Systemwalker Operation Managerでは、電源制御ソフトウェアと連携し、定義したスケジュールに基づいて自動的にサーバの電源の投入/切断およびリブートを行います。
電源制御を行う場合の、サーバの電源スケジュールについて検討します。
検討項目
電源制御のパターンを検討します。パターンには、以下の3種類があります。
非標準パターンおよび個別パターンは必要に応じて作成します。
なお、非標準のパターンおよび個別パターンを利用する場合も、事前に標準パターンの作成・適用が必要になります。
標準パターン
1週間分の電源投入/切断スケジュールとリブートの契機を定義した汎用的なパターンです。標準のパターンだけでサーバを運用した場合、毎週同じパターンでサーバの電源投入、切断およびリブートが繰り返されます。
SYSTEM_CALENDARで休日に設定された日以外は、自動的にこの標準パターンが適用され、電源の投入/切断およびリブートが行われます。
非標準パターン(標準以外のパターン)
1日分の電源投入/切断スケジュールとリブートの契機を定義した汎用的なパターンです。標準パターンとは別のパターンで電源投入/切断およびリブートを行いたい日がある場合に、非標準パターンの作成を検討します。
SYSTEM_CALENDARに設定した休日以外の、複数の日に適用できます。
個別パターン
特定の1日分だけの電源投入/切断およびリブートの契機を定義したパターンです。
また、SYSTEM_CALENDARに設定した休日に電源投入/切断およびリブートを行いたい場合も個別パターンを作成します。
例えば、サーバのシャットダウン時に以下のような終了監視をしたい場合には、サーバのシャットダウンおよびリブート時の終了条件について検討します。
ネットワークを通じて接続しているユーザの有無を監視
ネットワークを通じて接続しているユーザにサーバのシャットダウンを通知
業務の終了を待ち合わせたサーバのシャットダウン
他にも、終了監視オプションでは、運転終了時刻のコマンド実行や、運転終了時刻から一定時間を経過しても終了条件が満たされていない場合のオペレータ通知なども可能です。
なお、終了監視オプションを指定しない場合は、即シャットダウンが行われます。
複数の終了条件を指定した場合は、指定したすべての条件を満たした場合にシャットダウンを行います。