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Interstage List Works V10.3.1 環境構築手引書
FUJITSU Software

A.1 ListGateway

ListGatewayについて説明します。

Webゲートウェイサーバの環境として、ListGateway(Javaサーブレットプログラム)の動作環境を運用に合わせて変更する場合は、ListGateway.propertiesファイルを編集します。

ListGateway.propertiesファイルは、以下の場所に格納されています。


Windows版の場合

「List Worksのインストール先フォルダ\Web\property」配下


Solaris版の場合

/opt/FJSVlw-gw/property」配下

List Works(Web連携)のインストール先を変更している場合は、下線部を実際のインストール先に置き換えてください。

参考

Solaris版の場合、Windowsで環境設定ファイルを編集して、SolarisサーバにFTPなどを使用して転送する場合は、アスキーコードで文字コード変換をしない(アスキー無変換)で行ってください。

注意

ListGateway.propertiesファイルを編集する時は、以下の注意が必要です。

  • ListGateway.propertiesファイルの格納先フォルダは削除および変更しないでください。

  • 定義名で、指定範囲外の値を指定した場合は、省略値で動作します。

  • 1行1項目で指定してください。

  • 定義名の値の後に、続けて全角の空白文字や半角の空白文字を入力しないで改行してください。

  • コメントを記述する場合は、行頭に「#」を記述してください。

  • 行は削除しないでください。また、定義名を変更しないように注意してください。

  • 追加した行の最後は、必ず改行してください。

  • シフトJISコードで記述してください。

また、古いバージョンレベルの環境設定を引き続き有効にしたい場合は、退避した古いバージョンレベルの環境設定ファイルをもとに、インストールされたListGateway.propertiesファイルを再編集してください。


ListGatewayに定義する定義名を以下に示します。

定義名

説明

省略値

session.inactiveinterval

セションの有効時間を秒単位で指定します。
ListGatewayに利用者がログオンし、ログオフするまでをセションと呼びます。有効時間を超えて利用者からアクセスがない場合、自動的にセションが終了し、切断されます。
指定の範囲は、1~2147483647秒です。

注意

  • セションが切断された状態で操作を続行すると、画面に「ログインしていないか、タイムアウトのためログアウトしました。再度ログインしてください。」または「タイムアウトのため、処理を続行できませんでした。ログインしなおして、再度実行してください。」というメッセージが表示されます。頻繁に、このメッセージが表示される場合は、セションの有効時間を大きくしてください。ただし、セションの有効時間を大きくすると、Webゲートウェイサーバの負荷は高まります。

  • セションの有効時間は、リスト管理サーバの入力監視時間より短く設定する必要があります。なお、リスト管理サーバの入力監視時間の初期値は60分です。セションの有効時間に3600秒以上を指定する場合は、リスト管理サーバの入力監視時間をセションの有効時間より長く設定してください。

  • ログアウトボタンを押さないで、Webブラウザの×ボタンを押してWebブラウザを終了した場合、セションの有効時間の間、セションは保持されてしまいます。ログアウトボタンを押してから、Webブラウザの×ボタンを押してWebブラウザを終了するようにしてください。

  • WebブラウザからWebサーバに対して通信が発生する操作(改ページ、コピー、印刷、帳票項目の設定、抜き出し検索範囲設定、データ変換、上書き保存、検索、絞り込み、オーバレイの位置の変更)する間はセションは保持されますが、上記以外の通信が発生しない操作をした場合は、利用者からアクセスがないとみなされます。

600

socket.compress

ListGatewayとリスト管理サーバとの通信時にデータを圧縮するかどうかを「0」か「1」の数値で指定します。

  0:圧縮しない
  1:圧縮する

リスト管理サーバとの通信時に時間がかかる場合は、「1」を指定します。

注意

本定義名は、ListGatewayとリスト管理サーバ間でのネットワークの通信データを圧縮するかどうかの設定です。そのため、ListGatewayとリスト管理サーバが別サーバで、かつ通信データ量が大きい場合に、通信時間の短縮ができます。

0

socket.protocol.multiport

ListGatewayと通信するリスト管理サーバでマルチプロセス運用を行う場合に、Web連携に割り当てるリスト管理サーバのプロセス数を指定します。

指定の範囲は、1~10です。
リスト管理サーバのプロセス数(注)およびコンテナ数以下の値を指定します。

servicesファイルで設定したポート番号から、本定義の指定数だけ、連続したポート番号が割り当てられます。


注:
Windows版の場合は、【リスト管理サーバ環境設定】ダイアログボックスの【接続】タブにある「起動プロセス数」に設定されている値です。
Solaris版の場合は、サーバ動作環境ファイルの「LWSVPROCESS」キーに設定されている値です。

1

keepfolder.sort

保管フォルダのソート順を「0」か「1」の数値で指定します。各階層でソートされます。

  0:降順
  1:昇順

1

keepfolder.sortitem

保管フォルダのソートの対象となる項目を「0」から「2」までの数値で指定します。

  0:保管フォルダ名
  1:作成日時(年月日時分でソート)
  2:フォルダパス名

注意

指定したソートの条件が一致した保管フォルダ同士では、表示順番は保証されません。

0

keeplist.sort

帳票一覧のソート順を「0」か「1」の数値で指定します。

  0:降順
  1:昇順

注意

指定したソートの条件に対して、同じ帳票については、作成日時の降順で表示順番が決められます。

また、どちらの条件に対しても同じ帳票については、表示順番は保証されません。

0

keeplist.sortitem

帳票一覧のソートの対象となる一覧項目の番号を数値で指定します。

  0:日本語帳票名
  1:作成者名
  2:作成日時
  3:日本語コメント
  4:ファイル名
  5:登録日時
  6:アクセス回数
  39:ローカル印刷済みかどうか

