1.5.5 esigendef

esigendef_dbinfoコマンドについて説明します。

機能説明

データベース接続に必要なセットアップ定義を作成します。本コマンドは、非同期メッセージング（メッセージ保証あり）構成で運用する場合で、かつ、アプリケーションサーバとデータベースサーバを分離して運用する場合に使用します。

本コマンドでは、データベース接続定義ファイルを以下のファイル名で作成します。

<INSDIR>\etc\esijmsrdbinfo.conf

/opt/FJSVesi/etc/esijmsrdbinfo.conf

形式

esigendef_dbinfo -h データベースサーバホスト名

オプション

表1.133 オプションの一覧
オプション	説明
-h データベースサーバホスト名	Symfoware ServerのJDBCネーミングサービスが登録されているデータベースサーバホスト名を指定してください。データベースサーバホスト名は、1から255バイト以内の文字列で指定します。

復帰値

表1.134 コマンドの復帰値と対処方法
復帰値	意味と対処
0	正常終了。
1以上	異常終了。エラーメッセージから原因を特定し、再度実行してください。

注意事項

本コマンドは、管理者権限で実行してください。
本コマンドは、同時に複数実行できません。

使用例

esigendef_dbinfoコマンドの使用例を示します。この例では、データベースサーバホスト名「server01」でデータベース接続定義ファイルを作成します。

esigendef_dbinfo -h server01

■データベース接続定義ファイル

データベース接続定義ファイルについて説明します。

◆ファイルの内容

定義ファイルは以下のように定義します。

#
# [ISI JMS-R environment setup definition]
#
# Please follow the rules given below when making a description.
# - One definition statement must be described on one line.
# - Definition statement must be described in the following style.
#     Definition name=Value(line feed)
#     Putting a space character before and after "=" is not permitted.
# - "#" must be put on the first column to start describing comments.

#

#
# Database name
#   Definable value : String
#   Default         : ESIMESSAGEDB
#
    DBName=ESIMESSAGEDB


#
# Database port number
#   Definable value : Numeric value
#   Default         : 2050
#
    DBPort=2050


#
# Symfoware JDBC driver data source naming service host name
#   Definable value : String
#   Default         : none
#
    DataSourceNSHost=server01


#
# Symfoware JDBC driver data source naming service port number
#   Definable value : Numeric value
#   Default         : 10326
#
    DataSourceNSPort=10326


# Maximum number of messages
#   Definable value : Numeric value
#   Default         : 200
#
    MessageMax=200


#
# MQD system name for queue connection service
#   Definable value : String
#   Default         : MQDESI01
#
    QCTMQDSystemName=MQDESI01

定義名	意味	指定例
DBName	データベース名です。ローカルDBとのトランザクション機能を利用する場合、ローカルトランザクションを組むDBのデータベース名を指定してください。	ESIMESSAGEDB
DBPort	データベースで使用するポート番号です。	2050
DataSourceNSHost	Symfoware ServerのJDBCネーミングサービスが登録されているデータベースサーバホスト名を指定してください。 -hオプションで指定したデータベースサーバホスト名が設定されます。	server01
DataSourceNSPort	DataSourceNSHostで指定したホストのSymfoware ServerのJDBCネーミングサービスのポート番号を指定してください。	10326
MessageMax	JMS-Rキューに格納可能なメッセージ数を指定してください。	200
QCTMQDSystemName	キュー間転送用MQDシステム名です。	MQDESI01

定義ファイルは、以下の形式で指定してください。

定義文は一行に一文
定義文は以下の形式で記述
- 定義名=値(改行)
- 「=」の前後の空白は不可
コメントは1カラム目に「#」を指定

1.5.5 esigendef_dbinfo