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Interstage Service Integrator V9.6.1 リファレンス
FUJITSU Software

1.4.15 esirecoveryout

esirecoveryoutコマンドについて説明します。

機能説明

シーケンス定義に基づくメディエーション機能実行後の外部送信処理に失敗した場合、失敗時に出力されたリカバリメッセージをもとに外部送信処理を再度実行します。
Interstage Application Serverの“異常時のメッセージ退避機能”を利用したリトライが実行されます。リトライ回数+1回連続して失敗した場合、リカバリメッセージがメッセージ送信リカバリキューに格納されます。
本コマンドが正常終了すると、リカバリメッセージは削除されます。

形式

esirecoveryout [-q [JMSCorrelationID] | ファイル名]

オプション

表1.107 オプションの一覧

オプション

説明

-q

リカバリメッセージを再実行する場合に指定します。
省略時は、ファイル名を指定した場合の動作になります。

ファイル名

オプション“-q”を省略した場合に指定します。通常は省略してください。
省略時は、“<INSDIR>\var\recovery\outbound”ディレクトリに格納されているすべてのリカバリファイルをもとに外部送信処理を実行します。
特定のリカバリファイルだけを実行したい場合は、リカバリするファイル名を指定します。ファイル名は、絶対パスで指定してください。

オプション“-q”を省略した場合に指定します。通常は省略してください。
省略時は、“/opt/FJSVesi/var/recovery/outbound”ディレクトリに格納されているすべてのリカバリファイルをもとに外部送信処理を実行します。
特定のリカバリファイルだけを実行したい場合は、リカバリするファイル名を指定します。ファイル名は、絶対パスで指定してください。

JMSCorrelationID

オプション“-q”を指定した場合に指定します。通常は省略してください。
省略時はメッセージ送信リカバリキューに格納されているすべてのリカバリメッセージをもとに外部送信処理を実行します。
特定のリカバリメッセージだけを実行したい場合は、リカバリするJMSCorrelationIDを指定します。JMSCorrelationIDがないリカバリメッセージを特定して実行することはできません。

復帰値

表1.108 コマンドの復帰値と対処方法

復帰値

意味と対処

0

正常終了。

1

JMSCorrelationID指定誤り。指定されたメッセージは存在していません。正しいJMSCorrelationIDを指定してください。

2

ファイル名指定誤り。指定されたファイルは存在していません。正しいファイル名を指定してください。

9

異常終了。エラーメッセージから原因を特定し、再度実行してください。

注意事項

使用例

esirecoveryoutコマンドの使用例を示します。この例では、外部送信処理を再度実行します。

esirecoveryout -q