5.2.15 ベンダー定義ファイル確認コマンド

コマンド名: fscsm_vendorcheck

形式

fscsm_vendorcheck [-file vendor_file]

機能説明

ベンダー定義ファイルの書式をチェックし、結果をプロンプト画面に表示します。

vendor_fileには、ベンダー定義ファイルを指定します。

vendor_fileを指定した場合、指定したファイルの書式チェックを行います。また、ベンダー定義ファイルの格納フォルダーに登録済のファイルと、ベンダーIDの重複チェックを行います。

vendor_fileを省略した場合、ベンダー定義ファイルの格納フォルダーに登録済の各ファイルについて、書式チェックおよびベンダーIDの重複チェックを行います。

ベンダー定義ファイルの格納フォルダーは下記のとおりです。

%FSCSM_HOME%\conf\vendors

ファイルの形式については、"5.3.10 ベンダー情報"を参照してください。

注意

ベンダー定義ファイルのパラメーター情報(parameter要素)で指定した値については、書式チェックは行われません。クラウドサービス・クラウド管理製品の設定、仕様に従って指定してください。

ポイント

ベンダー定義ファイルの格納フォルダーに登録されていないファイルをチェックする場合、vendor_fileを指定してコマンドを実行します。
ベンダー定義ファイルの格納フォルダーに登録済のファイルをチェックする場合、vendor_fileを省略してコマンド実行します。登録済のファイルをvendor_fileに指定した場合、チェックエラーが発生します。

出力内容

出力内容は以下のようになります。

<ファイル名>: "OK"または<エラーメッセージ>

指定したファイル内に書式誤りがある場合、fscsmで始まるメッセージでエラー内容を表示します。詳細・対処は"FUJITSU Software Cloud Services Management メッセージ集"を参照してください。

使用例

vendor_fileを指定した場合

＞%FSCSM_HOME%\bin\fscsm_vendorcheck -file D:\tmp\vendor\k5@default.xml<RETURN>
k5@default.xml: ERROR: fscsm1008: Invalid file exists.(name=k5@default.xml)
WARNING: fscsm3013: Failed to check partially.

vendor_fileを指定しなかった場合

＞%FSCSM_HOME%\bin\fscsm_vendorcheck<RETURN>
custom_a5.xml: ERROR: fscsm3011: Element was invalid value or format. (element: vendor vendorId, value=AWS)
default_k5.xml: OK
default@k5.xml: ERROR: fscsm1008: Invalid file exists.(name=default@k5.xml)
my_a5.xml: ERROR: fscsm3011: Element was invalid value or format. (element: vendor vendorId, value=A5)
my_aws.xml: ERROR: fscsm3011: Element was invalid value or format. (element: serviceOption optionId, value=___KK__)
WARNING: fscsm3013: Failed to check partially.