帳票の登録方法、および留意事項について、以下に示す帳票の種類ごとに説明します。
一般アプリ帳票
NetCOBOL/MeFt帳票
List Creator帳票
富士通ホスト帳票
IBMビジネスサーバ帳票
登録方法は、扱う帳票やList Worksサーバのオペレーティングシステムによって異なります。
扱う帳票の種別 | List Worksサーバ | |
---|---|---|
Windowsサーバ | Solaris | |
一般アプリ帳票 | ○ | × |
NetCOBOL/MeFt帳票 | ○ | ○ |
List Creator帳票 | ○ | ○ |
富士通ホスト帳票 | ○ | ○ |
IBMビジネスサーバ帳票 | ○ | × |
扱う帳票ごとのシステム構成については、“3.1 帳票別システム構成基本パターン”を参照してください。 |
注意
異なる帳票種でオーバレイ名が重複していると、帳票に正しくオーバレイが表示されない場合がありますので、異なる帳票種でオーバレイ名が重複しないように注意してください。
オーバレイ名の仕様については、“付録K オーバレイ名の仕様”を参照してください。 |
帳票を大量に登録する場合、保管フォルダ数および保管フォルダに格納する帳票数を考慮する必要があります。
保管フォルダ数および保管フォルダ内帳票数の推奨値と限界値については、“付録G 帳票保管活用機能における推奨値と限界値”を参照してください。 |
一般アプリ帳票を、List Worksプリンタドライバに印刷することにより、電子保存装置(データ転送コネクタまたはList Works仮想プリンタ)を経由してリスト管理サーバに登録されます。List Worksプリンタドライバを共有することにより、複数のコンピュータから登録できます。
List Worksプリンタドライバのモデルには、List Works Writerがあります。
List Worksプリンタドライバの印刷解像度のサポート範囲を、以下に示します。単位は、1インチあたりのドット数です。
96 dpi
120 dpi
240 dpi(初期値)
300 dpi
360 dpi
480 dpi
帳票情報は、以下の方法により、帳票登録時に付加することができます。
List Worksプリンタドライバのプロパティに指定
List Worksプリンタドライバに帳票を印刷(登録)するたびに、プロパティを変更することによって、帳票単位に帳票情報を付加することができます。
リスト管理サーバの管理情報定義ファイルに帳票情報を設定
管理情報定義ファイルに、印刷ドキュメント名(Windowsシステムのスプールに表示されるドキュメント名)ごとに帳票情報を設定することができます。管理情報定義ファイルに設定することにより、リスト管理サーバに登録される帳票すべてに対して、帳票情報が付加されます。この場合、List Worksプリンタドライバのプロパティに指定していても、管理情報定義ファイルの情報が優先されます。
上記の設定をしない場合は、各フォルダのプロパティに指定した帳票情報が有効になります。
帳票情報の設定については、“第6章 印刷データの準備”を参照してください。 |
一般アプリ帳票を扱う場合に、留意する点を以下に示します。
帳票作成アプリケーションの実行ユーザには、管理者権限が必要です。
List Works帳票の1ページあたりの最大行数は、256行です。256行を超える帳票を登録すると、ログ(lwapilog.csv)に警告が出力され、帳票の検索ができません。256行を大幅に超えると、登録エラーとなります。
登録時のエラーの詳細は、“メッセージ集”を参照してください。 |
扱うことができる用紙サイズは、A3、A4、A5、B4、B5、15×11インチ、ユーザ定義サイズです。ユーザ定義サイズで扱える用紙サイズは、幅が1480~3810(0.1mm単位)、長さが2100~4200(0.1mm単位)です。それ以外の用紙サイズは登録できません。
以下の印刷属性は、サポートしていません。
色情報
List Worksプリンタドライバはモノクロドライバのため、印刷データはモノクロで扱われます。
影付き文字
立体文字
中抜き文字
用紙サイズや用紙方向の途中切替え
用紙サイズや用紙方向を途中のページで切り替えている帳票は、List Worksでは全ページが先頭ページの用紙サイズや用紙方向で表示/印刷されます。
取り消し線や下線も期待どおりの結果が得られない場合があります。
