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Interstage List Works V10.3.1 環境構築手引書
FUJITSU Software

7.3.6 移行ツールの実行部分の手順 (Symfowareデータベースの場合)

移行ツールの実行部分の手順を以下に説明します。

注意

  • 以下の手順を実施する前に、List Worksサービスが停止されている必要があります。

  • 移行作業の完了後は、List Worksサービスを起動する必要があります。

手順1移行情報ファイルの作成(任意)

保管フォルダ構成情報ファイルの格納先を変更するなど、移行時の情報を変更したい場合に作成します。とくに変更しない場合は、作成する必要はありません。

ただし、保管フォルダを移行元とは別フォルダ構成で移行する場合は、必ず作成します。


手順2移行ツール(コマンド)の実行

移行ツール(F5CWTRLW.EXE)を実行します。移行情報ファイルを作成した場合は、パラメタに移行情報ファイルの格納先を指定して実行します。

移行ツールによって、保管データベースへのロード情報となる「保管フォルダ構成情報ファイル」が作成されます。

F5CWTRLW.EXEのコマンド構文については、“コマンドリファレンス”を参照してください。

注意


手順3保管データベースに情報ロード

移行ツールで作成された「保管フォルダ構成情報ファイル」の3つの情報(保管フォルダの情報・帳票の情報・アクセス権の情報)を、以下のロード用のスクリプトを使用して保管データベースにロードします。

  List Worksのインストール先フォルダ\db\symfo\LWDB\LwInsSymfoLWDB.bat

保管データベースへのロードが失敗した場合の対処については、“7.3.15 Symfowareデータベースの移行に失敗した場合の再移行手順”を参照してください。

注意

ロード用のスクリプトを使用して保管データベースに情報をロードすると、すべての保管フォルダの情報が置き換わります。

このため、以下の場合は、追加用のスクリプトを実行してください。

  • 移行ツールの実行時に続行可能なエラーが発生し、対処後に移行ツールを再実行した場合

    移行ツールを再実行した後の追加用のスクリプトの実行については、“7.3.8 移行ツールの実行に失敗した場合の対処”を参照してください。

以下の手順で、保管データベースにロードします。

1. ファイルとスクリプトの複写(保管データベースがList Worksサーバとは異なるサーバにある場合)

保管データベースがList Worksサーバとは異なるサーバ(データベースサーバ)にある場合は、保管フォルダ構成情報ファイルとロード用のスクリプト(LwInsSymfoLWDB.bat)をデータベースサーバへ複写します。


2. スクリプトの修正

ロード用のスクリプト(LwInsSymfoLWDB.bat)を修正します。


保管フォルダ構成情報ファイルの格納先とファイル名

保管フォルダ構成情報ファイルの格納先とファイル名に合わせ、スクリプトの以下の箇所(太字下線)を修正します。

@rem /*------------------------------------------------------------------*/
@rem /*  保管フォルダの情報ファイルをフルパスで指定します。              */
@rem /*------------------------------------------------------------------*/
@SET FOLDER_FILE="C:\ListWORKS\Temp\LWFolderNode.dat"

@rem /*------------------------------------------------------------------*/
@rem /*  帳票の情報ファイルをフルパスで指定します。                      */
@rem /*------------------------------------------------------------------*/
@SET SPL_FILE="C:\ListWORKS\Temp\LWSplNode.dat"

@rem /*------------------------------------------------------------------*/
@rem /*  アクセス権の情報ファイルをフルパスで指定します。                */
@rem /*------------------------------------------------------------------*/
@SET TRUST_FILE="C:\ListWORKS\Temp\LWTrustRelation.dat"
保管データベースのRDBシステム名

保管データベースのRDBシステム名をLWDB以外に変更している場合は、スクリプトの以下の箇所(太字下線)を、環境に合わせて修正します。

@rem /*------------------------------------------------------------------*/
@rem /*  保管データベースのRDBシステム名を指定します。                   */
@rem /*  RDBシステム名をLWDB以外にしている場合は、環境に合わせて変更して */
@rem /*  ください。                                                      */
@rem /*------------------------------------------------------------------*/
@SET RDBNAME=LWDB

3. スクリプトの実行

2. スクリプトの修正”で修正したスクリプト(LwInsSymfoLWDB.bat)を実行します。

スクリプトの実行中にエラーが発生した場合は、ログファイル(insSymfolog_LWDB.txt)を参照し、エラーメッセージを確認します。ログファイルは、スクリプトを実行したカレントフォルダに出力されます。

エラーメッセージの詳細については、“Symfowareのマニュアル”を参照してください。