名前
esfadm volume qosinfo - QoS自動化動作情報の一覧表示
形式
esfadm volume qosinfo -ipaddr ipAddr
コマンドパス
$INS_DIR\Common\bin\esfadm volume qosinfo
($INS_DIRは、ETERNUS SF Managerをインストールしたときの「プログラムディレクトリ」です。)
/opt/FJSVesfcm/bin/esfadm volume qosinfo
機能説明
QoS自動化の有効/無効、QoS自動化優先度、目標レスポンスタイム、QoS自動化動作対象、QoS自動化調整状況、ETERNUS ディスクストレージシステムの帯域制限値、最終帯域調整日時、割当て率調整が表示されます。
出力はCSV形式で出力されます。
指定されたIPアドレスを持つETERNUS ディスクストレージシステムに存在するすべてのFTVが一覧表示されます。
オペランド
QoS自動化動作情報の一覧表示を行います。
オプション
ETERNUS ディスクストレージシステムのIPアドレスを指定します。複数指定、および、ワイルドカードの指定はできません。
終了ステータス
=0 : 正常終了
!=0 : 異常終了
使用例
すべての目標レスポンスタイムを表示する場合
> C:\ETERNUS_SF\Common\bin\esfadm volume qosinfo -ipaddr 192.0.2.10 IP ADDRESS,POOL NAME,VOLUME NUMBER,ENABLE/DISABLE,PRIORITY,RESPONSE TIME,AVAILABLE,TUNING STATUS,BANDWIDTH LIMIT,SET TIME,TUNE BY QUOTA SHARE,VVOL TYPE 192.0.2.10,TestTier1,0,Enable ,Middle,10,Yes,Attaining,5:5040(400),2013/12/01 22:00:03,On,Data 192.0.2.10,TestTier1,1,Enable ,-,-,- ,Stopping,15:60(5),- ,Off,Config 192.0.2.10,TestTier1,2, Enable,Low,50,Yes,Working,10:60(5),2013/12/01 10:48:29,On,- 192.0.2.10,TestTier2,5, Enable,High,10,No(IOPS),Not Attaining,5:780(100),2013/12/01 20:55:10,On,- 192.0.2.10,TestTier2,10, Enable,- ,-,- ,Working,5:780(100),- ,Off,- 192.0.2.10,TestTier3,8, Disable,-,-,- ,-,Off,0:Unlimited,-,-
# /opt/FJSVesfcm/bin/esfadm volume qosinfo -ipaddr 192.0.2.10 IP ADDRESS,POOL NAME,VOLUME NUMBER,ENABLE/DISABLE,PRIORITY,RESPONSE TIME,AVAILABLE,TUNING STATUS,BANDWIDTH LIMIT,SET TIME,TUNE BY QUOTA SHARE,VVOL TYPE 192.0.2.10,TestTier1,0,Enable ,Middle,10,Yes,Attaining,5:5040(400),2013/12/01 22:00:03,On,Data 192.0.2.10,TestTier1,1,Enable ,-,-,- ,Stopping,15:60(5),- ,Off,Config 192.0.2.10,TestTier1,2, Enable,Low,50,Yes,Working,10:60(5),2013/12/01 10:48:29,On,- 192.0.2.10,TestTier2,5, Enable,High,10,No(IOPS),Not Attaining,5:780(100),2013/12/01 20:55:10,On,- 192.0.2.10,TestTier2,10, Enable,- ,-,- ,Working,5:780(100),- ,Off,- 192.0.2.10,TestTier3,8, Disable,-,-,- ,-,Off,0:Unlimited,-,-
各項目の意味は以下のとおりです。
項目 | 意味 |
---|---|
IP ADDRESS | ETERNUS ディスクストレージシステムのIPアドレスです。 |
POOL NAME | Tierプール名です。 |
VOLUME NUMBER | ボリューム番号です。 |
ENABLE/DISABLE (注1) | QoS自動化の有効/無効の設定内容が表示されます。 |
PRIORITY (注2) | QoS自動化優先度の設定内容が表示されます。 |
RESPONSE TIME | 利用者が使用するボリュームのレスポンスタイムの目標値です。 項目の設定の有無で、以下のとおり表示内容が異なります。
QoS自動化優先度を設定している場合でも、以下のときは"-"(ハイフン)が表示されます。
|
AVAILABLE | QoS自動化の動作対象の表示です。以下の形式で表示されます。
|
TUNING STATUS (注3) | QoS自動化調整状況の表示です。 |
BANDWIDTH LIMIT (注4) | QoS自動化機能がETERNUS ディスクアレイに設定している帯域制限[0~15:IOPS(MB/s)]の表示です。 |
SET TIME (注5) | 最終帯域調整日時の表示です。 |
TUNE BY QUOTA SHARE | QoS自動化機能とストレージ自動階層制御間の連携の表示です。
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VVOL TYPE | Virtual Volumeの種類を表示します。以下の形式で表示されます。
|
以下の項目は、「4.3 Tierプールの設定内容の確認」の「[ボリューム]タブに表示される項目」の項目名に相当します。
注1: 「[ボリューム]タブに表示される項目」の"QoS自動化機能"に相当します。
注2: 「[ボリューム]タブに表示される項目」の"優先度"に相当します。
注3: 「[ボリューム]タブに表示される項目」の"調整状況"に相当します。
注4: 「[ボリューム]タブに表示される項目」の"帯域制限"に相当します。
注5: 「[ボリューム]タブに表示される項目」の"設定日時"に相当します。
注意事項
実行権限
コマンドを実行するには、以下のサーバOSの管理者権限が必要です。
Windows環境
Administrators グループのユーザー
Solaris/Linux環境
OSの管理者権限(rootグループ)