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Interstage List Creator V10.4.1 旧機能編
FUJITSU Software

8.1.2 カスタムタグインタフェース

8.1.2.1 CFX_OAST_CONNECTタグ

入力となるデータを以下のいずれかの方法で指定し、帳票を出力します。

  1. レコード単位文字列(List Creatorの入力データファイルの行単位データ)を指定します。

  2. データベースに対するクエリ定義を指定し、List Creatorでデータを抽出します。

  3. Navigatorクライアントで作成した問い合わせファイルを使用し、List Creatorの入力データをデータベースから抽出します。

8.1.2.1.1 構文
<CFX_OAST_CONNECT         ACTION="DBQUERY"
                          QUERY="QUERYオブジェクト名"
                          QRYCONFIG="クエリ定義名"
                          USER="データベースに接続するユーザ名"
                          PASSWORD="データベースに接続するパスワード"
                          DATASOURCE="データソース(接続先)名"
                          REPSTRING="クエリ定義名の置換文字列">

<CFX_OAST_CONNECT         ACTION="DBDIRECT"
                          QUERY="QUERYオブジェクト名"
                          RNECONFIG="問い合わせファイル名"
                          DBTYPE="接続するデータベース種別"
                          CUSER="データベースに接続するユーザ名"
                          CUPASSWORD="データベースに接続するパスワード"
                          CSERVER="データベースサーバ名"
                          SUSER="Database Directサーバに接続するユーザ名"
                          SUPASSWORD="Database Directサーバに接続するパスワード"
                          SSERVER="Database Directサーバのサーバ名"
                          CONDITION="問い合わせ条件を変更させる際に指定する条件">
8.1.2.1.2 属性

共通属性

ACTION

CFXカスタムタグインタフェースの実行方法を指定します。この属性は、必ず指定してください。

DBQUERY:

クエリ定義よりデータベースに問い合わせ、帳票を出力するための入力となるデータを抽出し、QUERY オブジェクトに追加します(【Windows版】のみ)。

DBDIRECT:

Database Direct連携機能を利用してデータベースに問い合わせ、帳票を出力するための入力データとなるデータを抽出し、QUERY オブジェクトに追加します(【Windows/Solaris版】のみ)。


ACTION属性に「DBQUERY」を指定した場合の属性

この属性は、アプリケーションサーバがWindowsの場合にだけ指定できます。

QUERY

ACTION属性に「CREATE」を指定して作成したQUERY オブジェクト名を指定します。

クエリ定義よりデータベースに問い合わせ、帳票を出力するための入力となるデータを抽出し、QUERY オブジェクトに追加します。この属性を繰り返し呼び出した場合、データはQUERY オブジェクトに追加されます。QUERYオブジェクトに追加されたデータは、作業用ディレクトリ下の一時作業用ファイルに保存されます。「DELETE」でQUERYオブジェクトを破棄したときに、削除されます。
この属性は、必ず指定してください。


QRYCONFIG

クエリ定義名を指定します。
この属性は、必ず指定してください。


USER

データベースに接続するときのユーザ名を20バイト以内で指定します。
この属性は、必ず指定してください。


PASSWORD

データベースに接続するときのパスワードを14バイト以内で指定します。
この属性は、必ず指定してください。


DATASOURCE

データベースに接続するときのデータソース名を32バイト以内で指定します。
省略すると、環境設定画面の[クエリ]タブで指定したデータソース名が有効になります。
データソース名は、いずれかで必ず指定してください。


REPSTRING

クエリ定義で指定した文字列をクエリ実行時に置き換えたい場合に、置換元文字列と置換後文字列を指定します。指定形式については、以下を参照してください。
⇒“4.2.4.2 クエリコマンドの置換文字列の指定形式

置き換え対象の範囲は以下のとおりです。

  • 検索条件

  • 項目名/演算式

  • 結合条件

以下に指定例を示します。この例では、クエリ定義の問い合わせ条件画面で、印刷フィールド「従業員番号」の検索条件に「=999999」、印刷フィールド「月」の検索条件に「=99」を指定し、実行時に、従業員番号の検索条件「999999」を「404097」に、月の検索条件「99」を「10」に置換しています。