一般アプリ帳票で、帳票の登録時に帳票作成アプリケーションからフォント名が正しく通知されないことが原因で、外字が「〓」に置き換えられる場合があります。この場合、ログ(lwapilog.csv)にSJISへの変換に失敗した旨の警告が出力されます。回避方法については、“一般アプリ帳票で外字が〓に変換された場合の対処方法”を参照してください。
運用前に、登録する帳票に不具合がないかを必ず確認してください。OCR-Bフォントを使用している場合、文字化けすることがあります。
プロポーショナルフォントを使用している場合、リストビューアで検索すると、検索結果で強調された範囲が文字よりも小さく、または大きく表示される場合があります。
大きな文字(目安として、360dpiで 144ポイント以上、480dpiで90ポイント以上)はイメージデータとして登録されます。イメージとして登録された文字は、List Worksでは検索、データ変換の対象にはなりません。
バーコードについては、バーコードリーダによる読み込みを保証していません。
文字化けしている印刷ドキュメント名の印刷データは、文字化けした文字を代替文字のアンダーバー('_')に置き換えた帳票名で登録されます。
解像度によって、罫線が太くなったり網がけが不均一になったりして表示/印刷される場合があります。プリンタの解像度をList Worksプリンタドライバの解像度とできるだけ同じにして印刷してください。
印刷データの登録時に、リスト管理サーバのオーバレイ格納先に、中身が空白またはダミーの「帳票名.ovl」ファイルがKOL6形式で作成されます。
帳票を活用する際に、List Worksクライアント(マイ コンピュータ)側で帳票項目を付与するためには、リスト管理サーバからList Worksクライアントに帳票を複写するときに、「帳票名.ovl」ファイルのオーバレイもList Worksクライアントに複写する必要があります。リストナビのオプションで、「リスト管理サーバからマイ コンピュータに帳票を複写する時、オーバレイも複写する」を有効にしてください。
リストナビのオプションの設定については、“操作手引書 利用者編”を参照してください。 |
プレプリント用紙を使用した場合は、ページごとにオーバレイを切り替えることはできません。また、List Worksプリンタドライバのプロパティ設定やリスト管理サーバの管理情報設定ファイルで、印刷時にプレプリント用紙を使用するように設定した場合、帳票を活用する際に、オーバレイは、リストビューア上で重ねて表示されますが、印刷時にはオーバレイを重ねた印刷はされず、データだけが印刷されます。
NetCOBOL/MeFt帳票、およびList Creator帳票は、List Worksプリンタドライバで出力せず、電子保存装置を使用してください。
NetCOBOL/MeFt 帳票およびList Creator帳票で作成した帳票の登録については、このあとの“(2) NetCOBOL/MeFt帳票およびList Creator帳票の登録”を参照してください。 |
一般的なプリンタが印刷データを画像として受け取るのに対し、List Worksプリンタドライバは、出力された印刷データを文字コードとして受け取り、処理します。このためセルなどでデータを隠しても、データとして存在するため、List Worksに登録されます。
各アプリケーションの印刷プレビューまたは印刷結果と、List Worksの登録結果が一致しない場合があります。
List Worksプリンタドライバは、PostScriptの印刷に対応していません。
フォント名を「フォント名設定ファイル」に指定することで、外字が〓に変換されるのを防ぐことができます。なお、フォント名設定ファイルで指定できるフォント名は、システムで1つです。
フォント名設定ファイルは、以下の場所に格納します。
List Worksのインストール先フォルダ\Manage\Font\F5cwfont.ini
なお、「インストール媒体のSample」または「List Worksのインストール先フォルダ\Samples」フォルダ配下に、フォント名設定ファイルのひな型が格納されています。
[FONT] FONTFACENAME=フォント名
FONTFACENAMEにフォント名を指定します。
[FONT] FONTFACENAME=MS明朝
