退避/復元の対象データ
DSで退避と復元の対象になるデータには、以下のものがあります。
| ディレクトリ/ファイル | 備考 |
---|---|---|
動作環境情報 | [DTPインストールディレクトリ]-[FJSVsbiis]-[env]の配下すべて | - |
[DTPインストールディレクトリ]-[FJSVsbinv]-[etc]の配下すべて | - | |
[DTPインストールディレクトリ]-[FJSVsbinv]-[gather]の配下すべて | 存在しない場合は退避不要です。 | |
[DTPインストールディレクトリ]-[FJSVsbinv]-[policy]-[emploid]の配下すべて | - | |
[DTPインストールディレクトリ]-[FJSVsbtrs]-[data]-[pol]の配下すべて | - | |
[DTPインストールディレクトリ]-[FJSVsbtrs]-[data]-[repository]の配下すべて | - | |
[DTPインストールディレクトリ]-[FJSVsbtrs]-[data]-[ordertask]の配下すべて | - | |
[DTPインストールディレクトリ]-[FJSVsbtrs]-[etc]の配下すべて | - | |
[DTPインストールディレクトリ]-[FJSVsbtrsc]-[data]-[repository]の配下すべて | - | |
[DTPインストールディレクトリ]-[invcl]-[env]の配下すべて | - | |
配信機能に登録済みのファイル、ソフト ウェア、およびセキュリティパッチ | [DTPインストールディレクトリ]-[FJSVsbtrs]-[data]-[swc]の配下すべて 「ソフトウェア格納ディレクトリ」の配下すべて | インストール時に変更できます。変更した場合は、指定したディレクトリ配下が対象になります。 |
「拡張ソフトウェア格納ディレクトリ」の配下すべて | インストール時に指定できます。指定した場合は、指定したディレクトリ配下が対象になります。 |
備考:「配下すべて」とは、そのディレクトリの下に存在するすべてのサブディレクトリとすべてのファイルを示します。
退避/復元の方法
退避の対象となるデータは、以下の特長があります。
「動作環境情報」のデータ量は小さい
「配信機能に登録済みのファイル、ソフトウェア、およびセキュリティパッチ」のデータ量は大きい
「動作環境情報」のみを退避/復元対象とすれば、退避するデータ量を小さくすることが可能です。
ただし、「動作環境情報」のみを退避/復元対象とする場合は、復元後に「ソフトウェアの配信」および「セキュリティパッチの配信」において、ソフトウェアおよびセキュリティパッチを再度登録する必要があります。
また、「ファイルの配信」は退避前に作成した配信タスクを再利用することができないため、新たに配信タスクを作成する必要があります。
具体的なディレクトリ/ファイル名は、“退避/復元の対象データ”を参照してください。
注意
CS、DS、SSの退避および復元は、同時期に行う必要があります。
CS、DS、SSのデータ退避時と復元時とで、以下の項目は同じ値で設定する必要があります。
製品のバージョンと修正適用レベル
製品インストール先(インストールドライブ、インストールパス、配信ソフトウェア格納ディレクトリ*1)
Systemwalker標準データベースの格納先*2
IPアドレス
ホスト名
*1:CS、DSの場合のみ
*2:CSの場合のみ
退避手順
メインメニューを開いている場合はログアウトし、終了します。
SSおよびCSで以下のコマンドを実行して一括停止します。Windows Server® 2003の場合は、World Wide Web Publishing Service サービスの停止も行ってください。
SWDTP_ctrl stopコマンド
コマンドの詳細については、“Systemwalker Desktop Patrol リファレンスマニュアル”を参照してください。
動作環境情報、登録済みの配信ソフトウェア、Systemwalker標準データベースおよびiOS管理データベースの退避を行います。
退避は、以下のコマンドで行います。
SWDTP_backup.exeコマンド
コマンドの詳細については、“Systemwalker Desktop Patrol リファレンスマニュアル”を参照してください。
注意
Systemwalker Desktop Keeper V15.0.0以降の管理サーバと共存する場合、Systemwalker Desktop Keeperの管理情報の退避も連続して行ってください。
SSおよびCSで以下のコマンドを実行して一括起動します。Windows Server® 2003の場合は、World Wide Web Publishing Service サービスの開始も行ってください。
SWDTP_ctrl startコマンド
コマンドの詳細については、“Systemwalker Desktop Patrol リファレンスマニュアル”を参照してください。
DSで ITBudgetMGR (INV)サービスを停止します。
