一括情報採取ツールによる資料採取
トラブル調査資料の採取には、一括情報採取ツール(iscollectinfoコマンド)を使用してください。
iscollectinfoは以下の場所に格納されています。
一括情報採取ツールでは、ISIの情報として “ISIサーバで採取する情報”が採取されます。
ISIクライアントの場合は、“ISIクライアントで採取する情報”を参照し情報を採取してください。
<INSDIR>\bin\collect |
/opt/FJSVisco/bin |
一括情報採取ツールを使用する前に環境変数スクリプトを実行し環境変数を設定してください。環境変数スクリプトの詳細については“ISI リファレンス”の“コマンドリファレンス”にある“環境変数の設定”を参照してください。
環境変数を設定していない場合、Interstage Service Integratorが出力する障害情報が採取されない場合があります。
一括情報採取ツールで採取する情報を、以下に示します。
Interstage Service Integratorが出力する障害情報
一括情報採取ツールの詳細については“ISI リファレンス”の “iscollectinfo”コマンドを参照してください。
注意
一括情報採取ツールは、トラブルが発生したISIサーバ上で実行してください。
一括情報採取ツールを使用する際は、調査資料の格納先に十分な空き容量があることを確認後、一括情報採取ツールを実行してください。容量が不足している状態で一括情報採取ツールを実行した場合は、調査資料の採取に失敗することがあります。
一括情報採取ツールで採取した資料を退避する際は、パーミッションやタイムスタンプなどのファイル情報をそのまま複写するよう必ず cp -pR コマンドで複写してください。
ポイント
一括情報採取ツールで採取されたディレクトリ配下を圧縮し技術員に連絡してください。
FJQSS(資料採取ツール)により、iscollectinfoコマンドと同じ情報を採取できます。FJQSSについては、オンラインマニュアルの“APS\FJQSS”フォルダを参照してください。
“<Windowsのインストールディレクトリ>\system32\config\AppEvent.Evt”
“<Windowsのインストールディレクトリ>\system32\config\SysEvent.Evt”
システムログの詳細は、“4.3 システムログ”を参照してください。
シーケンスログの詳細は、“4.2.1 シーケンスログ(実行ログ)”を参照してください。
トレースログの詳細は、“4.2.2 トレースログ”を参照してください。
“<INSDIR>\var\log\opelog”配下のファイル一式
“/opt/FJSVesi/var/log/opelog”配下のファイル一式
トランスレーションログの詳細は、“4.2.3 トランスレーションログ”を参照してください。
操作ログの詳細は、“4.2.4 操作ログ”を参照してください。
ビジネス・プロセス実行機能を動作させるIJServerクラスタのカレントディレクトリ配下にある以下のログファイルが採取されます。IJServerクラスタのカレントディレクトリについては、Interstage Application Serverの“Java EE運用ガイド”の“Java EEアプリケーションの提供機能”の“IJServerクラスタ”にある“IJServerクラスタのファイル構成”を参照してください。
bpel.log
derby.log
isibpel.log
ポイント
ISIサーバをクライアントとして利用している環境では、以下の情報を採取してください。
アプリケーションおよびシステムのイベントログ
システムログ
トレースログ
“<Windowsのインストールディレクトリ>\system32\config\AppEvent.Evt”
“<Windowsのインストールディレクトリ>\system32\config\SysEvent.Evt”
トレースログの詳細は、“4.2.2 トレースログ”を参照してください。