(2) NetCOBOL/MeFt帳票およびList Creator帳票の登録
NetCOBOL/MeFt帳票およびList Creator帳票を、電子保存装置に出力することにより、リスト管理サーバに登録されます。その際に、印刷データはList Worksで運用可能な形式に変換されます。
アプリケーションサーバとList Worksサーバを別サーバ機として運用する場合は、印刷データの変換処理を行うために、アプリケーションサーバ側にList Worksの帳票データ転送アダプタが必要となります。
帳票情報は、以下の方法により、帳票登録時に付加することができます。
NetCOBOL/MeFt帳票の場合
電子帳票情報ファイルに帳票情報を設定します。
List Creator帳票の場合
以下のいずれかの方法で、帳票情報を設定します。
List Creatorのprprintコマンドの電子保存情報に関するオプション
電子帳票情報ファイル(List Creatorのprprintコマンドのin2オプションで指定)
List Creatorデザイナの帳票業務情報
上記の設定をしない場合は、各フォルダのプロパティに指定した帳票情報が有効になります。
帳票情報の設定については、“第6章 印刷データの準備”を参照してください。 prprintコマンドについては、“List Creatorのマニュアル”を参照してください。 |
NetCOBOL/MeFt帳票およびList Creator帳票を扱う場合に、留意する点を以下に示します。
機能のサポート範囲については、“付録B NetCOBOL/MeFt帳票およびList Creator帳票を扱う場合の機能サポート範囲”を参照してください。 |
帳票作成アプリケーションの実行ユーザには、管理者権限が必要です。
List Works帳票の1ページあたりの最大行数は、256行です。256行を超える帳票を登録すると、ログ(lwapilog.csv)に警告が出力され、帳票の検索ができません。256行を大幅に超えると、登録エラーとなります。
登録時のエラーの詳細は、“メッセージ集”を参照してください。 |
運用可能なオーバレイ名の長さは拡張子を含め32バイトです。32バイトを超えるオーバレイ名を指定した場合、オーバレイが付与されずにオーバレイなしの帳票として扱われます。
List Creator帳票の場合は、List Creatorデザイナの帳票定義一覧に表示される帳票名がオーバレイ名となるため、運用可能な帳票名は28バイト以内となります。電子化した時に、28バイトよりも長い帳票名(64バイトまで)にしたい場合は、prprintのオプションで指定してください。
List Works で扱うことができる1 帳票内のオーバレイの個数は、255 個までです。255 個を超えるオーバレイを使用している帳票を登録した場合は、帳票の操作時にエラーになる場合があります。
バーコードは、100%の倍率で出力したときの読み取り精度を基準にしています。このため、100%以外の倍率で出力すると正しく印刷されず、バーコードリーダで読み取れない場合があります。また、画面では正しく表示されない場合があります。
プレプリント用紙を使用した場合は、ページごとにオーバレイを切り替えることはできません。
Windowsサーバ/Solaris 上のアプリケーションで作成したオーバレイをList Worksで表示/印刷した場合、オーバレイの文字間隔が、Windowsサーバ/Solaris 上のアプリケーションで印刷した結果と一致しない場合があります。
Windowsサーバ/Solaris 上のアプリケーションで作成したオーバレイに白色の網掛けを使用している場合、正しく表示/印刷されない場合があります。
カスタマバーコードにおいて、7桁目までに数字以外を指定すると、エラーとなります。このとき、印刷データは登録されず、ログ(lwapilog.csv)にエラーが出力されます。
重ね打ちを行っているとき、表示、印刷、検索、データ変換が正しく行われないことがあります。重ね打ちとは、たとえばNetCOBOLの「WRITE xxx AFTER 0」を使用する場合のように、1行に複数のWRITE文によって印刷データが出力されるようなケースが該当します。List Worksで利用する帳票は、1行に1つのWRITE文によって印刷データを出力してください。
また、List CreatorデザイナやFORMで作成した帳票定義体の項目について、重ね打ちデータとならないために、以下のことに注意してください。
