移行ツールの実行部分の手順を以下に説明します。
注意
以下の手順を実施する前に、List Worksサービスが停止されている必要があります。
移行作業の完了後は、List Worksサービスを起動する必要があります。
手順1:移行情報ファイルの作成(任意)
保管フォルダ構成情報ファイルの格納先を変更するなど、移行時の情報を変更したい場合に作成します。とくに変更しない場合は、作成する必要はありません。
ただし、保管フォルダを移行元とは別フォルダ構成で移行する場合は、必ず作成します。
手順2:移行ツール(コマンド)の実行
移行ツール(F5CWTRLW.EXE)を実行します。移行情報ファイルを作成した場合は、パラメタに移行情報ファイルの格納先を指定して実行します。
移行ツールによって、保管データベースへのロード情報となる「保管フォルダ構成情報ファイル」が作成されます。
F5CWTRLW.EXEのコマンド構文については、“コマンドリファレンス”を参照してください。 |
注意
移行ツールの実行中に、続行可能なエラーが発生した場合は、“手順3:保管データベースに情報をロード”を実施後、“7.3.8 移行ツールの実行に失敗した場合の対処”の手順に従って移行してください。
移行ツールの実行中に、続行不可能なエラーが発生した場合は、“7.3.8 移行ツールの実行に失敗した場合の対処”の手順に従って移行してください。
移行ツールで作成された「保管フォルダ構成情報ファイル」の3つの情報(保管フォルダの情報・帳票の情報・アクセス権の情報)を、以下のロード用のスクリプトを使用して保管データベースにロードします。
List Worksのインストール先フォルダ\db\symfo\LWDB\LwInsSymfoLWDB.bat
保管データベースへのロードが失敗した場合の対処については、“7.3.15 Symfowareデータベースの移行に失敗した場合の再移行手順”を参照してください。 |
注意
ロード用のスクリプトを使用して保管データベースに情報をロードすると、すべての保管フォルダの情報が置き換わります。
このため、以下の場合は、追加用のスクリプトを実行してください。
移行ツールの実行時に続行可能なエラーが発生し、対処後に移行ツールを再実行した場合
移行ツールを再実行した後の追加用のスクリプトの実行については、“7.3.8 移行ツールの実行に失敗した場合の対処”を参照してください。 |
以下の手順で、保管データベースにロードします。
保管データベースがList Worksサーバとは異なるサーバ(データベースサーバ)にある場合は、保管フォルダ構成情報ファイルとロード用のスクリプト(LwInsSymfoLWDB.bat)をデータベースサーバへ複写します。
ロード用のスクリプト(LwInsSymfoLWDB.bat)を修正します。
保管フォルダ構成情報ファイルの格納先とファイル名に合わせ、スクリプトの以下の箇所(太字下線)を修正します。
@rem /*------------------------------------------------------------------*/ @rem /* 保管フォルダの情報ファイルをフルパスで指定します。 */ @rem /*------------------------------------------------------------------*/ @SET FOLDER_FILE="C:\ListWORKS\Temp\LWFolderNode.dat" @rem /*------------------------------------------------------------------*/ @rem /* 帳票の情報ファイルをフルパスで指定します。 */ @rem /*------------------------------------------------------------------*/ @SET SPL_FILE="C:\ListWORKS\Temp\LWSplNode.dat" @rem /*------------------------------------------------------------------*/ @rem /* アクセス権の情報ファイルをフルパスで指定します。 */ @rem /*------------------------------------------------------------------*/ @SET TRUST_FILE="C:\ListWORKS\Temp\LWTrustRelation.dat"
保管データベースのRDBシステム名をLWDB以外に変更している場合は、スクリプトの以下の箇所(太字下線)を、環境に合わせて修正します。
@rem /*------------------------------------------------------------------*/
@rem /* 保管データベースのRDBシステム名を指定します。 */
@rem /* RDBシステム名をLWDB以外にしている場合は、環境に合わせて変更して */
@rem /* ください。 */
@rem /*------------------------------------------------------------------*/
@SET RDBNAME=LWDB
“2. スクリプトの修正”で修正したスクリプト(LwInsSymfoLWDB.bat)を実行します。
スクリプトの実行中にエラーが発生した場合は、ログファイル(insSymfolog_LWDB.txt)を参照し、エラーメッセージを確認します。ログファイルは、スクリプトを実行したカレントフォルダに出力されます。
エラーメッセージの詳細については、“Symfowareのマニュアル”を参照してください。 |