esiclibackupコマンドについて説明します。
機能説明
退避用のJMSキューに格納されている送信メッセージを、zip形式でバックアップします。
形式
esiclibackup -f バックアップファイル名 [{-e サービスエンドポイント名 | -q JMS-Rのキュー名}]
オプション
オプション | 説明 |
---|---|
-f バックアップファイル名 | 送信メッセージをバックアップするファイルの名前を指定します。 |
-e サービスエンドポイント名 | -q JMS-Rのキュー名 | バックアップする対象を指定します。
-eオプションと-qオプションを省略した場合、すべてのメッセージがバックアップ対象となります。 |
復帰値
復帰値 | 意味と対処 |
---|---|
0 | 正常終了。 |
1 | 異常終了。エラーメッセージから原因を特定し、再度実行してください。 |
注意事項
本コマンドは、管理者権限を所有するユーザ、またはInterstage運用者だけが実行できます。
esiclibackupコマンドを実行しても、退避用のJMSキューの送信メッセージは削除されません。
バックアップファイルには、送信メッセージのほかに管理情報のプロパティファイルが含まれます。
使用例
esiclibackupコマンドの使用例を示します。この例では、JMS-Rのキュー「jmsrqueue01」に対する退避メッセージを、「sendmsgbackup.zip」にバックアップします。
esiclibackup -f sendmsgbackup.zip -q jmsrqueue01