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Interstage Big Data Parallel Processing Server V1.2.1 拡張機能ガイド
FUJITSU Software

3.2.3 システム資源の設計

本製品の拡張機能を導入するうえで必要となるシステム資源について説明します。


3.2.3.1 静的ディスク容量

本製品の拡張機能をインストールする場合、基本機能で必要となった静的ディスク容量に加えて、以下の静的ディスク容量が必要です。


【マスタサーバ】

導入環境

ディレクトリ

ディスク容量(単位:MB)

物理環境/仮想環境

/opt

230

/etc

1

/var

1

/usr

1850

【スレーブサーバ】

導入環境

ディレクトリ

ディスク容量(単位:MB)

物理環境/仮想環境

/opt

230

/etc

1

/var

1

/usr

1850

【開発実行環境サーバ】

導入環境

ディレクトリ

ディスク容量(単位:MB)

物理環境/仮想環境

/opt

230

/etc

1

/var

1

/usr

10


3.2.3.2 動的ディスク容量

本製品の拡張機能を使用する場合、マスタサーバおよびスレーブサーバの各ディレクトリには静的ディスク容量に加えて以下のディスク容量が必要です。


【マスタサーバ】

導入環境

ディレクトリ

ディスク容量(単位:MB)

物理環境

/etc

2

/var/opt

2520

クローニングイメージファイル
格納ディレクトリ

デフォルト:

/var/opt/FJSVscw-deploysv/depot

後述の「クローニングイメージファイル格納域」を参照してください。

バックアップ/リストアの実行ディレクトリ

詳細は、「第13章 バックアップ・リストア」を参照してください。

150

仮想環境

/etc

1

/var/opt

10

【スレーブサーバ】

導入環境

ディレクトリ

ディスク容量(単位:MB)

物理環境/仮想環境

/etc

1

/var/opt

10


クローニングイメージファイル格納域

クローニングイメージファイル格納域は、クローニングを行う場合に必要な領域です。

クローニングを使用して採取するスレーブサーバのクローニングイメージファイルを格納する領域として、マスタサーバ上に確保します(仮想環境に構築したスレーブサーバは除く)。

注意

  • クローニングイメージファイル格納域は、マスタサーバのローカルディスクまたは SAN ストレージに作成してください。ネットワークドライブ上のフォルダーや、ネットワーク上のほかのマシンの共有フォルダー(NFS、SMB など)、UNC 形式のフォルダーは指定できません。

  • クローニングイメージの作成対象となるサーバとクローニングの対象サーバは、同じ機種である必要があります。機種が異なる場合は、機種ごとのクローニングイメージの作成が必要です。


クローニングイメージファイル格納域として必要な容量の見積り方法は以下のとおりです。

クローニングイメージファイル格納域 = スレーブサーバ1台のディスク使用量 × 圧縮率 × 機種数
スレーブサーバ1台のディスク使用量

同一ソフトウェア構成のシステム構築実績がある場合、そのシステムのディスク使用量(1つのディスクを複数の区画に分割している場合、各区画の使用量の合計)を用います。

ディスク使用量については、OS の機能を利用して確認してください。

同一ソフトウェア構成での構築実績がない場合、各ソフトウェアのインストールガイドなどに記載されたディスク容量から算出します。


圧縮率

スレーブサーバのディスクの使用域をイメージファイルとしてマスタサーバ上に格納する際の圧縮率です。

ファイルの内容によりますが、一般的に 50% 程度が期待できます。


3.2.3.3 メモリ容量

本製品の拡張機能を使用する場合、以下のメモリ容量(OS 除く)が必要です。


【マスタサーバ】

導入環境

メモリ容量(単位:GB)

物理環境/仮想環境

8.0 以上

【スレーブサーバ】

導入環境

メモリ容量(単位:GB)

物理環境/仮想環境

4.0 以上

【開発実行環境サーバ】

導入環境

メモリ容量(単位: GB)

物理環境/仮想環境

4.0 以上

注意

拡張機能のImpalaは、大規模データをメモリ上に展開して並列処理を実行します。そのため、クエリエンジンが動作するスレーブサーバは、扱うデータの大きさに応じた充分なメモリ容量を確保する必要があります。