注意

  • 指定したソートの条件に対して、同じ帳票については、作成日時の降順で表示順番が決められます。また、どちらの条件に対しても同じ帳票については、表示順番は保証されません。

  • 本定義名の値「39」は、「everyone.keeplist.printed」が「1」の場合にのみ有効となります。また、「keeplist.sort」に「0」を指定するとローカル印刷済みの帳票から表示されます。「1」を指定するとローカル印刷していない帳票から表示されます。

2

keeplist.viewcount

帳票一覧に表示する帳票数を「1」から「1000」までの数値で指定します。

注意

帳票一覧に表示する帳票数を大きくすると、Webゲートウェイサーバの負荷が高まります。

30

findlist.sort

検索結果一覧のソート順を「0」か「1」の数値で指定します。

  0:降順
  1:昇順

0

findlist.sortitem

検索結果一覧のソートの対象となる一覧項目の番号を数値で指定します。

  0:帳票名
  1:作成者名
  2:作成日時
  3:コメント
  4:ファイル名
  34:フォルダ名
  39:ローカル印刷済みかどうか

注意

本定義名の値「39」は、「everyone.keeplist.printed」が「1」の場合にのみ有効となります。また、「keeplist.sort」に「0」を指定するとローカル印刷済みの帳票から表示されます。「1」を指定するとローカル印刷していない帳票から表示されます。

2

findlist.viewcount

検索結果一覧に表示する帳票数を「1」から「1000」までの数値で指定します。

注意

検索結果一覧に表示する帳票数を大きくすると、Webゲートウェイサーバの負荷が高まります。

30

findlist.target.folder

「帳票を検索」で検索対象とする保管フォルダの範囲を指定します。

  0:最上位以降の保管フォルダ
  1:第2階層以降の保管フォルダ
  10:最下層の保管フォルダ
  21:検索条件に「印刷データ内の文字」を指定した場合は、最下層の保管フォルダのみ検索可能とする

注意

「印刷データ内の文字」を指定して検索するとリスト管理サーバの負荷が高まるため、頻繁に「印刷データ内の文字」を指定して検索を行う場合は、「21」を指定することを推奨します。

0

findlist.condition.manageinfo

「管理情報」における検索条件の入力必須項目を指定します。

  0:必須項目なし
  1:帳票名を入力必須項目とする
  2:コメントを入力必須項目とする
  3:作成者名を入力必須項目とする
  4:作成日時を入力必須項目とする
  5:印刷状態を入力必須項目とする
  21:「管理情報」のいずれかを入力必須項目とする
  22:「印刷データ内の文字」が入力された場合、「管理情報」のいずれかを入力必須項目とする

注意

  • 「印刷データ内の文字」を指定して検索するとリスト管理サーバの負荷が高まるため、頻繁に「印刷データ内の文字」を指定して検索を行う場合は「22」を指定することを推奨します。

  • 本定義名の値「5」は「everyone.keeplist.printed」が「1」の場合にのみ有効となります。

0

findlist.condition.noteinfo

「備考情報」における検索条件の入力必須項目を指定します。

  0:必須項目なし
  1:備考1を入力必須項目とする
  2:備考2を入力必須項目とする
  3:備考3を入力必須項目とする
  4:備考4を入力必須項目とする
  21:「備考情報」のいずれかを入力必須項目とする
  22:「印刷データ内の文字」が入力された場合、「備考情報」のいずれかを入力必須項目とする

注意

「印刷データ内の文字」を指定して検索するとリスト管理サーバの負荷が高まるため、頻繁に「印刷データ内の文字」を指定して検索を行う場合は、「22」を指定することを推奨します。

0

findlist.condition.spool

「印刷データ内の文字」における検索条件の入力必須項目を指定します。

  0:必須項目なし
  1:「印刷データ内の文字」を入力必須項目とする

注意

「印刷データ内の文字」を指定して検索するとリスト管理サーバの負荷が高まるため、「0」を指定することを推奨します。

0

everyone.keeplist.pdf

すべてのユーザに対して、帳票をPDF形式で表示、保存することを許可するかどうかを、「0」か「1」の数値で指定します。

「0」を指定した場合、Webクライアントには、【PDF形式で表示】、【PDF保存】ボタンは表示されません。

  0:許可しない
  1:許可する

参考

利用者がPDF形式での表示や保存する機能を利用する場合は、リスト管理サーバの帳票に対して、PDF形式での表示や保存する機能を利用するアクセス権が設定されている必要があります。

PDF形式での表示や保存する機能のアクセス権については、Windows版の場合は“2.7.1 保管フォルダに対するアクセス権”を、Solaris版の場合は“3.10.1 保管フォルダに対するアクセス権”を参照してください。

0

everyone.keeplist.printed

すべてのユーザに対して、ローカル印刷識別機能の使用を許可するかどうかを、「0」か「1」の数値で指定します。

  0:許可しない
  1:許可する

0

pollingprint.watchtime

ポーリング印刷において、指定した保管フォルダの帳票の一覧を監視する間隔を秒単位で指定します。

指定の範囲は、1~2147483647秒です。

注意

監視する時間を小さくすると、Webゲートウェイサーバの負荷が高まります。

10