QoS自動化機能は、利用者がボリュームに設定したI/O性能の目標値を達成できるように、帯域幅を自動調整し、I/O性能の自動チューニングを行う機能です。ボリュームには、ボリュームの優先度(QoS自動化優先度)または目標とする応答時間(目標レスポンスタイム)の、どちらかの目標値を設定できます。
目標値を設定できるボリュームタイプは、FTV(Flexible Tier Volume)です。目標値はFTVごとに設定できます。目標値を設定できるFTV数に上限はありませんが、運用可能なFTV数には上限があります。運用可能なFTV数の上限値は、『ETERNUS SF 導入ガイド』の「QoS自動化機能の上限」を参照してください。設定する目標値の詳細は、「第5章 QoS自動化機能の設計」で説明しています。
QoS自動化機能に関するすべての操作(機能の有効化/無効化、目標値の設定/変更など)は、Webコンソールまたはコマンドで行います。
図1.4 QoS自動化機能の概要