グリッド強制を行ってください。
項目を重ねて定義しないでください。
List Creatorデザイナ、またはFORMで作成した帳票定義体の項目は、同一行の項目の左下座標を合わせる必要があります。
座標を合わせる方法については、“List Creatorのマニュアル”、“FORMのマニュアル”を参照してください。 |
List Creatorデザイナ、またはFORMで作成したオーバレイの線は、線幅を優先して描画されます。このため、線幅の細い二重線などは、定義した線種で描画されない場合があります。
帳票設計時に指定したフォントが帳票を表示するクライアントに存在しない場合、正しく表示されません。クライアントに存在するフォントは、正しく表示されます。
複数行にまたがった文字列、数値、日付は検索できません。一行に収まるように設計してください。
帳票に文字罫線が含まれている場合、設計したイメージどおりに出力されないことがあります。文字罫線を使用しないで、オーバレイ図形、またはパーティション罫線・枠として定義してください。
オーバレイ文字以外の項目は、[文字の向き]タブの「文字の向き」で文字列方向が右向き(左から右)以外を指定した場合、文字は出力されません。
オーバレイ図形では、線幅を優先して出力されます。このため、オーバレイ図形に線幅の細い二重線を指定すると、二重線で表示・印刷されない場合があります。オーバレイ図形に二重線を使用しないことをお勧めします。
バーコード項目のサイズが狭い場合、指定した範囲を超えてバーコードが出力されます。
バーコードは、用紙、リーダ、出力装置の解像度、および状態で精度が変わるため、実際の運用を行う前に、試しにバーコードを出力し、読み込めることを確認してから使用してください。
組み込みメディアについて
BMP形式、JPEG形式、TIFF形式のみをサポートします。
「クリッピング」を指定した場合、List Creatorで印刷した結果と異なる場合があります。「クリッピング」を指定する場合は、必ず出力結果を確認してください。
「メディアデータの解像度で出力」の指定は無効となります。ディスプレイおよびプリンタの解像度に従って印刷されます。
「透過」タブの指定は無効となります。組込みメディア項目の背後にある項目やオーバレイは透けて出力されません。
List Creatorで集団印刷する場合について
「印刷文字」を指定しないでください。指定した場合、同じ項目が「〃」などの文字で出力されるため、List Worksで意図した検索およびデータ変換ができなくなります。
「項目の出力位置」には先頭を指定してください。中央および最後を指定した場合、List Worksで意図した検索およびデータ変換ができなくなります。
List Creatorでマルチフォーム出力する場合、List Creatorデザイナの帳票様式定義で「オーバレイを印刷する」チェックボックスのチェックをはずすと、List Worksでオーバレイが表示されません。
List Creatorでマルチフォーム出力する場合、使用できる帳票の最大数は255帳票です。255帳票を超える帳票を電子保存した場合、エラーになります。なお、ここでの帳票数は切替えの回数ではなく実際に使用する帳票数です。
List Creatorのフリーフレーム形式で作成した帳票をデータ変換、検索する場合、帳票で複数のフレームがリンクされていると、期待した順序で出力されない場合があります。
List WorksクライアントおよびWebクライアントでは、帳票出力アプリケーションが作成した帳票の印刷可能域内にあるデータを表示します。List Worksクライアント(リストビューア)の印刷プレビューでは、印刷可能域と印刷禁止域が表示されます。このため、帳票の表示画面と印刷プレビューの画面では、表示結果が異なる場合があります。
帳票のページ内における、印刷可能域と印刷禁止域のイメージを以下に示します。
List Worksにおける印刷可能域と印刷禁止域の扱いについて、以下の留意事項があります。
印刷禁止域にある印刷データは、List Worksで正しく表示・印刷されない場合があります。List Creatorデザイナ、またはFORMで作成した帳票定義体の余白を確認し、印刷データが印刷可能域におさまるように設計してください。
List Worksでの帳票データの検索では、印刷禁止域にあるデータは検索対象となりません。