ITBudgetMGR (INV)を停止しても、プロセスが動作中のまま残っている場合があります。[Windowsタスクマネージャ]画面のプロセスタブから、“DSの退避/復元で停止する必要があるプロセス”に示すプロセスが動作していないことを確認してください。
“退避/復元の対象データ”に従い、データの退避(コピー)を行います。
DSで ITBudgetMGR (INV)サービスを開始します。
SSの退避は、以下のコマンドで行います。
SWDTP_backup.exeコマンド
コマンドの詳細については、“Systemwalker Desktop Patrol リファレンスマニュアル”を参照してください。
注意
Systemwalker Desktop Keeper V15.0.0以降のスマートデバイス中継サーバと共存する場合、Systemwalker Desktop Keeperの退避も連続して行ってください。
メインメニューを開いている場合はログアウトし、終了します。
CSで以下のコマンドを実行して一括停止します。Windows Server® 2003の場合は、World Wide Web Publishing Service サービスの停止も行ってください。
SWDTP_ctrl stopコマンド
コマンドの詳細については、“Systemwalker Desktop Patrolリファレンスマニュアル”を参照してください。
CSとSSの退避は、以下のコマンドで行います。
SWDTP_backup.exeコマンド
コマンドの詳細については、“Systemwalker Desktop Patrolリファレンスマニュアル”を参照してください。
注意
Systemwalker Desktop Keeper V15.0.0以降の管理サーバと共存する場合、Systemwalker Desktop Keeperの管理情報の退避も連続して行ってください。
Systemwalker Desktop Keeper V15.0.0以降のスマートデバイス中継サーバと共存する場合、Systemwalker Desktop Keeperの退避も連続して行ってください。
CSで以下のコマンドを実行して一括起動します。Windows Server® 2003の場合は、World Wide Web Publishing Service サービスの開始も行ってください。
SWDTP_ctrl startコマンド
コマンドの詳細については、“Systemwalker Desktop Patrolリファレンスマニュアル”を参照してください。
復元手順
メインメニューを開いている場合はログアウトし、終了します。
SSおよびCSで以下のコマンドを実行して一括停止します。Windows Server® 2003の場合は、World Wide Web Publishing Service サービスの停止も行ってください。
SWDTP_ctrl stopコマンド
コマンドの詳細については、“Systemwalker Desktop Patrolリファレンスマニュアル”を参照してください。
Systemwalker標準データベースを構築していない場合は、Systemalker標準データベースの「運用環境の構築」を行ってください。運用環境保守ウィザードについては、“2.3.4 データベースを構築する”を参照してください。
iOS管理データベースを管理している場合、かつiOS管理データベースを構築していない場合は、iOS管理データベースの構築を行ってください。構築方法は、“2.3.5 iOS管理データベースを構築する”を参照してください。
動作環境情報、登録済みの配信ソフトウェア、Systemwalker標準データベースおよびiOS管理データベースの復元を行います。
これらの復元は、以下のコマンドで行います。
SWDTP_restore.exeコマンド
コマンドの詳細については、“Systemwalker Desktop Patrol リファレンスマニュアル”を参照してください。
注意
Systemwalker Desktop Keeper V15.0.0以降の管理サーバと共存する場合、Systemwalker Desktop Keeperの管理情報の復元も連続して行ってください。
SSおよびCSで以下のコマンドを実行して一括起動します。Windows Server® 2003の場合は、World Wide Web Publishing Service サービスの開始も行ってください。
SWDTP_ctrl startコマンド
コマンドの詳細については、“Systemwalker Desktop Patrolリファレンスマニュアル”を参照してください。
CSサーバ内のDS/CTインストールパッケージを再作成します。
メインメニューの[環境設定]-[オプション]を選択します。
表示された画面で、データは何も修正せずに[適用]ボタンをクリックします。
この操作の数分後に、DS/CTインストールパッケージが再作成されます。
コマンドモードCTを使用している場合は、コマンドモードCTを再作成します。
