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PRIMEFLEX for HA Database 業務開発ガイド(Native SQL編)
FUJITSU Integrated System

1.1.6 データベースの定義情報およびデータの整合性確認

DB管理モード中に実施したデータベースの定義、変更、削除や創成について、両ノードで正しく実行できていることを再確認してください。以下を参照して、これらの操作を行ったデータベースの資源について、データベースの定義情報およびデータの整合性が取れていることを確認してください。

分類

整合性の確認方法

データベースの定義情報

  • rdbprtコマンドで両ノードのデータベースの定義情報を参照し、定義内容に誤りがないことを確認してください。

  • rdbprtコマンドで両ノードのデータベースの定義情報を比較して同じことを確認してください。

データ

  • rdbudsiコマンドで両ノードのDSIの格納件数を比較して同じことを確認してください。

運用情報

  • rdbinfコマンドで両ノードでDSIに更新抑止情報およびアクセス禁止情報が設定されていないことを確認してください。

データベースの定義情報およびデータの整合性がとれていない場合、DB管理モードが終了できません。

ハードウェア故障などが原因で解決できないエラーが発生している場合、“DB管理モード中に解決できないエラーが発生した場合”を参照して対処してください。

参照

rdbprtコマンド、rdbudsiコマンドおよびrdbinfコマンドの詳細は、“Symfoware Server コマンドリファレンス”を参照してください。

DB管理モード中に解決できないエラーが発生した場合

ハードウェア故障などが原因で、データベースの定義および創成の再実行がエラーとなり、両ノードのデータベースの定義情報およびデータを一致させることができない場合、エラーが発生したノードで以下を実行し、当該ノードを切り離します。

# /opt/FJSVaplamdb/bin/dbmngdetach

その後、正常なノードにおいて、DB管理モード中に実施しようとした目的のデータベースの定義および創成の操作を最後まで完了させてから、DB管理モードを終了してください。

DB管理モード終了後、“利用ガイド”の“警告・異常時の対処とリカバリー”を参照して、リカバリーしてください。

注1)ノード#1またはノード#2の、どちらのノードでも実行可能です。

注意

  • dbmngdetachコマンドは解決できないエラーが発生したノードで実行してください。

  • 解決できないエラーが発生したにもかかわらず、dbmngdetachコマンドを実行せずに当該ノードを切り離さない場合、DB管理モードを終了できない場合があります。