シーケンスログはISIサーバ単位に、以下のファイルが出力されます。ISIサーバをプロセス多重で運用する場合、プロセスごとに出力されます。
<INSDIR>\var\log\sequence\<ISIサーバ名>\<日付>\sequence-<サーバインスタンス名>.log
/opt/FJSVesi/var/log/sequence/<ISIサーバ名>/<日付>/sequence-<サーバインスタンス名>.log
ISIのインストールディレクトリ
構築したISIサーバ名
ISIサーバのサーバインスタンス名
シーケンスログの出力された日付。「YYYYMMDD」形式(例:20140320)
ポイント
シーケンスログの日付の切替時刻は環境設定ファイルで指定できます。環境設定ファイルについては、 “ISI Java EE導入ガイド”を参照してください。
バックアップファイル
シーケンスログのバックアップファイルは日単位で別のディレクトリに出力されます。
ポイント
シーケンスログのバックアップ数は環境設定ファイルで指定できます。環境設定ファイルについては、“ISI Java EE導入ガイド”を参照してください。
出力形式
日時 秒数 シーケンス名 インバウンドサービスエンドポイント名 アウトバウンドサービスエンドポイント名 種別 ステータス ESI-MessageID ユーザデータ メッセージNo JMSMessageID CorrelationID Payloadのデータサイズ ステップ名 メソッド名 固有部分 |
各項目の説明
項目 | 説明 |
---|---|
日時 | シーケンスログ採取時の日時です。「yyyy-MM-ddTHH:mm:ss.SSS」の形式で表示されます。 |
秒数 | シーケンスログ採取時の日時です。1970 年 1 月 1 日午前 0 時からの経過時間がミリ秒数で表示されます。 |
シーケンス名 | 実行しているシーケンス名です。 |
インバウンドサービスエンドポイント名 | 入力元のサービスエンドポイント名です。 |
アウトバウンドサービスエンドポイント名 | 出力先のサービスエンドポイント名を表示します。サービスエンドポイント名が設定されていない場合は、「###」が表示されます。 |
種別 | ログの種別です。以下の種別が表示されます。
|
ステータス | 終了の状態です。種別が「SEQUENCE-END」、「INITIALIZE-END」、および「FUNCTION-END」の場合、以下のステータスが表示されます。それ以外の種別の場合は、「###」が表示されます。
|
ESI-MessageID | ESIMessageのIDです。IDが設定されていない場合は、「###」が表示されます。 |
ユーザデータ | ログ出力項目カスタマイズ機能を利用して埋め込まれるユーザデータです。ユーザデータが埋め込まれた場合だけ表示されます。 ログ出力項目カスタマイズ機能の詳細については、“4.4 ログ出力項目カスタマイズ”を参照してください。 |
メッセージNo | メッセージ蓄積データベースに格納されたメッセージを特定するメッセージNoが表示されます。メッセージNoが設定されていない場合は、「###」が表示されます。 |
JMSMessageID | 非同期メッセージのJMSMessageIDです。同期の場合は、「###」が表示されます。 |
CorrelationID | シーケンスを結ぶIDです。IDが設定されていない場合は、「###」が表示されます。 |
Payloadのデータサイズ | ログ出力時にカレントに設定されているペイロードのデータサイズです。 |
ステップ名 | 処理中のステップ名です。種別が「SEQUENCE-START」、および「SEQUENCE-END」の場合は、「###」が表示されます。 |
メソッド名 | メソッド名です。種別が「FUNCTION-START」および「FUNCTION-END」の場合、以下のメソッド名が表示されます。それ以外の種別の場合は、「###」が表示されます。
|
固有部分 | システムが出力したStringが表示されます。 |
出力例
2009-08-10T11:42:38.125 1249872158125 soap_sync_call endpointA ### SEQUENCE-START ### ESI-soap_sync_call-20090810114238125-14504 ### ### ### 192 ### ### |
注意
ISI Studioからシーケンスを実行した場合、実行後に出力されるシーケンスログのインバウンドサービスエンドポイント名 の部分には、「null」と出力されます。
ISIサーバのプロセス多重度を変更した場合、ISI運用管理コンソールの[ログのダウンロード・削除]画面にある[過去のログを削除]ボタンをクリックしても、過去のシーケンスログが残る場合があります。このシーケンスログファイルが不要の場合は削除してください。