抽出対象ファイル数に対して抽出時の実行クラスに割り当てられているデータ抽出セル数が少ない場合、実行クラスあたりのデータ抽出セル数を増やしたり、抽出サーバセットを増設したりして処理の多重度を上げることで、抽出処理時間のチューニングが行えます。
データ抽出セル数の調整は抽出制御動作環境定義ファイルを編集して行います。
参照
実行クラスおよびクラスに割り当てられたデータ抽出セルについては、“解説書”の“ 実行クラス制御”を参照してください。
データ抽出セルの変更方法を以下に示します。
新しくデータ抽出セル/抽出サーバを追加する
既存の抽出サーバにデータ抽出セルを追加する、または抽出サーバ自体を追加します。
他実行クラスのデータ抽出セルの割当先を変更する
割当先を変更することで、データ抽出セル数が不足している実行クラスにデータ抽出セルを割り当てます。
また、データ抽出セルに複数の実行クラスを割り当てることにより、データ抽出セル数が不足したときに、他実行クラスがデータ抽出セルを使用していなければ、そのデータ抽出セルを使用して多重度を上げることができます。
例
ClassB用のデータ抽出セルをClassAと共用+ClassA用のデータ抽出セルを追加する
#-- 実行クラス定義 --# Class ClassA 6 0 ・・・ClassAの最大多重度を6に変更 |
注意
実行クラスあたりのデータ抽出セル数を増やしても、実行クラスの最大多重度の値が小さい場合は増やしたデータ抽出セルが使用できないことがあります。
データ抽出セル数を増やした場合は実行クラスの最大多重度もあわせて見直してください。
参照
変更方法の詳細は“3.2.1 データ抽出セルの構成変更”または“3.2.3 実行クラスの構成変更”を参照してください。