[機能]
入力データとなるデータファイルを仕分け定義にしたがって仕分け、帳票を出力します。
[記述形式]
以下に、コマンドの記述形式を示します。
[ ]は、省略できることを示します。
オプション1、オプション2、オプション3…には、prassortコマンドのオプションを記述します。
prassortコマンドのオプションで、「仕分け定義名」は省略できません。
prassort [ オプション1 ] [ オプション2 ] [ オプション3 ] …
以下に、prassortコマンドのオプションの一覧を示します。
オプション | 【アプリケーションサーバのオペレーティングシステム】 | |||
---|---|---|---|---|
W | S | L | ||
○ | - | - | ||
○ | - | - | ||
○ | - | - | ||
"帳票名" | ○ | - | - | |
○ | - | - | ||
○ | - | - | ||
○ | - | - | ||
○ | - | - | ||
○ | - | - | ||
○ | - | - | ||
○ | - | - | ||
○ | - | - | ||
○ | - | - | ||
(*1) | ○ | - | - |
*1:省略できません。
オプションについて説明します。
アプリケーションサーバ上でデータファイルを仕分けた時点でコマンドを復帰させる場合に指定します。この場合、アプリケーションサーバでの帳票出力処理および帳票出力サーバへの配信処理の完了を待ち合わせずにコマンドが復帰します。
このオプションを省略すると、アプリケーションサーバでの帳票出力処理および帳票出力サーバへの配信処理の完了を待ち合わせます。
このオプションは、仕分け先設定画面の[動作]タブで動作方法に「配信する」を指定した仕分け先の場合にのみ有効です。
アプリケーションサーバの帳票を帳票出力サーバに配信せず、帳票出力サーバに配置済みの帳票を使用して帳票を出力する場合に指定します。
このオプションを省略すると、アプリケーションサーバの帳票を帳票出力サーバの環境設定画面の[全般]タブで指定されている作業用ディレクトリに配信します。
このオプションは、仕分け先設定画面の[動作]タブで動作方法に「配信する」を指定した仕分け先の場合で、アプリケーションサーバの帳票を帳票出力サーバに配信する場合(-bオプションを指定しない場合)にのみ有効です。
帳票出力サーバの配信先ディレクトリ(環境設定画面の[全般]タブで指定されている作業用ディレクトリ)にすでに同名の帳票が存在した場合に、どのような処理を行うかを指定します。
すべて上書きします。読み取り専用の帳票も上書きします。
アプリケーションサーバの帳票が更新されている場合(アプリケーションサーバの帳票のファイル更新日時が帳票出力サーバのファイル更新日時より新しい場合)にのみ配信し、上書きします。読み取り専用の帳票も上書きします。
このオプションを省略すると、qが指定されたものとして動作します。
このオプションは、1つの帳票を出力する場合(仕分け定義情報画面の[環境定義]タブのデータファイル形式の「マルチフォーム出力する」チェックボックスがチェックされていない場合)にのみ有効です。
帳票名を「ダブルクォーテーション(")」で囲んで指定します。
1つの帳票を出力する場合(仕分け定義情報画面の[環境定義]タブのデータファイル形式の「マルチフォーム出力する」チェックボックスがチェックされていない場合)、帳票名は、仕分け先ごとに以下の優先順序で有効になります。
仕分け先設定画面の[動作]タブで指定した帳票名
このオプションで指定した帳票名
仕分け定義名
注意
入力データ形式が「XML形式」の帳票は仕分け処理できません。必ず「XML形式」以外の帳票を指定してください。
ポイント
マルチフォーム出力する場合は、帳票名を入力データで指定しますので、このオプションで指定する必要はありません。
このオプションは、以下の場合に有効です。
仕分け先設定画面の[動作]タブで動作方法に「帳票を出力する」を指定した仕分け先の場合
仕分け先設定画面の[動作]タブで動作方法に「配信する」を指定した仕分け先の場合で、アプリケーションサーバの帳票を帳票出力サーバに配信する場合(-bオプションを指定しない場合)
アプリケーションサーバの帳票格納ディレクトリをフルパスで指定します。
