実行クラスを追加する手順を以下に示します。
抽出制御サーバの抽出制御動作環境定義ファイルを編集します。
抽出制御サーバにある抽出制御動作環境定義ファイルを編集します。
抽出制御動作環境定義ファイルの編集時に追加する実行パラメタには、以下があります。
実行パラメタ名 | 意味 | 説明 |
---|---|---|
Class | 実行クラス | 追加する実行クラス名、最大使用データ抽出セル数、相乗り待ち合わせ時間をすべて追加します。 |
注意
実行クラスには、最低1つ以上のデータ抽出セルと1つ以上の抽出結果中間ファイルの出力先ディレクトリが必要です。
そのため、追加する実行クラスで使用できるデータ抽出セルおよび抽出結果中間ファイルの出力先ディレクトリがない場合は、同時にデータ抽出セル、OutFolderの追加または変更を実施してください。
抽出制御プロセスが起動している状態で、抽出制御サーバにおいてdereqaltcfgコマンドを実行して、追加する実行クラスの情報を抽出制御プロセスに反映します。
例
追加する実行クラスの情報を反映します。
dereqaltcfg -s dereq1 -f /opt/FJSViisde/etc/requestor/dereq1.cfg <Enter>
dereqaltcfg -s dereq1 -f <IISインストールディレクトリ>\FJSViisde\etc\requestor\dereq1.cfg<Enter>
抽出制御サーバでdereqstateコマンドを実行して、追加した実行クラスの情報が表示されていることを確認します。
例
追加した実行クラス"Z"が表示されているかを確認します。
dereqstate -s dereq1 -w <Enter> Data Effector dereqstate 2008/01/01 19:01:00 Class State Request WaitTime UsedDECell (Wait Exec) (Cur / Max) (Cur / Max) A ACTIVE 10 5 10 30 5 10 B ACTIVE 0 1 0 0 1 5 C ACTIVE 2 3 0 30 3 3 D ACTIVE 0 3 0 30 3 3 Z ACTIVE 0 0 0 30 0 10
参照
dereqaltcfgコマンドおよびdereqstateコマンドの詳細は“コマンドリファレンス”を参照してください。
実行クラスの変更では、抽出制御プロセスが稼働中に以下の情報を変更できます。
最大使用データ抽出セル数(1~512の範囲で変更できます。)
相乗り待ち合わせ時間(0~3600の範囲で変更できます。)
実行クラスの情報を変更する手順を以下に示します。
抽出制御サーバの抽出制御動作環境定義ファイルを編集します。
抽出制御サーバにある抽出制御動作環境定義ファイルを編集します。
抽出制御動作環境定義ファイルの編集時に変更する実行パラメタには、以下があります。
実行パラメタ名 | 意味 | 説明 |
---|---|---|
Class | 実行クラス | 最大使用データ抽出セル数、相乗り待ち合わせ時間を変更します。 |
抽出制御プロセスが起動している状態で、抽出制御サーバにおいてdereqaltcfgコマンドを実行して、変更する実行クラスの情報を抽出制御プロセスに反映します。
例
変更する実行クラスの情報を反映します。
dereqaltcfg -s dereq1 -f /opt/FJSViisde/etc/requestor/dereq1.cfg <Enter>
dereqaltcfg -s dereq1 -f <IISインストールディレクトリ>\FJSViisde\etc\requestor\dereq1.cfg <Enter>
抽出制御サーバでdereqstateコマンドを実行して、変更した実行クラスの情報が表示されていることを確認します。
例
実行クラス"Z"の情報が変更されていることを確認します。
dereqstate -s dereq1 -i <Enter> Data Effector dereqstate 2008/01/01 19:01:00 Parameter Value ~ Class A 10 10 Class B 5 0 Class Z 60 30 ~
注意
dereqaltcfgコマンドを実行するときに変更する実行クラスにおいて、抽出依頼を受け付けていたり、抽出処理を実行しているデータ抽出セルがあった場合に以下の契機で変更後の情報が反映されます。
最大使用データ抽出セル数
抽出制御プロセスからデータ抽出セルへの次の依頼を行うときに、変更後の最大使用データ抽出セル数が使用されます。
相乗り待ち合わせ時間
