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Enterprise Postgres 9.5 運用ガイド
FUJITSU Software

10.3.1 WebAdminを使用する場合

WebAdminを使用してバックアップ時点にリカバリすることができます。

注意

スタンバイモードのストリーミングレプリケーションクラスタの一部であるインスタンスは、リカバリできません。

スタンバイインスタンスでユーザーによる誤操作があった場合、インスタンスを消去して再作成することが必要となる場合があります。

“マスタモード”のストリーミングレプリケーションクラスタの一部であるインスタンスのリカバリは可能です。マスタインスタンスをリカバリすると、レプリケーションクラスタが機能しなくなり、マスタインスタンスとそのすべてのスタンバイインスタンス間でストリーミングレプリケーションが停止します。この場合、スタンバイインスタンスをスタンドアロンインスタンスに昇格するか、消去して再作成することができます。

以下の手順でデータ格納ディスク内のデータをリカバリしてください。

  

  1. アプリケーションの停止

    データベースを利用しているアプリケーションを停止してください。

      

  2. インスタンスの停止

    インスタンスを停止します。停止方法については、“2.1.1 WebAdminを使用する場合”を参照してください。

      

  3. キーストアのリカバリとキーストアの自動オープンの有効化

    データベースに格納するデータを暗号化している場合は、以下を行ってください。

    • データベースのバックアップを取得した時点のキーストアをリストアしてください。

    • キーストアの自動オープンを有効にしてください。

      

  4. データベースクラスタのリカバリ

    WebAdminにログインし、[インスタンス]タブでリカバリするインスタンスを選択してをクリックします。

      

  5. バックアップ時点へのリカバリの実行

    [インスタンスのリストア]ダイアログボックスで、[はい]をクリックしてください。

    リカバリが実行されます。リカバリが正常に完了すると、インスタンスが自動的に起動されます。

      

    注意

    WebAdminは、ハッシュインデックスを正しく復旧できません。ハッシュインデックスを使用している場合、リカバリの実行後、該当するインデックスに対して、REINDEXコマンドを実行してください。

      

  6. データベースの運用の再開

    必要に応じて、バックアップ時点から誤操作を行うまでのトランザクション処理を再度実行したうえで、データベースの運用を再開します。