上記の場合に省略すると、アプリケーションサーバの環境設定画面の[全般]タブで指定されている帳票格納ディレクトリが有効になります。
注意
帳票格納ディレクトリ名の末尾には、「円マーク(\)」を指定しないでください。
入力データの文字コード系を指定します。アプリケーションサーバ側で指定した文字コード系は、帳票出力サーバ側に引き継がれます。
Shift-JIS
このオプションを省略すると、環境設定画面の[全般]タブで指定した文字コード系が有効になります。
注意
仕分けで扱える入力データの文字コード系は、Shift-JISのみです。
アプリケーションサーバの環境設定画面の[全般]タブで入力データの文字コード系に「Shift-JIS」以外を指定した環境でprassortコマンドを実行する場合、必ずこのオプションで「SJIS(Shift-JIS)」を指定してください。
アプリケーションサーバのデータファイル名を259バイト以内のフルパスで指定します。
このオプションを省略すると、prassortコマンドを実行したディレクトリ配下の仕分け定義名と同名のデータファイル(「仕分け定義名.dat」)が指定されたものとして動作します。
注意
データファイル中のデータは、必ずShift-JISの文字コード系で記述してください。
入力データ形式が「XML形式」のデータファイルは仕分け処理できません。
このオプションは、仕分け先設定画面の[動作]タブで動作方法に「配信する」を指定した仕分け先の場合にのみ有効です。
アプリケーションサーバのメディアデータファイルを帳票出力サーバに配信する場合に、アプリケーションサーバのメディアデータファイル名をフルパスで指定します。複数のファイルを指定する場合は、「セミコロン(;)」で区切って指定します。
帳票出力サーバに配信されたメディアデータファイルは、帳票出力後に削除されます。
このオプションを省略すると、メディアデータファイルを配信しません。
なお、帳票出力サーバでの帳票の出力時、メディアデータ格納ディレクトリは、以下の優先順序で有効になります。
無効(このオプションと仕分け先設定画面の[動作]タブの「メディアデータファイル」の設定により配信したメディアデータファイルのみ有効)
仕分け先設定画面の[動作]タブのコマンドオプションの-visualdirオプションで指定したメディアデータ格納ディレクトリ
帳票出力サーバの環境設定画面の[全般]タブで指定されている作業用ディレクトリ
注意
このオプションおよび仕分け定義で指定したメディアデータファイルは、prassortコマンドを実行するコンピュータ上に配置してください。
メディアデータファイルを配信する場合、組込みメディア項目に対する入力データ中のメディアデータファイル名は、ファイル名のみを指定してください。
このオプションは、帳票出力サーバがListCREATOR V10.0L10以降および
List Creator V6.0L10以降、またはOutputASSIST V5.0L30以降の場合に使用できます。それ以前の場合は、エラーになります。
ポイント
仕分け先設定画面の[動作]タブで指定されたメディアデータファイルは、このオプションの指定にかかわらず、配信されます。
仕分け先ごとに異なるメディアデータファイルを配信する場合は、メディアデータファイル名を仕分け先設定画面の[動作]タブで指定します。
すべての仕分け先に同じメディアデータファイルを配信する場合は、メディアデータファイル名をこのオプションで指定すると便利です。
このオプションは、仕分け先設定画面の[動作]タブで動作方法に「配信する」を指定した仕分け先の場合にのみ有効です。
電子保存した帳票をFAX送信する場合に使用するFAX受信者情報ファイルを、アプリケーションサーバから帳票出力サーバに配信する場合に、アプリケーションサーバのFAX受信者情報ファイル名をフルパスで指定します。FAX受信者情報ファイルには、FAX受信者情報を100件以内で記述してください。100件を超えて記述するとエラーになります。
FAX受信者情報は、1行に1件を以下の形式で記述します。[ ]は、省略できることを示します。複数件指定する場合は、次の行に記述します。改行のみの行は記述しないでください。
FAX番号[,名前[,所属[,住所[,電話番号]]]]
