ページの先頭行へ戻る
Enterprise Postgres 9.5 運用ガイド
FUJITSU Software

10.3 ユーザーの誤操作からのリカバリ

ユーザーの誤操作によりデータ破壊が発生した場合に、データベースクラスタをリカバリする方法について説明します。

  

以下の2つの方法でリカバリできます。

  

注意

  • データベースクラスタをリカバリした後、バックアップすることを推奨します。バックアップすることで、不要になったアーカイブログ(バックアップデータ格納先にコピーされたトランザクションログ)が削除されるため、ディスク容量の確保やリカバリ時間の短縮につながります。

  • 過去の時点に復旧した場合、その復旧時点を起点とする新たな時系列(データベース更新の歴史)が始まります。リカバリが完了したときには、その復旧時点が新たな時系列における最新地点です。以後、最新状態にリカバリする場合には、この新たな時系列上のデータベース更新が再実行されます。

  • 有効なリストアポイントは、バックアップを取得した時系列上で作成したものです。つまり、過去の時点に復旧した場合、以降に設定したリストアポイントは利用できません。したがって、望みの過去データを復元できたら、バックアップを取得してください。