RAIDグループの削除によってRAIDグループが存在していたサブプールが削除されると、そのサブプールを含んでいたTierプールの階層構成が変わるため、そのTierプールおよびFTVの設定内容が変更されます。
ストレージ自動階層制御の運用を継続する場合は、そのTierプールの階層化ポリシーを再設定し、必要に応じて変更内容に対する再設定を実施したあと、ストレージ自動階層制御の運用を再開してください。
変更内容は、以下のとおりです。
[ストレージ自動階層制御状態]が"Stop"となります。
Tierプールと階層化ポリシーの関連付けが解除されます。
Tierプールに所属するサブプールのFTSP番号(レベル)が再構成されます。
Tierプールの階層構成が3階層から2階層に変わった場合
LowサブプールまたはHighサブプールが削除されたとき
Middleサブプールが、削除されたサブプールのレベルに自動設定されます(例えば、Lowサブプールが削除されたときは、MiddleサブプールがLowサブプールに自動設定されます)。
そのあと、Tierプールの構成情報から、Middleサブプールが削除されます。
Middleサブプールが削除されたとき
Tierプールの構成情報からMiddleサブプールが削除されます。
Tierプールの階層構成が2階層から1階層に変わった場合
サブプールの階層レベルが削除され、1階層Tierプール構成に変更されます。
Tierプールに所属するFTVの優先FTSPが再設定されます。
削除されたサブプールをFTVの優先FTSPに設定していた場合、優先FTSPが"Auto"に設定されます。
Tierプールに所属するFTVの容量割当て比率が再構成されます。
Tierプールの階層構成が3階層から2階層に変わった場合
Tierプールに所属するFTVに[Middle割当て率]を設定していた場合、FTVの容量割当て比率はクリアされます。
Tierプールの階層構成が2階層から1階層に変わった場合
Tierプールに所属するFTVに設定していた容量割当て比率は、すべてクリアされます。
ポイント
RAIDグループの状態およびTierプールのRAID減設状態は、Webコンソールで確認できます。詳細は、「4.3 Tierプールの設定内容の確認」を参照してください。