帳票出力サーバに配信されたFAX受信者情報ファイルは、帳票出力後に削除されます。
このオプションを省略すると、FAX受信者情報ファイルを配信しません。その場合、FAX受信者情報は、以下の優先順序で有効になります。
仕分け先設定画面の[動作]タブのコマンドオプションの-lwfaxrcvfileオプションで指定したFAX受信者情報(ファイル)
仕分け先設定画面の[動作]タブのコマンドオプションの-lwfaxrcvオプションで指定したFAX受信者情報
帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの電子保存のFAX属性設定画面で指定した受信者情報
設定されない
注意
FAX受信者情報ファイル中のデータは、必ずShift-JISの文字コード系で記述してください。
このオプションを指定する場合は、FAX番号を必ず指定してください。
このオプションは、帳票出力サーバがListCREATOR V10.0L10以降および
List Creator V6.0L10以降、またはOutputASSIST V5.0L30以降の場合に使用できます。それ以前の場合は、エラーになります。
ポイント
電子保存後にFAX送信する場合は、FAX送信時にFAX受信者情報を変更することもできます。
以下にFAX受信者情報ファイルの記述例を示します。
99-9999-9999,日本 太郎,営業1課 99-9999-9999,日本 花子,営業2課
このオプションは、仕分け先設定画面の[動作]タブで動作方法に「配信する」を指定した仕分け先の場合にのみ有効です。
FAX送信する場合に使用するFAX受信者情報ファイルを、アプリケーションサーバから帳票出力サーバに配信する場合に、アプリケーションサーバのFAX受信者情報ファイル名をフルパスで指定します。FAX受信者情報ファイルには、FAX受信者情報を100件以内で記述してください。100件を超えて記述すると、エラーになります。
FAX受信者情報は、1行に1件を以下の形式で記述します。[ ]は、省略できることを示します。複数件指定する場合は、次の行に記述します。改行のみの行は記述しないでください。
FAX番号[,名前[,所属[,住所[,電話番号]]]]
帳票出力サーバに配信されたFAX受信者情報ファイルは、帳票出力後に削除されます。
このオプションを省略すると、FAX受信者情報ファイルを配信しません。その場合、FAX受信者情報は、以下の優先順序で有効になります。
仕分け先設定画面の[動作]タブのコマンドオプションの-infaxrcvfileオプションで指定したFAX受信者情報(ファイル)
仕分け先設定画面の[動作]タブのコマンドオプションの-atfaxrcvオプションで指定したFAX受信者情報
帳票業務情報のプロパティ画面の[FAX]タブで指定した受信者情報
FAX送信する場合は、FAX受信者情報をいずれかで必ず指定してください。
注意
FAX受信者情報ファイル中のデータは、必ずShift-JISの文字コード系で記述してください。
このオプションを指定する場合は、FAX番号を必ず指定してください。
このオプションは、帳票出力サーバがListCREATOR V10.0L10以降およびList Creator V6.0L10以降、またはOutputASSIST V5.0L30以降の場合に使用できます。それ以前の場合は、エラーになります。
以下にFAX受信者情報ファイルの記述例を示します。
99-9999-9999,日本 太郎,営業1課 99-9999-9999,日本 花子,営業2課
このオプションは、仕分け先設定画面の[動作]タブで動作方法に「配信する」を指定した仕分け先の場合にのみ有効です。
アプリケーションサーバのファイルを帳票出力サーバに配信する場合に、アプリケーションサーバの配信するファイル名をフルパスで指定します。
帳票出力サーバに配信されたファイルは、帳票出力後に削除されます。
このオプションを省略すると、ファイルを配信しません。
このオプションは、以下の場合に指定します。
PDFメール配信でPDFメール配信情報ファイルを使用する場合
PDFファイルをメール配信する場合に使用するPDFメール配信情報ファイルをこのオプションと仕分け先設定画面の[動作]タブのコマンドオプションの-gpdfmailconffileオプションで指定します。-gpdfmailconffileオプションにはファイル名のみ指定してください。
