本製品で装置を管理する場合、はじめに装置を検出する必要があります。装置の検出方法には、以下の2つがあります。
参考
以下の装置は、装置検出時に自動的に装置の登録が行われます。
Storage Cruiserエージェント
VMware vSphere 4以降の、VMホストとVMゲスト
サーバノードを検出した場合でも、ホスト名が解決できないことがあります。
このときは、“IP-IPアドレス”の形式でホスト名が表示されます。
検索対象のサーバにIPv6アドレスが存在する場合でも、以下に示すOS上で動作するStorage CruiserエージェントはIPv4アドレスでの検索だけをサポートします。
プラットフォーム | OS |
---|---|
Solaris | Solaris 9 |
HP-UX | 全バージョン |
AIX | 全バージョン |
サブネット内の装置の自動検出は、Webコンソール画面で対象のサブネットを指定します。
サブネット内の装置の検出により、マネージャーでサポートしている自動検出対応装置を画面に表示します。内部的に、SNMPによるブロードキャスト処理を実施し、本製品でサポートしている装置について自動表示します。
IPv6アドレスの装置は検出対象外です。IPv6アドレスで登録している装置が存在する場合、本機能は実施できません。IPv6アドレスの装置を管理する場合は、IPアドレス指定による検出を行ってください。
SNMPv3を使用する装置は検出対象外です。SNMPv3を使用する装置を管理する場合は、IPアドレス指定による検出を行ってください。
注意
運用管理サーバが直接つながっているサブネット内の装置は、サブネットの指定によらず、自動検出の対象となります。
内部的にSNMPによるブロードキャスト処理を実施するため、対象とするサブネットに対してブロードキャスト処理が通過する環境が必要です。
サブネット内の装置の自動検出ができない場合は、「1.2.9 サポートレベル」を確認してください。「1.2.9 サポートレベル」に記載されている“「サブネット内検出」に対応していない装置”は、後述の「IPアドレス指定による検出」を行ってください。
ETERNUS ディスクアレイでSlave CM側のIPアドレスを設定している場合は、当該装置がMaster CM側のIPアドレスおよびSlave CM側のIPアドレスのどちらも検出されます。「5.2.3 装置の登録」でMaster CM側のIPアドレスの装置を指定してください。Slave CM側のIPアドレスを指定した場合、アクセスパスを設定できません。
Storage Cruiserエージェントを検出する場合
対象装置のIPアドレスを指定してください。
VMware vSphere 4以降のVMホストとVMゲストを検出する場合
VMホストのIPアドレスを指定してください。また、VMホストにログインするときに使用するユーザー名とパスワードを入力してください。
参考
VMホストを指定して登録すると、そのVMホストに含まれるVMゲストも自動的に登録されます。
VMホストの装置登録後に設定されたVMゲストを検出するには、Webコンソールで当該装置に対して[設定の再読み込み]を実行してください。
注意
VMホストおよびVMゲストを本製品に登録するには、VMホストのIPアドレス、ログイン名、およびパスワードが必要です。
VMゲストだけを指定して登録することはできません。
CFX2000 series、PRIMERGY コンバージドファブリックスイッチブレード(10Gbps 18/8+2)を検出する場合
SNMPv1を使用する場合は、ファブリック仮想代表IPおよびSNMPコミュニティー名を入力してください。
SNMPv3を使用する場合は、ファブリック仮想代表IPおよびSNMPv3のユーザー名を指定してください。
上記以外の装置を検出する場合
SNMPv1を使用する場合は、対象装置のIPアドレスおよびSNMPコミュニティー名を入力してください。
SNMPv3を使用する場合は、対象装置のIPアドレスおよびSNMPv3のユーザー名を指定してください。
注意
ETERNUS DX series, ETERNUS DX200Fの検索に失敗した場合、以下の対処を実施してください。
装置導入後にETERNUS Web GUIからSNMP環境設定を一度も実施していない場合
装置のSNMPエージェントが動作していません。「4.3.1 ETERNUS DX series, ETERNUS DX200F」を参照して SNMP 環境設定を実施してください。
ETERNUS DX60/DX80/DX90, DX S2 series, DX S3 series, ETERNUS DX200Fの場合
装置検出ではMaster CM側のIPアドレスを指定してください。Slave CM側のIPアドレスを指定して検出・登録した場合、アクセスパスを設定できません。
Storage Cruiserエージェントの検索に失敗した場合、Storage Cruiserエージェントが起動しているか確認してください。起動していない場合は、Storage Cruiserエージェントを起動してください。
ETERNUS SN200 ファイバーチャネルスイッチ、Brocadeファイバーチャネルスイッチ、およびPRIMERGY ファイバーチャネルスイッチブレードの検索に失敗した場合、装置側のSNMP MIBの設定を確認してください。詳細は、「4.2.1 SN200(Brocade)ファイバーチャネルスイッチ」の「SNMP-MIB設定」を参照してください。
AIX版エージェントを導入したサーバに関して、以下のような現象が発生する場合があります。
サーバを登録する際に非常に時間がかかる。
設定の再読み込みに非常に時間がかかる。
当該サーバに関するHBAポート情報が正しく認識されない場合がある。
上記に該当する場合は、すべてのHBAポートについて、正しく結線されているか確認してください。結線していないHBAポートに対応するファイバーチャネルデバイスが存在する場合は、可能であれば削除してください。HBAポートとファイバーチャネルデバイスの対応の確認方法は、AIXのドキュメントを参照してください。なお、サーバを再起動すると、再度、本操作が必要となる場合があります。
[未使用のファイバーチャネルデバイスfcs3を削除する場合の例]
# /usr/sbin/rmdev -Rdl fcs3
上記に該当しない場合は、「B.1 調査資料の採取」を参照して調査資料を採取し、当社技術員(SE)に連絡してください。