List Worksでは、空白行があると、その行を無視して次の行までを1行とみなします。その結果、段組帳票に対する検索を行うとずれが生じます。複数の行で1つの情報を表す段組帳票の場合は、各行に必ず1つは印刷データ(空白以外)が出力されるようにしてください。
帳票定義体、またはI制御で余白(とじしろ、印刷原点位置)を設定している帳票を登録した場合、帳票を参照する際に、余白がない状態で表示されます。余白の設定値は印刷時に有効となります。
任意サイズの印刷データを出力する場合、帳票作成アプリケーション側で給紙口名を指定してください。
指定された印刷属性が、List Worksから印刷するプリンタでサポートされていない場合は、正しく印刷されません。帳票設計時において、List Worksから印刷するプリンタでサポートされている印刷属性を指定してください。
組合せフォームについて <Windows版のみ>
List Creatorで組合せフォーム出力する場合、オーバレイは組合せフォーム定義の先頭に定義されている帳票定義情報のオーバレイのみが出力されます(2つ目以降の帳票定義情報に定義されているオーバレイは出力されません)。
List Creatorで組合せフォーム出力する場合、帳票名には、組合せフォーム名を設定します。
List Creatorで帳票を出力する場合、英語環境(英語ロケール)では帳票を登録できません。
List Creator帳票およびNetCOBOL/MeFt帳票では、プロポーショナルフォントはサポートしていません。
富士通ホスト帳票を、以下の運用によりList Worksに転送して登録します。
分散印刷運用
TCP/IP通信形態
FNA通信形態 <Windows版のみ>
ファイル転送運用
分散印刷運用では、TCP/IP通信やFNA通信を利用して、印刷データをList Worksサーバに転送します。受信した印刷データは、受信フォルダの振り分け定義や情報連携の定義に従って振り分けられ、自動的に登録されます。
ファイル転送運用の場合は、ファイル転送ソフトを利用してList Worksサーバにバイナリモードで転送します。受信した印刷データは帳票登録コマンドで受信フォルダに転送します。
受信フォルダに格納された印刷データは、以下の定義に従って振り分けられ、登録されます。
受信フォルダの振り分け定義
帳票作成アプリケーションで設定した帳票情報の定義
情報連携ファイルの定義<Solaris版のみ>
分散印刷運用とファイル転送運用の特徴を以下に説明します。
項目 | 分散印刷運用 | ファイル転送運用 | ||
---|---|---|---|---|
TCP/IP通信 | FNA通信 | |||
印刷データ | 送信アプリケーション | APS/NP | FTP、Linkexpressなど | |
受信アプリケーション | ホスト連携プレミアム(Windows版のみ)、 | |||
通信プロトコル | TCP/IP | FNA | 送信アプリケーションに従う | |
印刷資源 | オーバレイ | DRMSで事前に転送、またはADJUSTで変換後、事前に転送 | PLOP/Xで事前に転送、または印刷データと同時に転送 | ADJUSTで変換後、事前に転送 |
利用者定義文字 | DRMSで事前に転送、またはADJUSTで変換後、事前に転送 | PLOP/Xで事前に転送 | ADJUSTで変換後、事前に転送 | |
FCB/LPCI | DRMSで事前に転送、またはADJUSTで変換後、事前に転送 | 印刷データと一緒に転送されるため、事前準備は不要 | ADJUSTで変換後、事前に転送 | |
富士通ホストへの影響 | DTS、APSライタ定義の変更、またはJCL出力クラスの変更 | APSライタ定義の変更、またはJCL出力クラスの変更 | JCLの出力データの出力先を変更し、以下のジョブステップを追加
| |
帳票の登録方法 | 自動的に登録 | 自動的に登録 | リスト管理サーバの帳票登録コマンドで登録 | |
印刷形態 | [Windows版] オペレーティングシステム標準の印刷 [Solaris版] VSPプリンタによる印刷 | オペレーティングシステム標準の印刷、VSPプリンタによる印刷も可能 | [Windows版] オペレーティングシステム標準の印刷 [Solaris版] VSPプリンタによる印刷 |