現在、待ち合わせしている抽出依頼が、変更前の相乗り待ち合わせ時間を経過または相乗り待ち実行依頼(sync)が行われたあと、次の相乗り待ち合わせを行うときに変更後の相乗り待ち合わせ時間が使用されます。
現状、どの値が採用されているかは、dereqstateコマンドの-wオプションで確認できます。
変更した実行クラス“Z”の情報を確認する例を以下に示します。
dereqstate -s dereq1 -w <Enter> Data Effector dereqstate 2008/01/01 19:01:00 Class State Request WaitTime UsedDECell (Wait Exec) (Cur / Max) (Cur / Max) A ACTIVE 10 5 10 30 5 10 B ACTIVE 0 1 0 0 1 5 C ACTIVE 2 3 0 30 3 3 D ACTIVE 0 3 0 30 3 3 Z CHANGING 10 5 25 30 5 10 |
実行クラス“Z”の最大使用データ抽出セル数を10から20、相乗り待ち合わせ時間を30から60に変更した場合、実行クラス“Z”の状態(State)は、“CHANGING”となり、定義変更中であることを確認できます。
また、WaitTime(MAX)とUsedDECell(Max)の値が変更後の値に変わったとき、状態は“ACTIVE”となり、定義変更が完了したことを確認できます。
参照
dereqaltcfgコマンドおよびdereqstateコマンドの詳細は“コマンドリファレンス”を参照してください。
実行クラスを削除する手順を以下に示します。
抽出制御サーバの抽出制御動作環境定義ファイルを編集します。
抽出制御サーバにある抽出制御動作環境定義ファイルを編集します。
抽出制御動作環境定義ファイルの編集時に削除、変更する実行パラメタには、以下があります。
実行パラメタ名 | 意味 | 説明 |
---|---|---|
Class | 実行クラス | 削除する実行クラスの定義情報を削除します。 |
DECell | データ抽出セルのサーバ情報 | 削除する実行クラスが指定されたDECellパラメタを削除、または、他の実行クラス名に変更します。 |
OutFolder | データ抽出セルの抽出結果中間ファイルの出力ディレクトリ名 | 削除する実行クラスが指定されたOutFolderパラメタを削除またはほかの実行クラス名に変更します。 |
抽出制御プロセスが起動している状態で、抽出制御サーバにおいてdereqaltcfgコマンドを実行します。
例
Classの削除情報を反映します。
dereqaltcfg -s dereq1 -f /opt/FJSViisde/etc/requestor/dereq1.cfg <Enter>
dereqaltcfg -s dereq1 -f <IISインストールディレクトリ>\FJSViisde\etc\requestor\dereq1.cfg <Enter>
抽出制御サーバでdereqstateコマンドを実行して、削除した実行クラスの情報が表示されないことを確認します。
例
削除した実行クラス“Z”の情報が表示されないことを確認します。
dereqstate -s dereq1 -i <Enter> Data Effector dereqstate 2008/01/01 19:01:00 Parameter Value ~ Class A 10 10 Class B 5 0 ~
注意
dereqaltcfgコマンドを実行したときに削除する実行クラスにおいて、抽出依頼を受け付けていたり、抽出処理を実行しているデータ抽出セルがあった場合、受け付けたすべての抽出依頼の実行が終了した時点で実行クラスの削除が行われます。
削除処理中の実行クラスは、dereqstateコマンドの-wオプションで確認できます。
以下に削除した実行クラス“Z”の情報を確認する例を示します。
dereqstate -s dereq1 -w <Enter> Data Effector dereqstate 2008/01/01 19:01:00 Class State Request WaitTime UsedDECell (Wait Exec) (Cur / Max) (Cur / Max) A ACTIVE 10 5 10 30 5 10 B ACTIVE 0 1 0 0 1 5 C ACTIVE 2 3 0 30 3 3 D ACTIVE 0 3 0 30 3 3 Z DELETING 0 5 0 30 5 10
実行クラス“Z”を削除した場合、実行クラス“Z”の状態(State)は、“DELETING”となり、定義削除中であることを確認できます。
参照
dereqaltcfgコマンドおよびdereqstateコマンドの詳細は“コマンドリファレンス”を参照してください。