クエリ定義の問い合わせ条件画面での指定

番号

印刷フィールド

項目名/演算式

検索条件

001

従業員番号

A.従業員番号

=999999

002

氏名

A.氏名

003

B.月

=99

004

B.日

⇒REPSTRINGには、以下のように指定します。

"\"999999\" \"404097\",\"99\" \"10\""

⇒出退勤データから取り出した従業員番号「404097」の10月分の個人出退勤データを入力データとして、帳票「個人出退勤簿」が出力されます。

注意

  • 置換文字列には、SQLの予約語を指定しないでください。SQLの予約語については、使用するデータベースのマニュアルなどを参照してください。


ACTION属性に「DBDIRECT」を指定した場合の属性

この属性は、アプリケーションサーバがWindows/Solarisの場合にだけ指定できます。

QUERY

ACTION属性に「CREATE」を指定して作成したQUERY オブジェクト名を指定します。

問い合わせファイルを利用してデータベースに問い合わせを行い、帳票を出力するための入力となるデータを抽出し、QUERY オブジェクトに追加します。この属性を繰り返し呼び出した場合、データはQUERY オブジェクトに追加されます。QUERYオブジェクトに追加されたデータは、作業用ディレクトリ下の一時作業用ファイルに保存されます。「DELETE」でQUERYオブジェクトを破棄したときに、削除されます。

この属性は、必ず指定してください。

注意

  • 問い合わせファイルは、Navigatorクライアントを利用して事前に作成しておく必要があります。

  • この属性を呼び出す前に、Database Direct連携機能で取得するデータに対応する帳票名をCREATE時またはCHANGEFORM時に指定してください。

  • この属性を指定した場合、入力データの文字コード系はShift-JISコード系となります。

  • この属性を繰り返し呼び出した場合、抽出したデータは追加されていきます。

  • 必須パラメータ以外のパラメータを省略する場合は、「null」を指定してください。


RNECONFIG

Database Directサーバと連携を行い、データベース内のデータを検索して取り出す場合に、Navigatorクライアントで生成した問い合わせファイル名(拡張子「rne」)を指定します。

この属性は必ず指定してください。


DBTYPE

接続するデータベースの種別を指定します。

SYMFORDB:

SymfoWARE/RDB

ORACLE:

Oracle

SQLSERVER:

SQL Server(Windows上のSQL Serverに接続する場合に指定)

指定が省略された場合は、「SYMFORDB」が指定されたものとして動作します。


CUSER

データベースに接続する際のユーザ名を指定します。このパラメータは、データベースの種別が「SymfoWARE/RDB」(dbtypeパラメータで「SYMFORDB」を指定)で、SymfoWARE/RDBとList Manager Database Directが同一サーバに実装されている場合(cserverパラメータでDBサーバ名を指定しない場合)のみ省略できます。これ以外の場合は、必ず指定してください。


CUPASSWORD

データベースに接続する際のユーザパスワードを指定します。このパラメータは、データベースの種別が「SymfoWARE/RDB」(dbtypeパラメータで「SYMFORDB」を指定)で、SymfoWARE/RDBとList Manager Database Directが同一サーバに実装されている場合(cserverパラメータでDBサーバ名を指定しない場合)のみ省略できます。これ以外の場合は、必ず指定してください。


CSERVER

データベースエンジンを実装するサーバ名を指定します。


SUSER

Database Directサーバに接続するユーザ名を指定します。
この属性は必ず指定してください。


SUPASSWORD

List Manager Database Directに接続する際のパスワードを指定します。

この属性は必ず指定してください。


SSERVER

List Manager Database Directが稼動しているサーバ名を指定します。
この属性は必ず指定してください。


CONDITION

問い合わせファイルに定義されている問い合わせ条件を動的に変更する場合に、その条件を指定します。詳細については、以下を参照してください。
⇒“4.4.2 naviexecコマンド”のコマンドの説明部分