アプリケーションとしての性能目標を達成しているかを性能グラフ画面で確認してください。アプリケーションとしての性能目標を達成している場合、以降の対処は不要です。アプリケーションとしての性能目標を達成していない場合、対象FTVの実測レスポンスタイムを上げるために優先度または目標レスポンスタイムを上げ、自動調整をしばらく(性能監視間隔が1分の場合は15分程度)動作させてください。
性能グラフの表示手順は、『ETERNUS SF Webコンソール説明書』の、「性能情報のグラフ表示」または「FTVの性能情報のグラフ表示」を参照してください。
業務アプリケーションに要求されるレスポンスタイムを満たしているかを確認する場合
業務アプリケーションで求められているレスポンスタイムを満たしているかどうかは、以下の手順で確認してください。
QoS自動化の対象ボリュームの、実測レスポンスタイムを確認する
以下の手順で、実測レスポンスタイムの性能グラフを表示して、確認してください。
性能情報のドロップダウンリストで"レスポンスタイム"を選択し、"リード+ライト"を選択します。
[グラフの表示]をクリックします。
実測レスポンスタイムと目標レスポンスタイムを比較する
実測レスポンスタイムが目標レスポンスタイム以内の場合
そのボリュームは目標を達成しています。
実測レスポンスタイムが目標レスポンスタイムより大きく、一定の値を示している場合
QoS自動化による性能調整が限界である可能性が考えられます。(「7.2 性能目標のチューニング」にしたがって対処してください。)
ポイント
1つずつのFTVについてレスポンスタイムによる目標達成を確認してください。複数のFTVについて同時に確認する場合は、QoS目標達成率で確認してください。
設定した性能目標を達成しているかを確認する場合
目標値(QoS自動化優先度が設定されている場合は内部で計算された目標値、または設定した目標レスポンスタイム)を満たしているかどうかは、以下の手順で確認してください。
QoS目標達成率を確認する
性能グラフでQoS目標達成率を確認してください。目標達成率はリードレスポンスタイムとライトレスポンスタイムの加重平均に対する現時点での目標レスポンスタイムとの比率です。
性能情報のドロップダウンリストで"QoS目標達成率"を選択します。
[グラフの表示]をクリックします。
表示されたQoS目標達成率が100%以上かを確認する
QoS目標達成率が100%以上の場合
そのボリュームの性能は目標を達成しています。
QoS目標達成率が100%未満で、一定の値を示している場合
QoS自動化による調整が限界である可能性が考えられます。(「7.2 性能目標のチューニング」にしたがって対処してください。)