印刷資源の準備については、“第5章 印刷資源の準備”を参照してください。 |
分散印刷運用では、以下の方法により、帳票登録時に帳票情報を付加することができます。この場合、ソフトウェアのいずれか1つに帳票情報を指定します。
PrintASSORTを利用して帳票情報を設定
OSIV LISTVIEWを利用して帳票情報を設定
APS/NPを利用して帳票情報を設定
ファイル転送運用では、以下の方法により、帳票登録時に帳票情報を付加することができます。
OSIV LISTVIEWを利用して帳票情報を設定
Solaris 版では、このほかに帳票登録コマンドで登録する際に、情報連携ファイルに帳票情報を設定することができます。
上記の設定をしない場合は、各フォルダのプロパティに指定した帳票情報が有効になります。
帳票情報の設定については、“第6章 印刷データの準備”を参照してください。 |
富士通ホストの印刷データを扱う場合の留意する点を以下に示します。
印刷データのサポート範囲や文字の扱い、印刷属性については、“付録C 富士通ホスト帳票で扱う印刷データのサポート範囲と印刷属性”を参照してください。 |
サポートしていない制御コードは、読み飛ばされます。主なものは以下のとおりです。
縦書き(0x30B0)
縦特殊パターン変換無効(0x30F6)
文字属性指定(0x30FEC0)
バーコード印刷(0x30FEE2)
ラベル文字指定(0x30FEFE060010)
図形データ/イメージデータは、サポートしていません。
重ね打ちを行っているとき、表示、印刷、検索、データ変換が正しく行われないことがあります。
罫線の接続機能はサポートしていません。このため、「|」および「-」などの罫線文字は、接続されません。
印刷制御レコードに縮小率が設定されていても、リストビューアでは、元の用紙サイズで表示されます。
APS/NPで転送したときの印刷制御レコードの内容は、“OSIV APS/NP説明書”を参照してください。
複数のグループオーバレイが指定されているときは、最初に指定されているオーバレイのグループオーバレイ名、およびオーバレイ種別を印刷データのオーバレイ情報として通知します。
F6671は単票帳票であるため、富士通ホスト側で指定された「用紙の長さ」は、List Works帳票の用紙サイズに反映されません(常に11インチとなります)。用紙の長さを反映したい場合は、以下のいずれかの対応をしてください。
リスト管理サーバに用紙の長さを設定したFCBを作成し、帳票情報の「LV-FCB-NAME」にFCB名を設定する
富士通ホストのライタ定義をF6672(連続帳票)として、ライタ定義で用紙の長さを設定する
富士通ホストのライタ定義をF6672(連続帳票)として、富士通ホストのFCBで用紙の長さを設定する
リスト管理サーバにFCBを準備する方法については、“5.3.3 FCB/LPCIの準備”を参照してください。 |
F6672のライタ定義で用紙の長さを設定する場合は、3.5インチ~14インチ(0.5インチ単位)で設定してください。この範囲を超えた場合、用紙長はデフォルトの11インチとなります。
FNA通信形態を利用した分散印刷運用の場合、APSのDFNWTRの設定を以下のようにしてください。
UNITオペランドの装置タイプの識別名:F6671、または、F6672
SERVERオペランドの指定:HOSTPRINT
APSのDFNWTRの設定については、“環境構築手引書”および“APSのマニュアル”を参照してください。 |
F6672の場合、0.5インチ単位で用紙送りの制限をしているため、0.5インチ未満の印字部分が切り捨てられます。用紙送りの制限を考慮して、印刷データを設計してください。
帳票のサイズは、1ページ目のサイズが有効になります。1ページ目がセパレータで削除されている場合も同様です。
例:先頭のセパレータが「A4横」で、以降が「A4縦」の場合、用紙サイズは「A4横」になります。
0ページの帳票は登録できません。変換エラーになります。セパレータページを削除する場合でも、有効なページがないとエラーになります。
List WorksでVSP以外の印刷を行う場合、Windowsのフォントが使用されるため、デバイスフォントによる印刷はできません。OCR認識用のフォントなど特殊なフォントや正確なフォントサイズを使用している場合は注意が必要です。
サポート形式は、「F6671」、「F6672」です。これ以外のF66xx形式の登録はできません。