メインメニューの[環境設定]-[監査ソフトウェアの設定]を選択します。表示された画面の左の[ソフトウェア辞書グループ選択]より、適当なグループを選択します。(ここでは、[ソフトウェア辞書]-[ソフトウェア]-[FUJITSU]-[CT]を選択します。)
右側に表示されたソフトウェア一覧より、[監査]欄のチェックボックスをどれか1つ選択しチェックマークをつけ、すぐに解除します。
これにより、右上の[適用]ボタンが有効になるので、[適用]ボタンをクリックします。
この操作の数分後に、コマンドモードCTが再作成されます。
DSで ITBudgetMGR (INV)サービスを停止します。
ITBudgetMGR (INV)を停止しても、プロセスが動作中のまま残っている場合があります。[Windowsタスクマネージャ]画面のプロセスタブから、“DSの退避/復元で停止する必要があるプロセス”に示すプロセスが動作していないことを確認してください。
“退避/復元の対象データ”に従い、退避したデータの復元(コピー)を行います。なお、復元を行う場合は、復元先の、上記の表にある「~配下すべて」をいったんすべて削除してから復元を行ってください。
DSで ITBudgetMGR (INV)サービスを開始します。
SSの復元は、以下のコマンドで行います。
SWDTP_restore.exeコマンド
コマンドの詳細については、“Systemwalker Desktop Patrol リファレンスマニュアル”を参照してください。
注意
Systemwalker Desktop Keeper V15.0.0以降のスマートデバイス中継サーバと共存する場合、Systemwalker Desktop Keeperの復元も連続して行ってください。
メインメニューを開いている場合はログアウトし、終了します。
CSで以下のコマンドを実行して一括停止します。Windows Server® 2003の場合は、World Wide Web Publishing Service サービスの停止も行ってください。
SWDTP_ctrl stopコマンド
コマンドの詳細については、“Systemwalker Desktop Patrolリファレンスマニュアル”を参照してください。
Systemwalker標準データベースを構築していない場合は、Systemwalker標準データベースの「運用環境の構築」を行ってください。運用環境保守ウィザードについては、“2.3.4 データベースを構築する”を参照してください。
iOS管理データベースを管理している場合、かつiOS管理データベースを構築していない場合は、iOS管理データベースの構築を行ってください。構築方法は、“2.3.5 iOS管理データベースを構築する”を参照してください。
CSとSSの復元は、以下のコマンドで行います。
SWDTP_restore.exeコマンド
コマンドの詳細については、“Systemwalker Desktop Patrolリファレンスマニュアル”を参照してください。
注意
Systemwalker Desktop Keeper V15.0.0以降の管理サーバと共存する場合、Systemwalker Desktop Keeper 管理情報の復元も連続して行ってください。
Systemwalker Desktop Keeper V15.0.0以降のスマートデバイス中継サーバと共存する場合、Systemwalker Desktop Keeperの復元も連続して行ってください。
CSで以下のコマンドを実行して一括起動します。Windows Server® 2003の場合は、World Wide Web Publishing Service サービスの開始も行ってください。
SWDTP_ctrl startコマンド
コマンドの詳細については、“Systemwalker Desktop Patrolリファレンスマニュアル”を参照してください。
CSサーバ内のDS/CTインストールパッケージを再作成します。
メインメニューの[環境設定]-[オプション]を選択します。
表示された画面で、データは何も修正せずに[適用]ボタンをクリックします。
この操作の数分後に、DS/CTインストールパッケージが再作成されます。
コマンドモードCTを使用している場合は、コマンドモードCTを再作成します。
メインメニューの[環境設定]-[監査ソフトウェアの設定]を選択します。表示された画面の左の[ソフトウェア辞書グループ選択]より、適当なグループを選択します。(ここでは、[ソフトウェア辞書]-[ソフトウェア]-[FUJITSU]-[CT]を選択します。)
右側に表示されたソフトウェア一覧より、[監査]欄のチェックボックスをどれか1つ選択しチェックマークをつけ、すぐに解除します。
これにより、右上の[適用]ボタンが有効になるので、[適用]ボタンをクリックします。
この操作の数分後に、コマンドモードCTが再作成されます。
DSの退避/復元で停止する必要があるプロセス
atoold.exe
invstart.exe
javaw.exe
ctd.exe