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Symfoware Analytics ServerV12.2.0 利用ガイド
FUJITSU Software

3.9.1 Interstage Information Integratorを利用したデータ連携

Interstage Information Integratorを利用したデータ連携機能のセットアップについて説明します。

ポイント

  • Interstage Information Integratorのセットアップ

    Interstage Information Integratorのセットアップを行ったあと、本節のセットアップ作業を実施してください。

    Interstage Information Integratorのセットアップの詳細は、“Interstage Information Integrator セットアップガイド”を参照してください。

  • Interstage Information Integratorのインストールディレクトリ

    参照先の“Interstage Information Integrator”の各マニュアルでは、Interstage Information Integratorを利用したデータ連携機能のインストールディレクトリを“Information Integratorサーバインストールディレクトリ”として説明しています。

    以下のように読み替えたうえで、参照してください。

    “<DWHサーバのインストールディレクトリ>\INTS_II”
Windows

注意

  • アダプタ定義ファイルには、データ蓄積機能に対するIIS抽出・格納用の定義を設定しないでください。

  • 動作環境ファイルには、以下のキー名とパラメーター値を必ず指定してください。

    キー名

    パラメーター値

    dbms_name

    ifirdb

    dbms_code

    UNICODE

3.9.1.1 作業の流れ

以下の手順でセットアップを行います。

作業の流れ

以下の手順でセットアップを行います。

手順

フェーズ

作業項目

参照先

1

設計

ユーザー設計

3.9.1.2.1 ユーザー設計

2

処理プロセスの設計

3.9.1.2.2 処理プロセスの設計

3

動作環境の設計

3.9.1.2.3 動作環境の設計

4

セキュリティの設計

3.9.1.2.4 セキュリティの設計

5

環境セットアップ

接続先サーバ情報の設定

3.9.1.3.1 接続先サーバ情報の設定

6

動作パラメーターの変更

3.9.1.3.2 動作パラメーターの変更

7

処理プロセスの登録

3.9.1.3.3 処理プロセスの登録

8

運用ユーザーの登録

3.9.1.3.4 運用ユーザーの登録

9

ファイル送信・受信環境のセットアップ

3.9.1.3.5 ファイル送信・ファイル受信環境のセットアップ

3.9.1.2 設計

運用環境を設計します。データ連携では、以下の項目を設計します。

データの収集、変換、配付などデータ連携の一連の処理プロセスと環境を設計します。

3.9.1.2.1 ユーザー設計

Symfoware Analytics Serverでは、データ連携機能を利用する運用ユーザーをデータ連携(III)ユーザーと呼びます。

Windows本節では、データ連携(III)ユーザーとして、Administratorsグループに属した一般ユーザーを設計します。

Linux本節では、データ連携(III)ユーザーとして、rootグループに属した一般ユーザーを設計します。

運用ユーザーのロールには以下の種類があります。

運用ユーザーの設計の詳細は、“Interstage Information Integrator システム設計ガイド”の“ユーザー設計”を参照してください。

3.9.1.2.2 処理プロセスの設計

データの収集、変換、配付などデータ連携の一連の処理プロセスをデザインシートで設計します。

参考

収集したデータを“3.8 データ蓄積機能のセットアップ”で定義したカテゴリに格納するデータの形式には以下の条件があります。

形式

レコードタイプ

CSV

文字コード

UTF-8

見出し行の有無

収集したデータの形式が上記と異なる場合、データ変換定義を作成し、以下のパラメーターを設定したデータ構造定義とフォーマット定義のIDを変換後データに指定してください。

定義

パラメーター

設定内容

データ構造定義

項目名

見出し行となる項目名を指定してください。

フォーマット定義

文字コード

UTF-8

見出し行の有無

参照

  • 処理プロセスの設計の詳細は、“Interstage Information Integrator システム設計ガイド”の“処理プロセスの設計”および“Interstage Information Integrator デザインシート操作ヘルプ”を参照してください。

  • データ連携機能で収集できるデータ形式の詳細は、“Interstage Information Integrator システム設計ガイド”の“Information Integratorで扱えるデータ形式について”を参照してください。

3.9.1.2.3 動作環境の設計

データベースからデータを抽出するためのデータベースの環境を設計します。

詳細は、“Interstage Information Integrator システム設計ガイド”の“データベースの環境準備”を参照してください。

3.9.1.2.4 セキュリティの設計

データ連携環境を運用するためのセキュリティを設計します。

詳細は、“Interstage Information Integrator システム設計ガイド”の“セキュリティ設計”を参照してください。

3.9.1.3 環境セットアップ

設計にもとづいて、データ連携機能の利用環境をセットアップします。

3.9.1.3.1 接続先サーバ情報の設定

データ連携サーバ管理コマンドを使用して、接続先となる収集元システムまたは配付先システムの情報(サーバ名(ホスト名)とIPアドレス)を設定します。

データ連携サーバ管理コマンドの詳細は、“J.2.12 arax_iihost_mgr”を参照してください。

ポイント

arax_iihost_mgrコマンドを実行する場合、コマンドプロンプトを“管理者として実行”モードで起動してください。

3.9.1.3.2 動作パラメーターの変更

必要に応じて動作パラメーターを変更します。データ連携サーバ機能の動作パラメーターの変更は、arax_ifireqコマンドで行います。詳細は、“J.2.11 arax_ifireq”を参照してください。

3.9.1.3.3 処理プロセスの登録

作成した処理プロセスの定義をデータ連携サーバに登録します。
詳細は、“Interstage Information Integrator セットアップガイド”の“処理プロセスの定義を登録する”を参照してください。

3.9.1.3.4 運用ユーザーの登録

データ連携ユーザー管理コマンドを使用して、データ連携機能の運用ユーザーを作成します。
データ連携ユーザー管理コマンドの詳細は、“J.2.13 arax_iiuser_mgr”を参照してください。

ポイント

以降の操作では、本操作で作成したデータ連携(III)ユーザーで行ってください。

3.9.1.3.5 ファイル送信・ファイル受信環境のセットアップ

連携先システムとファイルの送受信を行う場合は、ファイル送信・ファイル受信環境をセットアップします。
詳細は、“Interstage Information Integrator セットアップガイド”の“ファイル送信・ファイル受信環境をセットアップする”を参照してください。)