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NetCOBOL V11.0 NetCOBOL Studio ユーザーズガイド
FUJITSU Software

10.3.4 [送信(グローバルサーバ)]ダイアログボックス

項目

説明

送信元

ファイルの種別

送信するファイルの種別を選択します。以下に示す種別があります。

  • ソース

    • COBOLソースファイル

    • プリコンパイラ入力ソースファイル

  • 登録集

    • 登録集ファイル

  • 画面帳票定義体

    • 画面帳票定義体ファイル

      拡張子が".SMD"の画面帳票定義体でなければなりません。拡張子が".PMD"、".SMU"および".PMU"の画面帳票定義体ファイルは対象になりません。

  • その他

    プロジェクトに登録されている任意のファイル

ファイル名

送信するファイルのファイル名を指定します。ファイル名は、プロジェクトフォルダをカレントフォルダとする相対パス名、または、絶対パス名で指定します。

ここで指定したファイル名からパス名と拡張子を除いたファイル名が、送信先のデータセットのメンバ名となります。このため、区分編成データセットまたはGEMライブラリのメンバ名として有効なものだけが指定できます。

複数のファイルを指定する場合、ファイル名をセミコロン(;)で区切って指定します。

ワイルドカードによるファイルの指定はできません。

[参照]ボタンをクリックして表示される[開く]ダイアログボックスから選択することもできます。

データの種別

[ファイルの種別]が“その他”の場合、送信するファイルのデータの種別を指定します。“その他”以外の場合は選択できません。

  • テキスト

    [コード系]で選択されたコード系に変換して送信します。

  • バイナリ

    コード変換せずに送信します。

[ファイルの種別]が“ソース”または“登録集”の場合、“テキスト”となります。[ファイルの種別]が“画面帳票定義体”の場合、“バイナリ”となります。

更新されたファイルのみ

更新されたファイルだけを送信するか否かを指定します。

チェックを付けると、[ファイル名]に指定されたファイルのうち、直前の送信日時より後に更新されたファイルだけが送信対象になります。

チェックを外すと、[ファイル名]に指定されたファイルがすべて送信対象になります。

最終送信日時

[ファイル名]に指定されたファイルのうち、最も新しい送受信日時が表示されます。

送受信済みのファイルが無い場合、何も表示されません。

送信先

ホスト名

送信先のグローバルサーバを開設する応用プログラム名を選択します。プルダウンリストには[グローバルサーバ]ージで設定したホスト名が表示されます。

データセット名

送信先のデータセット名を指定します。

[参照]ボタンをクリックして表示される[データセットの参照(グローバルサーバ)]ダイアログボックスから選択することもできます。

  • 区分編成データセットまたはGEMライブラリでなければなりません。

  • 区分編成データセットまたはGEMライブラリのメンバ名を指定することはできません。

  • データセット名を複数指定することはできません。

  • データセット名は、完全修飾名(引用符付き)または部分修飾名(引用符なし)で指定します。部分修飾名を指定した場合、[グローバルサーバ連携]ページの設定により決定したデータセット名付加文字列が部分修飾名の先頭に付加され、全体を引用符で囲った完全修飾名として取り扱われます。

  • 指定したデータセット名が存在しない場合、区分編成データセットが新規作成されます。(注1)

データセットパスワード

送信先のデータセットがパスワード保護されている場合、データセットに付与されているパスワードを指定します。

VOL通番

送信先のデータセットを新規に作成する場合(注1)、または、カタログされていないデータセットの場合、ボリューム通し番号を指定します。

カタログされている既存のデータセットの場合、指定したボリューム通し番号は無視されます。

レコード形式

送信先のデータセットに区分編成データセット名を指定した場合は、データセットのレコード形式を選択します。送信先のデータセットにGEMライブラリを指定した場合は、メンバのレコード形式を選択します。

  • 省略値

    [データの種別]で“テキスト”を選択した場合、レコード形式は“可変長”になります。[データの種別]で“バイナリ”を選択した場合、レコード形式は“固定長”になります。

  • 固定長

    送信先のデータセットのレコード形式がブロック化固定長レコード形式、または、GEMライブラリのメンバのレコード形式が固定長レコード形式の場合に選択します。

  • 可変長

    送信先のデータセットのレコード形式がブロック化可変長レコード形式、または、GEMライブラリのメンバのレコード形式が可変長レコード形式の場合に選択します。

レコード長

送信先のデータセットのレコード長を指定します。

[ファイルの種別]、[データの種別]および[レコード形式]によって指定できるレコード長の範囲が異なります。

指定できるレコード長の範囲は“表10.2 指定できるレコード長の範囲”を参照してください。

コード系

グローバルサーバのコード系を選択します。選択できるコードは以下のとおりです。

  • EBCDIC(カナ)

  • EBCDIC(英小文字)

  • EBCDIC(ASCII)

[データの種別]にテキストが選択された場合に有効となります。

上書き

送信先のデータセットに既存のメンバが存在する場合、上書きするか否かを指定します。

チェックを付けた場合、送信先のメンバを上書きします。チェックを付けなかった場合、送信先のメンバは上書きされません。

[更新されたファイルのみ]にチェックが付いていない場合に有効になります。

GEM

言語タイプ

GEMライブラリへのファイル送信時、メンバの言語タイプを選択します。選択できる言語タイプは以下のとおりです。

  • COBOL

    送信するファイルがCOBOLソースファイル、プリコンパイラ入力ソースファイル、または登録集ファイルの場合に選択します。

  • CNTL

    送信するファイルがジョブ制御文の場合に選択します。

  • JCL

    送信するファイルがジョブ制御文の場合に選択します。

  • DATA

    送信するファイルが上記以外のテキストファイルまたはバイナリファイルの場合に選択します。

所有者名

GEMライブラリへのファイル送信時、メンバの所有者名を指定します。省略した場合、ユーザ識別名が指定されたものと見なされます。

メンバパスワード

GEMライブラリへのファイル送信時、メンバをパスワード保護する場合、パスワードを先頭が数字以外で始まる8文字以内の英数字(A~Z、\、#、@、0~9)で指定します。

ステータス

GEMライブラリへのファイル送信時、メンバのステータスを選択します。選択できるステータスは以下のとおりです。

  • TEST

    送信後のメンバに対して、読み込みおよび書き込みを許可する場合に選択します。

  • MASTER

    送信後のメンバに対して、書き込みを許可しない場合(読み込みは可能)に選択します。

最大保有レベル

GEMライブラリへのファイル送信時、メンバが保持する最大のレベル数を、1~255の範囲で選択します。初期値は255です。

注1: VOL通番を指定してデータセットを新規に作成した場合、カタログされないデータセットとして作成されます。必要に応じてカタログ操作を行ってください。VOL通番を指定せずにデータセットを新規に作成した場合は、カタログされたデータセットとして作成されます。必要に応じてアンカタログ操作を行ってください。

表10.2 指定できるレコード長の範囲

ファイルの種別

データの種別

レコード形式

レコード長

ソース

テキスト

固定長

80(変更不可)

可変長(省略値)

5~223(省略値223)

登録集

テキスト

固定長

80(変更不可)

可変長(省略値)

5~223(省略値223)

画面帳票定義体

バイナリ

固定長

256(変更不可)

その他

テキスト/バイナリ

固定長

1~3176(省略値256)

可変長

5~3180(省略値256)