PDFメール配信情報ファイルは、以下の優先順序で有効になります。
このオプション(アプリケーションサーバ側のフルパス)と仕分け先設定画面の[動作]タブのコマンドオプションの-gpdfmailconffileオプションで指定したPDFメール配信情報ファイル(ファイル名のみ)
仕分け先設定画面の[動作]タブのコマンドオプションの-gpdfmailconffileオプションで指定したPDFメール配信情報ファイル(帳票出力サーバ側のフルパス)
PDF文書情報ファイルを使用する場合
このオプションとこのオプションと仕分け先設定画面の[動作]タブのコマンドオプションの-in5オプションで指定します。このオプションと仕分け先設定画面の[動作]タブのコマンドオプションの-in5オプションにはファイル名のみ指定してください。
PDF文書情報ファイルは、以下の優先順序で有効になります。
このオプション(アプリケーションサーバ側のフルパス)と仕分け先設定画面の[動作]タブのコマンドオプションの-in5オプションで指定したPDF文書情報ファイル(ファイル名のみ)
仕分け先設定画面の[動作]タブのコマンドオプションの-in5オプションで指定したPDF文書情報ファイル(帳票出力サーバ側のフルパス)
PDFファイルに任意のファイルを添付する場合
PDFファイルに添付するファイルを、このオプションと仕分け先設定画面の[動作]タブのコマンドオプションの-gpdfembedfileオプションで指定します。この場合、仕分け先設定画面の[動作]タブのコマンドオプションの-gpdfembedfileオプションでは、添付するファイルのファイル名のみを指定してください。
PDFファイルに添付するファイル名の指定は、以下の優先順序で有効になります。
このオプション(アプリケーションサーバ側のフルパス)と仕分け先設定画面の[動作]タブのコマンドオプションの-gpdfembedfileオプションで指定したファイル(ファイル名のみ)
仕分け先設定画面の[動作]タブのコマンドオプションの-gpdfembedfileオプションで指定したPDFファイルに添付するファイル(帳票出力サーバ側のフルパス)
帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面で指定した文書管理のPDFファイルに添付するファイル(帳票出力サーバ側のフルパス)
注意
PDFメール配信情報ファイル中のデータは、必ずShift-JISの文字コード系で記述してください。
このオプションは、帳票出力サーバがListCREATOR V10.0L20以降およびList Creator V6.0L10以降の場合に使用できます。
アプリケーションサーバの仕分け定義が格納されているディレクトリをフルパスで指定します。
このオプションを省略すると、環境設定画面の[仕分け]タブで指定されている仕分け定義格納ディレクトリが有効になります。
このオプションは、仕分け先設定画面の[動作]タブで動作方法に「配信する」を指定した仕分け先の場合にのみ有効です。
prsetpasswdコマンドで設定したユーザで仕分けを実行する場合に指定します。
prassortコマンドを実行したユーザがprsetpasswdコマンドで設定されていない場合、prsetpasswdコマンドで最初に登録したユーザで仕分けを実行します。
prsetpasswdコマンドでユーザが1件も登録されていない場合、エラーになります。
このオプションを省略すると、帳票出力サーバ上でもprassortコマンドを実行したユーザで動作します。
注意
以下の運用を行う場合は、アプリケーションサーバ上でprsetpasswdコマンドを使用してリモート帳票出力ユーザの設定、および-rmuserpasswdオプションを指定してください。
SYSTEMアカウントで動作するサービスプロセスからリモート帳票出力を行う場合
ファイアウォールやルータにより445/tcpポート(microsoft-ds (*1))をブロックしている場合
*1:ダイレクト・ホスティングSMBサービスの通信に使われるポート番号で、ファイルとプリンタの共有やリモート管理などに利用されます。
アプリケーションサーバの仕分け定義名を指定します。
このオプションは、必ず指定してください。
[記述例]
