格納DBで使用するスキーマ名です。

APFW001

QCTMQDSystemName

キュー間転送用MQDシステム名です。

MQDESI01

MsgDBSpaceSize

メッセージ蓄積データベースのデータベーススペースのサイズです。

3000M

MsgDBAccumulateMessageBLOBSize

メッセージ蓄積データベースの情報です。
蓄積メッセージのBLOBサイズです。

10M

MsgDBDSITableInitialSize

メッセージ蓄積データベースの情報です。
表のDSIの初期割り付け量です。

10M

MsgDBDSITableExtendSize

メッセージ蓄積データベースの情報です。
表のDSIの拡張時割り付け量です。

10M

MsgDBDSITableExtendOpportunity

メッセージ蓄積データベースの情報です。
表のDSIの拡張契機です。

256K

MsgDBDSIIndexInitialBaseSize

メッセージ蓄積データベースの情報です。
インデックスのDSIの初期割り付け量(データ部)です。

10M

MsgDBDSIIndexInitialIndexSize

メッセージ蓄積データベースの情報です。
インデックスのDSIの初期割り付け量(インデックス部)です。

256K

MsgDBDSIIndexExtendSize

メッセージ蓄積データベースの情報です。
インデックスのDSIの拡張時割り付け量です。

10M

MsgDBDSIIndexExtendOpportunity

メッセージ蓄積データベースの情報です。
インデックスのDSIの拡張契機です。

256K

定義ファイルは、以下の形式で指定してください。

  • 定義文は一行に一文

  • 定義文は以下の形式で記述

    • 定義名=値(改行)

    • 「=」の前後の空白は不可

  • コメントは1カラム目に「#」を指定