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PRIMEFLEX for HA Database 利用ガイド
FUJITSU Integrated System

E.2 時刻補正

PRIMEFLEX for HA Databaseの外部のNTPサーバと、PRIMEFLEX for HA Databaseの時刻を同期させたい場合は、以下の手順で設定してください。

  1. ServerUnit#1に、スーパーユーザーでログインします。ログイン方法については、“付録G サーバへのログイン方法”を参照してください。

  2. お客様のNTPの設定ポリシーに従って、OSのNTPデーモンの設定ファイル(/etc/ntp.conf)を編集します。
    /etc/ntp.confファイルの以下の部分に、参照するNTPサーバのIPアドレスを追加してください。

    • serverパラメタ

    • fudgeパラメタ

    server  1.22.333.4444        (注)
    server  127.127.1.0 # local clock 
    fudge   127.127.1.0 stratum 10 
    

    注) 1.22.333.4444のIPアドレスを、NTPサーバとして追加した例です。

  3. 以下のコマンドを実行し、NTPデーモンを再起動します。

    # /etc/init.d/ntpd restart
  4. 以下のコマンドを実行し、正しく設定されたかを確認します。

    # ntpq -p

    ntpqコマンドの出力結果において、「remote」の項目に表示された「*」が付いているIPアドレスが、指定したNTPサーバのIPアドレスと同じであることを確認してください。

  5. ServerUnit#1からログアウトします。


注意

NTPサーバとの時刻同期設定は、ServerUnit#1に対してだけで実施してください。

PRIMEFLEX for HA Databaseのすべての機器は、ServerUnit#1と同期するようにあらかじめ設定されており、この設定を前提として動作しています。したがって、ServerUnit#1以外でNTPの設定をしないでください。

参考

  • PRIMEFLEX for HA Databaseは、サーバとストレージで構成されています。これらの機器は、同じ時刻を示すように初期設定されています。

  • NTPデーモンや、/etc/ntp.confファイルの記述方法については、OSのmanコマンドで参照できます。

    # man ntpd