prassortコマンドの記述例については、以下を参照してください。
⇒“4.3.1.1 prassortコマンドの記述例”
[復帰値]
復帰値を示します。
復帰値 | 意味 |
---|---|
0 | 正常終了 |
-1 | 仕分け処理に失敗したデータがあり、仕分けリカバリ情報が作業用ディレクトリにあります。イベントログを確認してください。-wオプションを指定した場合、この復帰値は通知されません。 |
-2 | 異常終了。エラー詳細についてはイベントログを確認してください。 |
[補足]
仕分け定義の指定により、仕分け定義のあるコンピュータにリカバリデータを残せます。リカバリデータを使用してリカバリ処理を行うには、prasrcvrコマンドを使用します。
[注意]
List Creatorがサポートする仕分けは2段階までです。帳票出力サーバ上の仕分け定義により、さらに別コンピュータに配信する3段階以上の仕分けは実行できません。3段階以上の仕分けは、実行時にエラーになります。
仕分けを行う場合、OCI連携機能を使用したデータベース(Oracle)連携はできません。必ずデータファイルを使用してください。
帳票出力サーバに配信する場合、コンピュータ名とTCP/IPのホスト名は同一となるようネットワークの設定を行ってください。
仕分けを行う場合、仕分け定義を指定しておく必要があります。仕分け定義を指定するには、[スタート]-[プログラム]-[List Creator]-[ユーティリティ]-[仕分け定義一覧]を選択します。
仕分けを行う場合、仕分け定義格納ディレクトリ、List Creatorの作業用ディレクトリ、通常使うプリンタ、通信に関する情報などを指定しておく必要があります。これらの設定は、帳票出力サーバのList Creatorの環境設定で設定してください。
帳票出力サーバに配信する場合、帳票出力サーバ上ではprassortコマンドを実行したユーザの権限で動作します。
帳票出力サーバ上でもprassortコマンドを実行したユーザの権限で動作できるよう、アプリケーションサーバと帳票出力サーバとで、同一ユーザ名・パスワードのアカウントを設定しておいてください。
また、以下の運用を行う場合は、リモート帳票出力を行う前に、アプリケーションサーバ上でprsetpasswdコマンドを使用して、リモート帳票出力ユーザを設定し、prputprtコマンドの-rmuserpasswdオプションを指定してください。
SYSTEMアカウントで動作するサービスプロセスからリモート帳票出力を行う場合
ファイアウォールやルータにより445/tcpポート(microsoft-ds (*1))をブロックしている場合
*1:
ダイレクト・ホスティングSMBサービスの通信に使われるポート番号で、ファイルとプリンタの共有やリモート管理などに利用されます。
通常使うプリンタは、コンピュータのログオン状態によって異なります。通常使うプリンタは、帳票出力サーバのList Creatorの環境設定で設定します。
帳票出力サーバがWindowsで、ログオンしていない場合、利用者定義文字が出力されない場合がありますのでご注意ください。
帳票やデータファイル、メディアデータファイルなどの配信先ディレクトリ(帳票出力サーバの環境設定で指定した作業用ディレクトリ)には、prassortコマンドを実行するユーザがサブディレクトリやファイルを作成・読み取り・変更・削除できるアクセス権を設定しておいてください。作成・読み取り・変更・削除できるアクセス権が設定されていない場合、帳票やデータファイル、メディアデータファイルなどの配信や、帳票の出力に失敗することがあります。
配信した帳票には、配信先ディレクトリ(帳票出力サーバの環境設定で指定されている作業用ディレクトリ)に設定されているアクセス権が設定されます。
仕分けで帳票を出力する場合、帳票出力サーバでprprintコマンドを実行するため、仕分け先設定画面の[動作]タブのコマンドオプションで、prprintコマンドのオプションを指定します。ただし、prprintコマンドの以下のオプションは、指定しても無効になります。
prprintコマンドのオプションについては、オンラインマニュアル“アプリケーション作成ガイド”を参照してください。
帳票格納ディレクトリ名
入力データの文字コード系
データファイル名