FNA通信形態を利用した分散印刷運用の場合、JIS第一水準漢字以外の文字フォントは明朝体を使用してください。明朝体以外のフォントを使用した場合、List Worksで帳票が正しく表示/印刷されません。
富士通ホスト側での文字配列テーブルの指定において、利用者で定義した文字配列テーブルは無効になります。文字配列テーブルの指定時は、システムで標準提供されている文字配列テーブルを指定してください。
文字配列テーブルのサポート範囲については、“C.2.4 印刷制御レコード”の 注4を参照してください。 |
富士通ホスト上で作成した1トランザクションの帳票を、1帳票にして登録する場合は、PrintASSORTを利用してください。
PrintASSORTについては、“PrintASSORT説明書”を参照してください。 |
富士通ホストのCOMPACTを使用して作成した印刷データを扱う場合は、COMPACTの実行時パラメタとして、「CTYPE=L」、「CFORM=M」および「UNIT=NLP」を指定してください。
CTYPE、CFORM、およびUNITパラメタの詳細については、“OSIV COMPACT使用手引書”を参照してください。 |
ListWORKS V5.1L10以前で登録した帳票を、「ページ設定」で「印刷データに設定されている印刷属性を優先する」をチェックして印刷する場合、印刷属性の印刷倍率をサポートしていないため、縮小印刷はされません。
List Works で扱うことができる1 帳票内のオーバレイの個数は、255 個までです。255 個を超えるオーバレイを使用している帳票を登録した場合は、登録時にエラーになる場合があります。
サポートしていない制御コードは、読み飛ばされます。主なものは以下のとおりです。
縦書き
バーコード
図形データ/イメージデータ
重ね打ちを行っているとき、表示、印刷、検索、データ変換が正しく行われないことがあります。
罫線の接続機能はサポートしていません。このため、「|」および「-」などの罫線文字は、接続されません。
印刷制御レコードに縮小率が設定されていても、リストビューアでは、その値は無視され、元の用紙サイズで表示されます。
APS/NPで転送したときの印刷制御レコードの内容は、“OSIV APS/NP説明書”を参照してください。
複数のグループオーバレイが指定されているときは、最初に指定されているオーバレイのグループオーバレイ名、およびオーバレイ種別を印刷データのオーバレイ情報として通知します。
0ページの帳票は登録できません。変換エラーになります。セパレータページを削除する場合でも、有効なページがないとエラーになります。
富士通ホスト上で作成した1トランザクションの帳票を、1帳票にして登録する場合は、PrintASSORTを利用してください。
PrintASSORTについては、“PrintASSORT説明書”を参照してください。 |
富士通ホストのCOMPACTを使用して作成した印刷データを扱う場合は、COMPACTの実行時パラメタとして、「CTYPE=L」、「CFORM=M」および「UNIT=NLP」を指定してください。
CTYPE、CFORM、およびUNITパラメタの詳細については、“OSIV COMPACT使用手引書”を参照してください。 |
ListWORKS V5.1L10以前で登録した帳票を、「ページ設定」で「印刷データに設定されている印刷属性を優先する」をチェックして印刷する場合、印刷属性の印刷倍率をサポートしていないため、縮小印刷はされません。
F6672のライタ定義で用紙の長さを設定する場合は、3.5インチ~14インチ(0.5インチ単位)で設定してください。この上限を超えた場合、用紙長はデフォルトの11インチとなります。
F6672の場合、0.5インチ単位で用紙送りの制限をしているため、0.5インチ未満の印字部分が切り捨てられます。用紙送りの制限を考慮して、印刷データを設計してください。
(4) IBMビジネスサーバ帳票の登録 <Windows版のみ>
List Worksでは、e-SYOHSI for 400およびe-SYOHSI for 400 ListWORKS連携オプションを利用して、IBMビジネスサーバ帳票を登録できます。
IBMビジネスサーバの出力用帳票を扱う場合の詳細については、“e-SYOHSI for 400のマニュアル”を参照してください。 |