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Systemwalker Runbook Automation テンプレート利用ガイド(Consolidation Option編)
FUJITSU Software

6.1.4 Systemwalker Operation Manager サブシステム作成情報

サブシステムを作成するために必要な情報を設定します。1つのサブシステムにつき、1行で以下の形式で設定してください。ミドルウェアインスタンスの追加、ミドルウェアインスタンスの削除を行う場合は、変更対象以外のサブシステムの情報は変更しても反映されません。

クラスタ環境のサブシステムを作成する場合は、同じクラスタアプリケーションに登録する運用系・待機系両方のサブシステムの作成情報を設定します。

"種別","作成先業務サーバIPアドレス","サブシステム番号","サブシステム業務名","CPU時間の相対的配分","物理メモリ使用量の最大値","Red Hat Enterprise Linuxのバージョン","同一cgroupに登録するDBインスタンス名","クラスタの論理ホスト名","クラスタ運用種別"

  • スタンドアロン環境のサブシステムを作成する場合

    "CREATE_SWOMGR","192.0.2.1","2","system2","100","1024M","7","","",""
  • クラスタ環境のサブシステムを作成する場合

    "CREATE_SWOMGR","192.0.2.3","2","system2","100","1024M","7","","clusterhost1","primary"
    "CREATE_SWOMGR","192.0.2.4","2","system2","100","1024M","7","","clusterhost1","secondary"

項目

省略

省略値

入力内容

種別

不可

CREATE_SWOMGRを指定してください。

作成先業務サーバIPアドレス

不可

サブシステムを作成する業務サーバのIPアドレスまたはホスト名を指定します。

存在しないIPアドレスを指定した場合は、プロセスインスタンスは“異常終了”で終了します。

サブシステム番号

不可

作成するサブシステム番号を指定します。

指定した業務サーバ上の0~9(クラスタ環境の場合は、1~9)のサブシステムで、まだ使用されていないサブシステム番号を指定します。

クラスタ環境のサブシステムを作成する場合は、運用系・待機系で同一のサブシステム番号を指定する必要があります。また、クラスタ環境では、0は指定できません。

指定した値が1~9の場合、createsubsystem.shコマンドの-sysオプションで指定します。

同一cgroupに登録するDBインスタンス名が指定されていない場合は、cgname_add.shコマンドの-sysオプションで指定します。

サブシステム業務名

不可

Systemwalker Service Quality Coordinatorを利用してcgroupを監視する場合に指定する業務名です。

cgname_add.shコマンドの-nオプションで指定する値です。

業務サーバ内で一意になるように指定します。

クラスタ環境のサブシステムを作成する場合は、運用系・待機系で同一の値を指定する必要があります。

1~16文字の文字列を指定してください。使用できる文字は以下のとおりです。

半角英数字

CPU時間の相対的配分

サブシステム上で動作するアプリケーションがcgroup 内で使用できるCPU 時間の相対的配分を指定します。

cgname_add.shコマンドの-cオプションで指定する値です。

2以上の整数を指定します。

クラスタ環境のサブシステムを作成する場合は、運用系・待機系で同一の値を指定する必要があります。

「同一cgroupに登録するDBインスタンス名」を設定する場合は、本項目の指定は不要です。本項目の設定は無視されます。

「同一cgroupに登録するDBインスタンス名」を設定しない場合は、本項目の指定は必須です。

物理メモリ使用量の最大値

サブシステムがcgroup 内で使用できる物理メモリ使用量の最大値を指定します。

cgname_add.shコマンドの-mオプションで指定する値です。

単位にはメガバイトを意味する“M”を指定します。

クラスタ環境のサブシステムを作成する場合は、運用系・待機系で同一の値を指定する必要があります。

「同一cgroupに登録するDBインスタンス名」を設定する場合は、本項目の指定は不要です。本項目の設定は無視されます。

「同一cgroupに登録するDBインスタンス名」を設定しない場合は、本項目の指定は必須です。

Red Hat Enterprise Linuxのバージョン

7

業務サーバのRed Hat Enterprise Linuxのバージョンです。

“6”または、“7”を指定します。

クラスタ環境のサブシステムを作成する場合は、運用系・待機系で同一の値を指定する必要があります。

同一cgroupに登録するDBインスタンス名

同一業務サーバで同一業務システムのcgroupを共有するDBインスタンス名を指定します。

省略した場合は、DBインスタンスとcgroupを共有しません。

本項目を指定した場合、同時に指定した“CPU時間の相対的配分”、“物理メモリ使用量の最大値”の値は無視されます。

同一業務システム内に存在し、同一業務サーバに配置予定のDBインスタンス名を指定してください。ミドルウェアインスタンスの追加を行う場合は、cgroupを共有するDBインスタンスとサブシステムを同時に追加してください。すでに業務システムに存在するDBインスタンスを指定することはできません。

また、cgroupを共有するサブシステムまたはDBインスタンスを削除する場合は、同時に削除してください。個別には削除はできません。

クラスタ環境のサブシステムを作成する場合は、運用系・待機系で同一の値を指定する必要があります。

クラスタの論理ホスト名

クラスタ環境のミドルウェアインスタンスを作成する場合は、クラスタの論理ホスト名を指定します。

クラスタ環境のサブシステムを作成する場合は、運用系・待機系で同一の値を指定する必要があります。

クラスタ運用種別

クラスタシステム上の運用系か待機系かを指定します。

運用系:primary

待機系:secondary

注意

  • ミドルウェアインスタンスの追加を行う場合
    “同一cgroupに登録するDBインスタンス名”に指定するDBインスタンスは、すでに存在するDBインスタンスを指定することはできません。cgroup共有を行うDBインスタンスとサブシステムは同時に追加してください。

  • ミドルウェアインスタンスの削除またはクラスタ環境の待機系のミドルウェアインスタンスの削除を行う場合
    “同一cgroupに登録するDBインスタンス名”に指定するDBインスタンスと同時に削除対象ミドルウェアインスタンスとして指定してください。サブシステムのみを削除することはできません。