メディアデータ格納ディレクトリ(prassortコマンドの-lcvisualfileオプションまたは仕分け先設定画面の[動作]タブの「メディアデータファイル」の設定によりメディアデータファイルを配信した場合のみ無効)
マルチフォーム用帳票名データ区切り文字(指定しないでください)
マルチフォーム用帳票名データフィールド長(指定しないでください)
項目名ラベル付きデータファイル指定(指定しないでください)
電子保存時のFAX受信者情報(prassortコマンドで-lclwfaxrcvfileオプションを指定して電子保存時のFAX受信者情報ファイルを転送した場合のみ無効)
電子保存時のFAX受信者情報ファイル名(prassortコマンドで-lclwfaxrcvfileオプションを指定して電子保存時のFAX受信者情報ファイルを配信した場合のみ無効)
FAX送信時のFAX受信者情報(prassortコマンドで-lcinfaxrcvfileオプションを指定してFAX送信時のFAX受信者情報ファイルを転送した場合のみ無効)
FAX送信時のFAX受信者情報ファイル名(prassortコマンドで-lcinfaxrcvfileオプションを指定してFAX送信時のFAX受信者情報ファイルを配信した場合のみ無効)
帳票出力サーバで帳票を出力する場合で、-nオプションを指定する場合、Print Managerの高信頼リモートプリンタ、リモートプリンタは指定しないでください。
帳票出力サーバで帳票を出力する場合で、-afaxオプションを指定する場合、Print Managerのリモートプリンタは指定しないでください。
-lwfaxrcvfileオプションを指定する場合、電子保存時のFAX受信者情報ファイルは、帳票出力サーバ上に配置しておいてください。
-infaxrcvfileオプションを指定する場合、FAX送信時のFAX受信者情報ファイルは、帳票出力サーバ上に配置しておいてください。
PDFファイル保存する場合、一度の仕分け処理で同じコンピュータに複数のデータが仕分けられないようにしてください。同じコンピュータに複数のデータを仕分けた場合、最後に仕分けたデータを使用して出力したPDFファイルのみ作成されます。
仕分け機能では、集計表形式でレポート頭書きパーティション用のデータが必要な帳票はサポートしていません(レポート頭書きパーティションのすべての項目に入力データが不要な演算子を指定した帳票は使用できます)。
帳票を仕分けて出力する場合、データファイルは仕分け条件に指定する項目をキーにソートしておく必要があります。
アプリケーションサーバから帳票を配信したときに、処理中にエラーになった場合、配信先の帳票は保証できません。再度prassortコマンドを実行してください。
仕分け中に異常が発生した場合、イベントログにエラーが通知されます。
prputprtコマンドおよびprassortコマンドにより帳票を出力する場合、1台の帳票出力サーバに対して同時に通信できるプロセス数は合わせて50個までです。1台のアプリケーションサーバに対して帳票出力サーバが複数台存在する場合は、それぞれの帳票出力サーバに対して50個まで(帳票出力サーバ台数×50個まで)同時に通信することができます。また、1台の帳票出力サーバに対して、アプリケーションサーバが複数台存在する場合はそれぞれのアプリケーションサーバから同時に通信するプロセス数の合計が50個まで通信可能となります。51個目以降の帳票出力処理および仕分け処理は、中断される場合があります。prputprtコマンドおよびprassortコマンドを連続して実行する場合はご注意ください。
ネットワークの高負荷、ネットワーク経路が切断された、またはネットワークハード異常などが発生した場合、最大30分後にエラーとなります。この場合、帳票出力サーバとのネットワーク経路に問題がないか、またはネットワークハード異常が発生していないかを確認してください。
仕分け機能で扱える文字コード系は、Shift-JISのみです。アプリケーションサーバの環境設定画面の[全般]タブで入力データの文字コード系に「Shift-JIS」以外を指定した環境でprassortコマンドを実行する場合、必ず-indatacodeオプションで「SJIS(Shift-JIS)」を指定してください。
仕分け機能では、入力データ形式が「XML形式」の帳票はサポートしていません。