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Symfoware Analytics ServerV12.2.0 利用ガイド
FUJITSU Software

3.12.10 DWHサーバのリストア

DWHサーバのリストア方法について説明します。

Windows3.12.10.1 Windowsの場合のリストア

以下の手順でリストアを実施します。

  1. DWHサーバの停止
    DWHサーバが停止していることを確認します。確認する方法は、“3.5.1 Windowsの場合の状態確認”を参照してください。
    DWHサーバが起動している場合は、“3.4.1 Windowsの場合の停止”を参照して、DWHサーバを停止してください。

  2. symasrestoreコマンドの実行
    DWHサーバ管理者ユーザーでコマンドプロンプトを“管理者として実行”モードで起動します。
    そのあと、symasrestoreコマンドを実行してDWHサーバの資源を復元します。symasrestoreコマンドを実行するときには、symasbackupコマンドで採取したバックアップデータ格納先を指定してください。
    symasrestoreコマンドの詳細は、“J.2.8 symasrestore”を参照してください。

    ポイント

    復元できる時点は以下のとおりです。

    バックアップ資源

    復元できる時点

    カラムナテーブルに格納されたデータ以外の
    データベース資源

    ディスク装置の物理的破壊や
    データの論理的破損が発生する直前

    データ加工機能の定義情報

    バックアップ時点

  3. DWHサーバの停止
    DWHサーバを停止します。DWHサーバの停止方法の詳細は、“3.4.1 Windowsの場合の停止”を参照してください。

  4. symascolumnresコマンドの実行
    DWHサーバ管理者ユーザーでコマンドプロンプトを“管理者として実行”モードで起動します。
    そのあと、symascolumnresコマンドを実行して、カラムナ資源のバックアップデータファイルをリストアします。
    symascolumnresコマンドの詳細は、“J.2.19 symascolumnres”を参照してください。

  5. DWHサーバの起動
    DWHサーバを起動します。DWHサーバの起動方法の詳細は、“3.3.1 Windowsの場合の起動”を参照してください。

  6. 最新のデータ状態へのリストア
    最新のデータ状態へのリストアを行うには、リストアしたカラムナテーブル資源のバックアップデータファイル以降にカラムナテーブルに対して実行したSQL文などを再度実行してください。

参照

psqlコマンドの詳細は、“PostgreSQL文書”の“psql”を参照してください。

注意

  • symasrestoreコマンドは、カラムナテーブルのデータのリストアを行いません。カラムナテーブルのデータをリストアする場合は、symascolumnresコマンドを実行してください。

  • リストア元ディレクトリには、symasbackupコマンドでバックアップ先に指定したディレクトリを指定してください。

  • リストアはDWHサーバが停止した状態で実行してください。DWHサーバが起動状態でリストアを実行すると失敗します。

  • symasrestoreコマンドなどのSymfoware Analytics Serverコマンドの実行中にsymasrestoreコマンドを実行しないでください。

  • すでにアンセットアップ済み、またはセットアップ未実施の場合、symasrestoreコマンドを実行しないでください。

参照

データ蓄積機能のリストア

データ蓄積機能のリストアの詳細は、“Symfoware Analytics Server (Operational Data Store編) 運用ガイド”の“バックアップ・リカバリ”を参照してください。

Linux3.12.10.2 Linuxの場合のリストア

以下の手順でリストアを実施します。

  1. DWHサーバの停止
    DWHサーバが停止していることを確認します。確認する方法は、“3.5.2 Linuxの場合の状態確認”を参照してください。
    DWHサーバが起動している場合は、“3.4.2 Linuxの場合の停止”を参照して、DWHサーバを停止してください。

  2. symasrestoreコマンドの実行
    スーパーユーザーでsymasrestoreコマンドを実行して、DWHサーバの資源を復元します。symasrestoreコマンドの実行時に、symasbackupコマンドで採取したバックアップを指定します。symasrestoreコマンドの詳細は、“J.2.8 symasrestore”を参照してください。

    ポイント

    復元できる時点は以下のとおりです。

    バックアップ資源

    復元できる時点

    カラムナテーブルに格納されたデータ以外の
    データベース資源

    ディスク装置の物理的破壊や
    データの論理的破損が発生する直前

    データ加工機能の定義情報

    バックアップ時点

  3. DWHサーバの停止
    DWHサーバを停止します。DWHサーバの停止方法の詳細は、“3.4.2 Linuxの場合の停止”を参照してください。

  4. symascolumnresコマンドの実行
    DWHサーバ管理者ユーザーでsymascolumnresコマンドを実行して、カラムナ資源のバックアップデータファイルをリストアします。
    symascolumnresコマンドの詳細は、“J.2.19 symascolumnres”を参照してください。

  5. DWHサーバの起動
    DWHサーバを起動します。DWHサーバの起動方法の詳細は、“3.3.2 Linuxの場合の起動”を参照してください。

  6. 最新のデータ状態へのリストア
    最新のデータ状態へのリストアを行うには、リストアしたカラムナテーブル資源のバックアップデータファイル以降にカラムナテーブルに対して実行したSQL文などを再度実行してください。

注意

  • symasrestoreコマンドは、カラムナテーブルのデータのリストアを行いません。カラムナテーブルのデータをリストアするには、symascolumnresコマンドを実行してください。

  • リストア元ディレクトリには、symasbackupコマンドでバックアップ先に指定したディレクトリを指定してください。

  • リストアはDWHサーバが停止した状態で実行してください。DWHサーバが起動状態でリストアを実行すると失敗します。

  • symasrestoreコマンドなどのSymfoware Analytics Serverコマンドの実行中にsymasrestoreコマンドを実行しないでください。

  • すでにアンセットアップ済み、またはセットアップ未実施の場合、symasrestoreコマンドを実行しないでください。

参照

データ蓄積機能のリストア

データ蓄積機能のリストアの詳細は、“Interstage Information Storage 運用ガイド”の“バックアップ・リカバリ”を参照してください。